与えれば返ってくるはずが、むしろ返ってこなくなることもある。

たんぽぽ

 

与えれば返って…こない?

 

今回は「与える」ということについてお話します。

引き寄せではよく、

「与えれば返ってきます、受け取りたいものを人に与えましょう」

と言いますが、

「それはもうとっくに聞いたことあるから、与えるようにしてるのに!

与えても与えて与えても、なーーーーーんにも返ってこないじゃないか!」

という方もいると思います。

そういう方へ向けてのお話です。

 

 

与えれば返ってくるのは「返報性の原理」

 

まず、与えれば返ってくるというのは基本的にはそのとおりです。

なぜかというと、もともと人間には「返報性の原理」という心理が備わっているためです。

返報性の原理とはなにかというと、

 

○良いことをされると良いことをしかえしたくなる

○悪いことをされると悪いことをしかえしたくなる

○何もされないことをされると何もされないことを返したくなる

 

…というふうに、

「とにかく相手からされたことと同じことをしたくなる」

という心理。

そのため、あなたが誰かになにか良いものを与えれば、与えられた相手の中には自然に、

「私もこの人に同じような良いものを与えたい」

という思考が生まれます。

そして人は、思考したことは無意識のうちに行動に移してしまいますから、

相手は必ずあなたになにかしらを与え返してくる。

これが与えれば返ってくる、ということ。

与えるということ自体は、私も良いことだと思います。

 

 

与えすぎれば、返ってくるのではなく敬遠される

 

しかし、そうして返ってくるはずがなぜか返ってこない人もいる…。

それはどうしてか?というと、「与えすぎている」可能性があります。

 

 

たとえばあなたには、こんな経験がありませんか?

なにかあまりにも豪華なものを贈られたりしたとき、

「なんか悪いな…気が引けるな…」

「なにかお返しをしなきゃ失礼なのかな…。あぁ、お返しのこと考えると素直に喜べない…」

なんてちょっと気が重くなっちゃった経験が。

 

 

そう、人って相手から与えられる量があまりにも多いと、

「たた、た、たくさん返さないと!

でもでも、そんなに何を返せばいいの?私には無理!」

と気が重くなりはじめ、そうすると、

「ならば、お返ししなくてすむようにあの人とは距離を置こう」

…と、かえって敬遠されてしまうということが起きるんです。

 

 

たくさん与えているはずなのに返ってこないという方、

もしかしてこうして、与えすぎて敬遠されてしまっていないでしょうか?

「どんどん与えればそのぶんどんどん返ってくるはずだ!」

と考え、あまりに頻繁に相手に物品を贈っていたとか、過剰に親切にしていたとか、

そういうことがないか振り返ってみてください。

 

 

与える量は少しのほうが、むしろ返ってくる

 

「与えれば返ってくる」という言葉を聞くと、

なにかしらの物品を与えることを連想する方が多いみたいです。

もちろん物品でもOKなのですが、できれば飴玉ひとつといった小さなものをときどき、にしてみてください。

それも、

「私、飴食べるけどついでにどう?」

「好きだからつい買いすぎちゃったー、余ってるから一個どう?」

というように、ついで、余り物をあげる、という感じでやると効果的です。

 

 

「余り物をなんて、失礼では…?」

と思うかもしれませんが、特別な日に贈り物をするわけではなく日常の一場面でなら、むしろそのくらいが良いです(*^^)v

かえって自分が食べないのに相手にだけあげると、相手はなんとなく、

「わざわざあなたのために持ってきたのですよ」

という雰囲気を感じ取り、なんか気が引けるな…となることもあります。

でも、余っているものをもらうのならそんなに気も引けませんよね。

 

 

こんな感じで誰かに何かを与えるときには、

「あまり多くのもの・大きなものを与えない」

ということも忘れないようにしてみてください。

自分に必要なものは自分に、余ったものならあげる。

このくらいのスタンスでいるほうが、自分も相手も苦しくならず、良い人間関係につながります。

 

 

与えれば返ってくるのは本当のこと。

ただし、与えすぎると返ってこなくなるので気をつけて。

 

 

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でもだって、どうせ…と言いたくなったら、この言葉に言い換えて。

変化

 

「でも・だって・どうせ」でダメな自分を証明したい

 

今回は、「でも、だって、どうせ」のお話です。

この言葉はつい自信のない人が使ってしまいがちな言葉。

あるいは、自信のない人を励ましているときに相手が、

「でもでも、だって、どうせ…」

と言うのでもうウンザリしちゃった…という人もいるかもしれません。

 

 

この「でも、だって、どうせ」という言葉、そもそもどうして使っちゃうのでしょう?

なぜかというと、

「ダメな自分を証明したいから」

なんです。

 

 

人は、自分の考えが正しいと証明したい

 

前に確証バイアスのお話をしました。

確証バイアスとはなにかというと、

 

人間は、自分の信じていることを確かめるための情報などは積極的に探すが、

そうではないものはつい無視したり、探そうとしなかったりする。

たとえば「A型の人間は几帳面」と信じていると、その人のズボラな部分はさらりと流してしまうが、

ところどころキッチリしている部分だけは自然とすごく目につきやすくなる。

そのためその部分だけを見て、

「ほら、やっぱりA型は几帳面なのだ」

と自分がもともと持っていた信念を強化してしまう。

 

というものです。

つまり人は、自分が信じているものに対して「ほら、やっぱり」と言いたいがために、

そう言えるように積極的に行動する、ということですね。

 

 

「でも・だって・どうせ」で「やっぱり」につなげたい

 

自信がないというのは、

「自分はダメだという信念を持っている状態」

とも言えます。

そのため自信がない人は、その信念を裏付けるような行動をしてしまいます。

 

 

「そんなことないよ、ダメなんかじゃないよ」

という言葉を言われたとして、せっかくの励ましではあるのですが、

これはその人の「私はダメ」という信念に反した言葉ですよね。

そのため言われた人は潜在意識下で、

「その言葉は私の信念の裏付けにはならない」

と判断し、

「でも、だって、どうせさ…」

という言葉で励ましを覆そうとします。

 

 

それを繰り返される側からするとだんだんウンザリしてきて、

「もういいよ」

「あー、話がわかんないなぁ。ダメだこの人」

と相手にしたくなくなりますよね。

そうして投げ出してくれればそこで、

「冷たくされた…ダメって思われてるんだ。…ほらね、やっぱり私はダメなんだ」

と、自身の「私はだめ」という信念が正しかったことを証明することに成功します。

この証明をしたいがために、「でも、だって、どうせ」の言葉が出てしまうんですね。

 

 

これは本人も無自覚なことが多いです。

本人も顕在意識上では、

「自信を持ちたい、自分にもいいところがあると思いたい」

と考えているのですが、人間の顕在意識と潜在意識では潜在意識のほうが強い。

つまり、ダメであることを証明しようとする力のほうが強い。

なのでどうしても「だってでも、どうせさ…」という言葉が、潜在意識に突き動かされて出てしまいます。

こうして「私はダメだ」という思考を、自身の手によって現実のものにしているんです。

 

 

「でも、だって」を「証明ストップ!」に言い換えてみて

 

けれどここで「そんなあ…」とあまりガッカリしないでほしいと思います。

確かに、あちゃー!やっちまったぜー!と残念に思う気持ちもあるかもしれないけれど、

「なんで気づかずにそんなことしてたんだろう…」

「そんなことしちゃう私はほら、やっぱりダメなんだ…」

なんて、これまた自分のダメさを証明できそうな考えにうっかり走らないように、気をつけて。

うっかり走りたくなるのも無理はないですが(そういう方向に走るように潜在意識にやらされているので)

ここは意識して、

「へー!知らなかった!今までは気づいていなかったから防ぎようがなかったけど、

いまはもうちゃんと気づいたんだし、これからストップをかけていけるようになったんだ!」

と考えてほしいと思います。

 

 

そして今度自分の口から、

「でも、だって、どうせ」

この言葉が出そうになったときには(あるいは出たあとでもいいので)

「あ!!私は『ダメな自分』の証明作業に入ろうとしている!!」

と気づき、

「証明ストップ、ストップ!!」

という言葉に言い換えてみてください。

心の中で言ってもいいですし、せっかく励ましてくれている誰かに対して言っちゃったなら、

「ちょ、いまのストップ、なしなし!」

と実際に相手に言えると相手もきっと嬉しいですよ(*´ω`*)

 

 

相手の励ましに、急に納得ができなくても構いません。

つい「でも、だって…」で反証を試みたくなるお気持ちもわかるのですが、

「うおー、証明ストップ、ダメだなんて証明してどうする!」

と気づき、

「そんなふうに言ってもらえるとは思えなくて…ちょっと自分では急にはそう思えない気持ちがあるけど…。

そこまで言ってくれてありがとう」

という言葉に意識して言い換えてみてはいかがでしょうか。

相手だって、いますぐに納得しなさい!なんて強要はしていないはずですから。

 

 

「潜在意識は『ダメな自分』を証明するために、私に『でも、だって、どうせ』と言わせたがっている」

このことを意識して過ごしてみてください。

そうすると、「でもでもだってどうせ…」と言いたくなったときに、

「ハッ、乗せられるものか!」

と気づきやすくなると思います。

 

 

「でも、だって、どうせ」はダメな自分を証明しようとする言葉。

言いそうになったら「証明ストップ」という言葉に言い換えて。

 

 

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引け目を感じる心理や、失敗を恐れる心理はどんなもの?

牡丹

 

私なんか…という引け目を感じる心理とは?

 

今回は、

「なぜか他人に対して引け目を感じる」

「他人に、失敗を笑われたらどうしよう」

というふうに、引け目や恐怖心が強いという方へ向けたお話です。

どういう心理でそうなってしまうのか?を見ていきましょう。

 

 

引け目の原因は「相手を軽んじる気持ち」

 

前にYouTubeで動画を見てたときのことなのですが、

たまたま出ていた芸能人がこう話していました。

「人と食事をするのが苦手で…。

相手は、私なんかといてもつまらないんじゃないか?とか、

私なんかと一緒に時間を過ごさせてしまい、申し訳ないとどうしても思ってしまうんです」

と。

うむむ、なんだか感じなくていいような引け目を感じていますよね。

 

 

で、しばらくしたのちその人はこう発言しました。

「私、本当にゲームするのが大好きなんです!

誰かと食事してるときとか、『あー、早く帰ってゲームしたい!』ってそればっかり考えてたりするんです」

と。

 

 

これは心理下で相手に対し、

「あなたと一緒に過ごすよりも、もっと有意義なことに時間を使いたい」

と思っていて、そして、

「自分が人に対してそう思うんだから、人だって私にそう思っているんじゃないの?」

と無意識に思考してしまい、その結果、

「私なんかと一緒に時間を過ごさせてしまい、申し訳ないとどうしても思ってしまう」

という引け目へとつながっています。

こうして、少し相手を軽んじる思考が引け目へと変化して自分に返ってくることがあります。

 

 

もしこれが、ちょっとばかし軽んじるとかいうレベルじゃなく、

「相手への悪口を脳内でガンガンかましてる」

とかいうレベルになると、それがとても強烈な引け目に変わって返ってくることもあります。

 

 

引け目ではなく、臆病さへ変化することもある

 

上のように「引け目」という形に変わることもあれば、臆病になる、という形に変わることもあります。

 

 

私は昔、なにかに挑戦するときに、

「こんなことをして笑われるのではないか、

失敗してみんなに陰でひそひそ言われたらどうしよう」

ということが怖くて怖くて、なにかやりたいことがあっても挑戦できませんでした。

なぜかというと、普段心の中でさんざん人をバカにしていたからです。

「あいつ、○○するんだ。…ふーん、どうせ失敗するんじゃないの?…すればいいのに…」

「あ、ダメだったんだ?ばっかじゃないのー、私の思ったとおりじゃん」

とか。

自分に自信がないから、誰かがなにかに挑もうとすることが面白くないし、失敗を願ってしまう。

失敗すると「ダメなのは私だけじゃないんだ」とホッとして嬉しくなってしまう。

 

 

しかし、そうすると自分も同じように思われているのではないかという心理が働いて、

バカにされることが怖くて物事に挑戦できなくなる。

こうして、他者への悪意は「臆病」という形に変わって自分に返ってくることもあります。

 

 

「そういう心理があるんだな」と意識すれば引け目は消えていく

 

なにか他人を軽んじるような気持ちを心理下に抱いたとき、それがストレートに、

「自分も他人から軽んじられる」

というわかりやすい形でかえってくるとは限りません。

引け目や臆病さ、などの違う形に変わってから自分に返ってくることもありますが、

形が変わってしまうとそれが、

「自分が心理下に抱いた思いが、形を変えて返ってきたのだな」

とは気づきにくくなるため、

「どうして私は引け目を感じてしまうんだろう?」

とか、

「どうして私はこんなに臆病なんだろう?」

と悩んでしまうこともあります。

 

 

これを改善するためには、

「ほう、人って自分が考えたことを、相手も考えているだろうと思う心理があるのかぁ」

「じゃ、考えたことはいずれ自分に返ってくるんだな~」

と少し意識しておくと良いと思います。

ただ意識しておくだけでも、誰かの文句や悪口が頭に浮かんだときに、

「あっ…!こういうことを考えるから、のちのち自分が苦しくなるんだよなぁ」

という心理的なストップがかかります。

こうして意識して→ストップをかける、というのを繰り返していくうちに、引け目は改善されていきますよ(*´ω`*)

 

 

他人を軽んじる気持ちは、引け目や臆病さという形で自分に返ってくることもある。

 

 

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不幸を引き寄せる人の特徴は「こうさせられた」と思考していること。

天の川

 

人は、境遇や人に不幸に「させられる」のか?

 

「現実を変える方法はこれ」という記事では「オアシスの老人」という寓話を紹介したんですが、

今回は「双子の運命」というお話をご紹介したいと思います。

 

 

双子の運命

 

あるところに双子の兄弟がいました。

この双子の育った環境は、とても過酷なものでした、

父親は麻薬の常習者で、いつも酒に酔っては母親と双子に暴力を振るっていました。

 

 

時が経ち、双子は30代になりました。

双子の一人は薬物中毒になっていました。

毎日酒を飲み暴れるので、妻と子供は家から逃げだしてしまい、彼は一人で生活保護を受けて暮らしていました。

 

 

もう一人は、虐待などの被害に遭った子供たちを助ける仕事に就き、そこで大きな成功をおさめていました。

素敵な妻と子供がいて、彼は立派な父親として幸せな家庭も築いています。

 

 

あるとき、この双子の前に一人の心理学者が訪れ、こう尋ねました。

「あなたたちはなぜ、今の生き方を選んだのですか?」

そう聞かれた双子は、口を揃えてこう答えました。

「あの父親に育てられた私に、これ以外の生き方がありますか?」

 

薬物中毒になった男と幸せな家庭を築いている男、境遇はどちらも同じでしたね。

境遇が人を不幸にさせるのであれば、二人ともが同じ道をたどったはず。

でもそうではなかった。

二人の幸不幸を分けたのは、父親を見てこうはなるまいと思ったか、思わなかったか、ですよね。

人が不幸になるかどうかは境遇ではなく、境遇に対して何を思うかによって決まっている。

それをわかりやすく表しているお話だなぁと思います。

 

 

不幸を引き寄せるかどうかは、境遇ではなく自分の思考次第

 

引き寄せの法則だと、

「すべては自分が引き寄せた結果」

なんて言われますね。

これを聞いて、

「こんな不幸な状況なんて私は望んでないし…。こうなったのは○○のせいだし…」

と思う方は多いんじゃないかと思いますが、私は、その考え方こそが不幸を引き寄せているんじゃないかと思うんです。

 

 

生きていれば「ちぇ、なんだよもう…」って言いたくなるような出来事が起きることもあると思います。

このお話の双子のように生まれた境遇が酷いとか、

たまたま就職した会社にすごく嫌な人がいたとか、

悪くないのに八つ当たりされたとか…、

そういうのってさすがに、自分じゃ選べないことですよね。

けれどそれに対して、

「私は気分を害されたのだ、あぁ、あいつをどうしてやろうか、憎い、憎いよ…」

と考えるのか、

「だから気分を害されないようにするために、私はどうすればいいのだろうか?そうだ、こうしてみよう!」

と考えるのか、そこは相手は関係がありません。

 

 

相手の性格がすっごく悪いとして、そのとき「性格が悪いこと」の責任は相手にあっても、

相手の性格が悪いということに対してあなたが何を思いどう行動するか、という点は、あなたが選ぶこと。

どんな出来事が起きたとしてもその出来事には、あなたがそのあと何を思考するかまで決定する力はありません。

思考だけは、必ず自分で選べます。

 

 

「○○のせいで私は不幸=○○に私の幸せをあげます」

 

何かが起きたとき、

「嫌だなぁ、でもきっとなんとかできる」

とかではなく、

「嫌だなぁ、こうなったのは私のせいではない」

と思考することを選ぶ人は、ここでもう、自分の力で幸せになることはできなくなります。

私自身、結構長い間、

「こうなったのは母親のせいだ」

と思っていました。

あの人の仕打ちがひどいせいで私は不幸、あの人が変われば私は幸せになれる、と。

それって、自分が幸せになれるかどうかを決めるのは相手であって自分ではないということです。

自分が幸せになれるかどうかを自分で決められないとなれば、

それは当然、自分で決めようという意志を持っている人よりも不幸が多くなってしまいます。

 

 

「今日○○なことがあったせいで私は不幸」

と思うなら、それは、

「幸せになれるかどうかを、自分で考えて決めるのではなく○○に委ねます」

ということ。

そうして自分が幸せになるかどうかの決定権を、誰かや何かに明け渡す思考をしている人ほど、不幸を引き寄せていく。

不幸を引き寄せればますます、

「こうなったのは□□さんのせいで…」

と思考し、また決定権を□□さんにあげてしまったり。

そうして、自分で気づいていないけれど、どんどん自分の幸せを人にあげてしまっている。

それが「○○のせいで」と思考する人。

そこに気づき思考を変えることで、不幸を引き寄せるのをやめられると思います。

 

 

何が起きたかではなく、起きた出来事に対し「自分が何を思考したか」で幸不幸は決まる。

 

 

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現実を変える方法はこれ。現実を変えようとするのではなく、自分の思考を変える。

 

天の川

 

現実を変える方法を知りたいあなたに、まずこの寓話を

 

突然ですが、ひとつ寓話を紹介します。

いきなりなんやねんと思われそうですが、ままま、そう言わずどうぞ~。

 

 

寓話「オアシスの老人」

 

オアシスに、一人の老人が座っていました。

そのオアシスは、大きな二つの街に挟まれた場所にあります。

 

 

街に行くためにオアシスを通った男が老人を見つけ、声をかけました。

「これからむこうの街に行くのですが、この先の街はどんなところなのでしょう?」

そう聞かれた老人は、男の問いには答えずにこう聞き返しました。

「今までお前さんがいた街は、どんなところだった?」

尋ねられた男は顔をしかめてこう答えました。

「ひどい街ですよ。嫌な人間が多いし、汚い場所だし…。

だから向こうの街に行ってみようと思っているんです」

その答えを聞いた老人は、こう言いました。

「お前さんがそう思っているのなら、この向こうの街も、嫌な人間が多くて汚い街だろう」

 

 

しばらくすると、さきほどの男が来た街と同じ街から、別の男がやってきました。

その男は老人に尋ねます。

「これから向こうの街に行くのですが、どんな街なのでしょう?」

老人はさきほどと同じく、その問いには答えず聞き返します。

「お前さんがいた街は、どんなところだった?」

男は笑顔でこう答えました。

「いいところですよ。親切な人が多いし、きれいなところです」

老人はその答えを聞いて、こう言いました。

「そうか。お前さんがそう思うなら、向こうの街もいいところさ。

親切な人が多くて、きれいなところだよ」

 

 

大事なのは現実ではなく、現実を見るときに抱いている思考

 

…というお話ですが、いかがでしょうか?

 

 

同じ風景を見たときに、道端に咲いている花に注目し、

「わあ、きれいな花。良いものが見れて嬉しいな」

と思う人がいます。

同じ風景を見たとき、花の近くにたまたま落ちていたゴミに注目し、

「うわ、汚ねぇな。誰が捨てたんだよ、ムカつく」

と思う人もいます。

2人の生きている場所は同じ。

2人の体験している現実は同じ。

でも、その現実を見るときの心…思考が違う。

普段から不平不満といった思考を抱えていると、

その人の潜在意識は自然と「不満に思えそうなもの」を取り入れて、気づかせてくれる。

これは潜在意識が勝手にやっていることだから、その人は自分でも気づかないうちに、ゴミのほうを見てしまう。

目の前に花があっても気づくことができない。

だから現実が嫌なものに思える。

現実が嫌なものだから不満になっているのではない。

不満という思考を抱いているから、現実の嫌な部分しか見ることができない。

 

 

不満を抱かない人も原理は同じ。

普段抱いている思考が良いものであれば、

潜在意識はその人が「良い気分でいられそうなもの」を見せてくれる。

必死になって「良い気分になれるものはなにか」と探さなくても、

潜在意識は自然と良いものに気づかせてくれる。

こちらの人は、良いものばかりを見て生きることができる。

 

 

人を見るときも同じ。

不満が潜在意識下にある人は、無意識に相手の悪い部分ばかりに注目したり、悪い解釈をしたりする。

そして「あいつは嫌な奴だ」と言う。

不満のない人は、無意識にその人の良い部分ばかりに注目したり、良い解釈をしたりする。

そして「あの人はいい人だ」と言う。

見ている側の思考の問題。

「あいつの性格が悪いから気分が悪くさせられる」のではなく、

「自分の気分が悪いから、あいつの性格が悪く見える」。

 

 

人はつい、

「現実がこうだから、私はこう思考しているのだ」

と考えます。

ゴミが落ちているから私は不快なのだ。

あの人が悪いから私は腹を立てているのだ。

でも、本当にそうでしょうか。

真逆に考えてみてください。

不快な思いを抱えているからゴミしか見ることができないのだ。

怒りを抱えているからその人が悪く見えるのだ、と。

悪い現実の前には、必ずその「悪い現実」を見るはめになるような「思考」が頭の中にある。

その思考を変えることで、現実を変える。

それが引き寄せの法則です。

 

 

現実のあとに思考があるのではなく、思考したものに見あう現実を見ることになる。

それが引き寄せの法則。

 

 

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管理人:岡野 真

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