潜在意識は、条件付けのとおりに働く

クロッカス

 

潜在意識は、あなたの条件付けのとおりにする

 

今回は「条件付け」に関してのお話です。

たとえば、

「苦労しなければお金は手に入らない」

というのは、

「お金を手に入れるためには『苦労する』という条件を満たす必要がある」

という条件付けですね。

潜在意識はその人の条件付けに従った形でしか働いてくれませんので、

お金を手に入れるためには苦労する必要があるという条件付けがあった場合、

「では、お金を手に入れる前にまず苦労をしよう」

ということで、あなたをお金持ちにさせるより先に苦労をさせようとしてきます。

だけど、本当は苦労なんてしたくないものですよね。

条件付けはしないほうが辛い思いをしなくてすむし、夢も叶いやすいです。

ということで、今日は潜在意識に興味のある方がよくやっちゃう条件付けと、

その条件付けを解除する方法についてお話していきます。

 

 

潜在意識の話を聞いて、うっかりしちゃう条件付けとは?

 

潜在意識に興味のある方がよく思っちゃうことのひとつに、

「ネガティブでいると夢は叶わない」

というものがあります。

これは、

「夢を叶えるためには『ポジティブでいる』という条件を満たす必要がある」

という条件付けですね。

 

 

これを聞くと、

「え?だって潜在意識の話になるとしょっちゅう、

ネガティブでいるとネガティブを引き寄せます!って言うじゃん…。

どうせ私はダメだ~とか思ってるより、いつも笑顔で前向きでいたほうが叶いやすいんじゃないの?」

と思ったかもしれませんが、そう思った方の中には、

「ポジティブとは『いつも笑顔でいること』である」

「『いつも前向きなことを考えている』という条件を満たさない限り、ポジティブになったことにはならない」

という条件付けがあります。

 

 

このような条件付けがあるとうっかり後ろ向きなことが頭をよぎるたびに、

「あぁ、私ってば前向きに考えられなかった…条件をクリアしていない、私はダメだ」

と考えてしまいますよね。

あれ?私はダメだと考えるのは良くないからポジティブでいようと条件付けしたはずなのに、

かえってその条件付けのせいで私はダメだと考えるはめになってませんか?

こうなると、条件付けを行う前よりかえってネガティブ(私はダメだ)を感じてしまい、

「がんばって前向きでいようとしたら逆に(私はダメだと感じる機会が増えて)悪いことが起きた」

となったりしますので、これならばいっそその条件付けはなくしたほうが良いですね。

 

 

「何もしてはいけない」という条件付けもよくある

 

あと、潜在意識の話になると、

「何もしなくてもうまくいく」

と言われることが多いですので、この言葉を聞いて、

「何もしてはいけないのだ」

と誤解する方もいらっしゃいます。

「夢を叶えるためには『何もしない』という条件を満たす必要がある」

という条件付けです。

でも、これは何もしてはいけないという意味ではありません、

何もしなくて「も」いい、ですから、何かして「も」いいんですよー。

 

 

何もしなくてもいいというのは、

「もともとあなたは夢を叶えられる、その能力を持っている。

それなのに、できない、能力がないという前提で、できるようになるために必死に行動する必要はない。

行動すればするほど、

『こんなに頑張らなければならないほど、私はできない人間なのだ』

という認識を強めることになるし、できないという認識が強まれば、

その認識を潜在意識が現実化するから本当にできなくなってしまうよ。

だから、できないという認識を深めるような行動は何もしなくてもいいよ」

ということを伝えたいがための言葉であり、一切の行動をするなというような意味はありません。

 

 

楽しいこと、やりたいことはもちろんやってもいいですし、

家の中に閉じこもっていると不安になるなら、外に散歩に出るなりなんなり、

気持ちが晴れる行動をしたっていいんですよ。

「何もしなくてもいい」という言葉を聞いて、

「何もしてはならない」という条件付けを行わないようにしてみてくださいね。

何もしなくてもいいということに関しては以下の記事にもっと詳しく書いてありますので、こちらも参考になさってみてください↓

★何もしなくても潜在意識は本当に夢を叶えてくれるのか?★

 

 

条件付けを解除するにはどうすればいいのか?

 

人間って、他にもさまざまな条件付けを行っているのですが、

では、自分のしている条件付けを解除したいときにはどうすればいいのでしょうか?

1つや2つくらいなら自分で探っていくことで気づけるかもしれませんが、

人間の持っている条件ってたくさんありますし、

ひとつひとつどういう条件付けがあるかを探していって解除…なんてすっごく時間がかかっちゃいます。

なので、自分がどんな条件付けを持っていてもそれらを丸ごと解除できちゃえば便利ですよね。

私のおすすめの方法は、アファメーション、完璧の採用、自愛…あたりです。

ひとつひとつご説明していきます。

 

 

アファメーションによって上書きし、条件付けを消す

 

アファメーションは引き寄せの話になると必ずと言ってもいいほど出てくる有名なやり方ですね。

とにかく問答無用で、

「できる、夢を叶えられる」

という認識を持つことにしましょう、不要な条件付けなど新しい認識で上書きしちゃいましょうというものです。

どんな条件付けがあろうが関係あるか!全部上から「できる」に書き換えてやるわー!みたいな感じですね。

非常に単純です、上書き上書き上書き…とやっているうちに、勝手にもともと持ってた条件付けは消えちゃいます。

一番シンプルで王道のやり方、という印象を受けますし、個人的にはこれが一番おすすめです。

アファメーションを飛ばして別の方法からやってみます!というよりは、

最初にまずアファメーションを試してみてほしいなーと思います。

★アファメーションについての詳細はこちらから★

 

 

完璧に必要のない条件付けを排除していく

 

完璧を採用する、というのは、

「もうとにかくあらゆることが完璧だという認識を持とうぜ、問答無用で完璧だと決めちゃおうぜ」

という感じのやり方です。

潜在意識は認識を現実にしますので、「私は完璧」と最初に決定してしまうことにより、

「では、完璧だと思えるような現実に変化させよう」

と潜在意識は動きだします。

自分が苦しむような条件付けは、完璧であるためには不要なものですよね、なので不要なものは潜在意識が消してくれます。

「新しい認識を持つことで不要な条件付けを消す」

という点においてはアファメーションと同じかと思います。

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自分を許すことで、ひいては条件付けを無効にできる

 

自愛は、

「とにかく、自分のすべてを許しましょう」

というやり方です。

自分がどのようなネガティブなことを考えていても、それでいいよと繰り返し許し続けます。

ネガティブというのは、なにかしらの条件通りに自分ができていないときに感じるものですので、

「別にネガティブでもいいよ、そんな自分でもいいよ」

と認めるということは、ひいては、

「私は条件どおりにしなくてもいいよ」

と認めたということですから、その条件は意味のないものになります。

自分を許す過程で勝手にいろいろな条件が無効化されていきますし、

徐々に自分に対する認識が肯定的なものに変わっていきますので、

潜在意識が現実化するものも、その認識に沿った肯定的なものに変わっていきます。

アファメーションと完璧の採用が、

「新しい認識を持つことで不要な条件付けを消す」

というものであるのに対し、自愛のほうは、

「不要な条件付けを消すことで新しい認識を持つ」

という感じがします。

★自愛についての詳細はこちらから★

 

 

どれをやるにしても、最初は意志の力(顕在意識の力)が必要になると思います。

気を抜くとすぐにこれまでの条件付けが頭をもたげ、

「やっぱりだめだ…」

「そうは言っても○○しなきゃ□□になれないよね?」

という思いに取り込まれてしまいそうになると思いますので、

最初のうちは取り込まれないように意識なさってみてください。

そのように意志の力が必要なのは最初のほうだけですから、どの方法もやっているうちに慣れてきますよ、大丈夫です(*´ω`*)

 

 

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現実は内面の投影って、どういうこと?

地球

 

内面が投影されたものが、あなたの見ている現実

 

今回は「現実は内面の投影である」というお話です。

引き寄せや潜在意識の話って、現実は内面の投影であるというのを大原則にして語られていますので、

ここについてはぜひぜひ知っておいてほしいなって思います。

 

内面に「花が好き」がある人は現実に花を見る

 

たとえば、あなたがお花が大好きで車には興味がないとします。

この状態で道を歩いていると、道端の花はよく目についても通り過ぎる車に目はいかないですよね。

逆に、一緒に歩いている友達は花に興味はないけど車が大好き!という人ならば、

その友達は花には気づかずに行きかう車ばかりに目がいくはずです。

 

 

あとで、

「道に花がいっぱい咲いててきれいだったね」

「え?花なんてあった?それよりめっちゃかっこいいスポーツカー通ったね」

「スポーツカー??…通った覚えないけど…」

みたいな食い違いが起きることもあると思いますが、これはあなたが、

「道にたくさん花が咲いているがスポーツカーは通らない現実」

を見ていたのに対し、友達のほうは、

「道に花はないが、かっこいいスポーツカーは通る現実」

を見ていたために起こる食い違いです。

 

 

そして、どうして同じ場所にいたのに見える現実が違ったのか?というと、内面が違うからですよね。

あなたの内面には「花が好きで車には興味がない」という意識が存在しているが、友達はそうではない。

その内面に持っている意識の違いが、現実で見るものの違いにつながっています。

 

内面に「私はダメ」がある人は現実にむかつく人を見る

 

では今度は、同じ会社にAさんとBさんという人がいるとして…。

Aさんには、

「どうせ私なんてダメな人間、みんな私のことなんて嫌いなはず」

という意識が内面にあるとします。

Bさんは、

「自分はやればできるし、みんなも頑張りは評価してくれるはず」

という意識が内面にあるとします。

 

 

AさんとBさんはある日、ミスをして上司に叱られました。

「しっかりしてくれよ、頼むぞ!」

と。

Aさんはこう思うかもしれません、

「この上司は私を嫌ってるからこんなにキツい物言いをするんだ、くそ、むかつく上司だ…」

しかし、Bさんはこう思うかもしれません、

「私に期待しているからこそこうして激を飛ばしてくれるんだ、よし、やるぞ!」

と。

 

 

Aさんの現実には「自分を否定してくるむかつく上司」がいますが、

Bさんの現実には「自分に期待してくれる上司」がいます。

あらかじめ現実に「むかつく上司」または「期待してくれる上司」が存在しているわけではありませんね、

もともと絶対的な「むかつく上司」なるものが存在しているのならば、

誰が見ても口をそろえてその上司をむかつくと言うはずですが、そうではない。

自分の内面に沿ってその上司を見るから、むかついて見えたり期待してくれているように見えたりしているだけです。

 

 

人間ってこんな感じで、自分の内面にあるものをもとにしてしか物事や人を見ることができない、感じることができない、考えることができないです。

これが「現実は内面の投影である」ということです。

 

内面を変えれば現実に見えるものは変わる

 

人はついつい「現実があって内面がある」と思うのですが、

そうすると自分の内面ではなく現実を変えよう、ということになります。

Aさんならば、

「どうやったら上司はもっと優しく変わってくれるのか?」

ということを頑張って考え始めるかもしれませんが、

そもそも現実に「冷たい上司」という存在を生み出したのは誰だったのか?というと、自分ですよね。

自分の内面の、

「どうせ私はダメな人間で人に嫌われる」

という意識がその存在を生み出したのですから、

その意識を変えないかぎり、自分の内面から毎瞬毎瞬「冷たい上司」が現実に生まれ出てきてしまいます。

 

 

これは、もう生まれ出てきてしまった結果(現実)をどうにかしようとするよりは、

生み出しているもと、原因(内面)に目を向けたほうがいいですね。

なので引き寄せだと、

「自分にはできると確信しなさい」

とかいうふうに言われます、内面を自信にあふれたものにすれば、その自信に沿ったものしか現実に見えなくなるためです。

 

 

もしあなたになにか悩みがあるのなら、

「この問題をどうしよう?現実にある問題が解決すれば私の内面は満たされるのに…」

というよりは、

「この現実に問題と思えるものが見えるのは、私の内面にどのような意識があるからだろう?」

と考えてみてください。

 

 

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潜在意識は、あなたが関連付けたものを現実化させる。

花

 

ネガティブな関連付けがネガティブな現実を作る

 

今回は「関連付け」に関してのお話です。

潜在意識の力を使ってもなかなかうまくいかない!という方もいるのですが、

そういう方はネガティブな関連付けを行ってしまっていることが多いです。

関連付けとは何か?というと、これは言葉そのまんまの意味で、何かと何かを関連付けることです。

 

 

よくある関連付けはこういうもの

 

引き寄せを実践している方によくあるのが、

「こんな悪いことが起きたのは、私がネガティブな思考をしていたからだ…」

という関連付けです。

ネガティブというものとその事態に関連があると考えているということですが、

いや、別に実際には関連はないですよ~。

もともとネガティブと悪いことが関連付けられているのではなく、

「その2つは関連付いているはずである」

という認識によってあとから関連付いてしまうだけです。

 

 

そうだな、たとえば…あなたがコップを割ったとします。

このとき「コップが割れた」という出来事そのものに良いとか悪いとかはありません。

仮にあなたがここで、

「ほー、コップと呼ばれている物体がさきほどと形を変えたな」

としか思わなければ、ただそれだけの出来事としてそこで終わります。

 

 

でも、実際にコップが割れたときってもっと何か感じるものですよね。

「ぎゃー、お気に入りだったのに最悪!」

とか、

「このコップのデザイン嫌いだったし、いっそ割れてせいせいしたわ~」

とかとか。

そのコップに対して「お気に入り」とか「デザインが嫌い」とかいう認識がついています。

するとそこからほとんど自動的に、

「お気に入りのものが割れたというのは悪いことである」

という思考に移り、さらにほぼ自動的に、

「このような悪いことが起きるのには何か意味があるのではないか?」

という思考に移り、

「そうだ、きっと昨日私がネガティブなことばかり考えていたことと関係が…!」

とか、

「これはなにか悪いことが起きる予兆なのではないか?」

とか、ただコップが割れたことに対していろいろと関連付けていってしまいます。

 

 

その関連付けをした以上、実際にそうなる

 

そのようにして、

「これはこれから起こる悪いことの予兆である」

とした時点であなたの潜在意識は、

「では、これが悪いことの予兆であったと思えるような出来事を現実に起こそう」

となりますので、実際にそのあとに何か悪いことが起きます。

するとあなたは、

「ほらね、やっぱり予兆だったんだ!

やっぱりコップが割れたことと悪い現実が起きるということは関連付けられていたんだ!」

と関連付けを深めてしまったりします。

 

 

実際には関連はなかった。

しかしあなたが関連があるとしたことにより、潜在意識の力によって関連が生まれた。

関連というのはもとからあるものではなく、あなたが作り出しているものです。

 

 

では、関連付けないか良い関連付けをすればよい

 

なので、こういった関連付けをしないことが大切ですね。

または、しても構わないけれど良い関連づけをすることが大切です。

 

 

仮にあなたが、

「うわお気に入りのコップが…最悪だ。

だが、これはこれ。他のこととの関連などない」

と関連付けを行わないでいたり、

「わー、きっと私の身代わりとして悪いことを引き受けて壊れてくれたんだな。

じゃあ私にはこれから悪いことじゃなくて良いことが起こるはず♪」

という良い関連付けをするのであれば、潜在意識はそこから、

「ではコップが割れたことと他のことは関連はないと思える現実を作ろう」

「ではコップが割れたおかげで良いことが起きたと思える現実を作ろう」

と働きますので、現実に関連はないままか、または良い関連ができるとなります。

 

 

すべてを完璧と関連付ければすべて完璧になる

 

潜在意識の話になると、

「すべては完璧だ。完璧の採用をしろ」

というふうに言われることがありますが、これは、

「すべてを完璧と関連付けろ」

と言い換えることもできます。

何が起ころうともすべてが完璧と関連付いているとするならば、潜在意識は、

「ではすべてが完璧に繋がっていたんだな~と思えるような現実を作ろう」

となりますので、目の前のことすべてがのちに完璧になりますよね。

 

 

完璧と関連付けるということは、完璧だと思うことではない

 

これを聞くと、

「目の前のすべてのことを完璧だと思え」

と言われていると誤解なさる方も多いのですが、

いえいえ、「完璧だと思え」とは言っていませんよ~、「完璧と関連付けろ」ですよ。

割れたコップを見て、完璧だと感じなさい!とは言っていません。

割れたコップを見て悲しいと感じてもいいんです。

ただその悲しさが、何らかの形で完璧へとつながっていると思いましょう、

あるいは悪いこととは一切つながっていないと思いましょう、ということです。

(何らかの形ってどんな形?ということについては考える必要はありません、そこは潜在意識が考えてくれることですから)

 

 

なので、あなたの目の前に問題だとしか思えないことがあるなら、それに対して無理やりに、

「これが起こってくれて嬉しい、完璧だ!」

とか思おうとする必要は一切ありません。

「私にはどうしても完璧だとは思えないのに、にもかかわらず完璧だ」

「にもかかわらず完璧だなんて意味がわからないよ…。しかしそれでも完璧だ」

とするだけです。

あなたが関連付けたものは、潜在意識が必ず現実でも関連付けてくれますし、

あなたが関連付いていないとしたものは、潜在意識が必ず現実での関連を切ってくれますよ。

 

 

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認識の変更ができない理由について。

白い花

 

認識の変更がうまくできない理由とは?

 

今回は「認識の変更ができない」という方に向けてのお話です。

潜在意識はその人の持っている、

「私は○○である、世界は□□である」

といった認識を現実に反映しています。

もしあなたが、

「願望なんてそんなに簡単に叶うものではない」

という認識を持っている場合、潜在意識はあなたにそう思えそうなものしか見せないし、そのような現実しか作らないということ。

 

 

であれば、

「願望なんてそもそも叶うようにできている」

「私は完璧」

といった認識へと変更してしまえば、潜在意識はその認識どおりのことを現実に反映させ、願望は叶いますよね。

ということで、あなたの今の認識を変えましょうぞ、というのが認識の変更です。

その認識の変更を促すために、瞑想や自己観察、自愛が良いというふうに言われます。

 

 

ここまでは聞いたことがあるかもしれません、そして、

「なるほど理屈としてはそうだ、では認識の変更をするぞ!」

と瞑想などに取り組んでも…、

「でででで、できない!!」

となる方も多いと思うので、

「認識の変更がなかなかできない方って、こういう理由でできないんじゃないかな?」

と私が思っていることについてお話していきます。

 

 

「認識の変更は難しい」という認識があってできない

 

認識の変更ができない理由のひとつとして、

「認識の変更はそう簡単にはできないものである」

という認識を持っているから、というのがあげられると思います。

 

 

世の中に出回ってる本やサイトの情報を見ていると、

認識の変更をした方のお話はたくさん読むことができると思うのですが、

そういうものを読んでいると、

「なんか認識の変更ってすげぇものなんだ、

きっと変更できれば素晴らしい悟りの世界みたいなところに行けるんだ!」

みたいな印象を抱く方も多いかもしれません。

実際にはそんな大仰なものでもないのですが、

「なんだかとてつもなくすごいものであるはずだ」

と認識すると、

「私はダメだから、そんなすごいことはそうそう簡単にはできないだろう」

となりますし、簡単にできないと認識した以上は簡単にできなくなります。

潜在意識がうま~~いこと、なかなか結果が出ない方向に導いてくれちゃいます。

余計なお世話なんだけど、潜在意識は認識を現実にするのが仕事なもんで、仕事しちゃう(;^ω^)

 

 

認識の変更ができないことに焦り、情報収集にいそしんでしまう

 

そうして簡単にできないとなったとき、

「あ、それは私に簡単にはできないという認識があるからじゃないのかな?」

と思う方はあまりいなくて、できないことに焦ってしまって、

「できないのは私の知識が足りないからではないか?」

「認識の変更がどのようなものであるのかをちゃんと理解・納得できない限り認識の変更はできない」

というふうに思う方が多いように思います。

これも認識の変更ができなくなる理由のように思います。

 

 

やりたいことについて学ぼうという姿勢自体は良いと思うのですが、

認識の変更をしたことのない方が認識の変更についてしっかり理解するというのは、

残念だけれどできないです。

たとえば、車の運転マニュアルを読んだだけで一度も運転したことのない人が、

運転をしたことのある人と話をしていても、したことない人にはよくわからないと思います。

せいぜいで「漠然とこんな感じかなと思う」くらいまでしかできないですよね。

そこで、

「ちゃんと運転したときっていうのがどういうものかわからないと運転できるようにならない!」

とどんなに詳細な話を聞いても聞いても、経験するまではわからないです。

認識の変更に限らずどのようなものでも、

「どういうものかわかれば経験できる」

のではなく、

「経験するとどういうものかわかる」

ですから、ある程度認識の変更について調べるのは良いのですが、

「ほっほー、だいたいこんな感じのことなのかな?」

くらいの知識を得たあとは、とりあえず瞑想なりなんなり、あなたが良いと思ったものをしばらく実践なさってみるといいと思います。

 

 

あまり、焦らないことが大切です。

2,3日やって認識の変更がされなかったからといって、

「やっぱりもっと調べなきゃダメなんだ」

と、また「わかれば経験できる」に戻ってしまい、知識を得ることに懸命になってしまいがちですが、こうなると、

知識を得る→やってみる→ちょっと不安になるとまた別の知識を得る→やってみる→ちょっと不安になるとまた…、

という繰り返しにハマってしまって抜け出しにくくなっちゃいます。

淡々と「これをやってみよう」と思ったことを実践しつづけてみてください。

 

 

認識の変更以前に、認識が現実化すると信じていない

 

そして、認識の変更ができない理由として一番多いんじゃないかな?と思うのが、

「そもそも、認識が現実化することを信じていない」

というものです。

 

 

認識の変更に取り組みながら、

「さぁ、これで現実は変わるのか?」

と現実を見張る方が多いのですが、これって、認識が現実化するという証拠がほしい、ということですよね。

つまり、いまは認識が現実化すると信じていないということですよね。

なにかしら内面が外側に反映されるという証拠が現実に出てくれば、

そのときこそはそう信じるけど…という感じではありませんか?

 

 

ただ、内面で認識が現実化することが「ない」と思っているのに、外側に「ある」証拠なんて絶対に見つからないです。

内面が外側に出るんだから、内面にないものが外側に出てくるはずはない。

先日ルビンの壺のお話をしたのですが、もう一度。

 

白を見ると横顔に、黒を見れば壺に見えます。

この絵を横顔だと信じている人には、壺を見ることはできません。

「壺があるという証拠が現実に現れれば、壺を見ようとしますよ」

と言われても、その人がまず「壺を見よう」と考え方を変えないかぎりは現実に壺(証拠)を見ることは不可能です。

 

 

同様に、

「引き寄せがあるという証拠が現実に現れれば、本気を出して内面を変えよう」

という感じのスタンスでいても、まず「引き寄せはあるのだ、内面を変えよう」としない限り、現実にその証拠を見ることはできません。

むしろ疑っているにも関わらず「ある」という証拠が出てくるほうが変ですし、

私としては、どれだけ探しても「ある」という証拠が出てこないことこそが、

内面が現実に反映されている証拠なんじゃないか?と思ってほしいところなのですが…。

 

 

認識の変更をしようとする前に…

 

そもそも認識の変更というのは、「認識が現実化する」という大前提にのっとり語られていることです。

その大前提を「ないんじゃないの?」と疑ってしまっては、これはそもそもお話が成り立たなくなっちゃうんだぜ…(´;ω;`)

このような場合はまず、

「認識の変更ができない、どうすればいいのか?」

ということの前に、

「私はそもそも、認識が現実化するという話を信じているのか?

信じていないなら、これから信じてやってみるのか?

それとも、信じずに今までと同じように生きていくのか?」

ということについて、心からじっくりと考えてみてほしいと思います。

 

 

そのうえで、

「このまま死ぬのは嫌だ、私は信じてみたい、やってみたいんだ!やってみよう!」

と思ったのであれば、そのとき改めてまた認識の変更に取り組んでみてほしいです。

「信じられないけど一応やってみて、それで証拠が出てきたら信じよう」

というスタンスでやっていたときとは、感じるものや得られるものが変わるはずですよ。

 

 

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充足を見るってどういうこと?なんのためにするの?

水

 

充足を見ると、うまくいく?

 

今回は「充足を見る」についてのお話です。

願望実現の話になると、充足を見ることでうまくいく、と語られることもあるのですが、

「充足を見るってどういう意味?なんでそれをすると願望実現するの?」

と不思議な方もいるかもしれませんので、私なりにご説明していきます。

 

 

充足を見る前に、以下の絵を見てください

 

ではではまず、有名な「ルビンの壺」をご覧ください。

いきなり何やねんと思われそうですが、ままま、そう言わずどうぞ~。

 

黒い部分に注目すると、壺に見えます。

白い部分に注目すると、向かい合った横顔が見えますね。

ちょっと、壺を見ようとしたり横顔を見ようとしたりしてみてください。

見ようとしたほうが見えますよね。

 

 

では次は、横顔と壺を両方同時に見てください。

…と言われても、これはできないと思います。

どっちかが見えればどっちかは消えますね。

そう、人は2つのものが存在していても、見ようと思った片方しか見ることができません。

あなたが横顔を見ているときにも、あなたの目の前に壺は存在しています。

しかしあなたには、その目の前の壺を見ることは決してできません。

人間の脳って、絵を見たときだけではなくいつでもどこでもこのように働いています。

 

 

充足を見ることは、不足の視点を持っている以上できない

 

今あなたが「願いが叶わない」と思っているとします。

これは「現実が充足していない」と思っているということですよね。

不足していると思っている、その不足を埋めたいと思っている。

でも実はすでに、本当はあなたはもう充足をしています。

 

 

こう言うと、

「いやいや、充足なんてしてねーよ!どこに充足なんかあるんだ!!」

と思うかもしれませんが、それは、あなたが「ない」という視点に立って物事を見ているため。

「これは横顔だ、絶対にそうだ」

とかたく信じている人に、

「実はあなたの目の前に壺があります」

と言っても、

「いやいや、絶対にねーよ!どこにあるんだよ!」

となるのと同じです。

「間違いなく不足している」

とかたく信じ「不足」という視点からものを見ている人には、

充足を見い出すことはできないんです、充足が目の前にあっても知覚できなくなります。

 

 

では、あるはずの充足をちゃんと知覚するためにはどうすればいいの?というと、単純です。

充足を見ようとすればいいだけです。

横顔しか見ることのできない人が壺を見るためにはどうすればいいのか?

というと、「壺を見よう」とすればいいだけですよね。

同じように、充足を見たいのであれば「充足を見よう」とするだけで充足は見えてきます。

ということで、自分や自分の生活の不足部分ではなく、充足部分を見ようと意識してみてください。

 

 

充足を見ると意図すれば、今見えないものが見えてくる

 

「いやいや、ということで充足を見ようとしてねと言われても、具体的にどうすればいいんだ?」

というと、これは…そうですね、ただ単に「ある」ものを「ある」と認めていったり、

なんか好きなこと・楽しいことをやろうとしてみたり、

「嬉しいな~」と感じたときに、その嬉しいな~という気持ちを大事にする…という感じです。

 

 

嬉しい楽しいと感じたとき、人ってそれをわりとサラ~ッと流したりします。

「きゃー、好きな芸能人がテレビに出てる、かっこいい!」

というときあなたは充足を感じている(充足を見るができている)のですが、

こういうときってそれが充足だとかあんまり感じないですよね。

わりと当然のこととしてサラリと流して、

「それよりこの問題をどうしよう、足りない足りない」

とそっちに意識を集中しがちです。

 

 

ではなく、普段はないことにしてるような充足を意識して見てみてください。

意識しないだけであるわけですから、見ようとすれば見えますよ。

おそらくは、あなたが今思っている以上に多く。

これが「充足を見る」です。

 

 

充足を見るとは、今あるもので満足しろということではない

 

充足を見る、と聞いたとき、無理にポジティブに考えようとする方もいるのですが、そこまでしなくて構いません。

ポジティブシンキングというのは、

「コップに水が半分しかないと思うのではなく、半分もあると思いましょう」

みたいなヤツですね。

「この芸能人かっこいいー!」

というのと同じように自然に、

「わー、半分もあってよかった!」

と思えるのであればそれで良いのですが、

「う、うぐぐ…半分しかないけど…ここで半分もあると思わねば、半分もあることに感謝せねば!」

というのは充足を見る、をやっているわけではなく、不足を見ながら充足だと思おうとしているだけです。

「この絵は横顔だけど、この横顔を壺だと思いこまねば!」

みたいな感じですね、それは壺を見ていることにはならないです。

 

 

こういうときにはただ、

「コップに水が、半分ある」

とだけ思ってください。

半分しかないではなく、半分もあるでもなく、半分ある。

ただ半分あるので半分あると思う、というだけです。

それまでは上半分の空の部分を見て「水がない!」と思っていたものを、

下半分を見て「水があるな」と思えただけで十分です。

これだけでも「ない」ではなく「ある」を見ていることになりますから、ちゃんと充足を見る、をやったことになります。

充足を見るというのは無理に前向きに考えなさいとか、

いまあるもので満足しなさい、というものではありません。

 

 

充足を見るうちに、実際に現実が充足してくる

 

最初は慣れないかもしれませんが、そうして充足を見ることによって、

「あぁ、今まで気づかなかったけど充足はこれほど私の近く、私の中にあったのか」

みたいに考えが変わっていくと思います。

 

 

そして、そのようにあなたの視点が不足から充足に変わってくると、

今度は徐々に不足している部分を見る・感じるのが難しくなってきます。

そのうち何かの拍子にガッと一気に、脳が不足を知覚することができなくなることもあります。

そのように急に不足を知覚できなくなったとき、

「突然、この世には充足しかないと気づいた」

といった感覚に陥るかもしれません。

(ただ、必ずしもなにかの拍子に一気に視点のズレが起こるとは限りません。ずっと緩やかにズレていく方もいます)

こうなればしめたもんです、あとは本当に、充足の方向に現実が変わっていきますよ。

 

 

あなたが充足を見る以上、潜在意識は不足した現実は作れない

 

「私は不足している」という認識を持っている以上は、

潜在意識があなたに見せるもの、実現するものは「不足している現実」でしかありません。

けれどあなたが「私は充足している」という認識を持った以上、

潜在意識はあなたのその認識に従い、充足しているものを見せ、充足した現実を作るしかなくなります。

認識や観念、信念を現実化するのが潜在意識の仕事な以上、そうするしかない。

充足していると認識しているのに不足が訪れる、ということはありません。

それは「横顔だと認識しているのに壺が見える」ということですが、これは無理すよね。

さすがの潜在意識にもそんなことはできません、認識しているほうしか見えないし実現できないです。

 

 

多くの方が、

「現実が充足したら充足していると思おう」

と考えています。

けれどこれは、

「壺が見えたら壺を見ようと思おう」

です。

先に壺を見ようとしない限り、現実に壺が見えることはありません。

同じように、充足を見ようとしない限り、現実に充足が見えてくることはありません。

現実に望むものが出現したら見よう、ではないです。

見ようと思うから望むものが出現する、です。

 

 

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管理人:岡野 真

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