引き寄せで恋愛と仕事がうまくいかない…なんで?というときは。

 

道

 

今回はいただいた質問の回答です。

 

ダイエットがずっとうまくいかない状態だったのですが、
あるとき「やせなくていい」という理論?をどこかで読み、
その時はよくわからなかったけど、とにかく「やせなくていい」と言い聞かせました。

それから3カ月。ゆっくりですが、やせてきています。
このところまた更に、減量しました。

これまでうまくいかない状態だったのは、

「やせないとダメ」

「太っているのはみっともない」

という何か重たい鍵がかかって、むしろダイエットの足かせになっていたような気がします。

こうして、自分の願いとアファメーションがカチッとうまく合うと、本当に願いが叶うのが早いと感じるのですが。
肝心の、仕事の発展や恋愛などは、アファメーションの言葉や、潜在意識の何が問題となっていて、スピードが遅くなっているのかがわかりません。
この自分の本当の足かせになっているものを見つけるには、どうしたらよいのでしょうか。

「本当の足かせを見つけよう」という思考が、実現のスピードを遅くしています。

うまくいくと思考すれば、足かせには自然に気づけるようになります。

 

うまくいかないダイエットが「痩せなくていい」でうまくいく理由

 

最初のうちは痩せたいと思っていてもうまくいかなかった。

これがなぜかというとまさに質問者さまのいうとおり、

「やせないとダメ」

「太っているのはみっともない」

という思いが強かったからだと思います。

根本にあるのは、まだ痩せていない自分への自己否定と、痩せねばならぬという義務感ですね。

自己否定と義務感、これは非常に脳のパフォーマンスを下げてしまう感情です。

「痩せなくていい」

と言うことで、今の自分でもOKという自己肯定感が育つ&痩せねばという義務感が消えて下がっていたパフォーマンスが戻ってきた。

なので、かえってダイエットのための行動を取ることが苦痛ではなくなり痩せることができたんですね~(*´ω`*)

 

①痩せないとダメ、という足かせとなるような思考がある

②「痩せなくていい」という言葉でその足かせがはずれる

③痩せる

 

…という感じに見えますね、一見。

 

 

恋愛と仕事がうまくいかないのを改善するためには?

 

で、質問者さまは上の図式と同じ要領で、

 

①仕事と恋愛がうまくいかないような、なんらかの足かせとなるような思考がある

②その足かせを良いアファメーションなどによってはずせれば

③仕事と恋愛もうまくいく

 

のでは?と思い、しかし、

「①と②が自分じゃよくわからなくて、③にいけないよ~」

というお気持ちから今回の質問をなさったんじゃないかな?と思います。

 

 

うーむ、しかし私はこれ、

「仕事と恋愛の足かせを見つけてはずせば→うまくいく」

ではなくて、

「仕事と恋愛がうまくいくと思考すれば→足かせがはずれる」

じゃないかと思います。

どういうことかというと…さっきのダイエットの、

 

①痩せないとダメ、という足かせとなるような思考がある

②「痩せなくていい」という言葉でその足かせがはずれる

③痩せる

 

これ、いまは質問者さまはこういうふうに考えていると思うんですけど、

これってなんだかいろいろ足りてないんです。

 

 

最初から順を追って話すと…、まず質問者さまは、

「私は太っているので痩せたい、痩せよう」

と思ってダイエットをはじめましたよね。

ただ、

「太ってる自分はダメ」

といった自己否定の概念や、

「痩せなきゃ、痩せなきゃ…」

みたいな義務感が、「痩せよう」の邪魔をしていてなかなかうまくいかなかった、と。

でもね、本当に自己否定のほうの気持ちが強い人なら、

もっともっと早い段階で「痩せよう」という意志のほうがくじけてダイエットをやめてます。

で、やめてたとしたら、

 

あるとき「やせなくていい」という理論?をどこかで読み、

 

ということはなかったです。

これって、

「痩せたい、痩せるためにはどうすればいいかな?」

とかいう気持ちがあっていろいろ探している過程とかで見つけた理論じゃないでしょうか?

もしくは、探すつもりはなくてパッとあるとき目についたものだったのかもしれませんが、

もし質問者さまが「どうせ痩せられない」という気持ちが強かったとしたら、

潜在意識は質問者さまに、こういうものには注目させない、気づかせないはずです。

(どうせ痩せられない、という思考を現実のものとするためにはその情報は不要だし、気づく必要がないため。

仮に気づいたところで実行には移せなかったはず)

質問者さまは、うまくいかないなぁ…と思いつつもダイエットはやめていないですよね。

そしてなんだかんだでこういう情報に気づき、さらに気づいたあと、やらないという選択肢もあったのにやることを選んだ。

自己否定よりも「痩せるぞ!」という意志のほうが強かった証拠です。

自分であまり自覚はないかもしれませんけど、まず最初に「私は痩せる」というちゃんとした意志があったんですね。

なので図式は、

 

①痩せるのだという意志がある。

(同時に「痩せないとダメ」という自己否定的な思考もまだあるが、痩せるのだという意志のほうが勝っている状態)

②潜在意識がより強い思考「痩せる」のほうに従い、痩せる方向に向かいだす

③「痩せるなら、『痩せないとダメ』といった思考は不要なものなので排除しよう」と潜在意識は判断する

④不要な思考の排除のため、質問者さまに「痩せなくていい」という情報に気づかせる

⑤質問者さまは「お、そんな理論があるのか、やってみよう」と思う

⑥実践することで、足かせとなっている思考(痩せないとダメ)がはずれる

⑦痩せる

 

です。

質問者さま、①と②と③と④は自覚できていないです。

(潜在意識下で起こることなので、普通は誰も自覚できない)

⑤で、

「あ、そういう理論があるんだ、やってみよう」

となり、⑥⑦の流れに行き、そのうちに、

「そういえば私には、痩せないとダメという思考があったな~」

と気づいてきた。

あとになってから「自分で自覚できる部分だけ」を整理すると、

 

①痩せないとダメ、という足かせとなるような思考がある

②「痩せなくていい」という言葉でその足かせがはずれる

③痩せる

 

という3ステップであるかのように思えますが、

いろいろ自覚できない部分が抜けてるのでそう思えるだけです。

自身が自覚できる部分のみを見ると、

「仕事と恋愛も同じ要領で、この3ステップでうまくいくのでは?」

という発想が出るのは自然なことですね。

確かに、引き寄せって全部同じ要領でうまくいくんですけど、

でもでも、要領を真似するのであればそもそものことのはじまりの部分を真似ないと、その後の流れが同じにならないですね。

ではことのはじまり、①ってなんだったっけ?

 

①痩せるのだという意志がある。

(同時に「痩せないとダメ」という自己否定的な思考もまだあるが、痩せるのだという意志のほうが勝っている状態)

 

でしたね。

では同じ要領でうまくやるためにまず必要なのは、

「足かせがなにかを見つけること」

ではなく、

「仕事と恋愛がうまくいくのだという強い意志を持つこと」

です。

 

 

うまくいかない原因を、いま突き止める必要はない

 

…ということで、

 

自分の本当の足かせになっているものを見つけるには、どうしたらよいのでしょうか。

 

というご質問だったのですが、そもそも、自分の本当の足かせを見つけようとする必要はないんです。

その前に「うまくいくのだ」という決意が先です。

ダイエットはそうでしたよね。

最初から、

「さぁ、いまからダイエットの邪魔をしている思考を見つけてやるぞ」

と思って見つけたわけじゃなく、痩せるぞという決意のあとから足かせに気づいています。

でも、いま質問者さまは、

 

○「私にはうまくやれるのだ!」という思考

○「原因をつきとめなきゃ…」という思考

 

の2つのうち、後者のほうが勝ってしまっているんじゃないでしょうか?

後者が勝ると、かえって原因はつきとめられないんです。

うまくいかない原因をつきとめたいのがなぜかっていうと、本来は「うまくいかせたいから」のはずですよね。

でも、その本来の「うまくいかせたい、いかせてやるのだ」という思考が弱い…となると、それだと潜在意識は、

「うまくいかせるために、うまくいかない原因を改善しよう!」

という方向にはいかないです。

さしてうまくいくと思ってないなら、うまくいかない原因に気づいて取り除く必要はないじゃない、となってしまう。

まずうまくいくと思考するから原因を知れるのであって、

原因を知ればうまくいくと思考できるようになるわけではないです。

「まず足かせを見つけよう」

というその思考こそが、足かせに気づけなくなり、実現が遅くなる原因です。

まずは、

「足かせ(原因)が何かを見つける必要はない」

と自分に言い聞かせて、それを探すことやめてみてください。

探すのをやめたぶんだけ、意識を「私はできる、やれる」というところに向けてみてください。

できるという思考が育てばその過程で、

「自分の中で何かがカチッと合う」

「邪魔な思考(足かせ)がなにかに気づく」

ということがあると思います。

参考になれば嬉しいです(*´ω`*)

 

 

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アファメーション、やり方やコツにとらわれすぎないで

 

森

 

今回はいただいた質問への回答です。

 

いつもメルマガをありがとうございます♪

毎回 楽しみにしています。

ところで、

「アファメーションするためにアファメーションする」

という言葉を読んで 自分が本当はそうなのかそうじゃないのか、

すごく気になってしまって自分でわからなくなってしまいました。
そういうのって自分でどのように見分けることができるでしょうか?
そしてもし、やっぱりちょっと残念な方向に向かってる感じだったらどのようにすれば良いのでしょうか?
また、このように気持ち的に躓いたような状態でもアファメーションは続けてる方が良いでしょうか?

そのまま続けてください、特に問題はありません。

 

アファメーションの効果が出ない人の中には、そこにとらわれすぎる人もいる

 

いつもメルマガを読んでくださって、私こそありがとうございます!

メルマガを読んでいない方のために、

「アファメーションするためにアファメーションする」

ということについての説明から入りますね。

 

 

「アファメーションをすると変われる!」

というお話を聞いて、そうかじゃあやるぞ!と意欲的に取り組んでいるうちに、

「まじめにアファメーションをすることそのもの」

が目的になってしまい、

「目標を達成するためにアファメーションをする」

というところから離れていってしまう人もいます。

 

 

うーん、たとえるなら…。

成績を上げるという目的を達成するための手段として勉強をするのが本来の在り方だと思うのですが、

「勉強をすることそのもの」

…手段そのものにとらわれてしまい、いかにノートをきれいにまとめるか?とか、

勉強机の上はきれいなほうがいいよね!と、整理整頓に必死になるような感じ?でしょうか…。

ノートをまとめることも整理整頓も勉強のために大切なことではありますが、

「ノートのまとめ方がキレイだと成績上がる」

「整理整頓が上手にできると成績上がる」

かというと、それはなんかちょっと違いますよね。

どこか頑張りどころがズレている感じがします。

でも本人は、成績を上げるためにまじめに頑張ってる!(確かにある意味まじめには頑張ってる)という意識が強く、

なにか本来の「成績を上げる」という目的からずれていることに気づかないことがあります。

 

 

同じように、引き寄せにおいてアファメーションというのはあくまでも、

「願いを叶える」という目的を達成するための手段なので、あまりに強く手段のほうにこだわる必要はないです。

願望達成のためにはやったほうがいいことなのは確かなんですけど、「こだわったほうがいいこと」ではない。

しかし懸命に、

「まじめに正しくアファメーションを継続しよう」

と思うあまり、いつのまにか願いを叶えることではなく、

「まじめに正しくアファメーションを継続することそのもの」

が目的にすり替わって、えんえんとアファメーションを続けている段階から抜け出せなくなり…、しかし本人は、

「私はちゃんと真面目にアファメーションをしているから効果が出て願いが叶うはずなのに、なんで変化がないの?」

と不思議に思う…ということがあります。

 

 

こういったことをメルマガ内で、

「アファメーションするためにアファメーションしている人は次の段階へすすめない」

とお話したことがあって、それを読んだ質問者さまは、

「えっ…私ってもしかして、これに当てはまっちゃってる!?」

と気になってしまったんですね。

 

 

いままさに、アファメーションのとらわれから抜け出そうとしている人から出る質問

 

では当てはまっているかどうか?についてなのですが、当てはまってます。

しかし、そこから抜け出そうという気持ちも強いですので問題はありませんよ~(*^^)

 

 

さっきの勉強の例をまた出しますが、こちらが、

「成績上げるために勉強するんだよ、勉強することそのものにとらわれすぎないでね」

と言ったとして、

「え、それなら…ちゃんといま私がやってるのが『成績を上げるための勉強』なのか、

『勉強することにとらわれている勉強』なのか見極めないと…うーんどっちだろう?

そこを見分ける方法ってなんだろう?

それがわからない状態では勉強しないほうがいいかな?」

と考え出して勉強する手が止まる人って、やっぱなんか、成績上げるという目的じゃないことにとらわれてますよね。

気にしてこういう質問をする、というのがとらわれの証拠です。

 

 

ただ、そのとらわれから抜け出そうとも思ってるんですよね。

完全にとらわれてきっていて自分のしていることは何も間違っていない!!と思い込んでいる人って、

「へぇ、そういう人もいるんだぁ~」

と完全に他人事みたいにしか思えず、よもや自分のことを言われているかもなんて発想すら出ずにせっせと見当違いのことをするもんです。

なので、

「とらわれてて、かつそのとらわれから抜け出したいと思っている人」

しかこの質問はしないだろうな、と思います。

 

 

ということで、あらためて質問者さまの質問に順に答えてみますね。

 

「アファメーションするためにアファメーションする」

という言葉を読んで 自分が本当はそうなのかそうじゃないのか、

すごく気になってしまって自分でわからなくなってしまいました。

意識の上ではっきりとわかっていないだけで、無意識のうちに質問者さまは、

「自分はとらわれすぎちゃっているようだ」

ということを理解しているし、そこから抜け出そうともしている状態です。

 

そういうのって(アファメーションにとらわれすぎているかどうかって)自分でどのように見分けることができるでしょうか?

「とらわれていないかどうか?」ということを気にする気持ちがあるかどうか、で見分けてください。

そこを気にするようでしたら、とらわれがあるんだと思います。

 

ちょっと残念な方向に向かってる感じだったらどのようにすれば良いのでしょうか?

とらわれている自覚がまったくないと残念な方向に向かいますが、

質問者さまは気づいて改善しようとしていますし、改善の方向に向かっていますので問題ありません。

特に何かをする必要はなく、今後同じように気になったときには、

「あぁ、私は気にしているな、とらわれる気持ちが存在しているのだなぁ」

と自覚し、認めればそれでOKです。

自覚できたとらわれは消えます。

 

気持ち的に躓いたような状態でもアファメーションは続けてる方が良いでしょうか?

気にして中断すると、かえってとらわれの中にとどまることになってしまいます。

表面的につまづいているような感覚になっていると思いますが、

実際には改善の方向に向かっていて、むしろ前進している最中ですし、

問題はありませんのでそのままアファメーションを続けてください。

続けていれば(自覚はなくても)さらに良い方向に向かいます。

 

 

アファメーションをしていて感じるつまづきが、つまづきとは限らない

 

忘れないでいてほしいな~と思うのが、

(質問者さまだけではなく、これを見ているみなさん全員に忘れてほしくないのですが)

引き寄せの法則は潜在意識から変える方法なので、

「変化は自覚できない」

というところです。

といっても、変わってくれば徐々にその変化が現実に反映されますのでいずれは気づくことにはなりますが、

「いま、このくらい、良い方向に(あるいは悪い方向に)潜在意識が変化した」

とかいうハッキリとした自覚は無理なんですね。

なので、意識の上で変わっていないとか、悪い方向に行ってるような気がしても、焦らないでほしいなと思います。

 

 

今回の質問者さま、潜在意識下ではちゃんと目標にフォーカスしています。

いま、

 

①願望を達成するぞ~という思考がちゃんとある

②「じゃあ願望達成のためには、このアファメーションに対するとらわれは解消したほうがいいな」と潜在意識が判断する

③解消のため「岡野真に質問する」という行動につながる

④とらわれを自覚し解消することによって、願望が達成しやすい現実へと変化する(①の現実化の最中)

 

という良い流れの中にいるんですけれど、顕在意識上で、

「ハッ!私の潜在意識がいま!『アファメーションに対するとらわれは解消したほうがいいな』という判断を下して!私にこの質問をさせているのだァッ!!」

とかいう自覚はなかなかできないので、意識の上では、

 

○すごく気になる

○自分ではわからなくなる

○残念な方向にいっちゃってるかもしれない

○気持ち的につまづいている

 

と、むしろ悪い方向に行ってるというか、迷路に迷い込んでいるような錯覚に陥って嫌な気持ちになることがあります。

今回の質問者さまは願望への思いが強かったので、途中で、

「もうわからないよ~。こんな気持ちがつまづいた状態で続けるなんて無理~」

とか投げ出さなかったのでよかったですが、そうやってやめる人もいます。

「ちゃんとアファメーションしているのに良い気分になれない!」

「アファメーションで良いことが起きるなんて嘘だ、効かないんだ!」

と早急な判断を下してやめてしまう人もいるのですが、

それはあくまで自覚できる範囲内で出した結論ですから、それが本当の結論だと思わないほうがいいです。

もう少し気長に続けてみてください。

参考になれば嬉しいです(*´ω`*)

 

 

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引き寄せの行動不要論って本当なの?ほんとに行動しないでいても夢は叶うのか?について。

道

 

引き寄せでは結局、行動は必要なのか不要なのか?

 

今回は、「行動」についてのお話です。

引き寄せって、

「願えば現実になる、イメージすれば現実になる」

とよく言われますよね。

これを聞いて、

「そうか、引き寄せではなんの行動もしなくっても夢は叶うんだ!」

と思って引き寄せに興味を持った方も多いと思います。

私もその一人で、

「ただ願うだけでいいんなら超お手軽じゃん!努力とかしなくていいじゃん!」

というのが引き寄せをやってみようと思った動機です。

 

 

でもでも、引き寄せについて語っている人の中には、

「行動することは必要です」

と言っている人もいる…。

え?やっぱ行動しなくちゃいけないの?どうなの?

と、なんだかここのところがよくわからない人もいると思うんですが、結局どうなのさ?というと、

 

 

 

 

行動は必要です。

 

 

 

 

ただ、引き寄せで必要な行動というのは「努力の伴わない行動」です。

一生懸命頑張るぞ!といった努力は不要なのですが、なにかを行うことは必要、ということ。

 

 

人は好きなことならば、努力だと思わず行動する

 

たとえばあなたがめっちゃゲームが大好きだとして、

もうずーっと前からものすっごい楽しみにしていたゲームソフトが発売されるとする。

ひゃー、もういてもたってもいられない!くらいにワクワクして、ソフトを予約していたお店に買いに行き、ゲット!

…というとき、あなたは確実に「行動」はしてますよね。

ゲームについて調べたり、お店に予約を入れたり、当日に起きて着替えてそのお店まで出かけたり、などなど。

ゲームを手に入れるという目的達成のために必要な行動はしている。

ただ、その行動をしているときに、

「私は目標達成のために、いま懸命に努力しているのだ!」

とかは思わないはずです。

もうウッキウキで誰に言われずとも、「やりたくてやっちゃう」と思うんです。

 

 

ゲームが苦手な私からすると、

「よくあんな大変なことができるなぁ…」

と思うんですけど、ね。

だって、ゲームの途中でむずかしい謎解きが出てきたり、なかなか倒せない強い敵とか出てきますよね?

私は昔ゲームやったことあるけど、それが大変で、苦痛でですね…、

どんなに「頑張ってやるぞ!」と思っても、とにかく辛くてしょうがなくってできないし続かない(;^ω^)

という話をゲーム好きの友人にすると、

「それをやるのが醍醐味じゃねーか!それやらないでなにが楽しいんだ!」

と言われます。

まぁ好きな人からすると確かにそこが醍醐味ですよね、強い敵がいるからこそ燃える!わけであって、

一発で倒せる敵しか出てこないゲームとかなんやねんってなりますわな。

興味のない者からすると、「なぜそんな面倒なことを…?大変そう…」と見えることでも、

それが本当に好きな人は、「その大変さこそが楽しい」とすら思っている。

人は本当に好きなことに関しては、自分が努力してるかも?なんて夢にも思わず行動に出てしまうものです。

 

 

努力の伴わない行動をするための2つの条件

 

ただですね、あなたがウッキウキではじめたゲームでも買った直後に、

「ゲームにバグがありました。

途中の謎は解けないし、出てくる敵を倒す方法もありません。攻略できないゲームです」

とか公表されたときにゃあ、そこでやる気も失せると思います。

「ゲーム好きなんでしょ?じゃあ好きなことなんだしやりなよ」

とか言われたって、やっぱこれだと苦痛になると思うんですね。

人が「努力してる」という意識なしに行動できるのは、それが好きで、かつそれができるとわかってるときだけ。

好きじゃなければ当然苦痛なだけだし、好きでも最初からできないとわかりきっていたりしたら、やっぱ苦痛です。

つまり、「努力の伴わない行動」ができるためには、

 

①それが好きであること

②それができるとわかっていること

 

の2つが必要です。

で、人生がうまくいかないという人って、どっちかが欠けてるんです。

 

①好きでもないことをやろうとしている

②好きだけど、できないと思っている

 

どっちかだから、行動するときに「努力している」「努力しなきゃ」と感じてしまう。

なので引き寄せでは、この2つを満たすために、

 

①好きなことをやりなさい、ワクワクすることを選びなさい

②それができると確信しなさい

 

と言われます。

 

 

不思議なもんでですね、この2つが揃わないと人って楽しんで行動できないのですが、

裏を返すとこの2つさえそろっていれば、どんなことでも楽しんで行動しちゃうんです。

人生において、好きなことをし、そこにやれるという確信があれば、人は必ず努力を伴わない行動に出だす。

途中の困難さえも、「他人から見れば困難に見える」というだけで、本人は、

「だからこそ楽しい、それが醍醐味」

とか思って、困難だとすら思わずにやる。

 

 

もちろん、ときには嫌だな~とか面倒だな~とか思うこともあるかもしれないけれど、そこでやめたりはしない。

ゲーム好きな人が、謎解きしてるときにたまに「あー、わかんねー!」とイライラすることがあっても、

でも結局は途中で投げ出さずにやるのと同じことだと思うんですね。

なんだかんだで結局は、心の底ではそのイライラすら楽しんでいるからやる。

好きじゃないことをしていたり、どうせできないという思いが強い人からすれば、

「あれほどの困難、血反吐を吐くほど努力しないと乗り越えられない」

「なんであんなことができるんだろう、生まれつきすごい才能があるからか?」

とか思うんですけどね、それは見ている側に2つの条件がないからそう感じてしまうだけ。

 

①好きなことをやりなさい、ワクワクすることを選びなさい

②それができると確信しなさい

 

この2つができれば、周りが「すげぇ努力だ!」と言っちゃうほどの行動を、あなたも努力なしに取り始めますよ(*´ω`*)

 

 

引き寄せでは行動することは必要である。

ただし自分では「いま行動(努力)している!」という自覚がないため、行動不要に思える。

 

 

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録音アファメーションは本当に効果があるのか?聞き流すとか、寝ながらでも効果はあるのか?についての解説。

音楽

 

録音したアファメーションでも効果はあるのか?

 

今回はアファメーションについてです。

わりとよく、

「アファメーションって自分でしなくても大丈夫でしょうか?」

というご質問をいただきます。

YouTubeにアファメーション動画とかありますよね、そういうものを聴いたりするのでも効果はあるのか?

ということですが、効果はありますよ(*^^)v

 

 

なぜ効果があるか?についてなんですが、これは単純に、人間の脳は聴覚からでも刺激を受けるからです。

たとえば好きな歌のCDを聴くとします。

聴くと元気が出たりしますよね。

もし効果がないなら、聴いても元気が出るなんてことはなく気持ちは変化しないはずですが、しますよね。

怖いお話の朗読を聴いてゾッとする…とかも、効果がないなら怖くもなんともならないはずですが、怖いです。

人の話を耳から聞いて面白いと感じたり腹が立ったりすることも、当然ある。

…というように、聴覚からの刺激で人の思考や感情が変化するというのは当たり前のことですから、

「効果ないかも…?」

な~んて心配はご無用、安心して聴いてほしいと思います。

 

 

あ、ただ一応言っておきますが効果はあると言ったって、

「人を問答無用で変えてしまうほどの強烈な効果」

とかまではないですからね~、そんなのあったら怖い、誰かに聴かせたら思い通りにできちゃう(;^ω^)

 

 

アファメーションは聞き流すだけでも効果はあるの?

 

では次に、

「腰を据えて『さぁ聴くぞ!!』とかいうのじゃなくて、家事をしながら聞き流すとかでもOKなの?」

についてですが、基本的にはOKです。

聞き流すのでも人は無意識に音の影響を受けています。

 

 

あ、そうそうたとえばお店のBGMありますよね。

あれって別に「さぁ、聴くべ!」と思って聴いてる人はあんまいないと思いますが、

ただ聞き流しているだけでも知らず知らず影響受けてるんですよー。

お昼にはアップテンポのBGMを流すと、知らず影響を受けて人の食べる速度が上がります。

なのでお店の回転率を上げたいお昼時なんかはアップテンポの曲をかけているお店もありますね。

 

 

テレビのCMソングとかも、「覚えるべ!」とか気合い入れて聴く人あんまりいないと思いますが、

なんか何度も聴いているうちに覚えちゃって気づくと口ずさんだりとか。

で、お店で「あ、あのCMソングの商品だ!」と買ったりする。

聞き流していても、こういう感じで無意識に影響を受けていきます。

 

 

言語に関連する作業をしていないときに聴くほうが効果的

 

ただ、聞き流すのであれば「言葉」に関連する作業をしていないときのほうが良いと思います。

人間の脳って、似たような系統の作業を同時にこなすことが苦手です。

たとえば、食べながら音楽を聴くとかは同時に難なくできますけど、

人の話を聞きながら本を読む…となると、どっちかがおろそかになりませんか?

話を聞いている間本を読む手が止まったり、本を読んでたら相手の話がわからなくなったりとか。

前者は「食事」と「音楽を聴く」で関連がないのに対して、

後者は「言葉を聞く」と「言葉を読む」で、どっちも言葉に関連していますね。

こうして同じようなことを同時にしようとすると脳は、

「うわー、同じようなこといっぺんにっていうのはちょっとキツイですわ~」

となるのでうまくいかないんです。

なので、アファメーションの言葉を洗濯しながらとか、食事しながら聴くとかはいいんですが、

パソコンの文字を読みながら、携帯の文字を追いながら…とかだと脳のパフォーマンスが落ちるぶん効きづらいかと思います。

言葉に関連していない作業の時に聴くのがおすすめです。

 

 

寝ている最中に流しっぱなしにするのは避けたほうが良い

 

「それでいくと、寝ながら聴くのは問題ないよね?」

というと、はい、問題ありません(*´▽`*)

でもでもちょっと気をつけてほしいのが、睡眠中ずっと流しっぱなしにしない、ということです。

中には、

「寝ている間も潜在意識は働いているっていうし、だったら寝ている間じゅう流しっぱなしにしておけば睡眠中にアファメーションできるぞ!」

と考える方もいるのですが、寝ている間に音が流れていると、

「わー、この音を処理しないとー!」

という方向に脳がいってずっとその音の処理に追われて疲れてしまいます。

脳がしっかり休まらないし、休まらなければ人は当然、

「眠い、疲れが取れない、やる気ない」

となっていきますので、アファメーションを流しっぱなしにしてしまったせいで疲れが抜けきらずやる気なくなってきた…とかにならないよう、

ベッドに入って20~30分ほどで音が切れるようにタイマーセットしておくほうがよいですね。

 

 

「聴いてるけどアファメーションの効果がない…」という人は?

 

ここまで読んで、

「私、聴いてるけどなんの効果もないんですけど…」

と思った方もいるかもしれませんので、なぜ効果のない人がいるのか?についてです。

 

 

この効果ない、というのなんですが、

「数日聴いても効果がありません」

とかいうのなら問題ありません、れは単に聴く日数がまだ少ないだけなので、継続してみてください。

ではなくて、

「何か月も聴いてるのに効果ない」

という人もたまにいるのですが、そこまで長期間聴いてもなんの効果ない人ってそもそもの、

「効果出すぞ、私は変わるぞ」

という意志が薄弱な気がします。

 

 

最初のほうで「人を問答無用で変えてしまうほどの強烈な効果はない」と書きました。

あくまでも、自分の思考のバックアップ、くらいのものなんです。

「さぁ、元気出そう、今日も頑張るぞ!」と思考して、そこで「元気の出る曲」を聴くとする。

この場合「元気の出る曲」って、自分の「元気出すぞ」という思考のバックアップになりますよね。

なので元気が出ます。

 

 

でもでも、これがもし、

「失恋した…もう死にたい…死ぬことしか考えられない…」

というような、どん底の悲しい状態にいるときに聴いても…まぁ、あんま効果ないですよね。

強制的に曲に「元気にさせてもらえる」なんてことまではないわけです。

同じように、アファメーションの音声が強制的にあなたを変えてくれるということはないし、

そもそも、「変わるぞ」という思考というか、決意というか、目的がないと、変わるための音はバックアップとして機能しないです。

 

 

「変えてもらおう」という依存心があると変われない

 

ずーっと効果が出ない人というのはなんか、

「アファメーション音声に変えてもらえる」

みたいなスタンスに見えるんですね。

バックアップの役割しか持っていないものに過剰に期待・依存している感じ。

「これを聴いてれば私は変わるんだ…頼むから私を変えてくれ…」

「聴いたんだからいいことあるんでしょ?あってくれ…」

みたいな…。

これってね、

「自分ではないものになんとかしてほしい、何か与えてほしい」

という依存心から手を出したものがその音なわけですから、その後、

依存したいという思考→音を聴く、依存したいという思考→音を聴く、

という行動を繰り返すと、脳内で「依存=その音」とつながって学習がなされます。

 

 

「依存=その音」と学習が行われると、

「その音を聴いたことを引き金に、依存心が引っ張り出されてくる」

となります。

これを何度も繰り返していればどんどん依存心が強く定着していき、人生が変わるどころかかえって変わりづらくなります。

でも、

「私は変わるための作業としてちゃんと音を聴くということをやってるぞ!」

というのが意識の上での解釈なので、自身の依存心が膨らんでいっていることに自分でも気づかなかったりもします。

 

 

もしいま、

「もう何か月も毎日聴き続けているのになんの効果もない」

という方がこれを読んでいるとしたら、

「私はこの音を、『変わる』という目的を達成するためのバックアップとして使っていたのか?」

「それとも、『この音に変わらせてもらうこと』が目的だったのか?」

について、考えてみてください。

 

 

あと、

「そうか…録音アファメーションには効果あるのか…。

じゃあよくある『引き寄せ体質になる!』とかいう音楽にも効果あるのかな?」

と思った方は、こちらの記事もどうぞ↓

★幸運を引き寄せる音楽に効果はあるのか?★

 

 

録音アファメーションでも、潜在意識には効果あり。

 

 

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潜在意識と親との関係って?「親を許す」をしないと好転しないのか?

階段

 

今回はいただいた質問の回答です。

 

どこかで、

「人生を成功させたいのなら良い親子関係を築かなければならない」

と聞いたことがあります。
私の家族は幼少の頃から仲が悪く、常に向いている方向がばらばらです。

両親も不仲で、私は父親との関係が険悪そのものでした。

(両親は15年程前に離婚し、父は数年前に病で他界しています)

母親とは現在は良い関係を築けているとは思うのですが、

ある日ブレインダンプでノートに自分の本心を書いてみたところ、

母親のことも実は憎んでいたとわかったのです。

それと同時に、

「あんなに仲の悪い二人が出会わなければ私が生まれることもなかったし、

人生が行き詰まることもなかった。許せない」

という感情がどんどんと湧き出てきました。

その感情を昇華し、本当の意味で両親を許すことが出来れば、私の人生も好転するのでしょうか?

順序を逆に考えてみてください。

「ご両親を許せると人生は好転する」ではなく「人生が好転するとご両親を許せる」です。

 

 

「親を許すと幸せになる」だと、引き寄せ的には順序が逆

 

「人生を成功させたいのなら良い親子関係を築かなければならない」

これってよく言われることですよね。

もう世界中に、漠然と広がっている観念だと思います。

はてさて、これは本当のことなのか?というと、うーん…。

そういう場合もあるかもしれないし、絶対にそういうことがないとは言わないですけれど、

私としては「順序が逆になっているのでは?」と感じます。

 

 

「幸せになると親を許せる」のほうが簡単

 

一般に、

 

①親との関係が良好になる

②成功する

 

と考えられがちなんですが、引き寄せだと、

 

①成功する

②親との関係が良好になる

 

です。

詳しくは引き寄せに過去は関係ないという記事をご覧になってみてください。

 

 

一般的には時間は過去から未来へと流れていると考えられていますので、

「現在を良くしないと未来が良くならない」

と考えられがち。

つまり、

「現在の親子関係を良くしないと未来で成功できない」

と考えられがちなのですが、これは引き寄せと対立する考え方です。

引き寄せでは未来から過去へと時間が流れているとしていますので、

「未来を良くしないと現在が良くならない」

つまり、

「成功する未来を決定しないと現在の親子関係が良くならない」

ですね。

 

 

決めるのは親を許すか否かではなく幸せになるか否か

 

なのでまず、

「私の人生は好転する、幸せになる、できる」

と未来を決定してしまいます。

すると、その未来に従って現在と過去が変わっていきます。

なので過去を乗り越える必要はないし、現在を変えようとする必要もないです。

それはやろうと思わずとも勝手にできるようになっていくからです。

 

その感情(親が許せないという感情)を昇華し、本当の意味で両親を許すことが出来れば、私の人生も好転するのでしょうか?

 

というご質問なのですが、

「私は人生を好転させると決意することができれば、許せないという感情の昇華ができ、本当の意味で両親を許すことができる」

と、逆になると思います。

許せば幸せになれるのではなく、幸せになろうとすれば許せる。

 

 

やりたいことをやれないから、苦しいのではないか?

 

こう聞くと、

「え?幸せになれば許せる?

…え、でも、幸せになるってのは許さないとできないんじゃないの…。

許さないで、こんな恨みを抱えたままで、人を憎んでいる状態のままでどうやって幸せになるの?」

って思うかもしれないんですけど、もしそう思ったとしたならば心の中に、

「恨みと幸せは両立しない」

という固定観念があるのではないか?と思います。

でも、私は恨みと幸せは両立すると思うんですね、

「人を恨むことで幸せに近づく」

ということも、あります。

 

 

親を憎むことが、自分を認めることにつながる

 

たぶん質問者さまは、心の底では、本当はもっともっとご両親を憎みたいんじゃないでしょうか。

それがやりたいことならやっていいですし、やりたいことをやったぶんだけ、人は幸せになれます。

 

 

これを聞くと、

「えっ、いや…でも、親も親で事情があったし…それでも精いっぱいやってくれたと思わねば…」

というお気持ちがあるかもしれないけれど、でもでも…それだと、

「質問者さまの事情はどうなるんだ?誰が質問者さまに精いっぱいやったね、と言ってくれるんだ?」

と、私は思うんです。

親の事情とやらに幼い頃から振り回されて、したくもない思いをさせられて辛かった、悲しかった、苦しかった、という質問者さまの思いは、誰が汲んでくれるのか?

 

 

「私よりもっと大変な思いをしている人もいるしなぁ」

と思うかも、しれない。

けれど、見も知らないどっかの赤の他人と比べられて、この程度で辛いと思ってはいけないんじゃない?と、

我慢を(自分自身から)強いられている質問者さまの思いを、誰が汲んでくれるのか?

 

 

せめて質問者さま自身くらいは、その自分の事情や心情を汲んで、認めてあげてほしいな、と私は思うんです。

「そうだ、私は悲しかった。よくもこんな思いをさせたな、私は辛かったんだぞ」

「誰がなんと言おうが、私はあのとき、確かに辛かったのだ」

「むかつく、むかつくものはむかつく!そう感じるものは感じる!」

と親に怒りを向けることは、いままで我慢してきた自分を認めてあげることだと思うんですね。

そうしてどんどん「怒る・憎む」という行為を通じて自分で自分を認めることによって、

余裕が生まれて幸せへと近づいていくと思うんです。

 

 

でもたぶん、質問者さまの心の中には、

「人を憎むなんてことを『自分のやりたいこと』とするのは良くないことなのだ」

みたいな観念があって、やりたいこと(憎むという行為を通じて自分を認めること)をできないでいる状態なんじゃないかと思います。

やりたいのに、やるべきじゃないという観念があるため、やれない。

質問者さまが苦しいのって、この、

「自分の望むことができていないという苦しみ」

なんじゃないかな、と思うんです。

親を憎んでいるからうまくいかないというよりはむしろ、親の憎み方(自分の認め方)が足りないからうまくいかないんじゃないかと感じるんですね。

たぶん、質問者さまの頭の中で、

 

①恨みがある

②それを手放す(許す)

③恨みから解放され楽になれる

④前向きになれて幸せになっていく

 

みたいな順になってると思うんですけど、

 

①幸せになるぞ

②そのためにはもっと親を恨もう(今の自分がやりたいことをやろう、今の自分が感じていることを認めよう)

③やりたいことをやれている余裕で前向きに幸せになっていく(①が実現していく)

④気持ちに余裕ができたので許せる

 

だと思います。

 

 

「人を憎む思い」がうまくいかない現実を作るわけではない

 

どうしても、

「人を憎むなんてことをやりたいこととしていいのか?」

「人を憎んでいる状態で前向きになる?幸せになる?そんなうまくいくの?」

と思うかもしれませんが、人は人を嫌っていても余裕でうまくいきますよ(*^^)v

「嫌うべきではない」とか思っているより「ムカつくもんはムカつく」と素直に心に従っていたほうが、むしろうまくいきます。

 

 

うまくいかないのは、

「憎むのは前向きなことじゃないので良くない、そういう人間は幸せにはなれない」

「人を憎んでいるから私はうまくいかないのだ」

「怒りはないことにしたほうがうまくいく、あると認めると良くないことが起きる」

と思考している人だけです。

この場合潜在意識は、

「ほう、『人を憎んでいるとうまくいかないと思い続けること』がこの人の願いなんだな。

じゃあ、そうしてあげよう」

というふうに働くため、うまくいかなくなります。

うまくいかなければ、

「ほらね、やっぱりうまくいかなかった。これは人を憎んでいるからだよね…」

と言うことができますので、「そう言うことができるような現実」を無意識に自分で作ってしまうんですね。

 

 

こういうとき人は、

「私の『人を憎む思い』が、うまくいかないという現実を作っているんだ」

と考えてしまいますが、「人を憎む思い」がうまくいかないという現実を作るわけではないです。

「人を憎む思いがあるとうまくいかないという思い」が、うまくいかないという現実を作ります。

「親を許さないから」幸せになれないわけではないんです、

「親を許さないと幸せになれないと思考するから、その自分の思考のせいで」幸せになれないだけ、なんです。

「親を憎んでいようがなんだろうが私はうまくいく。幸せになってよい、なるのだ」

と思考できたなら、その思考も現実になるので、憎んでいようがうまくいきます。

 

 

好転を阻んでいるのは「恨むのは良くない」という固定観念

 

「恨みを手放せたら幸せになれる」

というのは、

「私は幸せになれる。ただし、恨みを手放すという条件をクリアしたときに限る」

ということですね。

この場合、幸せになるために潜在意識はまず、その条件をクリアしようと働きます。

「恨みを手放す」という条件クリアのためにはまずは、

「私はこれこれこういうふうな恨みを持っているのだ」

という認識がないといけないですよね。

「持っている」という自覚がないと手放しようがありませんので、

潜在意識は恨みを顕在意識に上らせて自覚させようとしてきます。

そのため質問者さまは、ブレインダンプをしてご両親への恨みに気づいたのかと思います。

 

 

恨みに気づいたものの、ここでジレンマが起きている

 

で、恨みに気づいたならばあとは上で書いたように、

「私は、恨んでいるのだ!」

とはっきりと認めて恨めばいいんですね、それをすると恨みは解放されて小さくなり、晴れていく。

しかし、質問者さまには「恨むことはよくないこと」という強い観念もあり、恨むことに抵抗がある。

恨みを手放すためには恨む必要があるのに、恨むのはいけないことなので恨めない。

恨むことができないから、恨みが手放せない。

こんな感じでなんだかにっちもさっちもいかなくなってるのが今の状態かと思います。

 

 

この状態のまま、

「恨みを手放し、幸せになるにはどうすれば…?」

と考えつづけるよりも、

「なんで親を恨むのが悪いことなのだ。そうしたいんだからしてやるんだ、憎いものは憎いのだ」

「親を憎んでるとなんで幸せになれないんだ、憎いまま幸せになっていいのだ」

という思考に変えていくと早いかなと思います。

そうすることで、

「恨みを手放すという条件をクリアしたときに限り幸せになれる」

「(恨みを手放すという条件をクリアするためには恨まなければいけないのに)恨むのはしてはいけないことである」

という、2つの観念が矛盾を起こしてどうにもできなくなっている状態を解消できるため、潜在意識はすんなりと幸せにむかえるようになります。

 

 

「親への憎しみ」ではなく「親を許すべきという観念」を手放して

 

自分自身に親を憎むことを許可すると、憎むことに抵抗を感じなくなりますし、

憎むことで余裕ができてきて視野が広まったり、新しい発想が出たり、我慢強くなったり、思いやりが出てきたりします。

そうして人生は好転していきます。

好転すればするほどにますます余裕ができます。

そして、その余裕をもってして今とは違う角度で親を見たときにはじめて、

「ま、あの人らもあの人らで事情があったんだな」

ということが、理屈ではなく芯からわかるのではないかと、思います。

 

 

でも、これは今とは心情が変わったりして、違う視点でものを見られるようになったからこそそう思えるわけで…、

余裕が生まれ、幸せになったからこそそう思えるわけであって、

そう思えれば余裕が生まれて幸せになれる、というのだと逆じゃないかなぁ、と。

なので、

「私は人生を好転させると決意することができれば、本当の意味で両親を許すことができる」

と、逆に考えてみてくださいと冒頭で言いました。

 

①幸せになる、人生に余裕を生むのだ、憎しみがあろうがなかろうが人生は好転するのだ、と先に未来を決定する

②そうなるために必要な「憎む」という行為が現在でできるようになる

③憎むことができるようになることで憎しみが消えていき余裕が生まれる

④その余裕をもってして過去を見たときに、過去の解釈がこれまでとは変わる

⑤許せる

 

と、未来を決めることで現在と過去を変えられるよ、ということですね。

親を許せば人生が好転するわけではなく、

「私の人生は、親など関係なく好転して良いのだ、するのだ」

と、自分の人生が良くなることを自分に許すと人生は好転します。

いま許す相手は親ではなく、自分自身ではないでしょうか?

参考になれば嬉しいです(*´ω`*)

 

 

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