なりたい自分がわからないときの、潜在意識の状態とは?

葉

 

潜在意識がなりたい自分にしてくれる、と言われても…

 

今回は、

「なりたい自分がわからない」

という方へ向けてのお話です。

引き寄せではよく、

「潜在意識の力を使えば、なりたい自分になれる!」

というふうに言われますよね。

しかしときに、

「なりたい自分になれる、と言われても…。

でも私はそもそも、なりたい自分というものがどんなものなのか、自分でもよくわからない…」

という方もいます。

そこで今回は、

 

①なぜ、なりたい自分が自分でわからないのか?

②なりたい自分が何かを知るために、どうすればいいのか?

 

について詳しくお話していきます。

 

 

なりたい自分がわからないのは、なぜ?

 

ではまず、

「①なぜ、なりたい自分がわからないのか?」

についてです。

これは潜在意識下で、

「わかるのが怖い、わかりたくない」

と思っているからです。

 

 

ここに、なりたい自分がなんなのかわからないと思っているAさんがいるとします。

このときAさんは確かに、顕在意識上では「わからない」と感じています。

ただ、潜在意識下ではなにかしら望んでいるものがあるはずです。

ああしたい、こうなりたいと望む気持ちを生まれ持っていない方はいませんので、自分で気づいていなくとも、なにかを望んではいるはず。

では仮に、Aさんが潜在意識下で望んでいることが、

「漫画家になりたい」

だったとしますね。

 

 

なりたい自分に気づくと傷ついてしまうので、わからないことにする

 

Aさんは、潜在意識下では漫画家になりたいと思っている。

しかし、その漫画家になりたいという気持ち以上に、

「そんなことを周りに言って、無理だ、バカだと非難されるのが怖い」

「私なんかに絶対になれるはずがない、望むだけ無駄だ。望んで挫折して、傷つきたくない」

といった気持ちのほうが勝っているとします。

 

 

すると潜在意識の中で、

「なりたい自分になる際のデメリット(非難など)を受けるくらいならば、まだ今のままのほうがマシ…。

今のままでいるためには、なりたい自分に気づく必要はないや」

という判断が下され、

「なりたい自分が(顕在意識上で)わからない」

となります。

 

 

Aさんの例はあくまでもたとえなので、誰しもが「人からの非難を避けたいから」という理由で気づきたくないとは限りませんが、なんらかの理由によって、

「なりたい自分がわかってしまうと、私は今よりも傷ついてしまう。

だからわかりたくない、わかるのが怖い」

という気持ちを強く持っている状態ですと、自分でも自分のなりたいものがわからなくなってしまうことがあります。

 

 

「なりたい自分がわからない」を自分で選んでいたという自覚

 

では次に、

「②なりたい自分が何かを知るために、どうすればいいのか?」

についてです。

これは難しいことではなくて、

「あぁ、私は自分の意志で、わからないほうを選んでいたのだな」

という自覚さえ持てればOKです。

 

 

もし今これを読んでいるあなたが、

「あっ…そ、そうかも、私ってなりたい自分がなにかってことを、知るのが怖いのかも…!」

と思っているのであれば、すでに自覚を持ったということです(*^^)v

 

 

「えぇ…?私が自分で選んだ…?

そんなふうには思わないけどなぁ、なんかピンとこないなぁ…?」

という方は、

「私って、わかりたくないんじゃないかな?」

と、しばらく意識して過ごしてみてください。

四六時中そう意識しつづけなくていいですから、ふと思い出したときにそう自分に問いかけてみる、という感じです。

するとそのうちに、

「あ、そうだ、わかりたくないんだ。○○が怖いから気づきたくなかったんだ」

得心がいく瞬間が来ると思います。

 

 

「どちらでも好きなほうを選べるのか。ではどうしようかな?」

 

「これまで、自分の意志でわからないほうを選んでいた」

と気づくということは、

「これから、自分の意志でわかるほうを選べる」

と気づくということです。

 

 

するとここから自動的に、

「そうか、どちらでも好きなほうを選べるのか。ではどうしようかな?」

と、人はどちらかを選ぼうとします。

そして大概の方は、

「じゃあ、今度はなりたい自分が何かを知ってみたい。知るほうを選んでみよう」

なります。

 

 

もちろん、

「これからも、なりたい自分がわからないままでいよう」

というのでもOKです。

この場合、わからないことを苦痛に感じたりはしません。

「これは自分の選択だ。自分で望んで、わからないままでいるのだ」

という自覚がちゃんとあるからです。

 

 

なりたい自分を知るまでの、だいたいの流れ

 

私がいろいろな方を見てきた印象ですと、

 

「そうか、私はなりたい自分がなにかを知りたくなかったのだ」

「そうか、私はこれが怖かったのだな、これを避けたかったのか」

というふうに、なりたい自分がわからないのは自分の意志だったという自覚を持つ

 

 

「あぁそうだったか、私が自分で選んでいたことだったのか~、なーんだ!」

とホッと楽になる

 

 

「これからは知ることもできるけど、まだちょっと怖いし、もう少しわからないままでいてもいいかな?」

と、引き続きわからないほうを選ぶ。

しかし、自分の意志でわからないほうを選んでいると自覚しているので、わからないことを気に病むこともなく、楽でいられる

 

 

しばらくわからないほうを選んでいるとだんだん、

「でもやっぱり、なりたい自分が何かを知ることもできるなら、知ってみたいなぁ」

「なりたい自分が何かを知って、それになってみたいな」

という気持ちが強くなってくる。

 

 

今度は心から(潜在意識下から)

「私はなりたい自分がなにかを知れるし、知ろう」

と思っているので、知ることができる

 

という流れになる方が多いです。

自覚さえ持てば自然とこの流れになり、なりたい自分を知れると思いますよ(*´ω`*)

 

 

「これまで私は自分の意志で、わからないほうを選んでいた」

と気づく。

すると人はそこから自然と、

「自分のことがわからないままでいるよりも、知ってみたい」

という選択をし、なりたい自分が何かに気づきます。

 

 

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意図を撤回しない、それだけでいい

白い花

 

叶うという意図を撤回しないなら、叶う

 

今回は「意図を撤回しない」についてです。

潜在意識のお話ではよく、

「意図すれば叶う」

「意図を撤回しないことが大事だ」

と言われますよね、これについて詳しくお話していきます。

 

 

意図を撤回しないことは、最も大切

 

意図を撤回しないことが大事…というのは、たとえば、

「私、お金持ちになろう」

と意図したのであれば、そのお金持ちになろうという気持ちを撤回しないことが大事、ということです。

これは、確かにそのとおりですよね。

潜在意識はその「なろう」という気持ち(意図)を叶えるのですから、

意図を撤回してしまっては、叶えるものがなくなってしまい叶わなくなります。

けれど逆に、意図さえあるのならば、潜在意識は絶対にその意図を叶えようとしてくれます。

意図を持ち続けているというのは、とってもとっても大切なことです。

 

 

意図を撤回しないとは「強い意志を持つ」とは違う

 

こう聞いていま、

「そそそそうか、では意図を撤回しないぞー!

私は必ずお金持ちになる!なってやるんだ!

この『必ずなってやる』という気持ちを強く持ち続けよう!」

と思った方もいるかもしれませんが、うむむ、これは…。

むしろそのように「なってやる!」と強く意識したときが、意図を撤回したときではないか?と思います。

 

 

人が「なってやる、絶対にそうする!」と強く思うときがどのようなときかというと、

「自分にはそれができる、自分の意図は叶うのだという確証がないとき」

です。

お金持ちになれるという確信が薄い方ほど、絶対になってやるんだと自分を奮い立たせようとします。

逆に、絶対にできるという確証を持っているとき、人はあっけなくそれを忘れてしまったりします。

(忘れるというのは顕在意識上で忘れるという意味で、潜在意識下ではちゃんと覚えています)

 

 

意図を撤回しない状態のとき、人はむしろ忘れる

 

たとえばあなたが、

「夕飯にパスタを食べたいな」

と思ったとします。

ではそのあとずーっと、

「夕飯はパスタ、パスタ!絶対に食べてやるう!」

と意気込むかというと、そんなことはありませんよね。

そんなふうに自分を奮い立たせるまでもなく食べられて当然なのですから、パスタのことはサラッと(顕在意識上で)忘れて、他のことに取り組んだりしますよね。

こうして、

「自分がやろうと意図したことを忘れられる状態」

というのが、意図を撤回しないでいる状態です。

 

 

意図を撤回しないようにと言われて、

「それって、ずっと『なってやる』という強い気持ちを持っていろということだな」

と思い、顕在意識上で意識しつづけようとする方もいますが、そのような必要はありません。

むしろ「なってやるんだ!」という強い意気込みが湧いてきたときに、

「あ、こんなに力んで『なってやるんだ』とか思わなくても、なれるんだった」

と思い直し、肩の力を抜くこと。

それが意図を撤回しないということです。

 

 

意図を撤回しないとは、忘れなければいけないということ?

 

で、こう聞くと今度は、

「う、うぐぐぐぐ、つまりお金持ちになりたいなら、お金持ちについて考えてはいけない、忘れなければいけないってことか?

でも、忘れようなんて思うと逆に忘れられーん!

意図を撤回しないってめっちゃ難しいやんけ!!」

と思った方もいるかもしれませんが、いえいえ、

「考えてはいけない、忘れなきゃいけない」

というわけでもありませんよ。

忘れたなら忘れたで構いませんが、忘れないなら忘れないで構いませんし、どっちでもいいです。

 

 

さきほどのパスタの例ですと、

「なんとしてもパスタを!!食ってやるぅぅうう!!」

とか考えることはないと思いますが、しかし、

「どこのお店で食べよう?なんのパスタにしようかな?」

ということを考えることならありますよね。

では、パスタについて忘れてしまわずに考えていたので、

パスタを食べようという意図を撤回したことになって、食べられなくなってしまうのか?というと、そんなことはありませんよね。

 

 

このような思考は、

「自分の意図(パスタを食べよう)は叶うに決まっている」

という確証を持っているからこそする思考…つまり、意図を撤回しないでいるからこそ出てくる思考ですので、してもぜんぜん構いません。

 

 

「お金持ちに、なってやるんだーーー!!」

↑なれないという前提が強いほどこう考えがちですし、こう考えるほどにできないという前提を肯定してしまっているので、こういうふうに力むのは控えたほうがいいです。

しかし、

「むふ、じゃあまずどこに旅行に行こうかな?なにを買おうかな~♪」

↑これはなれるという前提のもと考えることですし、考えるほどになれるという前提を肯定することになる(意図を撤回しないでいられるようになる)ので、問題ありません。

 

 

力を抜き、「じゃ、なにをしようかな♪」と考える

 

最初のうちは叶うという確信が持てない状態なので、

「なってやる、なってやる!!」

と力が入りがちになります。

けれど、力が入ったなと気づいたならばそのたびに、

「おぉ、なれるに決まってるんだからこんなに意気込む必要なかったわ~」

ということを思い出し、肩の力を抜いてください。

そのまま忘れられるようならば、忘れても構いません。

 

 

ただおそらくは、そこでスッキリ忘れられるという方は少ないかと思います。

その場合は考えてもOKなのですが、考えるのであれば上で書いたとおり、

「なってやる」ということについて考えるのではなく、

「じゃあ、まずどこに旅行に行こうかな?」というふうに、なれるという前提を持っている場合に考えることを考えるようにしてみてください。

そうしていくうちに、本当になれるという前提ができてきます(意図を撤回しないでいられるようになります)ので、どんどん力まなくなっていきますよ(*´ω`*)

 

 

「意図を撤回しない」とは、「叶えてやる、やってやると強く意識すること」ではありません。

 

 

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願望実現のため、感謝しているのに何も変わらないのはなぜ?

牡丹

 

感謝しているのに、ぜんぜん願望実現しない?

 

今回は「感謝」についてです。

引き寄せのお話の中ではよ~く、

「感謝が大切です」

「感謝をすると、願望実現する!」

というふうに言われますよね。

ありがとうと唱える感謝法に挑戦した方も多くいらっしゃるのではないか?と思います。

しかし、

「感謝法を実践してるのに、なーんも願望実現なんてしない…」

という方もいらっしゃいますので、今回は、

 

①なぜ感謝をすると、願望実現するのか?

②感謝をしているのに、願望実現しないのはなぜなのか?

 

の2つについてお話していきます。

 

 

なぜ感謝をすると、願望実現するのか?

 

まず、

「①なぜ感謝をすると、願望実現するのか?」

についてです。

これはいたるところで言われていることなので、もう説明不要かもしれませんが、

「感謝をすると、潜在意識が『感謝する現実』を作るから」

ですね。

 

 

潜在意識は、その人の内面にあるものを現実化するのがお仕事ですから、

内面が不満で満ちているなら、その内面どおりの「不満に満ちた現実」を作りますし、

内面が感謝で満ちているなら、その内面どおりの「感謝に満ちた現実」を作ろうとします。

で、今より感謝に満ちた現実とはなにかと言えば…もちろん願望実現した現実ですよね(*´ω`*)

 

 

「願望実現すれば感謝する」だと順序が逆

 

よく、

「願望実現すれば感謝する」

と考える方もいますが、これは、

「願望実現していない今現在は感謝していない」

ということで、今の内面には感謝がありませんよね。

潜在意識は内面にないものを現実に作ることはありませんので、これでは願望実現する現実がやってきません。

「願望実現したら感謝するのではなく、感謝するから願望実現する」

ですので、順序を逆に考えてしまわないように気をつけてくださいね。

 

 

感謝をしているのに、願望実現しないのはなぜなのか?

 

では次に、

「②感謝をしているのに、願望実現しないのはなぜなのか?」

についてですが、非常によくある原因が、

「願望実現を目的に感謝しているから」

というものです。

 

 

願望実現を目的にしているということはつまり、現実を変えることを目的としている、ということです。

でも引き寄せって、まず内面が変わらないと現実が変わらないんでしたよね。

順序としては、

 

①感謝法などで感謝するように心がけると

②自分の内面に感謝が増えるので

③内面の影響を受け、願望実現する

 

です。

③願望実現のためには、その前にまず絶対に②自分の内面を変える必要があります。

 

 

「感謝法」に願望実現する力はない

 

感謝法を試したあとに、

「どうだ、これでちょっとは現実が変わるかな?」

と現実を気にする方がいるのですが、感謝法に現実を変える力なんて一切ないですよ~(;´・ω・)

感謝法は、③願望実現をするためのものではなくて②自分の内面を変えるためのものです。

 

 

なので、

「私は、もっと感謝ができる人間に変わるんだ!(②自分の内面を変える、をやるんだ!)」

ということを目的に感謝法をするのであればOKです。

自分の内面が変わった影響を受けて、そのあとに潜在意識が現実も変えてくれます。

 

 

しかし、

「現実を変えるんだ!(②自分の内面を変えることをせずに③願望実現をするんだ!)」

ということを目的に感謝をしても、潜在意識は②内面を変えるをしていない以上、③願望実現へは向かいません。

 

 

内面を変えることなく、願望実現することはない

 

このことは既にこのサイトでも何度かお話したことがありますし、

引き寄せについて語っている他のみなさんもよくお話していることなのですが、

と~~~~~~~~っても大事な大事なことなので、もう一度言います。

絶対に絶対にぜ~~~~~ったいに、

 

①感謝することで

②自分を変えられれば

③願望実現する

 

の順なんです。

②を飛ばすことは決してできないので、まずは自分を変えることを目的にしてください。

感謝法に限らず、その他のどのようなメソッドにも、願望実現をする力などないということは忘れないようになさってくださいね。

メソッドで変えられるのは現実ではなく、自分の内面です。

内面が変わったおまけとして、願望実現するよというだけです。

 

 

なぜ「願望実現のため」感謝をしてしまうのか?

 

内面を変えるためではなく、願望実現のために感謝をしてしまうのがなぜなのか?というと、

「願望実現すれば感謝するのではなく、感謝するから願望実現する」

本当はこのことに納得していないからではないかと思います。

 

 

頻繁にこう言われるので知識としては知っているし、頭では理解しているものの、まだ心(内面)のどこかで、

「いいや、願望実現してからじゃないと感謝できない。

①願望実現してから②感謝するの順番のはずだ、①感謝するから②願望実現するなんておかしい」

と思っているのではないでしょうか。

内面に「①願望実現してから②感謝する」という思いがあるので、どうしてもその順番を守ろうとしてしまい、先に願望実現のほうに目が行き、自分が変わることがあとになってしまうのだと思います。

 

 

感謝しているのに願望実現しないという方はまず、

「私はそもそも、『願望実現すれば感謝するのではなく、感謝するから願望実現する』ということに納得しているのだろうか?」

という、基礎の基礎の部分を確認なさってみてください。

ここに納得がいっていないと、感謝法をはじめあらゆるメソッドを「願望実現のために」使うことをやめられなくなります。

 

 

徹底的に、

「願望実現すれば感謝するのではなく、感謝するから願望実現する」

ということを意識して、腑に落としてください。

そこが腑に落ちれば、「自分を変えるために」感謝法を行うことができるようになるはずですよ(*´ω`*)

 

 

引き寄せの基礎の基礎、

「願望実現すれば感謝するのではなく、感謝するから願望実現する」

を受け入れていますか?

 

 

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潜在意識は、ふとした行動で目覚めだす

紅茶

 

潜在意識の話では、行動しなくていいと言われるが…

 

今回は「行動」に関してです。

潜在意識のお話だとよく「行動しなくていい」というふうに言われますよね。

ときおりこれを「行動してはならない」という意味に取る方もいるのですが、決してそういうわけではありません。

自分から行動を起こしてももちろんOKです(*´ω`*)

そこで今回は、

 

①行動しなくていいと言われる理由

②行動してもいいとき

③行動するなら、どんな行動がいいか?

 

の3つについて詳しくお話していきます。

 

 

必要な行動は、潜在意識が取らせてくれる

 

まずは、

「①行動しなくていいと言われる理由」

についてです。

 

 

これはよく言われていることなのでもう知っているかもしれませんが、

「願いを叶えるために必要な行動は、潜在意識が取らせてくれるから」

です。

たとえばあなたが「お金持ちになるんだ!」と思ったとすると、潜在意識のほうで、

「ほんなら、お金持ちになるために必要な行動はこれやな」

と判断して、あなたに自然とその行動を取らせてくれます。

 

 

このとき、

「私は、お金持ちになるためにこの行動をしているんだ!!」

というような自覚がないことも多いです。

行動自体は確かにしてはいるのですが、しかし行動しているという自覚が持てない。

そのため、

「自分ではお金持ちになるために何かした覚えもないのに、なんか知らないけどそうなれた」

というような感覚になることもあります。

 

 

「行動すべきだ!」だと、逆効果になることも

 

しかし大概の方は、

「なんか知らんが金持ちになるなんて、そんな都合のいい話があるかいな。

もっと努力してあれこれせなアカンのや」

という固定観念を持っているので、顕在意識上で、

「こうすべきか?いや、ああすべき?こっちもするべき?」

とかいろいろ考えて行動を取り始めます。

 

 

しかし、顕在意識で「取るべき」と思って取る行動って、そんなに良い結果につながらなかったり、かえって悪い事態につながってしまうこともあります。

なので、そうして顕在意識で「行動すべきだ!」と思ってあれこれ頑張るよりも、

潜在意識が行動を取らせてくれるのに任せておいたほうがいいよ~という意味で、

「行動しなくていいです」

と言われることがよくあります。

 

 

潜在意識を目覚めさせるための行動なら取ってよい

 

次に、

「②行動してもいいとき」

についてです。

 

 

上に書いたように、お金持ちになるための行動は潜在意識が取らせてくれますので、

「さぁ、お金持ちになるために行動するぞ、行動しなきゃ!」

と頑張る必要はありません。

(お金持ちというのはただの例えなので、あなたの願いがお金に関することではなくても同じです)

しかし、

「潜在意識が動きやすくなる行動」

ならば、積極的に取っても良いと思います。

 

 

潜在意識って、

「お金持ちになるんだ!」

と思ってからしばらくのうちは、

「でも今まで貧乏でやってきたやん?急に生き方変えんでもよくね?(´・ω・`)」

みたいな感じで、あまり動きたがりません。

こうして動きたがらない潜在意識を刺激し、早く動くように促すための行動ならば取っても良いですよね。

 

 

順序としては、

 

①お金持ちになるんだ!と決める

②潜在意識がなるべく早く動き出すような行動を取る

(↑この行動は積極的に取ってOK)

③潜在意識が動き出してくれる

④お金持ちになるために必要な行動は、潜在意識が取らせてくれる

(↑こちらの行動は無理に取ろうとしないほうがいい)

⑤お金持ちになる

 

の流れです。

 

 

潜在意識を「ちょっとした行動」で揺さぶる

 

ではでは次に、

「③行動するなら、どんな行動がいいか?」

です。

(いま言っている行動とは「④お金持ちになるための行動」ではなくて、

「②潜在意識がなるべく早く動き出すようにするための行動」のほうです)

 

 

これはぜひ、

「いつもとちょっとだけ違う行動」

を取ってみてください。

たとえば、

 

〇いつもコーヒーを飲んでいるなら、それを紅茶に変えてみる

〇近くのコンビニまでいつも自転車で行っているなら、徒歩で行ってみる

〇帰り道に通る道を、いつもと違う道にしてみる

 

…などなど、何でも構いませんので、いつもとちょっと違う行動を取ってみます。

 

 

潜在意識は、基本的に動きたがらない

 

潜在意識というのはすごい力を持ってはいるものの、基本的にはぐーたらです。

「新しいことをするより、今までしてきたことをこれからも続けたほうが、俺あんまり働かんですむから楽やで~」

という考えなので、一度習慣として根づいたことは変えたがりません。

 

 

けれど、日常生活の中でありとあらゆることが「こうだ」と決まってしまっているということは、

潜在意識がありとあらゆることにおいて変わりたがっていないということ、

がっつり今の日常が固定化されてしまっていて、変わりづらい状態ということです。

 

 

なので、このがっちり固定化されている日常に小さなヒビを入れる意味で、いつもとはちょっと違った行動を取っていきます。

そうして潜在意識に今までにない刺激を与えてあげてください。

「なにもかも決まりきってるから、俺な~んにもしなくていいや、な~~んにもしたくないや」

と思って休んでいる状態の潜在意識を、ちょっと突っついて起こしてあげるみたいな感じです。

 

 

ときに、

「行動しなくていい」

という言葉を聞いて、

「行動してはいけないということか…よし、いつもと違うことはしないように気をつけよう」

というふうに行動を自粛しようとする方もいますが、そんな必要はありません。

お金持ちになるぞー!と決めたあとには、

「よっしゃ、手始めにまだ動きたがってない潜在意識をちょっと揺さぶってやろう」

ということで、何かいつもと違う行動をしてみてくださいね。

これで潜在意識が早く動き出してくれるようになりますよ(*^^)v

 

 

小さな行動でも、潜在意識は膨大な情報を処理する

 

顕在意識上では、

「帰り道をいつもと少し変えるなんて行動に、なんの意味が…?」

と思うかもしれませんが、潜在意識というのはなにか新しいことをすると、ものすごく多くの情報を取り入れます。

顕在意識の情報処理能力の速さが、毎秒およそ130ビットなのに対し、
潜在意識の情報処理の速さは、毎秒およそ1000万ビット。

ほんのちょっといつもと違った行動を取った際、顕在意識上では自覚できていなくても、潜在意識のほうが今後に役立つ有意義な情報を仕入れている可能性はじゅうぶんにあります。

 

 

その情報をもとに潜在意識が、

「お、こないだの情報はお金持ちになるために役立つじゃん。

じゃあこの情報をもとに、この人にこういう行動を取らせてあげよう」

というふうに次の行動につなげてくることだってありえるのですから、

小さい行動なんてしても意味がないなんて決めつけず、いろいろと楽しみながらやってみてくださいね(*´ω`*)

 

 

いつもとはちょっと違った行動で、動きたがらない潜在意識に刺激を与えてあげてください。

 

 

今回の記事と関連した記事がありますので、こちらもぜひ参考になさってみてください↓

★何も行動しない?潜在意識は本当にそれで叶えてくれるの?★

 

 

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潜在意識の達人になろうとすると、かえってなれなくなる

 

「私も潜在意識の達人になりたい」だと、なれない?

 

今回は「潜在意識の達人」についてのお話です。

サイトや動画を見てくださっている方から、日々潜在意識についての質問をいただくのですが、その中には、

「潜在意識の達人になった人って、こういうときはどうするんですか?」

「こういうことをすると、達人にはなれないのでしょうか?」

「〇〇さんという達人はこう言っているのですが、どう思いますか?」

といったものもあります。

「自分も潜在意識の達人になって、たくさんの願望を実現したい!」

と思うのは自然な心理かとは思うのですが、ただ私、こうして達人になろうとするとかえって達人になれなくなるんじゃないかな?と思うので、この点について詳しくお話していきます。

 

 

潜在意識の達人になりたいと思うときの、前提とは?

 

「潜在意識の達人になろうとすると、かえって達人になれなくなる」

↑これがなぜかというと、こうして達人になりたいと思っているとき、そう思っている人の前提は、

「私は潜在意識の達人ではない」

だからです。

 

 

引き寄せって、その人の持っている前提が現実化する法則でしたよね。

「私は潜在意識の達人ではない」

という前提を持っているのでしたら、潜在意識は、

「そうか、自分のことを達人じゃないと思ってるならそのとおり『達人じゃない現実』を作ってあげなきゃ

と働きますので、達人になれなくなります。

 

 

なので、あまり明確に達人と呼ばれる方たちと自分のことを区別しないほうがよいのではないかと思います。

達人と自分は違う存在なのだと線引きしてしまうのではなくて、

「達人と同等の能力は、すでに持っている」

「私もすでに、潜在意識の達人である」

くらいの気持ち(前提)でいてほしいです。

そのような前提を持てば、潜在意識がそうしてくれるのですから。

 

 

実際、達人と呼ばれている方たちとあなたで、なにがそんなに違うのかな?と思います。

達人さんたちの中で、

「私はあなたと違って特別なのよ」

とか言っている方っていますっけ…?

むしろ、

「私が特別すごいわけじゃない、本当は誰にでもできることだよ」

というふうに言っている方のほうが多いと思います。

持っている潜在意識の力って、達人もあなたもそんなに変わらないはずです。

 

 

私は達人ではないという前提だと、達人の話がわからなくなる

 

「相手は潜在意識の達人だが、自分は達人ではない」

そのような前提を持ったうえで達人の話を聞くと、話を理解することが難しくなります。

さきほども言ったのですが、

「自分は達人ではない」

という前提を持っているということは、潜在意識が、

「そうか、では『自分は達人ではない現実』を作らなきゃな」

と働いているということです。

 

 

では、自分は達人ではないという現実を作るためには、なにが必要でしょうか?

「達人の話を理解しない必要」

がありますよね。

話を理解できてしまったら、達人になれてしまうのですから。

そのため潜在意識は、

「達人の話を理解させるわけにはいかないぞ」

と働きます。

そうすると人って、達人のお話の中で注目すべき点を見落とし、どうでもいいところを深読みしたりしだすんです。

 

 

潜在意識の達人になりたいと意気込むほど、達人から遠のく

 

先ほど、

 

「私が特別すごいわけじゃない、本当は誰にでもできることだよ」

というふうに言っている達人のほうが多い

 

と書きました。

ここは達人さんたちのお話の中でも、注目すべき重大な点だと思います。

しかし、みなさんここをサラ~っと流してしまいます。

ふぅん…そうかなぁ…?と思う程度ですぐに忘れてしまったり、

誰にでもできるはずがないじゃないか!と否定したりで、

「そうか、私にもできるんだ!

達人と私に違いはないということが、重要なポイントなのだな!」

と思う方が少ないです。

そこを重要ポイントだと見抜いてしまうと達人に近づいてしまうから、潜在意識が読み流すように仕向けているんですね、なので読み流してしまう。

逆に、「そこは特に深い意味はないのでは…」というところにこだわるように仕向けてきます。

そうして特に意味のない点にこだわっていれば、達人にならずにすむからです。

 

 

このようにして潜在意識が話の要点を分からなくさせてくるので、なかなか理解できなくなるのですが、なかなか理解ができないと、

「うーん、達人の言うことは難しい…やはり私はまだまだ達人の域ではないのだなぁ」

と思いますよね。

ますます、私は達人ではないという前提が深まってしまう。

そしてその前提が深まれば、潜在意識はますます達人の話の要点をわからなくさせてくる。

こうして、達人になりたいと意気込む方ほど(達人ではないという前提が強い方ほど)達人から遠のいていってしまいます。

 

 

「潜在意識の達人になろう」ではなく「既に達人だ」

 

大切なのは、達人ではないという前提のままで彼らの話を理解しようとすることではなく、まずは前提を変えることではないでしょうか。

「達人が言っていることを理解できれば、私も達人になれる」

ではなく、

「私も達人なのだと思えば、達人の言っていることが理解できるようになる」

と考えてみてください。

私もすでに達人と同等の力を持っているのだ、と意識してください。

彼らは確かに素晴らしいが、私だって同じくらい素晴らしい、と信じてください。

そのような前提で彼らの話を聞いたとき、今まで理解できなかったことが理解できるようになるはずですよ(*´ω`*)

 

 

多くの潜在意識の達人は、前提を変えることの重要性を説いています。

「私は達人ではない」という前提のまま引き寄せに取り組むよりも、

その前提を変えることに取り組んでみてください。

 

 

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管理人:岡野 真

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