
わがままになったら、普通はうまくいかないんじゃない?
今回は「わがまま」についてです。
引き寄せでは、
「もっと自分の好きにしていい、やりたいことをやっていい、わがままになっていい」
と言われることがよくあります。
しかしこれに対して、
「いや、わがままになったら物事がうまくいかないだろう…」
「そんなの、周りから嫌われそう!
人間関係を良くしたくて引き寄せをやってるのに、逆に悪化させてどうするんだよ…」
といった疑問を抱く方も多いのではないでしょうか?
今回の記事ではその疑問を解消するべく、なぜわがままになるよう言われるのかについて詳しくお話していきます。
成功しやすい順番は?
「GIVE&TAKE『与える人』こそ成功する時代(アダム・グラント著)」
という本からの受け売りなのですが、この本では成功しやすいタイプの順位が出てきます。
①他者志向型ギバー(相手と自分の双方の利益を考えるタイプ)
②マッチャー(損得のバランスを考えるタイプ)
③テイカー(相手より自分の利益を考えるタイプ)
④自己犠牲型ギバー(自分より相手の利益を考えるタイプ)
①の他者志向型ギバーは、自分のことも相手のことも大切にし、適切な相手に適切なものを与えることができる人のこと。
対して④の自己犠牲型ギバーは、自分を犠牲にしてでもただただ相手に尽くしてしまう人、という違いがあります。
世の中には、
「人の役に立たなければ、自分には価値がないのではないか」
「何かをしてあげないと、周りから嫌われてしまうのではないか」
といった怯えを抱えている方や、
「人に優しくするのは素晴らしいことだ」
「自己犠牲は美しいものだ」
という観念が強い方もいらっしゃいます。
そのような方はつい、自分が辛い思いをしてでも相手に何かをしてあげないと…と④自己犠牲型ギバーになりがちです。
このような「自分のことはいいから、相手に良い思いをさせなきゃ」という方は、
③のテイカー「相手のことはいいから、自分が良い思いをしたい」と考えるタイプにとっては、とても都合の良い存在です。
知らず知らずテイカーにいいように利用されてしまうことも多いのですが、利用されているという自覚がないと、
「なぜだかわからないけど苦しい…」
「どういうわけか知らないが、いつも人間関係がうまくいかない…」
となってしまいます。
自己犠牲型のギバーは、わがままでも何でもないようなことを、わがままだと信じている場合も少なくありません。
たとえば「自分の意見を言う」とか「人の誘いを断る」など、しても何も悪くないようなことまで「それをするのはわがままだ、悪いことだ」と思っていたりします。
引き寄せで言われる「わがままでいい」という言葉は、そのような自己犠牲型ギバーに向けてのものです。
本人が、
「ようし、だったらわがまま放題にやってやる!傍若無人に振る舞ってやるー!!」
と思って振る舞ったとしても、傍から見ればそれでやっとこさ「普通になったな」という感じだったりします。
思い切ってわがままになってみたとき、
「なんだ、自分の意見を言うってやってもいいことだったんだ!」
とか、
「意見を言った程度で怒る人(テイカー)って、なんだかおかしいのかも…」
ということに気づくはず。
こうしてテイカーから距離を取ることができれば、それだけでずっと人間関係が良くなり、生きやすくなると思います。
わがままにならないほうがいい人もいる
ちなみに引き寄せでは、
「人に優しくしましょう、思いやりを持ちましょう」
「もっと謙虚に、感謝の気持ちを忘れずに」
と言われることもあります。
「わがままでいい」とは正反対の言葉ですが、こちらの言葉はテイカーに向けての言葉です。
・自己犠牲型ギバー…もっと好きなことをしていい、わがままでいい。
・テイカー…人に優しく、謙虚に、思いやりや感謝の気持ちを持つ。
なのですが、引き寄せに取り組んでいる方を見ていると、
「謙虚になりましょう」を自己犠牲型ギバーが実践してもっと犠牲になる。
「わがままでいい」をテイカーが実践してもっとわがままになる。
…というふうになってしまっていることがあります。
これでは当然、実践後のほうが物事がうまくいかなくなります。
実践して悪化したと感じる場合には、これまでとは逆のことを実践してみてください。
もし「なるほど」とか「もっと知りたい」と思っていただけたなら、無料動画のほうもご覧ください。
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わがままになることで引き寄せがうまくいくのは、自己犠牲型ギバー。
テイカーは逆に、わがままを控えることが大事です。
おすすめ動画のご紹介
山根洋士さんという方の動画で、とてもわかりやすく引き寄せについて解説をなさっています。
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あなたのノイズは、何ですか?
みなさん、こんにちは。管理人の岡野真です(*^人^*)
今回は、私のおすすめ本のご紹介です!

マンガでわかる 自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本
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以前にYouTubeで対談させていただいた、山根洋士さんの新刊です。
ずーっと前から楽しみにしていました、発売おめでとうございます!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
こちらの本は、引き寄せに興味のある方にぜひ読んでいただきたい一冊です。
引き寄せというと「思考が現実になる」という言葉が有名ですよね。
正確には「思考」というのは顕在意識上の思考のことではなく、潜在意識下にある観念(信念・前提・認識などとも言う)のことを意味しています。
ここまでは聞いたことがあるかもしれませんが、正直なところ、
「どういう理屈で観念が現実になるのか、意味がわからない」
「よく聞く言葉だけれど、心の底からは納得がいっていない」
というふうに、いまいち疑問を払拭できていない方も多いのではないでしょうか。
そのような疑問を抱いている方には、特におすすめしたい内容です。
この本では「観念」を「心のクセ」「ノイズ」と表現していて、
・ノイズがあることによって、日常生活で起きるトラブル
・そのノイズは具体的にどのようなものなのか
・なぜそのようなノイズが生まれたのか
・そのノイズをなくすための対処法
などについて、わかりやすい漫画と文章で構成されています。
難しい専門用語などは一切なし!
普段本を読まないという方でも、漫画なのでするする~っと読めちゃうはず。
読み終えた頃には自分のノイズが何であるかを理解し、
「確かに、ノイズ(観念)が現実になるのだなぁ」
「なぜ自分の人生がうまくいかなかったのか、やっと腑に落ちた」
と納得がいっていることと思います。
そしてこの点に納得がいけば、納得がいかないままに人生を変えようとするよりも、ずっと変わるのが早くなります。
納得がいかないとどうしても、
「○○をすると良いとか言うけど、なんで?
それをすることで私の人生が良くなるという保証はあるの?」
といった疑念が出てきますし、疑っているものに対しては真剣に取り組みがたいものです。
この本は、あなたのそのような疑念を払うバイブルになるのではないかと思います。
この本をきっかけに、人生が大きく変わるかも?
ぜひお手に取ってみてください(#^人^#)
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因果応報?私が悪いの?
今回は「因果応報」についてです。
引き寄せではよく、
「すべてはあなたが引き寄せたこと」
と言われます。
これを聞くと、
「つまりは人生で起こることは自分の因果応報だ、自業自得だということか?
でも…私は因果応報なんて言われるほど、悪いことをした覚えはないのに…」
と怒りが湧いたり、悲しくなってしまう方もいるのではないかと思います。
今回はここについて詳しくお話していきます。
引き寄せは「あなたが悪い」とは言っていない
まず、
「そもそも本当に引き寄せって、よく言われているとおり因果応報なのだろうか?
実はそんなことなかったりするんじゃ…?」
と思っている方もいるかもしれません。
これに関しては私は、本当に因果応報だと思っています。
ただ「因果応報」という言葉について、これを読んでいるあなたと私とで、解釈の違いがあるかもしれません。
因果応報という言葉は、
「悪いことをした人間には悪いことが返ってくる」
「嫌なことが起きても、自分が悪いのならば仕方がない」
といった意味に使われることもありますよね。
しかし引き寄せではそのようなことが言いたいわけではなく、単に、
「原因と結果がある」
ということが言いたいだけではないかと思います。
たとえば、
・花の種を植えた→綺麗な花が咲いた
・歩きスマホをしていた→足元の石に気づかずつまずいて転んだ
・たくさん食べた→太った
・勉強を頑張った→成績が上がった
・Aさんに優しくした→Aさんからありがとうと言われた
・Bさんにいじわるした→Bさんに嫌われた
…などなど、すべて「原因→結果」ですよね。
何の原因もないのであれば、何の結果にも繋がらないはず。
物事には何かしらの因果関係があるはずです。
「因果」の話であって「善悪」の話ではない
物事には因果関係がある。
人はこう聞いたとき、
「そうか、因果関係があるのね」
とそのまんま受け取らず、ついついその因果関係が「善か悪か」「優れているか劣っているか」などのほうを気にしてしまいがちです。
先ほど出した例を読んだとき、
・花の種を植えた→綺麗な花が咲いた(良いこと)
・歩きスマホをしていた→足元の石に気づかずつまずいて転んだ(悪いこと)
・たくさん食べた→太った(悪いこと)
・勉強を頑張った→成績が上がった(良いこと)
・Aさんに優しくした→Aさんからありがとうと言われた(良いこと)
・Bさんにいじわるした→Bさんに嫌われた(悪いこと)
…という感じで、無意識に書かれている「因果」を「善悪」に振り分けながら読んでいたという方も少なくないのではないかと思います。
「はっ、言われてみればそうしていた…!」
と思った方はぜひ、引き寄せで話されているのは「善悪」ではなく「因果」のほうであるということを意識してください。
「すべてあなたが引き寄せたこと」という言葉は、
「すべてあなたに『因(結果が起きる発端となったもの・原因)』があります」
ということであり、だからあなたは良いのだとも、悪いのだとも言っていません。善悪の話はしていません。
ただ単純に「因があるよ」と言われているだけなのですから、ただ単純に「そうか因があるのね」とそのまま受け止め、因が何かを考え、思い当たることをやめるなり変えるなりすればいいだけのことです。
「因」と「悪」を区別できている場合には、それができるかと思います。
しかし区別がついていないほどに、
「それは私がすべて悪いということか!?」
「…全部私がダメなせいだなんて…そんなに責めなくても…」
といった怒りや悲しみが湧いてしまいます。
実際のところ誰も責めてはいないのですが、人は責められたと思えばつい身を守りたくなるもの。
「こうなったのは○○のせい、私は悪くない!」
と自身の正当化に懸命になってしまったり、
「ダメなのは私じゃなくて□□のほうなのに…それなのになんで私が変わってあげなきゃいけないの?変わったら負けだ!」
と、なぜか勝ち負けの話に移っていったりして、肝心の「何が因か?」ということはそっちのけになってしまいがちです。
このように原因がそのまま放置されていると、その原因から起きる結果も変わることがなくなってしまいます。
「因果」と「善悪・優劣・勝敗」は別のものだとしっかり意識し、因果のほうへと目を向けてください。
そうすることで、事態は改善に向かっていくはずです。
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叶うと決めたのに、叶わないのはなぜ?
今回は「決めると叶う」についてです。
引き寄せではよく、
「願いを叶えたいなら、叶うのだと決めるだけでいい」
というふうに言われます。
しかしそれを聞いて、
「よし、叶うと決めたぞ!」
と思っても、なかなか叶わないという方も多いのではないでしょうか?
中には、
「そもそも『叶うと決める』っていうのが何なのかよくわからない。
何をすれば叶うと決めたことになるの?」
という疑問を持っている方もいらっしゃるかと思いますので、詳しくお話していきます。
叶うと決めても、桃源郷には行けない
「叶うと決める」という言葉。
これはなんだか漠然としていて、どうとでも捉えられそうな言葉ですよね。
そのため人によって解釈はさまざまだと思いますが、私の解釈では、
「叶うまでの過程でネガティブになることがあっても、不都合なことが起きても、それから逃げずに向き合うと決める」
ということが「叶うと決める」ということではないかと思っています。
多くの方が、
「叶うと決めると、ネガティブにならなくなる」
「叶うと決めると、嫌なことや不都合なことは起こらなくなる」
と思っているようなのですが、私としてはそのようなことはないと思います。
悲しい、怖い、腹が立つ…などのネガティブな感情は、人間がもともと生まれ持ったものです。
生まれ持った感情が消えてなくなることはありません。
また、引き寄せの法則というのは、何もかもを自由自在に操れる魔法というわけではありません。
他人のコントロールはできない、などの制約もあります。
そのため「偶然に事故に遭ってしまった」とか「自分の思い通りにならない人がいる」などの嫌なことは起こりえます。
叶うと決めることで、こうした不都合が一切起こらない桃源郷に行けるというわけではありません。
桃源郷などないということを受け入れ、不都合なことともうまく付き合っていこうと決心をすること。
それが「叶うと決める」ということだと思います。
正面切って、向き合ったことはあったか?
ここまでを聞いて、
「なんだ、結局これまでどおり、嫌な思いをして生きていかなきゃいけないってことか…。
だったら、引き寄せって一体何の役に立つの?」
「不都合なことと付き合うなんて決めたら、これまで以上に嫌なことがやってきて、それと付き合うはめにならない…?
そんなの、叶うと決めることに何のメリットもないじゃん…」
と、暗い気持ちになった方もいるかもしれません。
このように思う方は、おそらくご自分では、
「私は今まで、ネガティブな感情や不都合な出来事と付き合ってきた」
と思っているのではないかと思います。
が、実際のところは付き合ってきたのではなく、付き合うまいと避けてきたのではないでしょうか。
たとえば悲しいことがあったとき、
「私は悲しいのだな。この悲しみの奥にある本音は何だろう?」
と、その悲しみと正面切って向き合ったことはあったでしょうか。
本当に向き合ったのであれば、その悲しみは解消されているはずです。
しかし多くの方は、そのように悲しみをまっすぐに感じることを恐れ、嫌がります。
そして向き合うことよりも、
「なんでこんな目に…私は可哀相だ」
「こうなったのは私がダメだからだ」
「こうなったのはあいつのせいだ」
と、落ち込んだり怒ったりすることによって、悲しみを避けようとします。
そうして悲しみを避けると、悲しみは解消されないまま残ります。
そして悲しみが解消されないままならば、それを紛らわせるために落ち込んだり怒ったりもし続けなければならず、苦しい状態が続きます。
いくら言葉で「よし、叶うと決めた!」と言っても、そう言っているときに心の底で、
「決めたんだから、これでネガティブにならないんだよね?これで嫌なことを避けられるんだよね?」
と、引き続き不都合を避けることを望んでいるならば、叶うと決めたことにはなっていないと思います。
むしろ以前よりも、
「よし、不都合から逃げるぞ!」
という意気込みを強めてしまっているような状態ですので、これでは願いが叶うどころか、これまで以上に苦しいことが起きかねません。
つい、
「悲しみや嫌な出来事と向き合うのは辛い、避ければ楽になれる」
と誤解しがちですが、実際には逆です。
「悲しみや嫌な出来事を避けるのは辛い、向き合えば楽になれる」
です。
願いが叶わないのは、叶える上で向き合うべきことと、まだ向き合っていないからです。
叶うと決めたなら…つまり、向き合うべきこととちゃんと向き合うと決めたならば、願いが叶うのは自然なことです。
「不都合を我慢していこう」という意味ではない
私の言う「不都合と向き合う、付き合っていく」というのは決して、
「嫌なことがあっても文句を言わずに我慢する、黙って耐えて生きていく」
などという意味ではありません。
「嫌なことがあったら、その都度しっかりと解消していく」
という意味です。
都度都度その場で解消していけばすぐに楽になれますし、向き合いたくないからと放置しておいたことが、のちのち大きな問題となってのしかかってくるということもありません。
もう一度繰り返しますが、人はつい、
「悲しみや嫌な出来事と付き合うのは辛い、避ければ楽になれる」
と誤解しがちです。
しかし、実際には逆。
「悲しみや嫌な出来事を避けるのは辛い、向き合えば楽になれる」
です。
ぜひ、向き合うという決心をしてみてください。
その決心をしたならば、思った以上に心が楽に、そして現実がより良くなることに驚くと思います。
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不都合なこととも付き合っていこうと決心をすること。
それが「叶うと決める」ということ。
不都合なことと付き合っていくとは「黙って我慢していく」ということではなく「我慢せずに解消していく」ということ。
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引き寄せられないのは、依存しているから?
今回は、自立と依存に関してです。
引き寄せに取り組んでいて、
「執着を手放しなさい」
「自分軸を持ちましょう」
など、さりげなく「依存していてはいけませんよ~」と促すような言葉を聞いたことがある方は多いと思います。
そこで今回は、本当に引き寄せは依存しているとうまくいかないのか?について、詳しくお話していきます。
引き寄せは依存ではなく、自立のためのもの
結論から言うと、依存しているうちはうまくいかないだろうなぁと思います。
引き寄せというと、
「信じるだけでうまくいく」
「なんだか知らないけどうまくいく」
など、あたかも自分では何もしなくていいかのような表現がされることがよくあります。
そのため、自分では何もしたくないという依存心の強い方にとっては、とても魅力的に思えるかもしれません。
「依存したままでもうまくいく法則なんだ!」
と感じるのではないでしょうか。
しかし実際には引き寄せは、そのような依存心から離れ、精神的に自立できるようになるためのものです。
「自分の人生は自分で創るのだ、私にはそれができるのだという信念や自立心を持ったとき。
そのときには、自然と物事はうまくいくようにできていますよ」
という法則です。
なんだか知らないけどうまくいくというのは、
「依存したままでも、なんだか知らないけどうまくいく」
というわけではなく、
「依存から抜け出せたとき、なんだか知らないけどうまくいく」
という意味です。
やはり、依存するよりは自立するに越したことはないと思います。
依存しないとは、頼らないということ?
ここまでを読んで、
「うう、それってめちゃくちゃ嫌だ!依存しているほうが楽だ!」
「自分軸を持つとか精神的に自立するとか、そんな大変なことはできそうにない」
と怖くなった方もいるかもしれません。
そのような方に確認してみてほしいことがあります。
それは、
「自立というものを『自分一人で何でもできるようになること』だと思っていないだろうか?」
ということです。
自立したら誰にも頼れなくなるとか、困ったことがあっても全部一人でなんとかしなきゃいけないとか、そのような思いはないでしょうか?
けれど私は、自立とは、自分の人生を自分で創るとは、誰にも頼らないということではないと思います。
誰にも頼らず、どんなことでも一人でやる。
一見、とても強くて優れたことのように思えますよね。
しかしこれは、
「私は完璧でなければいけない」
「私はすべてをコントロールしたい」
「頼ったら相手に嫌われるかもしれない」
「相手を信頼できない」
といった思いに支配され、そこから抜け出せない状態。
傷つくことが怖いので「人に頼らない」という手段で身を守っているような状態です。
強さのように見えて実は弱さであり、精神的に「自立」しているというよりは、精神的に「孤立」している…と言ったほうが近いのではないかと感じます。
ここはぜひ、
「誰にも頼らないようにしなければ…」
ではなく、
「もっと上手に人に頼れるようになろう」
というふうに考えてみてはいかがでしょうか?
自立とは、適切に頼ること
自立している方の頼み方を見ていると、
「〇〇についてはAさんが得意だったよね」とAさんに頼む。
「◇◇についてはBさんは苦手だけど、Cさんが得意だ」とCさんのほうに頼む。
「Dさんは2個なら引き受ける余裕がありそうだな」と2個頼む。
「Eさんは明日は忙しそうだし、今日のうちに頼んでみよう」と今日頼む。
という感じで、頼む相手や内容、分量、タイミングなどが適切です。
相手の負担にならない頼み方ですから、引き受けてもらえることも多いです。
負担に感じるどころか、
「信じて任せてもらえた!
自分の好きなこと・得意なことで人の役に立てるなら嬉しいな♪」
と、喜んで引き受けてくれる人も中にはいるのではないかと思います。
こうして、自分にできないことはできる誰かに任せ、誰かにできないことはできる自分がやる…というふうにしていると、
「うまくいかせてやる!」などと意気込まずとも、自然と物事はうまくいくと思います。
対して依存的な方は、
「〇〇についてはAさんが得意だけど、頼んだら嫌がられるかも…」とAさんに頼まない。
Bさんは◇◇が苦手だということに気づかず頼んでしまう。
◇◇が得意なCさんが「手伝おうか?」と聞いても、遠慮して頼まない。
2個しか引き受けられそうにないDさんに10個頼む。
「Eさんに頼むの気が引けるなぁ…明日にしようっと」と、明日のほうが忙しいEさんに今日頼まない。
…などなど、頼む相手や内容、分量、タイミングなどがめちゃくちゃになっていることが多いと感じます。
こうなると頼まれた相手は、
「他にもっと適役がいるのに、なぜわざわざ私に…?」
「忙しいときに頼まれても…力量以上のことを頼まれても…」
と困りますし、断られることも多くなってしまいます。
しかし断られやすいような頼み方をしているという自覚がないため、断られたときに「私のことが嫌いなんだ」と解釈して傷ついてしまいやすいのも特徴の一つだなと思います。
自立は大変そう、怖そうだから…とこのようなやり方を変えないがゆえ、ずっとうまくいかずに苦しむことになっているのではないでしょうか。
誰に、何を、どの程度?
依存していると引き寄せがうまくいかないと聞いたとき、瞬時に、
「人に頼っちゃダメなんだ…」
「もっと自分でできるようにならなきゃいけないんだ…」
と思って気が重くなった方は、これからは頼っちゃダメというよりも、
「頼るなら、誰に何をどの程度頼ろうか?」
について考えてみてください。
それが適切であればそう断られることもないし、頼まれて喜ぶ人が案外多いということにも気づくはず。
すると、
「そうか、できないことは任せてもいいんだ」
「頼んでも嫌われはしないんだ」
「断られたけど、嫌いだからとかじゃなくてタイミングがいまいちだっただけかもな」
というふうに思えるようになってきて、自然といま囚われている、
「私は完璧でなければいけない」
といった観念がやわらいでいき、物事がうまくいくようになると思います(*´ω`*)
自立とは「人に頼らないこと」ではなく「適切に頼ること」
適切に頼ったり頼られたりを繰り返していけば、物事は自然とうまくいく。
無料の動画講座を開催中です。
先日始めた「引き寄せ無料動画講座」ですが、ご好評いただいており大変嬉しく思います!
ありがとうございます(*^人^*)
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