
潜在意識は、自分を許すことで良い方向に向かう
今回は「自分を許す方法」についてです。
引き寄せではよく、
「自分を許すことで、潜在意識が良いものを引き寄せてくれるようになる」
と言われます。
これがなぜかというと、たとえばあなたに、
「○○な自分なんてダメだ」
と自分を許せない気持ちがある場合、潜在意識は、
「では、『○○な自分なんてダメだと思ったままでいられる現実』を作ろう」
というふうに働いてしまうためです。
けれど、自分を許すことができたならば?
それは自分を認めている状態に変わったということですから、そこから潜在意識は、
「お、次は『自分を認めたままでいられる現実』を作るのね?おっけー!」
と働きはじめます。
これで現実が良い方向に変わりますよね(*´ω`*)
…とはいっても、
「いや、それはもうわかってる…わかってるんだけど…。
私には自分を許すっていうことがどうしてもできないんだよ…」
と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、私のおすすめの自分を許す方法をご紹介いたします。
自分を許すためにおすすめの「1日メソッド」
ご紹介するのは108さんという方が考えた方法で「1日メソッド」という名前がついています。
この1日メソッド、ものすごく簡単です。
具体的に何をするのかというと…、
これだけです。わー、シンプル~!(*´▽`*)
もはやシンプルすぎて逆によくわからない方も多そうな気がしますので、詳しくご説明していきます。
いま、
「何があっても自分を責めない」
と聞いて、
「自分がなにかミスしたりとかしても、『それでもいいよ』と自分を許すように心がけてみましょう」
という意味にとらえた方もいるかもしれませんが、そうではなく、
「自分がなにかミスしたりとかしても、『それでもいいよ』と自分を許すように心がけるのをやめてみましょう」
という意味だととらえてみてほしいです。
「は?自分を許すよう心がけるのをやめたらダメじゃない?
それじゃあ自分を許せないままになっちゃうじゃん」
とちょっと不思議に思うかもしれませんが、むしろこちらのほうが自分を許せるようになりやすく、潜在意識が現実化するものも良いものに変わりやすいと思います。
自分を許すよう心がけるのをやめると、潜在意識は変わる
自分を許すことができないという方って、
「自分がなにかミスしたりとかしても、『それでもいいよ』と自分を許すように心がけてみましょう」
↑こちらは既にやったことがあるんじゃないかと思います。
でも、それをやっても「それでもいい」とは思えず、そう思えない自分を許せないんだ…という状態なんじゃないかな?と思うんですね。
ではどうして、
「自分に対して『それでもいい』と思おうとしているのに思えない自分を許せない」
という状態になっちゃうのか?というと…。
これはまず潜在意識下に、
「『それでもいいよ』と思えるようになることが良いことである、そう思えないのは悪いこと・未熟なことである」
という前提があり、そしてその前提をもとに、
「なので、『それでもいいよ』と思えた場合には自分を許しますが、そう思えないのであれば私は私を許しません」
というようなルールを作りあげてしまっている状態です。
そのようなルールがあると、自分に対して「それでもいいよ」と思えなかった場合、潜在意識下で瞬時に、
「これはルール上、許すわけにはいかない」
という判断が自分自身に下ります。
そして、
「それでもいいと思えない自分が(ルールを守っていないので)許せない」
となります。
この状態で「それでもいいと思えるようになろう、なろう」とするということは、
「それでもいいと思えないなら、私は自分を許さない」というルールに従おう、従おうとすることです。
従わないかぎり許さないぞ、許せないぞと、自分を許すどころか逆に責め立ててしまっているような状態です。
潜在意識下のルールを手放すため、自分を許すことをやめてみる
「自分に対し『それでもいいよ』と思わない限り、私は私を許しません」
というルールをもとに自分を許そうとすると、許そうとするたびにそのルールを守り、肯定することになってしまうので、潜在意識下でどんどんルールは強固になっていきます。
そして潜在意識下でそのルールが強固になればなるほどに、それでもいいと思えない自分がどんどん許せなくなっていってしまいます。
許そうとすればするほど許せなくなる、ということになっちゃうんですね。
この場合、
「それでもいいと思えないなら私は自分を許さない、というルールをもったままでいかにうまくやるか?」
と考えるのではなく、
「そのルールを手放すにはどうすればいいのか?」
を考えることが大切なのではないかな?と思うんです。
そして、そのルールを手放すために、
「自分がなにかミスしたりとかしても、『それでいいよ』と自分を許すように心がけるのをやめてみましょう」
なんです。
許そう許そうとするのをやめるということは、そのルールに従おう従おうとするのをやめるということですから、ルールは手放しやすくなります。
淡々とやるほうが、潜在意識は変わりやすい
1日メソッドをやっていて、
「なんで私って○○なのかなぁ…。って、あ、いま自分を責めたな」
と気づいたときには、
「ふぅん、責めたね。ふーん」
という感じで、さら~っと流すようになさってみてください。
やってみると自分で思っている以上に、1日の中で自分が自分を責めていたということに気づき驚くかもしれませんが、
「こんなにたくさん自分を責めてるなんてダメなことだ」
なんて自分を責めず、
「あ、責めたんだ。ふうん」
「ほう、ここでも責めたね、へぇ~」
という感じで、ただ責めたという事実だけを淡々と見て、それ以上は何もしないという感じでいるとよいかなと思います。
ただ淡々と…というのは、自愛や自己観察と似ていますね。
冷静な気持ちで、
「へぇ、私ってたくさん自分を責めているものなんだな~」
という事実を眺めつつ、
「自分を責めずにいるとは、楽なものなんだな~」
という心地よさを1日感じてみれば、そこから自然と自分を責めないということがうまくなってくると思います。
自分を責めない楽さを知ると、わざわざ苦しい思いをして責めようという気がなくなってきますからね。
そうして自然に自分を責めず、許すことができるようになっていけば、潜在意識が引き寄せるものも良いものに変わっていきますよ(*´ω`*)
「自分に対して『それでもいいよ』と思えないならば、私は私を許さない」
というルールを持っていないでしょうか?
そのルールを手放すことが、自分を許すことです。
ちなみに、
「ただ責めたという事実だけを淡々と見るというのは、自愛や自己観察と似ている」
と文中に書いたのですが、
「その自愛とか自己観察ってなんのこと?」
と思った方は、以下の記事も参考になさってみてください↓
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「幸せだなぁ」と唱えると、潜在意識はどうなるの?
今回は「幸せだなぁ」についてのお話です。
引き寄せではよく、
「『幸せだなぁ』とたくさん唱えると良いことが起きる」
「私はなんて幸せなんだろう、とアファメーションすれば幸せがやってくる」
というふうに言われます。
でも、
「なんで幸せだなぁって唱えるだけで幸せになれるんじゃい」
と突っ込みたくなる方もいらっしゃるのではないかと思いますので、どうしてそうなるのか?についてお話していきます。
潜在意識は、あなたが意識したものを集めてくれる
人間の潜在意識には「顕在意識上で意識したものを集める」という特徴があります。
たとえば私があなたに、
「部屋の中にある青色のものを探してください」
と頼んだとすると、あなたは「青色はどこかな?」と意識しますよね。
そうして意識すると、今までは気づかなかったような小さな青の物体にまで気づいたりします。
これは顕在意識上で「青」を意識したため、潜在意識のほうがそれに反応し、
「お、青…青色に関する情報を集めてあげないと…。
ほらほら、あっちにもそっちにもあるよ~気づいて~」
というふうに働くためです。
毎日ずーっと青色を意識して過ごしていると、部屋の中だけではなく街中の青にまですごく敏感になったり、
「ずーっと青色を見てるうちになんか青色が好きになってきたわ」
といった現象も起こったりします。
ときに、
「最初は興味なかったんだけど、好きな人が○○が好きって言ってたの聞いてから、
私まで○○が気になり始めて好きになっちゃった」
ということがあったりすると思うのですが、これとかがまさにそうですね。
「これは好きな人が好きなものなんだ!」というふうに、ずっとその○○を意識しているためにこうなります。
「幸せだなぁ」で幸せを意識すれば、潜在意識は幸せを集める
では、この要領で「幸せ」を意識すればいいですよね。
幸せを意識すると、潜在意識はそれに反応して、
「ほう、幸せをお望みか…じゃあ幸せに関する情報を集めてあげないと…」
となります。
なので、幸せを意識していなかったときには道に落ちている500円玉に気づかなくても、幸せを意識しだすと気づいたりするようになります。
潜在意識のほうが、
「お、これ幸せだなぁって思えるようなことじゃね!?見て見て!」
となるので、青色が自然と目につくのと同じ要領で、自然と500円玉に気づきます。
(500円玉はただのたとえなので、幸せを意識すれば必ず道でお金を拾えますよとかいう意味ではありませんが)
こういう感じでこれまで気づかなかったことに気づくようになり、ラッキーなこと、幸せなことが増えていくんです。
なので、幸せになりたいなら幸せに意識を向けておいたほうがいいですね。
…とはいえ、これまで幸せを意識していなかったのに突如、
「さぁこれから幸せを意識するぞ!」
と思っても、最初の数分くらいは意識できてても、ついついいつの間にか忘れちゃうものです。
なのでうっかり忘れないように、意識しつづけていられるように「幸せだなぁ」とたくさん唱えましょう、と言われてます。
「スーパーでマヨネーズ買わなきゃ」
と思いつつ数分すると忘れちゃって買い損ねることとかありますけど、
さすがに「マヨネーズ、マヨネーズ」ってたくさん言っていればマヨネーズ買うの忘れませんよね。
それと同じで、「幸せだなぁ、幸せだなぁ」と唱えるようにしてれば、幸せを意識し忘れることはありません。
そのため、潜在意識がどんどん幸せだと思えるようなものに気づかせてくれるようになります。
このようにして幸せが増えていくので、
「『幸せだなぁ』とたくさん唱えると良いことが起きる」
「私はなんて幸せなんだろう、とアファメーションすれば幸せがやってくる」
とよく言われます。
まだ幸せじゃないのに「幸せだなぁ」って唱えるの?
中には、「幸せだなぁ」というフレーズを唱えるのにちょっと違和感を覚える方もいるかと思います。
「いまはまだ幸せじゃないのに、まるでもう既に幸せみたいに言うのはなんかヘンな感じがする…」
と。
確かに、現在の状態(まだ幸せじゃない)と唱えている内容(いまもう幸せ)に矛盾があるのでちょっとヘンな感じはするのですが、
こうして「もう既にそうなった体」で言ったほうが、潜在意識が幸せなことを見つけてくれやすくなるため、そのように表現しています。
なぜそうなった体のほうが、潜在意識が幸せなことを見つけてくれるのか?というと…。
たとえば、あなたが会社の上司に、
「こないだプレゼンやるって言ったよね。これからその資料を集めてくれる?」
と言われたときと、
「こないだプレゼンやるって言ったよね、もうプレゼンの資料集めてるんだよね?」
と言われたときだと、どちらのほうが資料を集めようという気になるかというと、後者ですよね。
もう既にしてるでしょ?みたいな前提で来られると、
「え?集めてる…もんだったの?じゃあすぐやらないと…」
と、強く資料集めに意識が向くはずです。
人間の潜在意識ってこんな感じで、
「している前提で来られると、その前提に早く合わせようとする」
んですね。
なのでこれを自分で自分にやります。
自分自身にやっても同じように潜在意識は働きますので、
「幸せだなぁ~」
「私、幸せをうまく意識できているなぁー」
「私はいま、幸せになってる最中だぞー」
などなど、もうそうなっている前提で言ってみてください。
そのほうが潜在意識が、幸せを集めやすくなりますよ。
潜在意識は変化すると信じて「幸せだなぁ」と唱え続けてみて
ただ、潜在意識が幸せを集めはじめるスピードは、上司に「もう資料集めてるよね?」という前提でこられて、資料を集めようとするスピードほど早くはありません。
上司にこう言われれば相当ドキッとするでしょうし、
顕在意識上でもかなり強く「早くしなきゃ!!」という緊急性を感じると思いますが、
自分で自分に「いま幸せだなぁ」と言う場合はそこまでの緊急性がないため、潜在意識が動くスピードはもっとゆっくりなものになります。
ゆっくりなので自分では、
「幸せだなぁって唱えてるけど、本当に潜在意識は動いてくれてんの?」
というふうに、動いているという自覚は持てないかもしれませんが、続けていくうちに変化が訪れるはずですよ。
信じて続けてみてくださいね(*´ω`*)
「幸せだなぁ」と唱えて、幸せに意識を向けてみてください。
いま幸せであるという前提で唱えると、潜在意識はその前提どおりにしようとします。
いま幸せであるという前提で唱えると、潜在意識はその前提どおりにしようする…というのと似たような感じで、
「いま完璧だという前提を持つことで、潜在意識がその前提どおりにしようとする」
というやり方もあります。
良ければこちらも参考になさってみてください↓
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諦めたら、潜在意識は叶えてくれなくなるんじゃないの?
今回は「諦める」についてです。
潜在意識の話の中ではよく、
「諦めたら願いが叶った」
「諦めたほうがうまくいく」
というふうに語られることがあります。
しかしこれを聞いて、
「いやいやいや、普通に考えて諦めたらダメでしょ。
『叶わなくていい』っていう思考を潜在意識が叶えて、叶わなくなっちゃうんじゃないの?」
と不思議に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、今回は諦めたら叶うとはどういうことなのか?についてのお話です。
「諦めたら潜在意識が願いを叶える」の意味とは?
「諦める」って、なんだかあんまりいいイメージのない言葉ですよね。
どうせもうダメだ~って何かを投げ出してしまうようなイメージを持っている方も多いのではないかな?と思うのですが、本来は「諦める」という言葉に悪い意味はありません。
もともとは、
「物事の道理や真理を明らかに見極め、迷いや執着を断ち切る」
ということを「明らむ(あきらむ)」と言っていて、徐々にその「あきらむ」が「あきらめる」へと変わりました。
「物事への迷いや執着を断ち切る」
という最初の意味も徐々に、
「物事に挫折する・断念する」
というような、なんとなくネガティブな意味へと変わっていってしまったのですが、
もとは物事の本質を見極めることを指す、むしろ良い意味を持った言葉なんです。
「諦めたら願いが叶う」と言われると、
「もう願いなんて叶わなくていいって断念すれば願いは叶うわけ?おかしくない?」
と思っちゃうかもしれませんが、そういう意味ではなく、
「物事の真理を見極め、迷いや執着を捨てられたら願いは叶う」
という意味だととらえれば…どうでしょうか?
「確かに、考え込んで迷ったり変なこだわりがないほうが叶いやすそうだ!」
と思えるのではないでしょうか?(*´ω`*)
諦めたら、潜在意識はこだわりの影響を受けなくなる
人は願いを叶えようとするとき、ついつい多くのこだわりを持ったままに叶えようとしてします。
たとえば「お金持ちになりたい」という願いがあったとして、そういうときについ、
「お金持ちになるためにはまずAをして、それからBをするという段階を踏まないと無理だろうなあ…。
でもAをするなんて…私にはできそうにないなぁ…」
と、悩んだり迷ったりしてしまいがちです。
けれど実際には、
「まずAをしてからBをしないかぎりお金持ちにはなれない」
という決まりはこの世には存在していません。
その決まりは、その人の心の中にだけある、その人だけの決まり。
つまり、その人の持っているこだわりなだけであって、この世の真理とかではないですよね。
こだわりをなくして見てみたとき、この世には他にもいろいろな手段があると気づくはずです。
…というか、潜在意識のほうはもう気づいているはずなんです。
「AしてB??
いや、それよりCをすればいいのにな~、そうすれば叶うのは早いのにな~」
というふうに。
けれど、強く「AしてB」というこだわりがあると潜在意識のほうは、
「本当はCしたほうがいいけど、でもすごく強くこだわってるし…。
ちゃんとそのこだわりどおりにしてあげなきゃ…」
ということで、Cのほうはやらなくなってしまい、なかなか願いが叶わなくなってしまいます。
でももし、よく自分自身や現状を観察してみて、
「あぁ、これは私のこだわりにすぎない。これは必要のないものだったんだ」
ということを見極めることができたら…つまり、諦めることができたならば?
そうして諦めたならば潜在意識は、
「あ、なんか変なこだわりがなくなった!これでCができる!」
となりますので、願いが叶いやすくなります。
過程について諦めたら、潜在意識がベストの過程を踏んでくれる
潜在意識の話になると、
「願望が叶うまでの過程について考えないほうが叶いやすい」
と言われることもよくありますよね。
過程について考えるということは、上に書いたような「Aせねば…それからBせねば…」ということについて考えるということです。
つまり、自分の心の中のこだわりのことについて考え、そのこだわりを握りしめて離さそうとしていないような状態です。
これでは願望を諦めた状態(願望に対してこだわりをなくした状態)にはなれず、潜在意識がうまく働きづらくなってしまいますよね。
そのため、過程については考えないほうがいいと言われます。
顕在意識上では、
「物事の過程についてきちんと考えるのは良いことだ、そうすべきだ」
と思えますが、
「あぁ、その『過程について考えるべき』というのも、私のこだわりにすぎないのだなぁ~」
と見極めたとき(諦めたとき)、こだわりに抑えつけられることのなくなった潜在意識が、願望を叶えるためのベストな過程をきちんと踏み始めます。
すべてのことを諦めた状態になる必要はない
ここまで読んで、
「こだわりって悪いものなんだ…全部のこだわりを捨てたほうがいいのかな?」
と感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、こだわりが全て悪いものというわけではありませんので、全部なくさなきゃと気負う必要はないと思います。
願いを叶えるなら少なくとも、
「私は願いを叶えたい」
「この願いは叶うのだ、私にはその力があるのだ」
というこだわりは持っていなくてはいけませんし、持っていることで楽しく生きられるこだわりもたくさんありますから、そういうものは持ったままでよいのではないでしょうか。
捨てるのは、願望に関するネガティブなこだわりのみ。
そこに関してだけ諦めた状態になれればそれでOKだと思います(*´ω`*)
「諦めたら願いが叶う」というのは、
「物事の真理を見極め、迷いや執着を捨てられたら願いは叶う」という意味。
そうだ、途中で「過程について考えないほうがいい」というお話が出たのですが、
考えないほうがうまくいくということについて書いた記事が他にもあります。
よければこちらもご覧になってみてください↓
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ワクワクするとうまくいくと言うけれど…
今回は「ワクワク」についてのお話です。
潜在意識の話になると、
「ワクワクしていればうまくいくようになります」
「迷ったときには自分がワクワクするほうを選びましょう」
というふうに言われることがあります。
これは昨日の記事でも書いたのですが、人はうまくいっていないほうを選んだとき、漠然とした不快感を抱くようにできています。
けれど、ちゃんと自分の望む方向に向かっているときにはそういった不快感を抱くことはありません。
ということは、何かをうまくいかせたい場合には不快感のないほうを選べばいい、ということになりますよね。
「○○と□□、どっちのほうがワクワクするかな?」
というふうに、より良い感情を覚えるほうを選べば、うまくいくほうを選んだということになります。
しかし中には、
「そう思ってワクワクするようにしているのに、何もうまくいかない」
「いやむしろ、ワクワクするほうを選ぶようになってから悪いことが増えたような気さえする…」
という方もいらっしゃいます。
このように、ちゃんとワクワクするほうを選んだにも関わらずうまくいかない原因は、主に3つほど考えられます。
その3つについて詳しくお話していきます。
潜在意識下に「ワクワクするだけではダメ」という観念がある
ではまず、ワクワクするほうを選んでもうまくいかない原因の1つめです。
それは、
「楽しい思いだけしてうまくいっていいはずがない」
「良いことのあとには悪いことがある」
といった固定観念が強い、ということ。
潜在意識はその人の持っている観念を実現する意識ですので、仮にあなたが、
「ワクワクするだけでうまくいくはずがない。
楽しい思いをしたあとには、そのぶん辛いことがあるはずだ」
という観念を持っている状態で何かワクワクすることを選んだとすると、潜在意識のほうは、
「ワクワクした…楽しい思いをしたな。
じゃあ、そのぶん次は辛いことを起こしてあげないとな」
と働きますので、自分の持っている固定観念どおり、ワクワクすることの後には辛いことが起こってしまいます。
一旦はワクワクすることでうまくいくほうを選びはしたのですが、選んだあとすぐに、
「でもこのままうまくいっていいはずがないよね」
という観念が出てきてしまい、潜在意識がその観念を叶えてしまうためうまくいかなくなる…という感じです。
「うわ、私そういう観念あるわ…」と思った方は、これからは、
「でももう、こんな観念には呑み込まれないもんね~」
と意識して過ごしてみてください。
そういう観念が自分にあるのだという自覚と、しかしそれに呑み込まれまいという意識さえあれば、徐々に観念は弱まって消えていきますよ(*^^)
義務感でワクワクするので、潜在意識下に不満がたまる
次に、ワクワクしてもうまくいかない原因の2つめです。
2つめは、
「ワクワクしなきゃという義務感で、好きでもないことをしている」
というものです。
「ワクワクするとうまくいく」という言葉を聞いて、ときに、
「そうか、うまくいかせるためにはワクワクするべきなのか…。
じゃあワクワクするためには何をすべきなんだろう…?」
というふうに、うまくいかせるためのノルマのようにしてワクワクしようとする方もいらっしゃいます。
そして、
「旅行に行けばワクワクするかしら?それとも新しい趣味をはじめてみようかしら…。
旅行や新しい趣味ってワクワクするもののはずだよね?だったらそれをやらねば…」
と、本当は特に旅行がしたいわけでもないのに、ワクワクせねばという義務感で行ってしまったり…。
顕在意識上では、
「さぁ、私はちゃんとワクワクすることをしたぞ!だからうまくいくはずだ!」
と感じるかもしれませんが、潜在意識下に募るのは、
「別に本当はやりたくないんですけど…」
という不満のほうです。
うまくいかせようとして不満を強くしてしまっただけなので、こうなると潜在意識は、
「なになに、不満がお望みなの?じゃあ、もっと不満になるようなことを起こしてあげないと…」
となってします。
ワクワクすることをやっているようでいて実は、やりたくないことをやってしまっているのでうまくいかない…ということですね。
もし、「ワクワクするため」という目的で何かに無理をして取り組んでいた場合には、
それをやめて、純粋に今の自分が好きなことをなさってみてください。
何かに挑戦するというのはときにとても素敵なことではありますが、
したくないときにまで無理をしてする必要はありませんよ(*´ω`*)
潜在意識下の不満を隠すため、ワクワクする
最後に、ワクワクしてもうまくいかない原因の3つめです。
3つめは、
「不満を隠すためのワクワクを、本物のワクワクだと思っている」
というもの。
仮に、大嫌いな相手から誘いを受けて「断りたい!」と思ったとします。
しかし断りたいという気持ち以上に、断って嫌われるのが恐ろしいという思いがあったとします。
するとついつい誘いを受けてしまい、そのあと、
「あ~OKしちゃったよ~、本当は嫌なのに…」
と嫌~な気持ちになりますよね。
ただ、普通はここで嫌~な気持ちになるものなのですが、真逆にワクワクする方もいらっしゃるんです。
本当はやりたくないことをしちゃったのに、どうしてワクワクする気持ちが生まれるのか?というと、
そうしてワクワクしていれば、本当はやりたくなかったという自分の本心を認めずにすむためです。
「私は嫌われるのが怖いわけではないのですよ、本当にBさんが好きで誘いが嬉しかったんです。
だから誘いを受けた私の選択は正しいものなんです。
…ということにするために、不満じゃなくて、誘われて嬉しいときのようなワクワクを感じていなきゃ!」
ということで、ワクワクする気持ちが出てきます。
自分の本心を認めたくないという気持ちが強い方は、こうして不満などの不快感ではなくワクワク感が出てくることがあります。
潜在意識下に、強い不満がたまるほどワクワクする
「本心を認めずにすませるため、ワクワクを感じることにしておこう」
というのは、潜在意識下で一瞬で行われる判断です。
そのため、本人もそのような判断が自分の潜在意識下で下されたことに気づかず、顕在意識上では、
「私、Bさんが好き。誘われてワクワクするなぁ♪」
というふうにしか感じられないことがあります。
こういった場合に「さぁワクワクすることをやろう!」となると、どんどん精力的に嫌いな人からの誘いを受けはじめてしまったりします。
自分が大嫌いな人やもののことを、自分からすすんで受け入れはじめてしまうんです。
当然、潜在意識下には強烈な不満がたまります。
しかし潜在意識は、
「不満はワクワクに変えてから外に(顕在意識上に)出すぞ」
という作業もしていますので、潜在意識下に不満がたまるほどに、顕在意識上では強いワクワクを感じるようになったりもします。
このように、実は自分からすすんで嫌いなものを受け入れてしまっているということに気づけないため、うまくいかなくなる方もいます。
しかしこのような場合にも、ワクワクする気持ちを感じながらも、どこかで不快感や違和感は覚えているはずです。
違和感を覚えているからこそ、なるべくそれを感じずにすまそうとワクワクしているのですから、必ず違和感はあるはず。
「そう言われれば…ワクワクしているはずなのになぜか胸のあたりが妙に苦しかった…」
「なんだか上滑りしてるような、変なワクワクなのはなんとなく感じてた…」
という場合には、一旦ワクワクするようなことは中断してください。
そのワクワクの正体が不満なら、中断することで心が楽になるはずです。
静かな安心感のようなものを、胸やお腹あたりから感じる場合が多いと思います。
その安心感の中で、
「私は、本当は何が不満なのだろう?隠しておきたい本心とはなんなのだろうか?」
と自分に問いかけ、本心と向き合うようになさってみてください。
向き合えれば、さらに心が楽になりますよ(*´ω`*)
ワクワクするほうを選んでもうまくいかないのは、
①「ワクワクすることだけしてうまくいくはずがない」という観念があるから。
②「ワクワクせねば」という義務感で、本当はやりたくないことをしているから。
③そのワクワクの正体が、楽しさや喜びではなく「不満」だから。
ちなみに、
「ワクワクしているけどうまくいかないとかじゃなくって、そもそも私、ワクワクできないんですがどうすれば…」
と思った方は、以下の記事も参考になさってみてください↓
★ワクワクできない、それでOK★
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望む方向からはずれると、潜在意識からの警告がくる
今回は、潜在意識からの警告についてです。
ときに、
「間違った方向に進んでいるとき、潜在意識が警告を発してくる」
というふうに言われることがあります。
こう聞くと、
「具体的にはどんな警告がくるの?警告がきたらどうすればいいの?」
と思う方もいるかもしれませんので、詳しくお話していきます。
潜在意識からの警告とは、どのようなものなのか?
「潜在意識からの警告」なんて表現をするとなんだかよくわからない感じがするかもしれませんが、これは単に、
「本音を抑え込んだときのモヤッと感やイラッと感」
だと思うとわかりやすいです。
たとえばあなたが誰かに怒られて、
「私は悪くないのに…」
と思いながらも謝るとき。
私は悪くない、という本音を抑え込んでいるのでイライラしますよね。
誰かに遊びに誘われて、
「本当は行きたくないのに…」
と思いつつも誘いを受けたとき。
本心では行くことに納得していないため、モヤッ…とします。
こういうふうに、
「本音とは違うことを仕方なくしたとき、モヤモヤしたり、イライラしたりする」
という経験はどんな方にでもあると思います。
上に書いた例のような場合ですと、潜在意識だけではなく顕在意識上でもはっきりと、
「私は納得していない、本心はそうではない」
と自覚できていますので、感じるモヤモヤもはっきりと自分でわかります。
潜在意識からの警告は「漠然とした不快感」としてやってくる
しかしときには、顕在意識上では自分が納得していないということが自覚できないときもあります。
本心で「私は○○がしたい」と思っていても、その本心以上に強く強く強く、
「でも、○○すべきではない。それより□□をすべきだ」
という固定観念を持っているときなどは、人はその固定観念に従うべく瞬時に本音を抑え込み、自分が納得できないほうを選んでしまいます。
あまりに瞬時にやってしまうので、自分でも自分が納得できないほうを選んだという自覚がありません。
こういう場合、顕在意識上では、
「私はちゃんと選ぶべきほうを選んだ、正しいことをした」
というふうに納得していたりもするのですが、しかし心の底の底…潜在意識下では納得はできていない。
なので、
「ものすご~~~く漠然と、モヤッとする」
といった感覚を覚えます。
納得していないのは潜在意識のほうのみですので、顕在意識上で「納得できない」と自覚しているときほどの強いモヤッとした感じはありません。
この漠然とした、自分でもなんなのかわからないけれどなんだか納得のいかない感覚を、引き寄せでは「潜在意識からの警告」と呼んでいます。
潜在意識からの警告を無視するほど、望む方向から離れていく
この潜在意識からの警告を無視するということは当然、自分の本心を抑え込んだままでいるということです。
ずーっと警告を無視して生き続けるならば、どんどん自分の望む方向とは離れた方向へと行ってしまうことになります。
本心とはかけ離れるほどに潜在意識からの警告は強くなるので、徐々に顕在意識上でも、
「どうも何かがおかしいぞ…。そうだ、私は本当はこんなことがしたいんじゃないんだ!」
と自覚できるようになる場合もありますが、中にはとことんまで自分の本音に気づくことを避ける方…潜在意識からの警告を無視しつづける方もいます。
そういう方は、周りへの不満を抱きやすくなります。
自分のモヤモヤ・イライラに対して、
「あぁ、私が自分の本心を無視しているからこうしてイライラするのだなあ~」
と自覚することができない(自覚したくない)ため、
「私がこうしてイライラするのは、周りのせいなんだ」
と、原因が周りにあると勘違いしてしまい、自分の周囲に不満を抱きがちになります。
顕在意識上では、
「周りが私をイライラさせてきているんだ。周りが変わってくれれば私は心穏やかに過ごせるんだ」
と感じますが、実際には周りが自分をイライラさせているわけではなく、自分が自分の本音を無視しているからイライラするわけですので、
仮に周りが変わったとしても、本心を無視するのをやめない限りイライラは続きます。
大切なのは周囲を変えようとすることではなく、潜在意識からの警告に耳を傾けること。
「自分の本心はなんなのか?」
に気づくことで自分の望む方向へと向かっていけるようになり、周囲に不満を感じることもなくなっていきます。
潜在意識からの警告を無視せず、本心に気づくには?
では、潜在意識からの警告を無視せず、自分が本当は何を望んでいるのかに気づくためにはどうすればいいのか?なのですが、これは単に、
「自分に素直になればいいだけ」
です。
なんとなくモヤッとした、イラッとした、というときにそれを無視しようとしたり、無理に何かで気を紛らわせようとしたりせず、
「私は、本当はどうしたいのだろう?」
と自分に問いかけ、素直に考えてみる。
ただそれだけです。
自分のことなのですから、
「自分に正直になって、きちんと考えてみよう」
という気持ちさえ持っていれば、遅かれ早かれわかるときはくるはずですよ。
潜在意識が何を警告しているかわからないときは?
考えてみて、どうしたいのかがすぐにはわからなかったとしても大丈夫です。
その場合にはそのまま日常を過ごしながら、どういうときに潜在意識からの警告が強くなるのか、弱くなるのかを意識して観察してみてください。
必ず、
「こういうときにはモヤッとした感じが強くなる」
「でも、あの人といるときにはモヤモヤとかは感じないな」
というふうに、モヤモヤなどの不快感には強弱があるはずです。
そして、
「どうも、○○をしたときには特に潜在意識からの警告が強まるな」
というふうにどこで強くなるのかがわかったなら、その○○をしないようにしてみてください。
それによって本心に近づいていきますし、ふとなにかのタイミングで、
「あぁ、そうだ。本心はこうなんだ!」
と、はっきりと顕在意識上でも自覚できるようになりますよ。
要するに潜在意識からの警告は「気に食わないとき」に来る
自分に問いかける際には、
「私は、本当はどうしたいのだろう?」
という言葉ではなくても構いません、好きな言葉を使って自由に問いかけてみてください。
私の場合は違和感・不快感を覚えたときに頭の中で、
「はいよー、何が気に食わないの?」
と言うことが多いです。
静かに胸に手を当ててすごく厳かな感じで、
「私の、潜在意識の中にある本当の望みとは…なんだろう…?」
とか問いかけていた時期もありましたが、これは私には合っていなかったのかあまりうまくいきませんでした(;^ω^)
ある日ふと、
「なんか身も蓋もない言い方するけど、結局は潜在意識からの警告って、自分の思い通りにできなくて気に食わないときに来るわけだよね?」
と思い、
「でさ~、ぶっちゃけ何がそんなに気に食わないわけ~?」
と自分に聞いてみたらすぐに本心が出てくるようになったので、それ以来「何が気に食わないの?」というフレーズはよく使っています。
よかったら試してみてくださいね(*´ω`*)
自分の本心を無視したとき、「漠然とした不快感」という形で潜在意識からの警告が来る。
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