充足を見ると、うまくいく?
今回は「充足を見る」についてのお話です。
願望実現の話になると、充足を見ることでうまくいく、と語られることもあるのですが、
「充足を見るってどういう意味?なんでそれをすると願望実現するの?」
と不思議な方もいるかもしれませんので、私なりにご説明していきます。
充足を見る前に、以下の絵を見てください
ではではまず、有名な「ルビンの壺」をご覧ください。
いきなり何やねんと思われそうですが、ままま、そう言わずどうぞ~。
黒い部分に注目すると、壺に見えます。
白い部分に注目すると、向かい合った横顔が見えますね。
ちょっと、壺を見ようとしたり横顔を見ようとしたりしてみてください。
見ようとしたほうが見えますよね。
では次は、横顔と壺を両方同時に見てください。
…と言われても、これはできないと思います。
どっちかが見えればどっちかは消えますね。
そう、人は2つのものが存在していても、見ようと思った片方しか見ることができません。
あなたが横顔を見ているときにも、あなたの目の前に壺は存在しています。
しかしあなたには、その目の前の壺を見ることは決してできません。
人間の脳って、絵を見たときだけではなくいつでもどこでもこのように働いています。
充足を見ることは、不足の視点を持っている以上できない
今あなたが「願いが叶わない」と思っているとします。
これは「現実が充足していない」と思っているということですよね。
不足していると思っている、その不足を埋めたいと思っている。
でも実はすでに、本当はあなたはもう充足をしています。
こう言うと、
「いやいや、充足なんてしてねーよ!どこに充足なんかあるんだ!!」
と思うかもしれませんが、それは、あなたが「ない」という視点に立って物事を見ているため。
「これは横顔だ、絶対にそうだ」
とかたく信じている人に、
「実はあなたの目の前に壺があります」
と言っても、
「いやいや、絶対にねーよ!どこにあるんだよ!」
となるのと同じです。
「間違いなく不足している」
とかたく信じ「不足」という視点からものを見ている人には、
充足を見い出すことはできないんです、充足が目の前にあっても知覚できなくなります。
では、あるはずの充足をちゃんと知覚するためにはどうすればいいの?というと、単純です。
充足を見ようとすればいいだけです。
横顔しか見ることのできない人が壺を見るためにはどうすればいいのか?
というと、「壺を見よう」とすればいいだけですよね。
同じように、充足を見たいのであれば「充足を見よう」とするだけで充足は見えてきます。
ということで、自分や自分の生活の不足部分ではなく、充足部分を見ようと意識してみてください。
充足を見ると意図すれば、今見えないものが見えてくる
「いやいや、ということで充足を見ようとしてねと言われても、具体的にどうすればいいんだ?」
というと、これは…そうですね、ただ単に「ある」ものを「ある」と認めていったり、
なんか好きなこと・楽しいことをやろうとしてみたり、
「嬉しいな~」と感じたときに、その嬉しいな~という気持ちを大事にする…という感じです。
嬉しい楽しいと感じたとき、人ってそれをわりとサラ~ッと流したりします。
「きゃー、好きな芸能人がテレビに出てる、かっこいい!」
というときあなたは充足を感じている(充足を見るができている)のですが、
こういうときってそれが充足だとかあんまり感じないですよね。
わりと当然のこととしてサラリと流して、
「それよりこの問題をどうしよう、足りない足りない」
とそっちに意識を集中しがちです。
ではなく、普段はないことにしてるような充足を意識して見てみてください。
意識しないだけであるわけですから、見ようとすれば見えますよ。
おそらくは、あなたが今思っている以上に多く。
これが「充足を見る」です。
充足を見るとは、今あるもので満足しろということではない
充足を見る、と聞いたとき、無理にポジティブに考えようとする方もいるのですが、そこまでしなくて構いません。
ポジティブシンキングというのは、
「コップに水が半分しかないと思うのではなく、半分もあると思いましょう」
みたいなヤツですね。
「この芸能人かっこいいー!」
というのと同じように自然に、
「わー、半分もあってよかった!」
と思えるのであればそれで良いのですが、
「う、うぐぐ…半分しかないけど…ここで半分もあると思わねば、半分もあることに感謝せねば!」
というのは充足を見る、をやっているわけではなく、不足を見ながら充足だと思おうとしているだけです。
「この絵は横顔だけど、この横顔を壺だと思いこまねば!」
みたいな感じですね、それは壺を見ていることにはならないです。
こういうときにはただ、
「コップに水が、半分ある」
とだけ思ってください。
半分しかないではなく、半分もあるでもなく、半分ある。
ただ半分あるので半分あると思う、というだけです。
それまでは上半分の空の部分を見て「水がない!」と思っていたものを、
下半分を見て「水があるな」と思えただけで十分です。
これだけでも「ない」ではなく「ある」を見ていることになりますから、ちゃんと充足を見る、をやったことになります。
充足を見るというのは無理に前向きに考えなさいとか、
いまあるもので満足しなさい、というものではありません。
充足を見るうちに、実際に現実が充足してくる
最初は慣れないかもしれませんが、そうして充足を見ることによって、
「あぁ、今まで気づかなかったけど充足はこれほど私の近く、私の中にあったのか」
みたいに考えが変わっていくと思います。
そして、そのようにあなたの視点が不足から充足に変わってくると、
今度は徐々に不足している部分を見る・感じるのが難しくなってきます。
そのうち何かの拍子にガッと一気に、脳が不足を知覚することができなくなることもあります。
そのように急に不足を知覚できなくなったとき、
「突然、この世には充足しかないと気づいた」
といった感覚に陥るかもしれません。
(ただ、必ずしもなにかの拍子に一気に視点のズレが起こるとは限りません。ずっと緩やかにズレていく方もいます)
こうなればしめたもんです、あとは本当に、充足の方向に現実が変わっていきますよ。
あなたが充足を見る以上、潜在意識は不足した現実は作れない
「私は不足している」という認識を持っている以上は、
潜在意識があなたに見せるもの、実現するものは「不足している現実」でしかありません。
けれどあなたが「私は充足している」という認識を持った以上、
潜在意識はあなたのその認識に従い、充足しているものを見せ、充足した現実を作るしかなくなります。
認識や観念、信念を現実化するのが潜在意識の仕事な以上、そうするしかない。
充足していると認識しているのに不足が訪れる、ということはありません。
それは「横顔だと認識しているのに壺が見える」ということですが、これは無理ですよね。
さすがの潜在意識にもそんなことはできません、認識しているほうしか見えないし実現できないです。
多くの方が、
「現実が充足したら充足していると思おう」
と考えています。
けれどこれは、
「壺が見えたら壺を見ようと思おう」
です。
先に壺を見ようとしない限り、現実に壺が見えることはありません。
同じように、充足を見ようとしない限り、現実に充足が見えてくることはありません。
現実に望むものが出現したら見よう、ではないです。
見ようと思うから望むものが出現する、です。
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何もしないでいいわけあるか!と普通は思うが…
今回は「何もしない」に関してです。
「潜在意識の力で何かを叶えたいとき、重要なのは『何もしない』ことである」
「何もしないでもうまくいく」
そのように言われることもありますが普通はこれを聞くと、
「バカな…家で寝転がってればそれでいいというのか!?」
みたいな気持ちになったりしますよね。
だけど、何もしないというのはそういう意味ではないよ~ということについてです。
「何もしないでいいはずがない」は顕在意識の解釈
私たちは普通何かを叶えたいというとき、とにもかくにも「何かしなきゃ」と考えます。
「現時点において、私は願望実現に必要なものを持っていない」
という前提で、
「だからまずはその必要なもの(知識なりなんなり)を手に入れねばならない」
「そして手に入れるには何かをせねばならない」
と考えるので、何かをしたくなります。
ただ、これって実は前提から違っちゃってるんです。
本当はあなたは現時点において、願望実現に必要なものはすべて持っています。
「そんなもん持っとらんわー!!どこにあるのか言ってみろー!」
と思うでしょうが、どこにあるのかって、そこそこ、ほら、あなたの頭の中ですぞー。
何かをすることで「私は持っていない」という前提を強める
俗に、
「顕在意識は3%、潜在意識は97%」
と言われますが、あなたが「持ってない」というとき、それは3%の力のみで判断していること。
残りの97%のほうには、顕在意識には思いもよらないほどのデータが保存されてます。
そっちの中にもう、あるんです。願望実現に必要なものが。
でも多くの方はこう言われても、
「そんなの信じられない」
と思います。
目にも見えない、耳にも聞こえない、肌でも感じられないようなものをあると言われてもどうにもこうにも信じがたいし、
「いや、やっぱりないんじゃないの?」
という顕在意識のほうの判断を重要視してしまう。
なので、
「やっぱり、何もしないでいいはずがない」
と何かしてしまう。
けれどそうして何かをすればするほどに、
「現時点において、私は願望実現に必要なものを持っていない」
という前提を肯定し、強く、深くしているということです。
何かをすることで、
「私は潜在意識の力は信じません、自分がもう既に力を持っていることなど認めません」
と表明しているようなものなんです。
潜在意識のほうは素直なので、
「なんで信じてくれないの!やんなっちゃう!」
とか怒ったりしません。
あなたが思ったことそのままに、
「潜在意識の力を信じることができないような現実」
「自分には力なんてないんだと思うことができるような現実」
を作ろうとします。そして、
「ほら、やっぱり私にはまだ必要なものが足りないんだ、私はダメなんだ」
と思うような現実が訪れます。
(訪れますって言っても、実際にはどっか遠いところから訪れてくるわけではなくて自覚なしに自分で作っているのですが)
そうなるとますます、何かせずにはいられなくなる。
大概の方がこのループにはまっていると思いますので、
まずはこのループから抜けることが大切です。
何もしないことで「私は持っている」という前提に立つ
潜在意識の力を使って願望を実現したいというとき、
まず何をおいてもしなければいけないことって、潜在意識の存在を認めることだと思います。
ハサミを使って何かしたいときに、まず何をしなければいけないかというと、
大前提としてハサミの存在を認めなきゃいけないですよね。
「ハサミは存在しない」という前提で、ハサミを使うことはできないですから。
たとえがハサミだと、
「そりゃそうだ、ハサミがあると認めない人間にハサミを使うことなどできるはずがない」
と思うと思うんですが、これが潜在意識になると、
「潜在意識の力などないのではないのか」
「私の頭の中に実現する力などないはずだ」
と、その存在を認めない状態でその存在の力を使おうとしてしまう方が多いです。
これだとうまくいかないのでまずは、
「現時点において、私は願望実現に必要なものを持っていない」
といういまの前提を、
「現時点において、私は願望実現に必要なものを持っている」
という前提に変える必要があります。
何もしないことで、必要なものが現れる
「わかったなるほど、ではそのような前提に変えるために何をすればいいの?」
と言うと、「何もしない」んです。
もう少し正確に言うならば、
「『現時点において、私は願望実現に必要なものを持っていない』
という前提の上に立ちやっていることをやめる」
かな。
実現のためにまずは情報収集だ!と思ってやっているならそれをやめる。
実現のためにまずは人脈作りだ!と思ってやっているならそれをやめる。
それらは「実現のための情報や人脈が今の私にはない」という前提に立っているからこその行動なので、その行動を続ける限り、前提を肯定することになります。
その前提を放棄するためには、その前提のもとやっていることをやめる…、
つまり何もしない、となります。
何もしないことにより、
「必要なものならもう全部持ってる。もう持ってるものを手に入れようとする必要はない」
と認めたことになり、前提を「すでに持っている」に変えたことになります。
そして、「すでに持っている」という前提に立てば潜在意識はそこから、
「じゃあ、すでに持っていると思うことができるような現実を作ろう」
となりますので、
「あ、なぜか情報収集をやめたら必要な情報が入ってきた。
既にあると認めたら、本当にそれが目の前に姿を現した!」
となります。
(これもどこか遠くからやってきて姿を現しているわけではないです、自覚できないだけで自分でその現実を作っています)
「何もしない」に対するよくある誤解とは?
よくある誤解が、
「何もしないでいるとずっと今の状態が続くのではないか?」
というものですが、いえいえ、そんなことはないですよー。
「何もしないと同じ状態が続く」
わけではなく、
「何かしようとするから同じ状態が続く」
んです。
何かしようとすることで、「私には必要なものがない、現状では不足している」という前提を肯定しているからです。
その状態を肯定するから、その状態が続きます。
何もしないことでその状態を否定したことになりますので、むしろ今の状態は変化しますよ。
「何もしない」は「何もしてはいけない」ではない
あと「何もしない」と聞いて「何もしてはいけない」という意味だと誤解する方も多くいます。
いや、決して何もしてはいけないわけではありません。
さきほども言いましたが「何もしない」というのは、
「『現時点において、私は願望実現に必要なものを持っていない』
という前提の上に立ちやっていることをやめる」
ということですから、家の中で石のように固まっていなさいとか、
やりたいことがあっても我慢してやらずにいなさいとか、そういう意味じゃないです。
「やらねばいけないのではないか」という恐怖や義務感でやっていることをやめる、という感じかな。
「別に義務感とかじゃなくて、私は本当に趣味で絵を描くのが大好きでやりたいんだけど…」
といった場合にそれをこらえて何もしないでいる必要はありません、
そういう自分がワクワクすることはむしろやったほうがいいと思いますよ(*´ω`*)
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なぜか知らないけどって…知らなくていいの?
今回は「なぜか知らないけど」のお話です。
アファメーションの一種に、
「なぜか知らないけどうまくいく」
「なぜか知らないけどお金が入ってくる」
というふうに、なぜか知らないけど…とつけるというものがあります。
これについてお話していきます。
なぜかはちゃんと、潜在意識が知っている
これは、
「うまくいくってどうやって?」
「お金が入ってくるって具体的にどんな方法で?」
というふうに、ついついうまくいく理由や方法を考えてしまう方におすすめです。
顕在意識はそういったことを考えるのが得意ですが、
顕在意識がそうしてぐるぐる思考を巡らせている間、潜在意識の力は抑えられてしまいます。
なので巷では、
「過程について(顕在意識で)考えず、潜在意識にお任せしましょう」
というふうに言われます。
けれどそうは言われたって、方法もなにもわからないと不安だしつい考えちゃうものですよね。
そこで「なぜか知らないけど」が出てきます。
もう最初に、なぜか知らないけどと前置きしておくことで、
なぜ?と問いたがる顕在意識を封じてしまいましょ、という感じですね。
まだやったことのない方は一度試してみてほしいなと思います。
やり方は簡単です、顕在意識で、
「一体どうすれば…うまくいくってなぜ、どのような理由があってそう言えるのか?」
となぜかを知りたくなるたびに、
「でも、なぜか知らないけどうまくいくんだよなー、これが」
「どのような理由でって、そんなの知らないよ~。なぜか知らないけどって言ってるじゃない」
と繰り返してみてください。
そのうち、
「そうだ、なぜか知らないけどうまくいくんだな~」
という気持ちが強くなり、あまりなぜか?とかどうやれば?ということについて考えなくなっていきます。
それに伴って、実際にうまくいくようになってきます。
あなたが顕在意識上でなぜかを知らなくても、潜在意識のほうはなぜうまくいくか、
どうやればうまくいくのかを知ってますから大丈夫ですよ(*^^)v
「なぜか知らないけど」でうまくいかない場合は?
けれど中には、
「私はもうそれ、やったことある。
でもなぜか知らないけどって言うたびにむしろ、
『それでいいのか?なぜかを知りもせずにうまくいくわけないだろ!』
という気持ちのほうが強くなってしまって、よけいに不安になってダメだった…」
という方もいると思います。
実はね、私も最初そうでした(;^ω^)
上に書いたように、なぜか知らないけどって言っているうちにスンナリと、
「まぁなぜか知らないけど、それでもいいじゃない」
となってくるタイプの方もいるとは思いますが、私の場合は逆、
「なぜ、なぜかを知らなくてもいいわけ?」
と、よけいになぜかを知りたくなるという…あなたもそうかもしれません。
では、このような場合はどうすればいいの?というと、一つ私のおすすめの方法があります。
それはどんなものかというと、
「もういっそのこと、なぜなのかを徹底的に考えてみる」
という方法です。
私はこれでうまくいきました。
ちょっとここから先は自分語りみたいになりますが、お付き合いいただければと思います。
「なぜか知らないけど」に納得できない理由とは?
なぜだか知らなくてもいい、考えなくてもいいと言われてもどうしても考えてしまう。
そのような方の中にはおそらく、
「物事を事前に理解したり、分析しておくことが大切だ」
「それらをせずにうまくいくことなどありえない」
「理解できなければ潜在意識の力を使えるようにはならない」
といった強い認識があると思います。
この認識があると、スンナリはいそうですかとは思えませんよね。
私にもこのような強い認識があり、どうしてもなぜかということを考えずにはいられませんでした。
なので、私はとにかく徹底的に考えました。
死ぬほど考えを巡らせれば、なにかひとつくらいはわかることがあるんじゃないかと思ったんです。
そしたらそのひとつを足がかりに、もっと潜在意識について知ることができるようになるかもしれない!
そう思い考え続けました。
考えても考えてもわからないのですが、それでも諦めるものかと考えました。
そしてついに!
ある瞬間にフと、とっても重大なひとつのことがわかりました。
「なになに!?なにがわかったの!?」
というと…、
「どんなに考えてもわからない」
ということがわかったんです。
考えつくした結果「なぜか知らないのは当然」と気づいた
なんじゃそりゃ…って思うかもしれませんが、うーん、なんというか…。
もう限界だ、もはやこれ以上考えることなど何もないんじゃないかというくらいまで考えているのに、
それでも何もわからないという事実を目の前にしてあるとき急に、
「あぁ、私には本当に本当に、なにもわからないんだな。
私がなぜなのかを知ることは、できないのだ」
ということがストンと腑に落ちたんです。
そのあとこう思いました。
「あぁ、私は、
『私にならわかるはずだ、知ることができるはずだ、そのような能力があるはずだ』
という前提の上に立っていた。
そのような前提があれば何かがわからないとき、
『本来私にはわかるはずのことが、わからないなんて…』
と思い、わかろうと悩みだす。
だけど、そもそも『私にはわかるはず』という前提そのものが違ったのだ。
そもそも、私にはわかる能力など最初から備わっていない、そんなものはハナからなかったんだ。
もともとわかる能力を持っていないのだから、わからないのは当然だ。
なんだ、なぜだかわからないということなど、当たり前のことじゃないか」
と。
「私にはわかる」から「私にはわからない」へと、認識の変更が行われました。
そうして「私にはわからない」という認識を持ってみると、
「え?だったら私、なんのために考えるの?
わからないってわかってるのになにをわかろうとしてるの??
そんなの、潜在意識に任せればいいじゃない。
私(顕在意識)にはわからないことをなんとかしたいなら、わかるもの(潜在意識)に任せることのほかに何があるというのだ?」
と思ったんです。
このとき私はやっと、
「あなたがなぜかを考える必要はない、潜在意識に任せなさい」
という言葉に心から納得できました。
自然と「そうだな、そうしようっと」と思えて、
「私がなぜか知らないのは当然、だって知らないんだもん」
と言えるようになりました。
なので私は、
「『なぜかを知ろう』とすることを通じて『なぜかは知りえない』ということを知ってほしい」
と思います。
「なぜか知れるはず、わかるはず」
そのような認識を手放すことが大切なのではないかと、そう思うんです。
なぜか知らないけど、と唱えるのは認識の変更を促すため
そのような認識を手放すために行われるのが、
「なぜか知らないけどうまくいく」
というアファメーションです。
それを唱えることで徐々に、
「知る必要はない、わからなくても別にいい」
という認識のほうが強まり、認識の変更が行われていくわけですね。
そしてもうひとつの認識の変更方法が私のやった、
「なぜか知らないけど、だなんてありえない、絶対に知ってやる!」
というつもりで考え抜くという方法です。
これをするといずれ、自分のいかなる知識や知恵、経験をもってしても、
なにも知りえないということを知るはずです。
そのとき、気分はとても爽快ですよ。
「あぁ、私はもともと、何かを得ようとか知ろうとか悩む必要などなかったんだ」
ということに気づくからです。
逆説的ですが、なにも知らなくていいということを知ると、
今考えてもわからないことがわかるようになりますよ(*´ω`*)
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完璧を採用するとは、どういうことなのか?
今回は、「完璧を採用する」についてのお話です。
完璧を採用するとはどういうことか?というと、
「完璧であるという認識を持つ」
「完璧であるという前提を持つ」
という感じです。
潜在意識は、あなたの認識(前提でも信念でも観念でも言い方はなんでもOKです)を現実化するのがお仕事です。
「私はダメな人間だ」
とあなたが自分のことを認識しているのであれば、そのような前提があるのであれば、
「私はダメな人間だと思うことができそうな現実」
しか潜在意識は現実にしてくれない。
のであれば逆に、
「私は完璧!物事は完璧!なにもかも完璧!」
という認識を持つことにすれば、潜在意識はその認識に従った完璧な現実にしてくれるということです。
これが完璧を採用する、ということです。
完璧を採用するのと、完璧だと思考することは全く違う
で、これを聞くと、
「ほほう…まぁ確かに理屈の上ではそうなる…。
よし、じゃあ完璧を採用しよう!私は、私のことを完璧だと思うことにするんだ!」
と思ってやってみる方もいると思いますが、十中八九、
「でも私はやっぱり自分のことを完璧だなんて思えない…」
という気分になるんじゃないかなーと思います。
そして、
「やっぱりダメだ、やっぱり私は完璧なんかじゃない」
と完璧ではないということをふたたび採用してしまうように思います。
私も最初はそう考えたので、ついそう考えてしまうお気持ちはそりゃあもう、
すっげぇえええええええええ~~~~よ~~~~~くわかるのですが、
「完璧を採用する」ということは「完璧だと思おうとする」ということではないです。
どうも、
「完璧だと思うことができなければ、完璧を採用したことにはならない」
という誤解をする方が多いと感じるのですが(私も思いっきりしたし)
完璧だと思うことができているかどうかというのは関係がないです。
完璧を採用した以上、あなたはそれに従うしかない
たとえばあなたの勤めている会社で上層部から、
「今後こうする、絶対の決定事項だ」
と、あるプロジェクトが採用されたとします。
ここで、
「私がそのプロジェクトを完璧だと思うことができなければ、そのプロジェクトは採用されない」
とは思わないはずです。
「そのプロジェクトが採用された以上、私が気に入ろうが気に入るまいがそのプロジェクトはすすむ」
と思いませんか?
採用後にあなたが気に入るとか気に入らないとか言っても遅いですよね、だってもうそう決まっちゃったのだから。
というのと同じく、
「私が自分を完璧だと思うことができなければ、完璧を採用したことにはならない」
ということにはなりません。
「完璧であることが採用された以上、私がそう思えようが思えなかろうが私は完璧」
です。だってもうそう決まっちゃったんだもの。
ずっしり深く落ち込んでいようと、目の前にどうしようもない問題があるように思えてもそれで完璧。
「こんなに落ち込んでいる状態で、目の前に問題があるのに完璧なんて思えない!!」
といくらあなたが泣いたり怒ったりしてももう遅い、その泣いて怒っているあなたが完璧。
完璧だと決まってしまった以上、もう完璧からは逃れられない。
もうあなたの顕在意識上の意志は関係ない。
完璧であることはあなたの思考や感情よりも優先される。
あなたに完璧であることを拒否する権利はない。
どうあがいても徹底的に完璧でしかいられない。
あらゆることは、完璧だという大前提の上にしか成り立たないのだから。
それが完璧を採用するということです。
そうして完璧を採用したならば、その案は必ず潜在意識の力で現実へと反映されていきます。
要はね、あなたがどうであろうが勝手に完璧になっていくってことです。
こりゃ楽だね!
「いや完璧を採用って楽じゃないだろ」と思った方は?
しかし多くの方がいまここで「どこが楽やねん」と思ったはず。
そう思った方は「完璧を採用する」ということを、
「私は完璧なんだと思うことにする!という決意をし、その思考を維持すること」
だと解釈したからだと思うのですが、先ほど言ったとおり、
完璧を採用することと完璧だと思考することは違いますよー、思考の前に採用があります。
違いが判らなくなっちゃった方はもう一度上の文章を読んでみてほしいです。
つたない文章なのでもう一度読ませるのがちょっと申し訳ない気もするけど(;´・ω・)
「完璧を採用したのに問題があります」と思った方は?
他に多いのが、
「でも、私にはいまこんな問題があって…。こんな問題があるのに、完璧だなんて思えません」
というお声なのですが、これもまたまた「完璧だと思おう」としていますよね。
くどいようなのですが、完璧だと思考する必要はないですよ~。
今の時点でその現象を「問題」というふうにしか解釈できなくても、
「うっわー、もう無理死にたいこんな問題があるなんてお先真っ暗…としか思えない私ってマジ完璧」
でいいです、そうすれば完璧になっていきますんで。
「なっていきますんでって…ほんとかよ…」
と思われそうなのですが(そう思ったあなたも完璧ですぞ)
たとえば、あなたが財布を落としたとします。
そのときは「うわ最悪!」と感じるかもしれません。
だけど、翌日めっちゃイケメンの性格もいいどっかの御曹司が財布を届けてくれて、
あなたに一目ぼれして結婚してくれ~!と土下座してめでたくあなたは素敵な旦那さまとリッチな生活を手に入れたとするならば、
「あ~、財布落としたの最高の出来事だった!」
って思いますよね。
いま問題と思えることがこれから完璧へと変貌する可能性はあるわけです、ここで、
「いや、問題のはずだ、都合の良いことなど起こらないしこれから好転などするはずがない」
と断じることで好転しなくなってしまうのですから、
「マジ大問題!もう絶体絶命これから好転なんてするはずない!とか思ってる私完璧!!」
です。
あとは潜在意識が完璧にしてくれます。
「とても完璧な方向に進む案なんて思いつかない」
と思うかもしれませんが、顕在意識で案を思いつく必要なんてないですよー、思いつくのは潜在意識のほうですから。
あなたが「自分は完璧だ」という前提から降りない以上、潜在意識はその前提は無視できません。
「じゃあこの人が完璧だと思えるような出来事を起こそう」
というふうにしか働かないです。
前提を現実化するのが潜在意識の仕事な以上、そうするしかないですからね。
「完璧を採用する」のやり方は?
やり方なのですが、とくに難しいことはありません(逆に単純すぎて難しいかもしれませんが…)
まず、いまこの瞬間に、
「私は完璧だ、もうそう決めた、採用!」
とします。
このとき、何も変わった感じはしないと思いますがそれでOK。
むしろ自分のことを完璧だなんて言っちゃった罪悪感を抱くかもしれませんが、それでもOK。
そのあとは、特になにも意識せずに普通に過ごしてOK。
とはいえ意識せずにいられない方のほうが多いと思いますが、もちろん意識せずにいられなくてもOKです。
「でもやっぱりとてもじゃないけど完璧だなんて思えない…と思う私も完璧だ」
「あ~、まだ完璧を採用するってことと完璧だという思考を維持する、の違いがわかんないけどこれでいいのかなぁ…と思っている私も完璧」
「その違いがわかるようになるまで現実は変わらないんじゃないの?と不安に思っている私も完璧」
「目の前のことは問題に思えるが、それでも完璧だ」
「どうあがいてもそうは思えないんだが、そうは思えない私ってマジ完璧」
と、淡々と自分を肯定していってください。
特に「完璧なんだ!嬉しい!」とか感情をこめたりはしなくていいです。
採用した以上完璧なのはすべての前提、当たり前のことですから、ふつう人って当然のことにそんなに感動しないですよね。
「地球に空気がある!嬉しい!」
「家に屋根がある!ヒャッハー!!」
とか感動することってあんまりないけど、それと同じです。
これを続けていくうちに徐々に、わざわざ「…という私も完璧」とか意識しないようになっていくと思います。
人によって細かい感じ方は違いますが、
「私はこんな当たり前のこと(完璧であるということ)をなんでずーっと考えてんだ?」
という気になってきたり、
「なんかよくわからんが、まぁ完璧ならうまくいかないはずないよねぇ」
と思えてきたり、
「ハッ!完璧を採用するとはこのことかぁ!この感覚かぁ!」
と腑に落ちたりなどなどするかもしれません。
腑に落ちるってのは別にあってもなくても構いませんよ、あってもなくても完璧ですので。
そうこうしていくうちに、ちゃんと現実も完璧な方向へと変化していきますよ(*´ω`*)
くどいようだが「完璧を採用する」ことと「完璧と思考する」は違う
ネックなのは「完璧を採用する」ことと「完璧だと思おうとする」の区別が最初はつきにくいことかなーと思います。
説明されるとその時は一瞬だけ、
「そうか、その2つは違うんだったな」
と思っても、またすぐに完璧だと思おうとしはじめるかもしれません。
そしてもちろん、またすぐに完璧だと思おうとしはじめること自体はまったく問題ありません、
「あっはっは、まーた完璧だと思おうとしてた~、そんな私も完璧!」
でいいです。
ただ、
「また完璧だと思おうとしていた…、でもそんな私も完璧、完璧、完璧なんだ…そう思うんだ!」
とか、
「どうして完璧だと思えないんだろう…」
とか、気づかないうちに完璧だと思おうとする道にどんどんどんどんはまりこんでいかないようにだけ、ちょこっと意識してみてください。
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潜在意識の話でよく出てくる「認識の変更」とは?
今回は「認識の変更」についてです。
潜在意識について調べてて認識の変更という言葉を聞いた方もいるかもしれませんが、
具体的にどのようなものなのかがよくわからん…という方も多いのではないでしょうか。
なので、
○認識の変更とはなんなのか?
○認識の変更をする方法とはなにか?
についてお話していきます。
名のとおり、いま持っている認識の変更をすることである
認識って誰もが必ず持っているものです。
たとえばあなたが、
「私は貧乏だから、お金持ちになりたいなぁ。
でも学歴もないし、資格も持ってないし、無理だろうなぁ」
と思っている状態だとします。
このときあなたにある認識は、
○私は貧乏である
○私には学歴がない
○私には資格がない
○お金持ちは学歴や資格がないとなるのは難しいものである
○よって私がお金持ちになるのは難しいことである
といったものですよね。
こういう認識があると、引き寄せって難しいです。
認識の変更をすることで引き寄せるものが変わる
引き寄せは認識が現実になる法則です。
(「認識」という言葉ではなく、「観念」でも「信念」でも「前提」でも「メンタルブロック」でもなんでもいいです。
言葉が違っても言っていることは同じです、今回はわかりやすいように認識という言葉に統一しますね)
なので、上のような認識を持っているとそれが現実化して貧乏なまま…となりますよね。
そのため認識を、
「私はできるんだ、お金持ちになれるんだ」
とか、
「もうすでに願望は叶っている、もうお金持ちなんだ」
とか、なにかしらお金持ちになれるような認識へと変更する必要があります。
認識の変更っていうとなんだか難しい印象を受けるかもしれませんが、まぁひらた~~く言えば、
「今と考え方を変えましょうや」
ってことでいいかと思います。
……身も蓋もない表現過ぎるかな?(;^ω^)
認識の変更をする方法とは何か?
で、この認識の変更の方法(考えの変え方)はさまざまで、
人によって合うもの合わないものがあるとは思いますし、
特になにかしらの方法をとらなくても認識の変更をする方もいるのですが、
ここでは私の好きなものを3つご紹介。
認識の変更方法その1:アファメーション
認識の変更の方法のひとつは、引き寄せでよく言われるアファメーションです。
(詳しくは199式アファメーションについてをどうぞ)
アファメーションは簡単に言うと、
「もうとにかく、これからはそう思うことにするんだ!」
ということで、そう思えるようになるまでえんえんそう思いたい内容を唱え続けるというもの。
これが一番シンプルなんじゃないかな~と思います。
引き寄せとか潜在意識とかって、なんだか難しいことがいっぱい書かれているサイト(あっ、ここもそのうちのひとつか…)もあるけど、
本当に本当にシンプルに言えば、「そう思えばそうなる」というだけのことです。
究極、ここさえ理解して「じゃあそう思うことにしよう」とすればいいだけ。
そのほかの細かい理論とかはわかっててもわかってなくてもいいので、
「細かいことなんてまぁなんでもいいや。
とにかくそう思えばそうなるんだよね?
だったらそう思えるようになるまでそう言い続けよーっと」
ってのが一番シンプルで早いと思いますし、一番シンプルで早いからこそ、
引き寄せの話になるとお決まりのようにアファメーションが出てくるんだと思います。
アファメーションすると徐々に、
「なんだかよくわからないが、私にはできる気がしてきた」
と考えが変わりますので、そうして考えが変われば、認識の変更がなされたということです。
個人的にはこれが一番おすすめです。
認識の変更方法その2:自己観察
アファメーション以外におすすめの方法というと、先日もお話した自己観察です。
(詳しくは自己観察についてをどうぞ)
簡単に言うと、
「あれこれと思考したり、感情的になっている自分を一歩引いて見つめる」
という感じのものです。
人間って普通は、
「私は貧乏だ!学歴も資格もなにもない!!」
という思考に支配され、悲しい!嫌だ!という感情に支配されてしまいます。
つまり、いま持っている認識に呑み込まれて一体化しているような状態です。
が、一歩引いてその自分を観察すると、
「あぁ、私は『私は貧乏だ』という認識を持っているのだ」
「へー。『学歴がないといけない』という認識を持っているのかぁ…」
と、自分の持っている認識を冷静に客観視することができます。
やってみるとわかると思いますが、そうして冷静に客観視できた認識というのは選ばないでいることができます。
認識というのは「その認識に自分が呑み込まれているうち」しか力を発揮しません。
「あぁ、このような認識があるのか」
と気づいた時点で、もうその認識の外にいるので、その認識の影響を受けることはありません。
続けていると、いかになんだかいらない認識と一体化していたかというのがわかると思うし、
一体化していない観察する側の自分こそ自分だ、というのも実感を伴ってくると思います。
だんだん観察側の自分というものに信頼を置けるようになってきます。
そうして今の自分ではなく観察する側の自分を信頼できるようになってくると、
それとともに認識の変更がなされていくと思います。
認識の変更方法その3:瞑想
あとは、瞑想もおすすめの方法です。
瞑想じゃなくて今今メソッドでもいいです、似ているのでどっちでもいいかなって印象。
(詳しくは今今メソッドについてをどうぞ)
うーん、瞑想と自己観察もちょっと通じるものがあるようにも思いますね。
瞑想は思考を止めるものなので、これで頭の中をぐるぐるとネガティブ思考(ネガティブ認識)が駆け巡るのを止めることができますね。
あと、瞑想によって人間は前向きになりやすくなるので、前向きな認識を持ちやすくなります。
慣れてくると、日々の生活で余計なことを考えて落ち込むこととかが少なくなってきて、「いま、この瞬間」に集中できるようになってくると思います。
で、潜在意識が力を発揮するのはそうしていま目の前のことに集中しているときです。
いらない認識がぐるぐるめぐって潜在意識の邪魔をすることがないので、
自然とそのときの自分にベストな選択をしたりとか、願望に通じる行動を取るようになります。
(ただ、潜在意識がやることですから、そういう選択をしたときに「した」という自覚はない場合が多いと思います)
不要な認識を抑え、前向きな認識を持ちやすくなり、
潜在意識がより良いほうへと活性化していきますので、自然と認識の変更がなされていきます。
「認識の変更とはこうだ」という認識を持たないように
認識の変更についてなのですが、どのようにされるか、されたときの感覚はどのようなものかは人それぞれです。
突如雷に打たれたかのように認識の変更がされる方もいますし、
徐々に変更がなされあるときストンと、
「あぁ、私にはできるんだ」
とか深く腑に落ちる方もいますし、
「思い返してみてもどこで認識の変更がされたかなんてわかんないなぁ」
という、本当に自然に変更されていく方もいますし、ほんとにさまざまです。
認識の変更をした方の体験談として、
「すべてがあると気づいた」
「この世界は完璧だとわかった」
「世界=私だった」
といったものがありますが、これについては軽い感じで、
「ふぅん、そういうふうに感じた人もいるんだな~」
程度に思っておいたほうがいいかなと思います。
体験した方からすると、言葉で表現しようとするとそうなるっていうのはわかるのですが、しかしこれを変更前の方が聞くと、
「すごく謎めいた、理解するのが難しいもの」
みたいな認識を持ってしまいそうだし、
そうして「認識の変更をするのは難しい」という認識を持った以上、
その認識が現実化されるため、認識の変更は本当に難しくなります。
逆説的ですが、認識の変更についてあまりあれこれ考えたり、意識しないほうが認識の変更はなされやすいですよ。
「認識の変更とはこうなはずだ」という強い認識を持たないほうが、
認識の変更はなされやすい。
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自愛って、本当に効果はあるの?
今回は「自愛」の効果についてです。
引き寄せではよく自愛がいいよ、効果があるよ、と言われますので、
「やってみようかなー、でもなぁ…本当に効果あるのかな…?」
と思っている方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、
①自愛とは何か?
②自愛に引き寄せの効果があるのはなぜか?
③自愛を実践する際に、心に留めておいてほしいこと
この3点について詳しくお話していきます。
効果の前に、まず自愛とは何か?について
「私は自愛なんて初めて聞いたよー」
という方もいらっしゃるかもしれませんので、まずは効果について話す前に、
「①自愛とは何か?」
についてです。
すでに知っている方も、おさらいのつもりで読んでみてください(*´ω`)
自愛とは、
「ただただひたすら、自分を許していく」
というものです。
たとえば、
「今日は仕事がうまくできなかった…」
と思ったら、
「そうだね、それでもいいよ」
と自分を許す。
そうすると、
「なんでうまくできなくてもいいねん!ダメに決まっとるわー!!」
という思考が浮かんでくるかもしれませんが、ここでまた、
「うん、ダメに決まっとるわー!と思っても、いいよ」
と、自分を許します。
また何か別の思考が出てくるかもしれませんが、それも「いいよー」と許す。
えんえんこの繰り返しです。
これを「自愛」と呼びます。
でもこれだけを聞くと、
「ただ『いいよ~』って…。そんなのに本当に引き寄せの効果なんてあるのか…?」
と思いたくもなっちゃいますよね(;^ω^)
ただただ許し続ける、自愛の効果とは?
では、この「ただ延々と許す」というだけの自愛に、
なぜ良いことを引き寄せる効果があるのか?についての説明です。
まず、人間が自分をダメだ…と責めてしまうのは、
「『こうあるべきだ』という観念に、自分が従えなかったとき」
です。
たとえば、
「人はいついかなるときでも努力すべきである」
という観念があったとします。
これだと、ちゃんと努力できたときには「やったぞ!」と思いますが、努力できなかったときには、
「すべきことをしなかった私は、ダメだ…」
と罪悪感を感じますよね。
では、このような罪悪感を感じないためにはどうすればいいのか?というと、方法は2つです。
①「こうすべき」という観念に常に従い続ける
②「こうすべき」という観念から自由になる
このどちらかです。
うーん、①は辛そうだし、なんとなく②のほうが良さげですね。
自愛の効果とは「観念からの解放」である
では、②ができるようになるためにはどうすればいいのか?というと、自愛をすると②をしたことになります。
「(〇〇すべきなのにそうできなかった)私はダメだ!」
「(□□すべきなのにそうする手段がわからず)どうすればいいのだろう…?」
と思う自分に対して、
「それでもいいんだよー」
と許す、ということは、
「別に○○すべきってこともないじゃない、その観念に従わなくてもいいんだよー」
と、観念から自由になろうとすることと同じです。
自分が苦しくなるような思考が出るたびに「いいよ~」と自愛していくことで、
自分の持っているさまざまな「こうすべき」という観念から、どんどん自由になっていく…という効果があります。
そうして「こうすべき」から自由になると人は、
「私は、これでいいんだな。今のままでいいんだ」
と感じます。
これまでになかった自己肯定感や安心感、前向きさを持つようになるので、
これまでは、「どうせ無理に決まってる」と思っていたことに対しても、
「いや、できるさ。信じよう」
となっていきます。
そうすると潜在意識は、その人が抱いている自己肯定感、安心感、前向きさに見合った現実を作ろうとしますよね。
本人が「できる」と信じている以上、信じていることを現実化するのがお仕事の潜在意識は、必ず「できる現実」を作ります。
このような理由から、引き寄せでは「自愛に効果がある」と言われています。
自愛の効果をより早く出すためには?
ではでは次に、
「③自愛を実践する際に、心に留めておいてほしいこと」
とは何か?というと、
「自愛をするということは、自分を好きになろうとすることではない」
ということです。
自愛がうまくいかない、効果を感じられないという方のお話を聞くと、かなり多くの方が、
「自愛をしても、自分を好きだとか愛しいとか全然思えないんです…どうすれば…?」
と言います。
つまり、
「自分を愛しいと感じなければならない」
という観念をもってして自愛を行い、しかしその観念に従えないので悩んでいる、ということです。
しかし、「自分を愛しいと感じなければいけない」という観念に従おうとするのは、
①「こうすべき」という観念に常に従い続ける
②「こうすべき」という観念から自由になる
↑これの①をやろうとしている、ということですね。
自愛は②ですから、①をやっても効果が出なくなってしまいます。
でも、自分ではちゃんと②をやっているつもりなので、
「なんで自愛してるのに、効果ないんだろう?」
となってしまいます。
自愛というのは、
「自分を愛しいと思えるようになりましょう」
ではなくて、
「自分を愛しいと思わねばならないという観念から、自由になりましょう」
というものです。
なので、
「自分を愛しいと感じなくても、いいよ」
と自分を許します。
一度や二度では効果は感じないかもしれませんが、淡々とこうして許し続けていってください。
そうしていくことで、その観念から自由になれます。
矛盾したことを言っているように聞こえるかもしれませんが、
そうして「自分を愛するべきだ」という観念から解放され、
「あぁ、私は自分を愛さなくていいのだな」
と心から思えたときが、心から自分を愛せたときですよ(*´ω`*)
自愛の効果はあくまで「観念からの解放」
自愛には効果があるとよく言われますし、私もいまそう言っているわけですが、
「自愛には効果がある」
というこの言葉は、
「自分を好きになる効果がある」
という意味にとらえるよりは、
「観念から自由になる効果がある」
という意味にとらえてみてください。
観念から自由になれれば自分を好きだと思えるようになりますから、
別に「自分を好きになる効果がある」と表現しても間違いではないのですが、最初っから、
「よし、自分を好きになるぞ!自愛でそういう効果を得るぞ!」
というふうには考えないほうがいいかな?と思います。
そう考えることで行き詰ってしまう方が多くいらっしゃいますので、自愛の際にはぜひ、
「自分を好きだと、感じなくてもいいのだ」
ということを忘れないようにしてみてくださいね。
そのほうが結果的に、自分を好きになるのも、現実が変わるのも早いですから(*^^)v
自愛について、より詳しく解説したnote記事の販売も行っております。
☆そもそも、いま現実がうまくいっていない理由
☆自分を許す・愛するとはどういうことなのか
☆自愛に関する誤解や、うまくいかないときに気づかずにしてしまっていること8点
☆自愛のやり方2種類と、それをやるときのポイント
☆自愛に関するQ&A
についてまとめた記事です。
興味のある方は以下からご覧くださいませ。
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別の領域に行くって何?どこにあるの?
今回は「別の領域」についてのお話です。
潜在意識について調べていて、
「エゴから抜けて別の領域に行く」
「別の領域は満たされている」
みたいな話を読んだことのある方もいるかもしれません。
でも、
「別の領域ってどこのこと?どうやって行くの?わからないんですけど…」
という方に向けて私なりにお話していきます。
別の領域を「すごい何か」だと思うとわからない…となるかも
ちょっと昨日の記事の内容とかぶっちゃうんですが、人ってついつい、
「不安だ!不安だ不安だどうしよう…」
「わ、私なんて私なんて…うう…」
とかとか、いろいろな感情や思考に支配されてしまった状態によくなっちゃいます。
この「感情や思考に呑み込まれている状態」のことを「エゴの世界にいる」状態だと思ってください。
でも人ってちょっと意識して冷静になると、そうしてエゴの世界にいる自分を客観的に眺めることもできます。
なんというか、一歩引いて自分を見る?ような感じです。
この一歩引いて見ている状態、感情や思考に呑み込まれていない状態が「別の領域にいるとき」です。
意識すれば誰でも、ちょっと引いて自分を見てみる、ということはできると思います。
別に特別な儀式をしないとできないわけじゃないし、特定の時間帯にしかできないわけでもないし、
やろうと思えば今すぐにでもできる(別の領域に行ける)ので、
「別の領域はいつもここにある」とか言われることもあります。
確かに、どっか出かけないといけないわけでもないしここにある領域ですね。
別の領域…とか言われると、なにかすごい領域、非常に仰々しく神々しいものだと思ってしまって、
そんなの自分にはどうやって行けばいいのかわからないよ~となっちゃう方もいるかもしれませんが、
別の領域ってちょこっと行くくらいならけっこう簡単だし地味なことなんじゃないかな~と私は思います。
実はこれまでにだって行ったことのある方は多いんじゃないかと思うんですね、
でも「別の領域とはなにかすごい場所であるはずだ」というエゴのほうの思考が邪魔をして、
自分が別の領域に行ったことに気づいてないだけかもしれません。
思い返すと「あ、あれがそうだったのかな?」と思い当たることもあるかも?
最初のうちはエゴのほうが強いので、一瞬だけ別の領域に行ったと思ったらまたエゴの世界に戻っちゃった~となるかもしれませんが、
これは単なる慣れの問題な気がします、やはり特別なことなんてしなくても、
意識して一歩引いて自分を見ていようと思えば徐々に長くできるようになっていきますし、長く別の領域にいられるようになっていくと思います。
別の領域にいるときの感覚はそれぞれである
この別の領域にいる時の感覚って本当に人それぞれで、ちょこっと調べてみても、
「ハートに意識がある感じ」
「自分を外側から見ている感じ」
「胴体の真ん中に喜んでいるものがいる」
「柱の陰から自分を見ている自分がいる」
とかとか…バラバラですね。
とりあえず、別の領域では不安や心配に支配されるなんてことはないし、
基本的に平穏、安心、安定…みたいな、満たされている感覚がおおもとにあるとは思いますが、
細かい感覚となってくると人によってかなり違いますし、誰かが「○○な感じ」と語っているのを聞いて、
「そうか、別の領域に行けばそのような感覚を味わえるに違いない!!」
とか固定観念を持たないほうがいいかなって思います。
せっかく別の領域に行けてても、
「でも○○な感じがしないから違うんじゃない?」
とか疑ったらエゴの世界に戻っちゃいますし、すっごいアバウトな言い方でなんなんですが、行けばたぶん、なんとなくここが別の領域なんだろうな~ってのはわかると思います。
別の領域に行きたいと焦ったまま別の領域には行けない
中には、
「早くエゴから抜けて別の領域に行きたい!」
「別の領域がどんなものかわからない限り、願いは叶わないんだ!」
と焦って自分を観察しようとする方が出るかもしれませんが、
行きたい!そうしないと叶わない!というのはエゴの思考に呑み込まれている状態なので、
行きたいよー!…と私は焦っているのねぇ、ふぅん…と観察することで別の領域に行ってくださいね。
昨日もお話したんですが、観察は力んで自分を見てやろう!とかいう感じじゃなくて…、なんというか、本当に淡々とやる感じです。
なかなかできない~!とか思っても、そう思っている自分のことも淡々と見て…と繰り返してみてください。
やっているうちに上手になってくると思います。
(あ、あと私が自己観察好きなもので観察してくださいと言ってますが、自己観察しなければ別の領域に行けないというわけじゃないです。
別の方法で行く方もいますので、観察するってのが自分に合わないときは他の方法も試してみてください)
お手軽簡単、いますぐ別の領域に行く方法
ではではここで、お手軽簡単・すぐに別の領域に行けるメソッド「ウサギ目ソッド」をご紹介。
やり方は簡単です。
①『より目』にして目を閉じて下さい。(立体絵、立体視の感覚)
②リラックスして『より目』を維持してみて下さい。
③深い思考や感情が、かなり鈍るのでエゴの出る幕がありません。
④そのまま感覚を味わって下さい。
⑤無理はしないで下さい。
⑥合わなければ、自身に合ったメソッドを探してみて下さいね。
というもの。
人間は眼球の運動が止まると思考の働きが鈍くなる(つまりエゴの働きが弱くなる)というのを利用したやり方ですね。
別の領域なんてわからないよ~という方も、これでなんとなくわかるかもしれないのでやってみてください(*´ω`*)
○エゴの世界→感情や思考に呑み込まれた状態
○別の領域→エゴの世界から出ている状態
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意図をしつづけていられない…という方は?
今回は、自己観察についてです。
先日の記事で、願いは意図で叶うというお話をしました。
ただこれを聞いても、
「ほほー、じゃあ意図してようっと♪」
とスンナリ意図しつづけていられる方はそうそういないんじゃないかと思います。
ほとんどの方は、
「よし、じゃあ叶えると意図するぞ!」
といったんは意図したあと、
「でもなぁ、そんなの本当かなぁ…」
「現実を見るととても叶えられそうにない…やっぱ無理じゃないの…」
と思うはず。
叶うという意図を持ち続けられなくなってしまいますよね。
ではどうすれば意図を持ったままでいられるの?というと、自己観察するのがおすすめですよーというお話です。
自己観察すると、思考の影響を受けず意図できる
これ、とある掲示板でそのものズバリ「自己観察」というお名前の方がお話してることなんですけど、
「感情」=意識の下にストックしてる観念や記憶のデータの中から、
状況に応じて自動反応で浮上してくるもの。一時的なもの。
「思考」=一時的な感情を分析、定義してそれにリアリティを持たせようとしてるもの。
現実をありのままに見るのを妨げてるもの。
だけど、それらは意思と関係なく無意識のうちに自動的に起きてくるものなので、
意識的に、主体性を持って生きることを選択したとき(その感情や思考をいらないと取り下げたとき)
その一切が無効になるので、その一時的感情や、感情を分析、定義してる思考に飲み込まれない限り、自分の「意図」に影響を与えられるものではない。
この、
「思考に飲み込まれない限り、自分の意図に影響はない」
というの、とっても大切だと思います。
人って、思考を自分のものだと思ってるんですけど、大概は自分のものではありません。
自己観察によってここに気づくと、意図を持ち続けていられるようになると思います。
感情や思考は、自分のものではない?
「は?自分の思考が自分のものじゃないってなに…。
自分で考えてるんだから、自分のものでしょ?」
と思った方も多いと思いますが、どういうことかというと…。
たとえば、あなたがAさんに挨拶したのにAさんは返事をしなかったとします。
ここでつい「なんだよ、嫌な奴だな!」と思考したとします。
この思考も、あなたの意志ではありません。
だって、
「よし、私はいまからAさんを嫌な奴だと考えるぞ~」
とか考えてやったわけじゃないですよね。
そうしようなんて意志はないのに、反射的にそう思考したはずです。
では、なぜ反射的にそう思考したのか?というと、もうこれは長年、そうするように仕組まれてきたからですね。
幼いころから徹底的に、
「挨拶をしないのは失礼なことである」
といった観念を埋め込まれているし、そのような観念があるとそこから自動的に、
挨拶されなかった
↓
じゃあ失礼なことをされたってことじゃん
↓
じゃあそんなことをするのは嫌な奴じゃん
とムカッと来て相手を嫌な奴だと思考するようになります。
人ってたいがいはこうして、他者から埋め込まれた観念をもとにして反射で怒ったり笑ったりしています。
幼少期から長年かけてそう反応するようにプログラムされたから、
自分の意志で考える間もなく反射的にそうしてしまう、という感じです。
自己観察で「これは反射だ」と気づけば意図どおりにできる
けれど、ムカッときて「ヤな奴」と思ったとき、
「これは反射的にムカッときたあとヤな奴だと思うようにプログラミングされているからそうしてしまうのであって、今の私の意志ではない」
と気づく方は少なく、逆に、
「この私の思考は本物だ」
「私のこの考えに間違いはない」
と、なぜかプログラムで操られて怒らされている自分こそが自分なのだ、
これぞアイデンティティだ、みたいに、なんか操られている自分のことを非常に大切にしちゃいます。
でも、自己観察することで本当は自動操縦させられている自分に気づきましょう、と。
ムカッ…ときたときに、
「あぁ、私はムカッときているのね~」
「ほー、そう反応するんだ~」
「ヤな奴!!…と私は思っているのね~」
と客観的に自己を観察できたならば、その自己観察をしているほうの自分って、反射で起きる思考に飲み込まれていませんよね。
その観察している側の自分が本当の自分です。
その本当の自分のほうは、意図を邪魔されることはありません。
だってプログラムの外にいるしね。
意図してもそれができない、というのは、なんらかの自分ではない思考に支配されていて、
かつ自分が支配されているということに気づいていないとき、
支配されている自分が本当の自分だと思い込んでいるとき、なんですね。
その思い込みから抜けるために、自己観察は効果的だと思います。
自己観察はエゴの思考に有効である
自己観察を提案しているのは、「何かをしないではいられない」エゴに対して有効だから。
本当は「何もしなくていい」んですが、そこで手放しに「何もしない」ことが出来ない人も多いと思います。
そういう人は、まず自分が普段どれくらい「自分のものではない」エゴの思考にふり回されてるか気づければそれを却下すればいいし、
そうやって慣れてくればいつのまにか本来の立ち位置(「何もしないでいい」立ち位置)に立っていることに気づくと思います。
自己観察さん、本来は(意図以外)何もしなくていいとしつつも、
「でもそうは言ってもそれって難しいよね」
ということで上で書いたように、自分ではない思考に振り回されていることに気づくため自己観察してみてはどうか?
いかに自分が振り回されているかに気づいたら、振り回してくるものを却下すればいい(捨てればいい)し、
それに慣れれば、「何もしなくていい」という本来の立ち位置に立てるよと。
実際、自己観察していると自分がいかに自分ではないものに支配されているか、
支配されていることに全然気づいていなかったか、
支配された自分こそが自分だと思い込んで生きていたかに気づくと思います。
それに気づけるようになると、
「なんだ、叶わないと思考してるのは私じゃないじゃん」
ということにも気づくと思います。
過去に埋め込まれた、
「夢を叶えるためには努力すべき、なにかすべき」
といった固定観念と違うから反射的に不安になっているだけじゃないか、
そうして不安になったあとこれまた反射的に、
「どうしよう、なにすればいいかわからない、無理だ」
と思考してしまっているだけじゃないか、
過去にできたプログラムに意図を捨てさせられていただけじゃないか…、
ということに気づけば、気づいた側の自分…プログラムの支配を受けていない自分になら「叶う」という意図は持ち続けていられます。
それが本来の立ち位置、何もしないでいい立ち位置です。
まずは日常の小さなことから自己観察を
なんだか難しそうって感じを受けたかもしれないけれど、
とりあえず日常でなにかに怒ったりしたときに、
「ムカつく!」
だけじゃなくって(これは反射プログラムに「ムカつく!」と思うように支配されてやっている状態なので)
「ほー。ムカつくのか…そう感じているのね…ふぅん…」
と自己観察するようにしてみてください。
自己観察する際の注意点として自己観察さんが言ってるけど(なんかややこしいな)
「観察しよう」と力を入れないで、淡々と客観的に眺めてるほうがいい。
です。
最初のうちは「淡々と自分のや思考を観察する」というのに慣れないかもしれないけれど、慣れてくると、
「あぁ、本当に思考というのは自動で出てきてる、私の意志じゃないんだ」
と実感が伴ってきて、出てくる思考に対して「ふーん」って感じになってくると思います。
これが上手にできるようになってくると、
「どうせ叶わないんじゃないか」
「なにか努力すべきじゃないのか」
「叶うと意図すればいいと言われても信じられない」
というのに対しても、「ふーん…」という感じで見られるようになります。
そう思っているのは私じゃない、と知っていますので、わざわざ、
「そう思うのをやめてちゃんと意図しなきゃ!」
とか思わなくても意図できるようになってると思います。
自己観察で思考が自分のものではないと気づくと、意図を持ち続けていられる。
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意図するだけ?他にはなにもいらないの?
今回は「意図するだけ」についてのお話です。
潜在意識についてのお話の中で、
「願いは『叶う』と意図するだけで叶う」
と言われることがあります。
さて、では本当に潜在意識は意図するだけで願いを叶えてくれるのか?についてお話していきます。
こういう意味にとらえるなら「意図するだけ」は嘘
うーん、これなんですが…個人的には、
「意図するだけでいいというのは、本当とも言えるし嘘だとも言える。物は言いよう」
みたいな感じがします。
まず、「意図するだけでいい」というのは、
「そうしようと決めれば勝手にそうなるんだから、それ以上何もしなくていい」
ということですよね。
しかし、こう言われたときって絶対みなさんこう思うと思うんです。
「そうなるって意図するだけでなぜにそうなる!?」
「いやいやいや、そうなるためには過程や行動が必要なはずでしょ?
それをしないでどうやってなるんだ?」
と。
おっしゃるとおりで、何かを叶えたいならそれを叶えるための過程は必要です。
だって、「金持ちになる!」と意図するだけで目の前に札束が降ってきたりとか絶対しませんよね?(;^ω^)
金持ちになりたいならば、金持ちになるための行動や過程はそりゃあ欠かせません。
「じゃあ、意図するだけで叶うってのは嘘なんだね?」
というと、たしかに嘘と言えます。
しかし、こうとらえるなら「意図するだけ」は本当
だけど、これは前にも何度かお話したとおり、
そのような過程・行動というものは自分で意識してやるわけではなくて、
潜在意識が勝手に自分にやらせてくれるものです。
水を飲もうと意図したあと、
「ようし、水を飲むためにはまず…、
ここから立ち上がる必要があるからまず足を動かして…、よし立ったぞ!
そのあとえーと、キッチンに行くから…ここから歩く必要があるな!」
とか意識して水を飲みに行く人はいませんよね。
「飲もう」と意図するだけで、そのあとはスッと立ち上がって飲みに行って飲んじゃうはず。
水を飲むために必要な過程・行動は潜在意識がやらせてくれるから、いちいち頭で意識して考えなくてすみます。
「水を飲もう」という意図のあと、過程・行動は確かにあるにはあるんですけど、
わざわざその過程・行動が「ある」なんて自分で気づかずに自然とやってますよね。
自分の取っている過程に気づいていないし、気づいていなくてもできるんだから、わざわざ気づこうとする必要もない。
つまり過程や行動は必要はない、と表現することもできます。
こう表現するのであれば「意図するだけ」は本当と言えます。
…という感じで、意図するだけではいけない!と言おうと思えば言えるし、意図するだけでいいんだ!と言おうと思えば言えるんですよね。
なので最初に、
「意図するだけでいいというのは、本当とも言えるし嘘だとも言える。物は言いよう」
と書きました。
意図するだけ、という表現をする理由
私自身も「意図するだけでいい」という表現を使うことがありますが、
これは多くの場合、過程や行動にとらわれすぎている方に向けて使います。
中には、
「私になら願いを叶えられる、叶えよう!」
という意図があやふやなままに、
「叶えるためにはどんな過程を踏めばいい?どんな行動を取ればいいんだ?うぐぐ…」
と、すごく頑張って考える方もいます。
しかし、いくら顕在意識上でああじゃないか、こうじゃないかと考えていても、
そもそもの「叶えよう」という意図が希薄なのであれば、潜在意識は叶えようとはしてくれません。
顕在意識上で頑張るよりも先に、まずはしっかりと意図をしたほうがいいです。
そうすればあとは、必要な過程は潜在意識が勝手に取らせてくれるようになるので、わざわざどうすればいいかを顕在意識上で考える必要はなくなります。
なので、
「叶うという意図さえあれば、必要な過程や行動なんて後から勝手についてくるんだし、まず最初に大事なのは意図することだよ。
とにかく、まずは意図するということだけに集中してみよう!」
と伝えたくて、「意図するだけでいい」と言うことがあります。
意図するだけではいけない、という表現をする理由
しかし、ときには「意図するだけではいけない」と言うこともあります。
これは多くの場合、「意図するだけでいい」と聞いて、
「家でぼーっと寝ていればそれで願いは叶うということか」
という解釈をしてしまっている方へ向けて使います。
意図するだけでいいというのは、決して寝ていればいいという意味ではありません。
水を飲むときに「水を飲むための過程は…」とか考える必要はないけれど、
「意図するだけで、寝転がっていれば水がやってくるんだ!さぁ、寝て待つぞ!」
と思って床に寝てても、それだとさすがに…ねぇ…(;´・ω・)
これって、水を飲むと意図しているというより「水を飲むために何もしない」と意図していますよね。
何もしないと意図したら、そりゃ潜在意識は「何もしないんだな~」と何もしないですから、水は飲めないです。
そのようになっている方へ向けては、
「意図するだけでは叶わない、もうちょっと行動が必要ですよ」
と言います。
意図するだけでいいとは本当か?ということよりも…
…ということで私としては、
「意図するだけでいいというのは、本当なのか否か!?」
と考えるよりも、
「自分は、過程や行動にとらわれて顕在意識上で考えすぎてやしなかったか?」
または、
「自分は、意図するだけでいいという言葉を、家で寝ていればいいという意味だと思っていなかったか?」
というふうに考えてみてほしいです。
そして前者に当てはまっている場合には、
「意図するだけでいい(意図したあとはなんか勝手に潜在意識がやってくれるから、あんまり気にしなくていい)」
と意識してほしいですし、後者に当てはまっている場合には、
「意図するだけでは足りない(潜在意識が勝手にやってくれると言っても、さすがに寝てるだけじゃ叶わないぞ)」
と意識してほしいな、と思います。
「意図するだけでいい」は、本当でもあるし嘘でもある。
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潜在意識は望まない現実を再配達する?
今回は再配達についてのお話です。
潜在意識について調べてて、
「現実を拒否する限り、その現実は再配達される」
という言葉を目にしたことのある方もいるかもしれません。
望まない現実が来たからといって、
「こんなの嫌だ!受け入れられない、望んでない!」
と拒否すると、受け入れるまで何度でも同じような現実がやってきますよ~、
なのでちゃんと現実を受け入れましょう、自分と向き合いましょう、嫌だという感情を感じきりましょうと言われます。
これに関してのお話です。
思考を変えない限り、再配達が続くのは自然なこと
まず、現実を拒否する限り現実は再配達されるというのはその通りです。
なにか望まない現実が起きたとき、なぜそれが起きたのか?というと、
「それが起きるような思考をしていたから」
以外にはありえません。
で、その思考を変えていないのであれば、潜在意識が現実にしようとするものも変わらないので、
延々と同じようなことが起こる…つまり同じ現実が潜在意識によって再配達されてくるのはごく自然なことです。
なので、再配達されてくる現実と向き合う。
自分自身と向き合ってみる。
(現実と向き合うってのと自分自身と向き合うってのは同じです、自分自身が投影されているのが現実なので)
自分自身と向き合うってのは嫌だなって感じることもありますが、
嫌だから考えないようにしよう、とかではなく、ちゃんと、
「あぁ、私はこう考えてるんだな、これが嫌なんだな~」
と、自分の考えていること・感じていることも受け止める。
そうして自分と向き合って心の底から、
「あぁ、私のこの思考が、望まないものを呼び寄せていたのか」
と気づいたとき、それと同時に、
「じゃあそう考えるのやめればいいじゃん」
ということで、思考は変わります。
これは「そう考えるのやめればいいじゃん」とか頭で考える間もなくやめられると思います。
心の底の底から、必要がないと知った思考は知ったと同時に捨てられる、という感じです。
望まない現実を呼んでいる思考を捨てた以上、思考してもいないのにその現実がやってくるなんてことはありえないので、ここで再配達はストップします。
現実を受け入れようとしても再配達が続く方は?
でも、
「そうか、じゃあ現実を受け入れてみよう、自分と向き合ってみよう」
とやってみても、再配達が止まる方と止まらない方にわかれてしまいます。
この両者の違いはなにか?というと、止まる方が、
「自分と向き合ってみよう」
とするのに対し、止まらない方は、
「再配達を止めよう」
としている、という感じです。
再配達を止めようと思考する限り再配達は止まらない
ちょっと言葉で説明するとわかりにくいかもしれませんが、
「現実と向き合った結果、再配達が止まる」
「感情を感じきった結果、再配達が止まる」
のであって、
「再配達を止めたいから現実と向き合おう」
「再配達を止めたいから感情を感じきろう」
ではないです。
後者をやってると再配達は止まらないです。
再配達を避けたい…ということは、望まない現実がやってくるのを拒否したい、ということですよね。
「現実を拒否したいから現実と向き合おう」
としているということですが、これって矛盾してて成り立たないですよね。
「りんごを食べたくないからりんごを食べよう」
みたいな感じで、食べないのと食べるのは同時にはできないです。
同様に、現実を拒否しながらかつ同時に現実を受け入れる、なんてことはできないです。
「拒否するのをやめないかぎり、再配達はくる」
これを聞いてすんなり、
「では、拒否するのをやめよう」
と思えるといいのですが、なんだか無意識のうちに、
「そうか、拒否できるようになるためには拒否をやめればいいのか!」
みたいに受けとる方のほうが多いように思います。
言葉にするとすごく矛盾してるんですけど、自分だと矛盾って気づきにくいですよね(;´・ω・)
現実と向き合うのは思考を変えるため、現実を変えるためではない
現実と向き合おうと言われるのは、現実と向き合うことで思考が変わるから、です。
変えるのは思考です。
「現実と向き合うことで現実を(望むものに)変えられるんだから、そうしよう」
というのだと、これって変えようとしているのは思考ではなくて現実ですよね。
これは現実を受け入れようとしているようで、むしろ拒否しています。
ここに気づいて、自分が現実を拒否しているという現実を受け入れると良いかなって思います。
自分が現実を拒否しているという現実を受け入れるまで、今の状態が再配達されてしまいますので。
では、自分が現実を拒否しているという現実を受け入れるにはどうすればいいのか?というと、
「なぜ私はそこまで、自分の思考ではなく現実を変えたいのか?」
「なぜ私はそこまで、自分と向き合うことを恐れているのか?」
ということ、考えてみてください。
たぶん、そこについては考えたくないですよね。
考えようとするだけで、なんだか嫌~な感じがしますよね。
でも、その嫌さから逃げずに、ちゃんと感じて、ちゃんと考えてみてください。
それが現実を向き合い受け入れるということ、もう拒否をやめたということ、
もう再配達はない、ということです。
「拒否するために拒否をやめよう」という矛盾が起きていないかチェックしてみてください。
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