
潜在意識の話では「自分はいない」と言われることもあるが…?
今回は「自分はいない」についてです。
潜在意識のお話の中ではよく、「他人はいない」と言われていて、
それがどういう意味なのかについては先日の記事でお話しました。
しかし、しかしですよ…。
ときには「自分はいない」と言われることもあります。
これだけを聞くと、
「た、た、他人はいないのと自分はいないのとじゃ、まるっきり正反対やんけーー!!
なんでこうも潜在意識の話はわかりにくいんじゃ、結局何が言いたいねん!!」
と思っちゃう方もいるのではないかと思いますので、
今回は「自分はいない」とはどういう意味なのか?について、詳しくお話していきます。
自分はいると話したいのに、話の中に自分はいない
ではここに、山田花子さんという人がいるとします。
花子さんに「あなたは誰ですか?」と質問したとすると、
おそらくは「山田花子です」と答えるかと思います。
でも、それは花子さんの「名前」であって「花子さんという存在そのもの」ではありませんよね。
なので、
「いえ、あなたの『名前』が知りたいのではなく『あなたそのもの』について知りたいんです。
『あなたという存在』について教えてください」
…と言ってみると、
「え、えーと…私は…に、人間です…?」
とか返ってくるかもしれませんが、人間は花子さん以外にもたくさんいます。
「人間=花子さんそのもの」ではありませんよね。
焦った花子さんは、
「ににに、人間の中でもいついつに生まれて、両親の名前はこうで、どこどこに住んでて、そんで趣味は映画鑑賞で、あと犬を飼ってて、勤め先がここで…」
とかとか詳しく説明しだすかもしれませんが、あら不思議。
「花子さんそのもの」について説明しようとすればするほど、
時間だの、場所だの、自分以外の人の名前だの、映画だのなんだのと、
「花子さんではないもの」についての説明ばっかりになってしまうではありませんか。
「そうではなくて、『あなたそのもの』が何かを知りたいんですってば。
あなた以外のものの話なんて結構です」
と言われたら、花子さんはもう何も言えなくなっちゃいますよね。
人は普段自分という存在を、独立した確固たるものだと思っています。
でも、自分という存在について語ろうとすればするほど、どんどん自分以外の存在の話になっていく。
自分はいる!と言おうとするほどに、話の中から自分はいなくなる。
あれ?独立して確固としているはずだった「自分」って、どこにいるの…?
ということで、
「(自分以外の存在なくしては)自分はいない」
です。
昨日の「他人はいない」と同じく「自分はいない」というのも、
「物理的にいない」というわけではありません。
「このように考えると、自分はいないと言うこともできるよね」
というお話です。
「自分はいない」と思うことで、潜在意識は良い方向に向かう
そして、
「(自分以外の存在なくしては)自分はいない」
というのは、言い方を変えると、
「自分以外のさまざまなものが、自分の存在を支えている」
「この世のいろんなものが、私の存在の一部である」
ということでもあります。
そうして、
「自分というのは、自分以外のものがあってこそなのだな」
「私は、私以外のたくさんのものとつながっているんだな」
と思うことで、潜在意識がいまよりも良い方向に向かいはじめます。
上でもちょっと言ったのですが、人は普通、自分という存在を確固たるもの、独立したものだと思っています。
そのため、
「ふん、私と違ってあいつはどうせこうだから…」
「私はみんなから切り離された孤独な存在だ…」
とかとか、自分と他人を分けて考えることが多いです。
けれどそのように考えていると潜在意識が、
「では、より『あいつはどうせこうだと思えそうな現実』を」
「では、より『私は孤独な存在だと思えそうな現実』を」
となってしまうこともあります。
「自分はみんなとは別個の存在なのだ。人はそれぞれバラバラなのだ」
という観念があるために、潜在意識が嫌なことを引き寄せてしまうこともあるんですね。
「自分はいない」は、潜在意識下の前提を変えるための言葉
そのように潜在意識が働いてしまわないように、
「自分はいない(自分はいろいろなものと繋がっている・支えられている)」
と言われているのかな、と思います。
さまざまな人やものと繋がっていると思えば、周囲への思いやりの気持ちや謙虚な気持ちが生まれたり、むやみに自分を孤独だと感じたりしなくなります。
「私は孤独ではないんだ」
と思うようになれば潜在意識は、
「ではその思考通り、『孤独ではない現実』に変えよう」
というふうに働きますので、
「一人一人、切り離されて別々に存在している」
という前提を持っていたときより、現実がより良く変わり始めます。
要は「自分はいない」というのは、今よりも良い前提へと変えるように促すための言葉かなと思います。
前提さえ良いものに変われば、前提を現実化するのが仕事の潜在意識が、必ず現実のことも良いものへと変えてくれますからね。
潜在意識の話は、実はどれもそんなに難しくない
うーん、しかしこれ先日も言いましたが、潜在意識のお話ってなんだか謎めいた言葉が多いですよね。
「自分はいない」なんて言われても「ハァ??いるがな」となりますよね(;^ω^)
でも、言いたいことは実はそんなに難しいことではありません。
ごくごく普通の言葉を使って言うならば、
「自分のことを孤独だと思わないでね、いろんな人やものとつながっているんだよ」
とか、
「アイツは私とは違うんだ!と人と距離を置きすぎたりしないようにね」
とかいうようなことです。
それをちょっと不思議なふうに表現しているだけの言葉なんだな~、と思うとわかりやすいかと思います(*´ω`*)
自分はいないとは、
「(自分以外の存在なくしては)自分はいない」
ということ。
「いろんなものと繋がっている・支えられている・孤独ではない」
と思うことで、潜在意識がのちに本当にそうしてくれます。
昨日の記事「他人はいない」についてはこちらからどうぞ↓
☆潜在意識の「他人はいない」という言葉は、どういう意味?☆
潜在意識のお話で他に不思議な言葉というと「世界は自分」でしょうか。
それについてはこちらです↓
☆潜在意識の「世界=自分」とはどのような意味なのか?☆
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潜在意識の話によく出てくる「他人はいない」とは?
今回は「他人はいない」についてです。
他人はいない…だなんて、なんだかすごくおかしな言葉ですよね。
「潜在意識の話の中でよくそういうふうに言われるから、なんとなくそうなんだろうなーとは思ってはいるんだけど…。
でも、結局はなんなのかいまいちよくわからない…」
と思っている方も多いのではないかと思います。
そこでこの記事では、「他人はいない」とは具体的にどういう意味なのか?について詳しくお話していきます。
人は、潜在意識下の観念を通して他人を見る
ではでは「他人はいない」の説明のため、先日の記事に出てきたAさん~Dさんにもう一度登場してもらいましょう。
Bさんが「あんたはバカね~」と言いました。
それを聞いたAさんはBさんのことを、
「うわぁ、嫌味な人だなあ…」
と思いました。
Aさんの潜在意識下には、
「バカ=嫌味の言葉」
という観念があったからです。
けれどCさんはBさんに対し、
「そんなこと言って、ほんとは私のこと好きなんでしょ♪」
と思いました。
Cさんの潜在意識下には、
「バカ=相手への愛情表現のときに使う言葉」
という観念があるためです。
Dさんの潜在意識下には、
「バカ=自分のなにもかもを否定するすごく酷い言葉」
という観念があるので、Bさんに対して、
「よくも!こいつは絶対に許せない最低な奴だ!!」
と感じました。
このように、それぞれが自分の潜在意識下の観念をもとにしてBさんを見るため、Bさんが嫌味な人に見えたり、愛情を表現する人に見えたり、最低の人に見えたりします。
潜在意識下の観念を、投影していない他人はいない
Bさんは、嫌味な人であり、愛を伝えてくる人であり、最低の人です。
さて、ではこの中のどれが正しいBさんなのでしょうか?
Bさんの本当の本当の正体とは?
…というと、それは誰にもわからないですよね。
誰もが、自分の潜在意識下の観念を投影させてしかBさんを見ることができません。
「誰の観念も投影されていない純粋なBさん」
というのは、誰にも見ることがかなわない存在です。
嫌味なBさん、愛情深いBさん、最低のBさん、他にも、面白いBさん、卑屈なBさん、勤勉なBさん、怠け者のBさんなどなど、Bさんと接する人の数だけ「〇〇なBさん」はいます。
しかしどこにも、
「ただのBさん」
はいない。
そういう意味で「Bさんはいない(他人はいない)」です。
他人はいないと言っても、物理的にはちゃんといる
他人はいないといっても、本当に文字どおりそのまま、
「物理的に、この世には自分以外の人間はいない」
といった意味ではありません。
Bさんはいないと言っても、物理的にはちゃんと存在していますよね。
文字どおりにとらえると、
「絶対に他人はいるだろ、どういうこっちゃ」
となりますので、そうではなく、
「物理的には、他人はたしかにいる。
しかし、自分の観念が投影されていない他人はいない」
という意味だと思ってみてください。
他人はある意味、潜在意識が見せる幻覚とも言える
他人はいないという言葉を聞いて、
「はぁ?じゃあ私が見ている他人は全員、幻覚だとでも?」
と思った方もいるかもしれませんが、ある意味では確かに、幻覚のようなものとも言えます。
Aさんは「嫌味なBさん」を見ていますが、それが見えているのはAさんだけで、CさんにもDさんにもそのような人は見えていませんよね。
Aさんの潜在意識下の観念が、Bさんのことをそのように見せているだけ。
「嫌味なBさん」は、Aさんにしか見えない幻覚…といった言い方もできますね。
こういうときはついつい、
「嫌味なBさんのことを、どうすればいいんだろう?」
と考えがちですが、嫌味なBさんをどうすればいいのかということよりも、
「そもそも、『嫌味なBさん』など本当はいない。
私の潜在意識が私に見せている、幻覚のようなものなのだ」
ということに気づくのが大切なのではないかな、と思います。
そのような気づきを促す意味で「他人はいない、他人はいない」と言われているのだと思いますが、
しかしその「他人はいない」って言葉がなんだか謎めいていてわかりにくいため、
気づいてスッキリするどころか、ますます「どういうこと?」と悩んでしまう方も多いように思います。
潜在意識の話って、なんだか謎めいた言葉を使うことが多いですよね~(;^ω^)
でも、謎めいて聞こえても実際には難しいことは言っていません。
単に、
「自分の観念が投影されていない他人はいない」
というのを、短く略して「他人はいない」と言っているのだな、と思ってみてください。
全ての人間は、潜在意識下の観念を投影させて他人を見ている。
この世には、自分の観念を投影せずに見ること・接することができる他人はいない。
ちなみに昨日の記事はこちらです、よければこちらも読んでみてください↓
☆「内側の投影」という言葉を、このように誤解していませんか?☆
「他人はいない」のほかに「現実は幻」って言葉もありますよね。
これも一見謎めいて聞こえる言葉ですが、この言葉については以下をどうぞ↓
☆潜在意識の「現実は幻」という話がよく分からない方へ☆
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内側の投影という言葉に対する、よくある誤解
今回は「内側の投影」についてのお話です。
引き寄せについて知っている方ならば、
「この現実は、自分の内側を投影したものである」
ということも知っているかと思います。
ただ、
「内側の投影という言葉を、ちょっと違ったふうに受け止めてしまう方もいらっしゃるようだな?」
と感じますので、この言葉について詳しくご説明していきます。
Bさんは、Aさんの内側の投影ではない
たとえばAさんは、職場のBさんが苦手だとします。
今日も「あんたはバカだね~」と言われました。
ここでAさんが、
「Bさん嫌いだな、今日もバカだって嫌味を言われちゃった…。
…でも、この現実は自分の内側の投影ってことは…Bさんのことも私が自分で作り出しているってことなんだよね…?
うぐぐ、いったい私の内側の何が、Bさんみたいな人を作り出しているっていうんだろう…」
と考えたとしたら、これはちょっと違うかな?と思います。
Bさんの存在自体は、Aさんの内側の投影ではありません。
Aさんの内側がどうであっても、そのことと関係なく存在している人です。
また、Bさんが「あんたはバカだね~」と言ったことも、Aさんの内側の投影ではありません。
Bさんが何を言うかを決めているのはBさん本人であって、Aさんの内側がどうであるのかということは関係がありません。
Bさんに何を思うかは、Aさんの内側の投影
ただ、Bさんの発言「あんたはバカだね~」に対して、
「それは私への嫌味だ」
と感じたのは、Aさんの内側の投影です。
どういうことかというと…Aさんは、
「ひどい、バカだなんて嫌味を…」
と感じましたが、しかしCさんは、
「うふふ、そんなこと言って私のこと好きなくせに~」
と思うかもしれません。
逆にDさんはめちゃくちゃ怒って、
「絶対に許すものかーー!」
とBさんを怒鳴りつけるかもしれません。
Bさんの発言に対し、どのように感じてどう対応するか?ということは、人それぞれですよね。
その、
「現実での感じ方・対応の仕方」
が、その人の内側の投影です。
Bさんの発言には、Bさんの内側の投影しかされていない
Cさんの内側には、
「私は小さなころから親に、
『おバカちゃんねぇ、でもそんなところが、だいだいだいだいだ~~い好き♪』
って抱きしめられてすごく可愛がってもらった」
という良い思い出があるのかもしれません。
その、
「バカ=愛情を表現する言葉」
という内側の投影がなされ、Bさんの発言に対し、
「うふ、そんなこと言って私のこと好きなんでしょ」
という対応を現実で取った。
Dさんのほうは逆に、バカという言葉を罵り言葉として使われて育ったため、
「バカ=自分のすべてを否定する言葉」
という観念が、内側に強くあるかもしれません。
その内側の投影がされてBさんの発言に対し、
「絶対に許さない!」
という態度を現実で取った。
…というふうに、
「Bさんの発言後、現実で自分が感じたこと・取った行動」
に自分の内側の投影が起きているのであって、
「Bさんの発言そのもの」
には、誰の内側の投影も起きていません。
あ、でももちろん、Bさん本人の内側の投影は起きていますよ。
内側の投影が何か知りたいときには、自分自身に注目する
となるとAさんは、
「この現実で、『Bさんが』私に嫌味を言った」
ということよりも、
「この現実で、『私は』Bさんの発言を嫌味と感じた」
という点に注目して、
「私がBさんの発言を嫌味だと感じるのは、どんな内側の投影が起きているからなのかな?」
というふうに考えたほうが、どのような投影がされているのか気づきやすいです。
「私の内側には、
『バカ=相手を否定するときの言葉』
って観念があるなぁ。だからその内側の投影がなされて、
『Bさんは私に嫌なことを言った!』
と感じたんだろうなぁ」
というふうに。
逆に「相手はどんな内側の投影をしたのかな?」と考えるのもアリ
あるいは、
「この現実でBさんがこのような発言をしたのは、どのように『私の』内側が投影されたからなのだろう?」
ではなくて、
「この現実でBさんがこのような発言をしたのは、どのように『Bさんの』内側が投影されたからなのだろう?」
と考えてもいいかもしれません。
Bさんの発言には、必ずBさん本人の内側の投影がなされていますので、
「バカだね~って言ったときの、Bさんの内側ってどんなだったのかな?」
と考えてみます。
すると、
「もしかしてBさんってCさんみたいに、
『バカねぇ~と軽口を言う=好きな相手への愛情表現』
という観念を、内側に持っている人なのかも?
だとすると私って、嫌味を言われたとは限らないよなぁ」
とか、
「本当に嫌味だとしても…もしかするとBさんには、
『相手より優位に立ちたい、相手には自分よりバカであってほしい』
という願望が内側にあって、その内側の投影が『バカねぇ~』という発言なのかなぁ?
うーん、そういえば私の中にも『相手をバカにして優位に立ちたい』っていう願望は、ちょっとあるかも…」
というふうに、これまで気づかなかったことに気づくかもしれませんね。
こんな感じで、ご自分の場合に当てはめて考えてみてください(*´ω`*)
相手の存在・発言・行動には、あなたの内側の投影はされていません。
相手の存在・発言・行動に対して、
「あなたが何を感じ、どのような行動を取ったか?」
というところに、あなたの内側の投影がされています。
関連記事です、よければこちらも参考になさってみてください↓
☆人は、内側の投影をして現実や他人を見ている☆
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潜在意識の話によく登場する「現実は幻」とは?
今回は「現実は幻」についてです。
現実は幻だというこの言葉、潜在意識のお話になるとよく出てくるのですが、
「うーん、だけど目の前のものにはちゃんと触れるし、匂いだってあるし…。
これを幻だと言われても、なかなかそうは思いがたいよ…」
と感じている方もいるのではないかな?と思いますので、私なりにご説明していきます。
潜在意識の力で「現実は幻のように消せる」という意味
現実は幻という言葉を、
「目の前の現実は存在していない」
という意味にとらえるのではなくて、
「潜在意識の力によって、目の前の現実は幻のように消すことができる」
という意味にとらえると、わかりやすくなるかな?と思います。
まず、AさんとBさんの二人がいたとしますね。
Aさんは、
「私の人生って素敵、なんでもうまくいく」
という観念を持っていたとします。
Aさんの潜在意識はその観念に従い、
「ほんなら、『私の人生って素敵』と思える現実にしないとね」
と働いています。
この状態でAさんが道を歩くとします。
道の右側にはきれいな花が咲いていて、左側にはゴミが落ちています。
Aさんの潜在意識は瞬時に、
「花を見たほうが『私の人生って素敵』と思えるよね。こっちに気づかせてあげよう」
というふうに働きますので、Aさんは花に気づき、
「わぁ、良いものが見られた。やっぱり私の人生は今日も素敵だ」
と思います。
これは、Aさんは「花の咲いている現実」の中を生きている、ということですね。
Aさんにとっては「ゴミのある現実」は存在しない、そのような現実は幻です。
対してBさんは、
「人生なんてつまらない、何もうまくいかない」
という観念を持っていたとします。
Bさんの潜在意識は、そのとおりの現実にしようとしています。
Aさんと同じ道を歩いてもBさんの潜在意識は、
「ゴミのほうに気づかせてあげよう、そっちのほうがつまらない思いをさせてあげられるぞ!」
と働いていますので、Bさんはゴミに気づき、
「わー、汚いものを見て嫌な気分になった。やっぱり今日もつまんねー」
となります。
Bさんのほうは「ゴミの落ちている現実」の中を生きていますね。
Bさんにとっては「花のある現実」は存在しない、そのような現実は幻です。
潜在意識下の観念が変わると、これまでの現実は幻として消える
しかし、あるときBさんがひょんなことから、
「私の人生は素晴らしいんだ!」
という、Aさんのような観念を持ったとします。
するとBさんの潜在意識は、
「ほんなら、ゴミじゃなくて花を見よう!」
となり、Bさんは「花のある現実」を生きるようになりますので、そこでゴミのある現実は幻へと変わり、消えます。
もしAさんが何らかの理由で、
「どうせ、私の人生なんて…」
とやさぐれちゃった場合も同じで、潜在意識は、
「じゃあゴミを見せてあげる」
となりますので、そこで花のある現実は幻となって消えてしまいます。
この、
「自分の観念を変えるだけで、目の前の現実は幻になって消える」
ということを短く、
「現実は幻(のように消せるよ、確固たるものじゃないよ)」
と表現しているのだ…と考えてみてはいかがでしょうか?
「花もゴミも実在していないんだよ、目の前のものは正真正銘の幻なんだよ」
ではなくて、
「目の前に花もゴミも実在はしているよ。
けれどあなたが観念を変えると、潜在意識が働いて不必要なほうは認識ができなくなるよ。
認識ができないなら存在していないも同然、幻として消えたようなものだよね。
あなたにはそうして、望まない現実は幻のように消すことができるんだよ」
という意味で、現実は幻。
「現実は幻=目の前のものは実在しない」でもOK
現実は幻だという言葉を、
「目の前のものは、実は存在してない」
というふうに解釈することも確かにできますし、そう解釈をすることであなたが、
「なーんだ、ほんとは実在してないの?
だったら、存在してないもののことなんて気にすることないや!」
というふうに気持ちが晴れて、現実に惑わされなくなるのであればその解釈でOKです(*^^)v
そうして現実に惑わされることなく、
「私の願いは目の前の現実とは関係なく、叶う」
という良い観念を持ち続けていれば、潜在意識がその観念どおりにしてくれます。
この場合にわざわざ、現実は幻という言葉の解釈をこれまでと変えよう!なんてする必要はないと思います。
潜在意識が良くない方向に行くなら「現実は幻」の解釈は変える
ただ中には、
「目の前のものが、実は存在していない…?
…うううう、そう言われても私はどうしても実在していると思ってしまう…。
そう思ってしまう私はダメなんだ、これじゃあ願いなんて叶わないよ…」
というふうに思ってしまう方もいるかと思います。
これは、
「現実は幻=目の前のものは実在していない」
という解釈をしたことによって、
「現実に惑わされず、叶うという観念を持てるようになった」
わけではなく、むしろ真逆に、
「これじゃあ願いなんて叶わない、という観念を持つようになった」
ので、逆効果になってしまっています。
叶わないという観念を持てば、潜在意識はその観念を叶えてしまいます。
このような場合に無理に、
「目の前のものは実在していないと思わなきゃ…」
と、その解釈にこだわる必要はありません。
今回お話したような解釈の仕方もありますので、
「その解釈のほうがなんだか、『現実に惑わされずにしっかり叶うって観念を持っていよう』っていう気持ちになったかも!」
と思っていただけたのであれば、この解釈を使っていただけると嬉しいです(*´ω`*)
あなたは自分の潜在意識の力で、望まない現実は幻のように消すことができる。
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★現実は内面の投影って、どういうこと?★
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意図すれば叶った世界に行くって、どういう理屈?
今回は「叶った世界に行く」ことについてのお話です。
この言葉は、引き寄せの話になるとよく出てきますね。
初めて聞いたよーという方のために簡単にご説明すると、
「叶った世界」と「叶っていない世界」の2つがあって、
叶った世界に行くことができれば、自分の叶えたいことが叶う。
叶った世界に行くためにどうすればいいのかというと、「叶う」と意図するだけでいい。
というものです。
ただ、
「叶った世界と叶っていない世界が、この世に存在しているって…どういう理屈で世界が2つもあるの?」
とか、
「本当に2つあるとしても…なんで叶うと意図しただけで、叶った世界に行くことができるんだろう…?」
というふうに不思議に思う方もいるかもしれませんので、
①「叶った世界に行く」とは、単なるものの例えである
②なぜ「叶う」と意図するだけで、叶った世界に行くことができるのか?
③叶った世界に行くと、どうなる?
この3点について、詳しくお話していきます。
叶った世界に行くとは「世界がバラ色になる」のようなもの
ではまず、
「『叶った世界に行く』とは、単なるものの例えである」
ということについてです。
たとえば、男性Aさんがとっても素敵な女性に出会い、
「ふぁー!なんと美しい女性なのでしょう俺は彼女に恋をした!
恋をしたら!これまで灰色だった俺の世界がバラ色に変わったぜぇぇ!!」
と思ったとします。
このときの、
「灰色の世界からバラ色の世界に変わった」
というのはもちろん、ただの例えですよね。
本当に「灰色をした世界」と「バラの色をした世界」の2つが存在しているわけではありませんし、恋をしたからといって、物理的に「バラの色をした世界」に行くことができるわけでもありません。
恋をしていなくてつまんねーや、という心理状態で見る世界を「灰色の世界」と呼ぶ。
恋をしたらウッキウキだぜぇ!という心理状態で見る世界を「バラ色の世界」と呼ぶ。
自分の心理状態がより良く変わったことを、
「灰色の世界からバラ色の世界へ行くことができた」
と表現しているだけで、実際に本当に2つの世界が存在していて、その2つの世界を物理的に行き来するという意味ではない。
というのと同じで、「叶った世界に行く」というのも、
どうせ私になんか叶えられない、という心理状態で見る世界を「叶っていない世界」と呼ぶ。
絶対に私の願いは叶う!という心理状態で見る世界を「叶った世界」と呼ぶ。
自分の心理状態がより良く変わったことを、
「叶っていない世界から叶った世界に行くことができた」
と表現しているだけで、実際に本当に2つの世界が存在していて、その2つの世界を物理的に行き来するという意味ではない。
です。
叶った世界に行くため必要なのは「心理状態を変えること」だけ
では次に、
「②なぜ『叶う』と意図するだけで、叶った世界に行くことができるのか?」
についてです。
世界がバラ色に変わったAさんですが、彼がバラ色の世界に行くために、なにが必要だったでしょうか?
というと、特に物理的に必要なものは何もありませんよね。
自分の心理状態がより良く変わったことを、
「灰色の世界からバラ色の世界へ行くことができた」
と表現しているだけ
なのですから、バラ色の世界に行くために必要なことは「心理状態が以前より良くなることだけ」です。
同様に、叶った世界に行くために何が必要なのか?というと、物理的に必要な条件などは何もありません。
自分の心理状態がより良く変わったことを、
「叶っていない世界から叶った世界に行くことができた」
と表現しているだけ
なので、その人の心理状態が、
「私にはできる、叶う!」
というふうに前より前向きに変化すれば…つまり叶うという意図が持てれば、それでその人は叶った世界に行くことができたということになります。
叶った世界に行くことができたら、どうなっていく?
では最後に、
「③叶った世界に行くと、どうなる?」
についてです。
Aさんは、恋をすることでバラ色の世界に行きました。
すると、これまでなんとも思わなかった些細なことまで嬉しく感じられたり、
好きな女性を振り向かせるため、自然とファッションに興味が湧いてきたり、
いままでより仕事に熱が入って結果が出たり、
嫌なことがあってもあまり落ち込まずにすぐに立ち直れるようになったり…などなど、
「灰色の世界」にいたときには思いもよらなかった変化が出てきます。
彼の前向きな心理状態に見合った現実に、彼の潜在意識が変えてくれます。
同様に、あなたが叶うのだという意図を持ち叶った世界に行くことができれば、
「叶っていない世界」にいたときには思いもよらなかった変化が出てきます。
あなたの「叶う」という前向きな心理状態に見合った現実に、あなたの潜在意識が変えてくれますよ~(*´ω`*)
どうせ私になんか叶えられない、という心理状態で見る世界を「叶っていない世界」と呼ぶ。
絶対に私の願いは叶う!という心理状態で見る世界を「叶った世界」と呼ぶ。
自分の心理状態がより良く変わったことを、
「叶っていない世界から叶った世界へ行くことができた」
と表現しているのであり、物理的な世界の話をしているわけではありません。
叶った世界についてお話している記事は他にもありますので、よければ以下もどうぞ↓
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