今回はいただいた質問の回答です。
私は子どもの頃から継続すること、習慣化がとても苦手です。
恥ずかしながら歯磨きも習慣化できていないです。
毎日頑張ってやっている状態です。
やらなきゃ虫歯になる、と思いやっています。
歯磨きを楽しもうといろんな味の歯磨き粉を用意したりしてもだめでした。
日記もダイエットもしばらく続いて数ヶ月続けても習慣化ならないので数日止まるとダメになってしまいます。
ベビーステップで継続しやすい、習慣化しやすいといいますが、
ベビーステップだとなおさら『今日くらいいいや』や『明日やろう』が続いてしまい逆に三日坊主になってしまいます。
スマホのアラームで毎日同じように行動する時間を決めて生活してみようとやってみましたが、
『今日はいいや』と、なってしまいやりません。
自分に甘すぎます。
どう対処したら良いのでしょうか。
自分を好きになりたいのだけど、
習慣化の本などで『歯磨きするように習慣化できます』と見ると、
私は一生変われないのだろうかと思ってしまいます。
本当に困っています。
自分に甘すぎるのではなく、自分に厳しすぎです。
自責と義務感が習慣化を妨げているのでは?
物事が続かないのは自責と義務感が邪魔をするから
「日記もダイエットも数ヶ月続けても数日止まるとダメになってしまいます
わぁ、せっかくここまで続けてたものが続かなくなっちゃうと悲しいですよね(;´・ω・)
ただ、この一文を見たときにちょっと、
「あれ?」
とも思いました。
通常は、数カ月も続けたものってすでに習慣化されていて、
そこでなんらかの事情で数日止まってもまた復活するものなんです。
ですがそうではない、と。
一旦止まったことで本当にそのまま物事が続かなくなってしまうということはこれ、
「物事を続ける力がないから(継続力がないから)」
というよりも、
「数日止まったときの自責と義務感が強いから」
なんじゃないか?と私は思いました。
ちょっとここについて説明していきますね。
人間の脳は義務感を抱くほどパフォーマンスが下がる
たとえば、「勉強しなきゃ」と思ったとします。
「私は勉強がしたい!」
という自発的な感情ではなくて、
「やりたくないけど、やらなければならない」
という義務感だったり、
「やらないのは悪いことだから、やれない私ってダメだし…やらないとな…」
と自分を責める気持ちから、やろうとしたとしますね。
人間ってこのように、義務感や自責という感情を抱いたとき、
その感情を抱いただけで脳の力がガックーン!!と下がるようにできています。
「やらなきゃ」
「やらない私はダメ」
そう思うだけで脳の「やるぞ」という意欲が大幅ダウンします。
で、やりたくなくなります。
このとき、脳はおかしな学習をする
そして、こうしてやりたくない…と思ったとき、人間の脳内ではドーパミンが分泌されます。
ドーパミンには、「人間の期待感を作る」という作用があります。
不思議な話なのですが、
「やらないと…続かないなんてダメだ!やらねば!」
というふうに自責や義務感を抱いたとき、
自分でも気づいていないけれど自分の脳内では、
「期待する気持ち」
が強くなっている、ということです。
で、こうして期待する気持ちが強くなっているときに、
「やらなきゃいけないけど…勉強はやっぱりやりたくないから…」
とつい漫画を読んじゃったとしましょう。
こうすると脳は、
「ワクワク期待してたらこの人、漫画を読んだぞ!
あー、漫画って期待を満たしてくれる、満足できるものなんだ~!」
というおかしな学習をします。
そして翌日、また「勉強しなきゃ…」と義務感と自責を感じたとします。
ここでドーパミンが再び分泌されます。
すると脳は、
「昨日、期待してたら『漫画を読む』という行為が来た。今日もこれから漫画だよね?わくわく…」
と期待しはじめます。
もう脳は漫画に対してワックワクのうっきうき。
そして、人はそれに逆らえず漫画を読んでしまいます。
すると脳は、
「ほらー!やっぱ漫画だねっ!満足満足♪」
となります。
この繰り返しで、
「勉強をしようと思うと、なぜかどうしても漫画に手が伸びてしまう」
となります。
質問者さまもこれじゃないかな?と思うんですね。
質問を読む限り、日記やダイエットなど数カ月にわたり続けていることもあります。
本当に物事を続ける力がないのならば、そもそも数カ月も続かないはずですし、
ベビーステップやスマホのアラーム活用、これもなんだかんだ言い訳をつけてそもそもやろうともしないはずです。
質問者さまが、
「え、ベビーステップ?アラーム?どうせそんなの無理無理やりたくなーい。
あーあ、誰か私の歯を磨いてくれないかなぁ?
人に歯磨きしてもらうためにはどうすればいいですか?」
とでも聞いてきたなら「自分に甘い人だなぁ」と思ったかもしれませんが、
そもそも質問者さまって物事を継続できるし、
するためにはどうすればいいか?といった工夫、実践をする行動力があるし、これを甘いとは言わないです。
むしろ行動力はある。物事を続ける力ならあるほうです。
自分への過剰な期待が物事を続かなくさせている
ただ、自分への期待値が高すぎるんだと思うんですね。
しっかり欠かさず続けないと!という意識(義務感)が強かったりとか、
ほんの少し思っていた基準に到達しないと、
「本当はもっとこうできたはずだったのにそこまでできなかった」
と自分を責めたりとか、なにかをやる前に、
「やるからには完璧に!」
「昨日できなかったぶん、今日こそ!今日こそ!!」
という意気込みが激しかったり、そういうふうに義務感と自責が強いのではないでしょうか?
ベビーステップもスマホアラームの活用も、
物事を続けるための方法としては良いと思いますが、
その方法に取り組むときの自責や義務感などが強いため、
方法に取り組む活力が奪われてしまってやれなくなる。
なので「明日やろう」と先延ばしにしてしまう。
先延ばしにすると脳は、
「期待してたら先延ばしがきた!先延ばしって最高!」
とへんな学習をするので、ますます先延ばしをしてしまいます。
そうすると先延ばししたことに対して以前よりも強い自責を抱きますから、
ますます脳力が下がり先延ばししたくなり、
すると脳は「先延ばし最高!もっとやりたい!」と学習し…、
の悪循環にはまってるんじゃないかと思います。
「続かない自分は甘い」ではなく「自分は甘いと思うから続かない」
質問者さまは物事が続かない自分に対し、
「そんなできない自分は甘いのだ」
と考えていますよね。
「物事が続かない」という事実があり、それに対して「私は甘いんだ」と思考している。
…と思っていると思うんですが、これは逆です。
「物事が続かない」という現実に至るまでの道筋はこうです↓
①私は甘い人間だという思考がある
↓
②自然と「だからちゃんとやらねば」という義務感、「やれないのはいけないこと」という自責が生まれる
↓
③その義務感や自責が大幅に脳の力を落とし、物事に取り組めなくなる
↓
④先延ばししてしまう(脳内では「先延ばし最高!」というおかしな学習がなされる)
↓
⑤先延ばししてしまったことで①私は甘い人間だ、という思考が強まる、つまり①に戻る。
あとは①~⑤までの無限ループ(←いまここ)
という感じだと思うので、ことの発端は「私は自分に甘い人間だ」という思考です。
「物事が続かない私は甘い」
ではなくって、
「私は甘いと思考するから物事が続かなくなる」
です。
数カ月続いたことが数日止まったとき、
「あ、ちょっと事情があって数日止まったな」
というふうにしか思わなければ特に支障もなく再開できると思うんですが、ここで、
「数カ月も続けたのに、止まった!!続けられなかった!!私はダメだ!!」
と強く思うから、その思考が原因で脳力がガツンと下がって再開できなくなるのだと思います。
ベビーステップはベビーになったつもりで
質問者さまはベビーステップをやっているとき、
「これで物事を続けられるようになって、ダメな自分から脱出したい」
というようなお気持ちでやってたんじゃないでしょうか?
継続力を奪う思考、
「自分に甘いのは悪いこと、もっと頑張らねば」
という思考を抱いたままに行っていた。
なので継続力が奪われてベビーステップが続かなかったのだと思います。
(スマホのアラーム活用が続かない理由も同様)
でも、そもそもベビーステップって、
「自分に甘くなろう、もっと頑張るのやめようぜ」
という趣旨の方法です。
赤ん坊はちょっとしたことをしただけで、わー!すごい!と喜ばれる。
なにかができなくたって、
「そんなの赤ちゃんなんだししょうがないよ、次があるじゃん!」
とOKを出してもらえるし、責められたりしない。
同じように、自分に高い水準を求めず、低い水準のことができなくても責めないで物事に取り組むことによって、
高い水準、義務感、自責といった思考を手放し、
それらの思考を手放すことによって脳が力を発揮しだすようになるので、
物事に取り組めるようになって継続できる、習慣化できる、というものです。
質問者さまとしては、
①ベビーステップをやる
↓
②物事を続けられるようになる
↓
③それによって自分に自信がついた
という順序で物事がうまくいくと考えていると思うんですが、ベビーステップって、
①ベビーステップをやる
↓
②自責や義務感がなくなり自信がついてくる
↓
③それによって物事を続けられるようになる
なので、②と③を逆に考えているため途中で詰まるのではと感じました。
「私は物事が続かない人間」という前提を手放して
質問者さまは、
「物事が続けられるようになれば自分を好きになれる、自信がつく」
と思っていますよね。
「物事が続けられるという現実」が訪れれば、「自分が嫌い」という思考を「好き」へと変えられる…という、
現実→思考の順で考えているのですが、引き寄せでは思考→現実です。
「私は自分が嫌い、私は自分に甘い、習慣化がとても苦手、一生変われないのだろうか」
この思考が行動力を奪い継続できない、という現実を生んでいるのですから、先に思考を変えるしかないんですね。
たとえば、
○やらなきゃ虫歯になる、と思いやっています
↓
やらなかったときのデメリットをちゃんと理解してる私ってすっげー!!
○歯磨きを楽しもうといろんな味の歯磨き粉を用意したり
↓
ここまで工夫できる私ってすごくね!?ここまでやってるんだから続いて当然だよね!
○数ヶ月続けても習慣化ならないので数日止まると
↓
数カ月続けるとか私ってマジすごい!!数日しか止まらないなんて問題じゃないね!
○『今日はいいや』と、なってしまい
↓
そうそう、今日くらいいいじゃん?どうせ私には明日できる力があるんだし~♪
とか、考え方を変えていく。
質問者さまは、
「私は物事が続かない人間」
というのを大前提としてをお話をしているんですけど、
引き寄せってその前提を変えることで現実を変えましょう、というものですから、
「私は物事が続く人間だ」
という考え方に変える、というのが対処法です。
「私はこれからは、自分のことを習慣化ができる人間だと思うことにするんだ!」
「私なら、継続などできて当然だ」
と考えるようになさってみてください。
そもそも本当に続けたいのか?についても考えてみて
あと、ここまで言っといてなんですが、
「そもそもその物事って、続ける必要あるの?」
ということも考えてみるといいかもしれません。
日記が続かなかった…とのことなんですが、日記ってそもそも続ける義務とかないんで、
続かなかったからって誰に責められるいわれもないものですよね。
「やってみたけどめんどいし、好きじゃないからや~めた♪」
でも良いことです。
一概に「物事が続くのはいつでもいかなるときでも素晴らしいこと」というわけでもないので、中には、
「あれ?これって本当に私は続けられるようになりたいことなんだっけ?」
「ただ、『物事は始めたからには続けるべきである』と思ってやろうとしてただけで、よく考えたら私、これ好きじゃないや…」
というものが混じってるかもしれません。
それについても考えてみてください、参考になれば嬉しいです(*´ω`*)
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時間を損したくない人のほうが、迷って時間がかかってしまう
今回は、
「損をしたくないと思っていると損をする」
というお話です。
「私はいつも損をしている。あの人はいっつも得してるのに…」
とか、
「ええ…?引き寄せって思考が現実になるんだから、
『損をしたくない』って思考すればそれが現実になるんじゃないの?」
と思ってる方もいるかもしれません。
そういう方はぜひ読んでみてください(*´ω`*)
私は独立する前はフリーターで、ファーストフード店でバイトをしてました。
すでに作り置きしてある商品はパッと出ますけど、
作り置きがなくて、注文を受けてから作る場合は3~5分くらいかかります。
ときどき、
「あの、ポテトがほしいんですけど今すごく急いでて…、どのくらい時間かかります?」
というふうにお客さんに聞かれることもありました。
作り置きがない場合、ここから作りはじめると3分はかかります。
なので「3分」とお答えすると、
「えっ、3分もかかるの!?
えーと、じゃあどうしよう…(と悩んでいるのですぐに出せるものをすすめると)
えっ、これならすぐ出るの?
うーん、でもそれは好きじゃないんだよねぇ…。
あ、これもすぐ出るの?
えー…でもこれもあんまり…好きじゃないなぁ…。
あ、だったらこっちの商品は?こっちは何分でできる?
えー、これは時間かかるの…、
うーんうーん…どうしよう、それじゃあ…、えーと…」
…と、すっごく悩む時間が長い方が多い。
こういう方は最終的に、
「どうせ時間がかかるなら、自分の食べたいものを…」
という結論に至って最初に自分が食べたかったもの(この場合はポテト)を注文するのですが、
私はこういうときは内心でひっそりと、
「悩んでる間にポテトが揚がったよ…もう3分は経ってる…。
最初から素直にポテト頼んでおけばよかったのに…」
と思わずにはいられないのでありました…。
「損したくない、不満は嫌」と思うあまり損をして、不満を得る
もし、
「私はポテトがほしい!買おう!」
だったとしたら話はシンプルです。
①私はポテトがほしい!
↓
②3分待っている間「もうすぐポテトだ♪」と思いながら待つ
↓
③ポテトが出てきて「わーい」となる
↑こうですね。
しかし、損したくないと思う人はこうなる↓
①時間は損したくない、しかしポテトを手に入れられないのも嫌(ポテトを損したくない)で悩む
↓
②悩んでいる間、あれはダメで不満、これもダメで不満、あっちもダメで不満
↓
③やっとこさ欲しいものが出てくるが②でさんざん不満になっているので、手に入れても喜びはなく不満を感じる
「ポテトを得ること」に的を絞れば時間は3分ですみました。
逆に「時間を得る」ことに的を絞ってもよかったです、そうすれば3分もかからず15秒で出せる商品もありました。
しかし、ポテトを見て「時間を損したくない」
時間を見て「ポテトを損したくない」
損したくない…という思いが強かったため、あぁ、結局、時間を失い、ポテトを手に入れたときの喜びも失った。
両方で損をした、となりました。
(でも今思うと、これ時間がかかってるのは私にも一因あったんじゃ…と思いますが(;´・ω・)
こっちのほうからもっとうまく、最初にポテト頼むようにすすめられなかったかな?と今となっては思うのですが、
当時の私はそこまで考えが至らず「損してるでーお客はん」とだけ思ってました)
つまり、
「私はこれがほしい、これを手に入れる!」
と、最初にそう思って、それを手に入れるために行動すれば3分(あるいは3分以下)でほしいものが手に入った、手に入れた喜びもある。
しかし「損したくない」が目的だと、そこから「いかに損をせずにすませるか」という行動(悩む)に無意識に出てしまう。
この行動が効率を下げ、不満を生み、結果的に6分かかって不満を手に入れただけ、ということですね。
「損をしたくない」ではなく「私はこれが好き」と思う人が得をする
このことを思い返すたびに、
「人生でも同じことが言えるんじゃないか」
と思うんです。
日々の生活で、
「私はこれが好き、これがしたい」
そう思っている人の行動はシンプルになります。
①私は○○がほしい!○○を実現したい!
↓
②実現するまでの間「もうすぐ叶う♪」と思いながら待つ
↓
③実現して「わーい」となる
対して、損をしたくない、ということが目的だと、
①損したくない、あっちでも損したくないしこっちでも損したくないので悩む
↓
②悩んでいる間、あれはダメで不満、これもダメで不満、あっちもダメで不満
↓
③やっとこさほしいものを手にしても②でさんざん不満になっているので、手に入れても喜びではなく不満を感じる
お店で商品を注文するのとは違いますから、やっとこさほしいものにたどり着く前に②で諦めることもあるかもしれない。
となると、ますます不満だしイライラする。
こういうことなんじゃないかなーと思います。
損をしたくない人は、悪い意味で視野が広い
私は目的が明確な人って「すごく良い意味で」視野が狭いように思います。
(あ、普通はこれを「ほしいものにフォーカスできてる」と言うよね)
たとえば子供だと、お店でキッズセットとか頼むともうそれが来るまでうっきうきのわっくわくだと思います。
実は店内にはもっとおいしいものがあるかもしれません。
でもそこについては考えない、ほしいものに夢中。
なので来るまでの間はわくわく、来たらハッピー!と単純明快。
対して、
「私は損をしたくない」
と思考していれば、自然とその次は、
「私が頼んだのよりもっとおいしいものがあったのでは?」
という思考に移る。
店内をきょろきょろ、別のお客さんの頼んだ商品を見て、
「あ、あっちのほうがおいしそう…私は損をした…」
と不満になる。
頼んだものが来てもあんまり嬉しくない…みたいな。
なんというか、無駄に視野が広いというか、見る必要のないものにフォーカスしてしまっている。
これ人生でも同じで、ほしいものが明確な人はほしいもののことしか考えないので、
わりと単純明快にワクワクしているうちにほしいものが手に入った、となるんです。
しかし損をしたくないと思っている人はどうしても、
「私はいま損をしていないか?」
「もっと得をしている人はいないか?」
という不安が生まれますので、不必要に自分と周りを比べて、得してそうな人をわざわざ自分から探して見つけて不満になってしまう。
もちろん、
「私は得してそうな人を自分から探しています」
なんて自覚はないです。
潜在意識下で自分でも気づかないうちに、無意識にやってしまうことです。
なので顕在意識上で意識できるのは、
「あ、私損した!あの人は得してるのに!」
ということだけです。
そうして人はつい意識の上で、
「あの人のほうが得をしている」
「こんなに損をしたくないと思っている私のほうが損をした」
「あの人、いっつも苦労もせずに得ばっかりして…!」
と感じます。
でも、なぜ自分が損をしているのか?
その人のせいで損をしたのか?
というと、違いますね。
損をしたのは、自分の「損をしたくない」という思考が原因です。
その思考が迷いや悩みを生み、必要のない場所にフォーカスしてしまい(見る必要もないのに「あの人」を見てしまったり)
思考はあっちにうろうろ、視点はこっちにうろうろ…、行動はふらふら…。
こうして自らの思考に翻弄されて、時間を使って不満になっていくばかり。
最後には損をしたという不満だけが残り、するとますます強く「損をしたくない」と思考するようになる。
この悪循環なのでは?と思います。
引き寄せでは、
「私は○○する、○○ができる、と言え」
「○○したくない、と言うな」
と言います。
その理由は、上で説明したような違いが生まれるからですね。
「○○する」という人は短い時間で満足を得る。
「○○したくない」という人は長い時間をかけて不満を得るからです。
なので、私は損をしたくないと思うのであれば、
「損したくない」
とか、
「いかに損せずにすませようか?」
ということを考えるのではなく、
「私は何をしたいのか?」
についてはっきりとさせ、したいことについて思考することが大事です。
そのように望むものを明確にすれば、損は勝手にしなくなるようにできています。
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損をしたくないという思考が損を生み出す。望むものにフォーカスすれば、損は自然としなくなる。
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妬みの原因は潜在意識下の劣等感
今回は妬みについてです。
「私はどうしても人を妬んでしまう、やめたいのにやめられない」
という方はぜひ読んでみてください。
まず「妬み」は顕在意識上で感じることです。
じゃあ潜在意識下で感じていることはなあに?というと、
「私は自信がない、人と比べて劣っている」
という劣等感です。
①私は人に比べて劣ってる、私はできない人間だという自信のなさ(劣等感)がある
↓
②「きっとこの劣等感は、人よりも優れれば消えるはずだ…人より優れたい…」と思う
↓
③そこで、誰か自分より優れていそうな人を見る
↓
④「え、あの人、私より優れてる!いやだ、私のほうが価値がないだなんて認めたくない!」と拒否したくなる
↓
⑤「あの人が妬ましい…なによ、あんなやつ…」といった妬みを感じる
こんな感じですね。
顕在意識上で一番意識しやすいのが⑤の妬みです。
水が溢れるのを止めたいなら蛇口をひねること
「引き寄せって、思考が現実になるんじゃないの?
『妬まなくなりたい』と思考していれば、それが現実になって妬まないようになれるんじゃないの?」
みたいに思ったりすることもあるかもしれませんが、
妬みをなんとかしよう、というのは、最後の最後の結果の⑤の部分だけをなんとかしようとしているということ。
でも⑤を生み出すもととなった思考は、①私は価値がないという劣等感です。
①がもととなり⑤までの流れが生み出されているので、①をなんとかしない限りは⑤までの流れは続く。
「⑤妬みをなんとかしたい」
ではなくて、
「⑤妬みを生み出している源泉の思考、①劣等感をなんとかしよう」
と思わないと、⑤は生み出され続けます。
「浴槽から水があふれてくるのをなんとかしよう」
というとき、普通は蛇口をひねって水を止めますよね。
蛇口から水が出ている、というのが根本の問題だとわかっているので、根本の問題を断つ。
蛇口はそのままに、浴槽からあふれてくる水を一生懸命手で押さえて、
「私はこんなに水があふれてくるのを止めようとしてるのに、なんで止まらないの!」
という人はいないと思うんです。
あふれてくる妬みのみを見てなんとかしようというのは、あふれる水を手で押さえるようもの。
そうではなくて根本の原因をなんとかする。
根本の劣等感自体に向き合うことが大切です。
引き寄せだと、原因の劣等感をなんとかすればいいじゃない、ということで、
「私は自信がある、と思考しなさい」
「すでに自信があるかのように振る舞いなさい」
というふうに言われます。
確かに、①の劣等感が消えればその後の②~⑤までの流れも消えます。
問題の根本を断つのですから、妬みに苦しむことはなくなります。
妬みの原因がわかっていても克服できないのはなぜ?
これを聞いて、
「あー!妬みって結果だったのか!原因の劣等感をなんとかしないといけないのね!」
と思った方にはぜひそうしてほしいのですが、中には、
「いやいやいや、そんなことわかってます…。
自分でも、妬んでしまうのは劣等感があるからだってことくらいとっくにわかってます…。
でも、それがわかってるけどどうしても妬んじゃうんです…」
と思った方もいると思います。
「事実」と「事実に対する解釈」
ではこの、
「劣等感が原因だとわかっているけど克服できない」
という方は、なぜなんでしょうか?
それについても考えてみましょう。
私はこれって、
「劣等感が原因だという事実がわかっている」
わけじゃなくて、
「劣等感が原因だという事実に対する解釈にとらわれて劣等感を抱いている」
んだと思います。
「はい?どゆこと?」
と思ったかもしれませんが、えーと…。
「自信がない、劣等感がある」
これは「事実」ですね。
でも多くの人は、この事実に対する「解釈」のほうにフォーカスします。
「だから自信のない私はだめである」
「だから劣等感がある私はこれからもダメだろう」
↑こういう解釈のほうに強くフォーカスしてしまう。
本来ならば、
①私は人に比べて劣ってる、私はできない人間だという自信のなさ(劣等感)がある
↓
②「ああ、その事実が原因で私は人を妬むのだな。じゃあ、原因となっている劣等感をなんとかすればいいのだな」と思う
↓
③「私は自信を持とう」と思考を変える
↑これです。
けど事実ではなく、事実に対する解釈にとらわれてしまうと、
①私は人に比べて劣ってる、私はできない人間だという自信のなさ(劣等感)がある
↓
②「あぁ、そんな事実があるなんて、ダメだ、よくない、いけない、私はだめだ」と思う
↓
③私は人に比べて劣ってる、私はできない人間だという自信のなさ(劣等感)があるのはいけないことだ、という新たな劣等感を持つ
って、劣等感の内容がちょっと変わっただけで、劣等感自体は持ったままです。
結局、劣等感はあるままだからそこから妬みは生まれ続ける、となります。
「劣等感が妬みの原因だってわかっているのに、改善できなくて妬んじゃうんです」
というのは、厳密には、
「劣等感が妬みの原因だってわかっているのに、
そのあとに、そんなことはよくないことなのだ~という解釈をして新しい劣等感を持つので、
改善できなくて妬んじゃうんです」
です。
ただ事実だけを見る、事実の解釈にとらわれない
事実は事実で、そこに良いも悪いもありません。
ただそうだから、そうなんだな、と思えばいいだけ。
解釈を加えず、
「私には劣等感があり、そこから妬みが生まれている」
という事実だけを見てください。
その事実のみをまっすぐ見て受け入れたときにはじめて、
「ならば、変わろう」
という決意が生まれます。
「蛇口が開いて水が出ているのが原因です」
という事実だけをまっすぐに見てください。
そうすれば、
「じゃ、それ閉めればいいじゃん。閉めよう」
ってなりますよね。
でも、
「蛇口が開いて水が出ている…というのはいけないことだ!!」
という解釈をくっつけて、
「いけない、いけない」
と落ち込んだり悩んだりはするけれど、肝心の蛇口は閉めない…みたいになってませんか?
これ、水は出たままになりますよ。
解釈ではなく、事実に目を向けてみてくださいね。
「劣等感から妬みが生まれる」という事実「のみ」を受け入れて。
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今回はいただいた質問への回答です。
引き寄せで、願望達成までの期限を決めることは大事だと思います。
ただ、どうしても疑問に思うことがあります。
「絶対に〇月〇日までに月収100万円になる!」
と期限を決めるということは、
「今現在、100万円が徹底的に不足している!」
という現実にフォーカスされたりはしないのでしょうか?
とくに、その期限を強く意識すればするほど、
「100万円が足りていない」という現実に強くフォーカスされそうな気がするのですけれど。
(YouTubeでいただいた質問を、許可をいただきこちらに引用しました)
「現在足りていない」という事実はしっかり認識したほうがいいので、フォーカスしてOKです。
期限を決めると潜在意識が「不足」にフォーカスする?
よく引き寄せでは、
叶えたいものがあるとき「そうなりたい」という願望形ではなく、
「そうなりつつある」と現在進行形で唱えましょう。
と言われますよね。
「なりたい、なりたい」だと裏を返せば、
「まだなってません、まだなってません」
と言っているようなものだから、それだと潜在意識が、
「なっていない」にフォーカスしてしまい願望が実現できなくなる、
というのが理由です。
でもでも…その反面引き寄せでは、
「叶えたいものがあるとき、叶うまでの期限を決めるように」
と言われることもあります。
あれ?でも…叶うまでの期限を決めるってことは、
まだ叶ってないって認めたことにならないの?
それだと潜在意識は「叶ってない」にフォーカスするから、
その夢が叶わなくなっちゃうんじゃないの?
なんか、
「足りないものにフォーカスするな」
っていうのと、
「期限を決める」
って矛盾してない?というのが質問者さまの疑問ですね。
「まだなっていない」と認めても潜在意識に支障はない
潜在意識を使い引き寄せの法則で願望を達成していくとき、絶対に必要なものが2つあります。
それは何かというと、
①「現在なれていない」と認めること
②「しかし必ずなれる」という確信
この2つです。
「えっ!?現在なれていないと認めろ!?
いや、足りない・なってないってことにフォーカスしたらダメなんでしょ?
いいのか悪いのかどっちやねん!」
と戸惑うかもしれませんが、えーと、そうですね…。
先日から英語の成績を例に出してるので、今回もそれでいこうかな。
では、英語のテストで30点しか取れないことに悩んでいるAさん、Bさん、Cさんの3人がいたとします。
Aさんは、
「あー、私はなんてダメなんだ…30点だなんて…ダメだ…。
あぁ、100点になりたい、なりたい、なりたいよう…」
と思ってしょんぼりし、落ち込んで勉強しませんでした。
Bさんは、
「いやいやいや、30点とかこれなんかの間違い!
俺にはほんとは実力あるし次は100点取るからさ!
次は100点、100点だぜ!!」
と思い、次に100点を取れると信じて勉強しませんでした。
Cさんは、
「私の点数は30点か…。
残念だけど、この事実をしっかりと受け止めよう!
いまは30点でも次は100点になることができるぞ、やるぞ!」
と思い勉強に励みました。
さて、次のテストで100点を取れそうなのは誰でしょう?
というと、これは間違いなくCさんですね。
できるという空想に浸っているだけではできない
①「現在なれていない」と認めること
②「しかし必ずなれる」という確信
この2つのうち、Aさんには①しかありません。
ただ「100点になれてない…」ということのみにフォーカスし、落ち込んでしまっています。
対してBさんのほうには②しかありません。
俺は100点だぜイエイっ!と思うだけで、
現実には30点を取る実力しかないという事実を無視している。
Cさんは現在の実力不足の現実を認めたうえで、
「私にはできる」と思っているので①と②の両方があります。
「アファメーションで『なりたい』という言葉を使って、
今現在なれていない自分にフォーカスするな」
と頻繁に言われているのは、大概の人がAさんのように落ち込んでしまうためです。
そのため、
「①だけじゃなくて②にももうちょっと比重を置いてね」
(なれてないって落ち込んでばかりいないで、これから必ずなれる!ということにもフォーカスしてね)
と、②の要素を足してCさんみたいになるよう促すために言われていることです。
しかし、あまりにも頻繁に「できないにフォーカスをするな」ということを言われているので質問者さまのように、
「期限を決めるってことは、まだなってないって認めることにならない?
期限を決めると潜在意識がなれないことのほうにフォーカスしちゃわないの?」
という疑問を感じる方もいらっしゃるのですが、
できないということへのフォーカス自体はしても良いですよ。
あくまでも言いたいのは、
「できないということに落ち込んでばかりいるな」
ということであって、
「できないという現実から目を背けなさい、現実逃避をしろ」
という意味ではありません。
期限を決めることで「事実そのもの」を受け入れて
さっきのAさんとCさんを出しますが、
Aさんは、
「あー、私はなんてダメなんだ…30点だなんて…ダメだ…。
あぁ、100点になりたい、なりたい、なりたいよう…」
と思ってしょんぼりし、落ち込んで勉強はしませんでした。
Cさんは、
「私の点数は30点か…。
残念だけど、この事実をしっかりと受け止めよう!
いまは30点でも、これから100点になることができるぞ、やるぞ!」
と思い勉強に励みました。
どっちも、
「今現在の成績は30点」
という事実はわかってますよね。
でも、Aさんって実はその事実を認めているようで認めてないと思います。
「今現在の成績は30点。だから、そんな実力不足な私はだめだ…」
と、30点だという事実よりも、
「だからだめだ」のほうに強くフォーカス、自分を貶めることにフォーカスしている。
対してCさんのほうは、30点だという事実そのものをしっかりと見つめています。
「私の実力はいま不足している」
この純然たる事実とまっすぐ向き合い、そして受け入れている。
かつ、この実力不足は己の力で克服できるという確信もある。
①「現在なれていない」と認めること
②「しかし必ずなれる」という確信
①はとても大切です。
現在なれていないと認めるということは、
現在の自分の未熟さから逃げないということです。
これはしっかりできる人のほうがうまくいきます。
期限を決めると潜在意識にはむしろ良い影響が出る
なので、
「期限を決めることで潜在意識が『足りないこと』にフォーカスしないか?」
というご心配は無用です。
期限を決めることで質問者さまの言うように潜在意識は、
「今現在は不足している」ということにフォーカスします。
不足しているという事実にしっかりフォーカスできるようになるということは、
Cさんのように、
「足りないという事実そのもの」
にきちんと向き合い、受け入れることができるようになるということです。
潜在意識に悪影響が出たりはせず、むしろ良い影響があると言ってよいです。
遠慮なく期限を決めちゃってください(*´ω`*)
参考になれば嬉しいです。
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今回は、いただいた質問の回答です。
自分は今アファメーションと、精神を変えるために寝ている間良い音楽を聞いています。
でも、最近毎日やらないと叶わないんじゃないかと不安になることがあります。
この場合不安と向き合うのか、毎日必ず続けるべきと思わないで気が向いたときにやる。
どちらがいいのでしょうか?教えてください。
(YouTubeのコメント欄でいただいた質問を、許可をいただいてこちらに引用しました)
ぜひ不安と向き合ってください。
それから、寝ている間に音楽を聴いている場合は控えてみてください。
基本的にアファメーションは毎日続けたほうが良い
まずは「寝ている間良い音楽を聴いている」というところから。
これは、たとえばベッドに入ってから20~30分とかで、
流れている音楽が切れるようにタイマーセットして聴いている、ということでしょうか?
これでしたら構わないのですが、もし睡眠中にずっと音楽を流しっぱなしにしているのでしたら控えたほうがいいと思います。
睡眠中に音楽がかかっていると脳は、
「この音を処理しないと」
と働き、寝ている最中にしっかりと脳が休まらなくなります。
脳の疲れが取れなくなり、そのぶん、起きたときの脳のパフォーマンスが下がってしまいますので、
タイマーをセットして途中で切れるようにしてみてください。
昨日の記事でも書いたのですが、アファメーションはすればするほどにいいです。
毎日続けたほうがいいのか、気が向いたときにやればいいのか?と言われれば、
これは毎日続けたほうがいいです。
昨日の記事では英語を例えに出しましたので今回も英語に例えてみますが、
「英語の成績を上げたい!というときに、毎日英語の勉強をしたほうがいいか?
それとも、気が向いたときにだけ勉強したほうがいいか?」
と言われると、
「あ、そりゃ毎日やったほうがいいわ」
と思うのではないでしょうか。これと同じです。
毎日続けたほうが良いからこそ、続けるべきと考えない
「では、毎日続けるべきなんですね?」
というと…そうですね、続けるべき…とも言えるんですけども…。
うーん、でも、
「続けるべきである」
「絶対に途中でやめてはいけない」
とか考えると嫌になってしまって、かえって毎日続かなくなってしまわないでしょうか?
人間の潜在意識って、「べき思考」をすると一気に力を失うようにできています。
「やりたい」と思うことをしたときと、「やるべき」と思うことをしたときだと、
「やるべき」と考えてやっていることって、「やりたい」ことをやっているときの半分、
もしくは三分の一くらいしか、潜在意識の力が出ないようになっています。
なので、毎日続けたいことがある場合にはそれを「毎日続けるべき」と思わないほうがいいです。
気が向いたときにだけ英語の勉強すればいいや~♪だとなかなか成績も上がらないでしょうが、
「毎日毎日、勉強すべきだ!!」と考えても嫌になって続かずに成績は上がらないですよね。
じゃあ、もうちょっと気楽に考えて、
「どーしても気が乗らない日は休むかもしんないけど、でもできるだけ楽しみながらする」
みたいな工夫をしてみてください。
多分質問者さまは、昨日の記事で書いたように、
アファメーションというものをちょっと型にはまったような感じ、
「さぁ、やるぞ!決まった文章を、これから○分唱えるんだ!!」
みたいな感じで考えているのかしら?と思います。
「さぁ、今から勉強だ!○分勉強だ!!」
とかいう感じ…これだともうなんだか、やる前からちょっと億劫になっちゃいますよね(;´・ω・)
でも昨日お話したように、
「あれ?これ英語でなんて言うのかな?と思ったときにちょっとGoogleさんに聞いてみる」
とかいうのも英語の勉強です。
やらねば!やらねば!と義務感で机に向かうより、こうして、
「へいへい、OK、Google!」
ってやってたほうが気楽だし楽しんで勉強できるのではないでしょうか。
アファメーションも同じで、
「さぁ、やるぞ!決まった文章を、これから○分唱えるんだ!!」
というのもアファメーションのひとつのやり方ではありますが、
アファメーションって本来は、
「夢や目標について思考すること」
を言いますから、本を読んでいるときにふと、
「俺は金持ちだぜ、この本に最高級のブックカバーをつけようかな?むふふ」
とか考えただけでも、それもアファメーションです。
こういう感じで、ふとしたときになるべくアファメーションするようにする(夢について思考する)
とかいうやり方なら気楽に取り組めてあまり義務感も感じないのではないでしょうか。
なかにはそうして「ふとしたときにやろう」と思ってると完全に忘れちゃって、
「あれ?今日なんにも夢について考えなかった!(アファメーションしなかった!)」
というふうになっちゃう人もいます。
「私は『ふとしたときに…』なんて思ってると忘れちゃってやれないから、
『毎朝ちゃんと○分やる!』って決めてやったほうが取り組みやすい」
という人もいますし、そういう人はきっちり時間を取ってやればいいよ、というだけで、
きっちり時間を取ってやらないと、アファメーションしたことになりませんからね!というわけではないです。
もうちょっとアバウトにフリーダムにやってみてください。
「日常の中で、ふと気が向いたときに、もっと適当にやっていいんだ!」
と思うと、逆に毎日続くと思います(*^-^*)
毎日やらないと叶わないのでは?という不安の正体は依存心では?
さてさて質問者さま、
「不安と向き合うほうがいいのか?」
という文章がありましたが、これはぜひ向き合ったほうがいいと思います。
不安は逃げるとかえって膨らみますので、
「私は、何がどう不安なのだろう?」
ということを考えて対処してしまうといいですね、そうすると不安は消えます。
では、質問者さまはどうして、
「毎日続けないと効果が出ないのではないか?」
と不安になってしまうのか、ちょっと考えていきましょう(*´ω`*)
以前にYouTubeのコメント欄にて、アファメーションに関する質問をいくつかいただいたことがありますね。
質問を読んだ私の印象としては、
「アファメーションにとらわれて動けなくなるタイプかな」
という印象です。
(これについてはこちらの記事を参考になさってください)
アファメーションへの意欲は、すごくあります。
熱心にアファメーションというものを理解しようといろいろ質問をしていて、
一見とても前向きで、自分の力で頑張っているように見えるのですが、
私は質問者さまの「毎日続けないといけないのでは?」という不安の正体は、依存心なのではないか?と思うのです。
なにか、
「アファメーションが自分を変えてくれるのでは?」
という依存心…のようなものが見え隠れしているように感じます。
「えっ!?だって岡野さんはさんざん、
『自分を変えるためにアファメーションしてください』
って言ってるじゃない!
事実、アファメーションは自分を変えてくれるものでしょ?
自分を変えてくれるものについて熱心に理解しようとして、なにかいけないのかな…?」
とびっくりしたかもしれませんが、うーん、そうですね…。
確かに、アファメーションは自分を変えてくれるものです。
「私は金持ちだー!」
とか、さぁ今日からそう思いなさい!と言われたって無理ですよね。
人間の潜在意識は「繰り返す」ということをしないと変わらないですから、
なのでアファメーションを繰り返す。そして変わる。
①考えは急に変えられない
↓
②だからアファメーションする
↓
③すると考えが変わる(自分が変わる)
なので、確かに「アファメーションが自分を変えてくれる」というのは間違いではないです。
これまた英語に例えてみますが、
「さぁ、今日私の成績上がるぜ!」
とか思ってもそんな急には上がらないですよね(^^;
なので、上げるためには良いテキストとかが必要です。
そのテキストを使って勉強していけば、成績は上がる。
①成績は急に上がらない
↓
②だからテキストを使う
↓
③すると成績が上がる
ですね。
これは「テキストが自分の成績を上げてくれる」という言い方もできます。
ですが、
「テキストが自分の成績を上げてくれる」
…と言っても、ただ「テキストを買っただけ」だと成績は上がらないですよね。
英語の成績を上げたいとき、まず必要なのは、
「私は成績を上げるのだ」
という決意です。
その決意なくして、
「テキストを買えば成績が上がるんだ」
と思ってテキストを買って、そのテキストを撫でてみたり、胸に抱いてみたりしても、それで成績が上がるわけではない。
「このテキストを使って、私は成績を上げるんだ!」
という意志を持ってテキストを「使用」しないかぎり、成績は上がらない。
アファメーションもそれと同じで、最初に必要なのは、
「私は考えを変えるのだ」
という決意です。
その決意なくして、
「アファメーションをすれば考えが変わるんだ」
と思って、アファメーションに触れていても(アファメーションに関していろいろ質問したりしても)
それで考えが変わるわけではないです。
「アファメーションを使って、私は考えを変えるのだ!」
という意志を持ってアファメーションを「使用」しないかぎり、考えは変わらない。
「私は変わる」
この決意があってこそ、アファメーションは効果があります。
「決意があるのならば、アファメーションをすれば変わりますよ」
というのであって、
「アファメーションが、決意自体を生み出してくれますよ」
ということはないです。
「成績上げる!という決意があってテキストを使えば成績は上がりますよ」
↑これは正解。でも、
「テキストが、成績上げる!という決意を生み出してくれますよ」
↑こういうことはない。
違い、わかります?私の語彙力で伝わるのかちょっと心配ですけど(;´・ω・)
質問者さまは、
「テキストが、成績上げる!という決意を生み出してくれる」
という考えを持っていらっしゃるように見えるんです。
これはちょっと、テキストに依存しすぎですね。
テキストにそこまでの力はないです。
そして、それは質問者さまも心の底の底…潜在意識下ではわかってると思います。
「テキストを持っているだけでは、成績は上がらない…」
それに気づいているからこそ、
「成績が上がらないのでは…」
という不安が出てきて、消えない。
アファメーションに言いなおしてみると、
「アファメーションが、変わるという決意を生み出してくれる」
という考えを持っていらっしゃるように見えて、
それだとちょっとアファメーションに依存しすぎで、
質問者さまも潜在意識下ではそれに気づいている。
なので「変われないのでは」と不安を感じる。
アファメーションについて質問したり、音楽を聴いたり…ということをすると、
「変わるためのこと(質問)をしたぞ!」
「新しいこと(音楽を聴く)をしはじめたぞ!」
という高揚感や安心感が一時的に湧くので、不安を意識しづらいのですが、
続けていくうちに高揚感のほうは消えていき、心の底にあった不安が顔を出してくる。
でも、その不安が湧いてくる理由が、
アファメーション(や音楽)に決意をさせてもらおうとしているからだ、
というところまではわからず、顕在意識上で認識できるのは、
「続けていくうちに不安になる」
ということだけ。
その不安を質問者さまは、
「しばらくすると『続けないといけないのではないかという不安』が出てくる」
というふうに顕在意識上で解釈しているのですが、実際には、
「もともと潜在意識下にあった『変われないのではないかという不安』が、
続けていくうちにごまかしがきかなくなってきて明るみに出てきている」
という状態だと思います。
アファメーションへの理解を深めても、おそらくその不安は消えない
アファメーションに関して熱心に質問してくださるのですが、これは、
「アファメーションへの理解が深まれば自分は変わるはずだ」
という動機のもとやっている行動だと思います。
これを成績にたとえると、
「テキストへの理解が深まれば成績は上がるはずだ」
と考え、
「テキストの厚さは何センチくらいがいいですか?」
「テキストを使う時間は何分くらいがいいですか?」
「テキストは、テキストは…」
と、テキストに関して熱心に質問してきている、という感じです。
しかし、テキストについての理解をどれだけ深めても、
「それを使って私は成績を上げる」
と決心しテキストを「使用」しない限り成績は上がらないのと同じく、
アファメーションに関して質問をし理解を深めても、
「それで私は思考を変えるのだ」
という決意のもとアファメーションを「使用」しないと考えは変わらないです。
むしろアファメーションに関して質問をすればするほどに、表面的に、
「私は熱心に変わろうとしている」
という錯覚に陥っていき、
「本当は変わる決意が足りていない」
という不安の正体から遠ざかっていきますので、
「本当は変わる決意が足りていない」
↑この根本に目を向けて、
「私は変わると決意するのか、しないのか?」
ということと向き合ってみてください。
応援しております!
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初めて見る方はもちろんのこと、以前に一度見たことがあるという方も、一新された内容がお役に立つのではないかと思います。
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