
潜在意識の話って難しくて、考えすぎてしまう…
今回は、
「考えすぎは良くないよ~」
というお話です。
潜在意識の力をうまく使えない、という方のお話を聞いてみると、
「うーん、ちょっと考えすぎじゃないかな?
そうして考えすぎてるせいで、うまくいかないんだと思うけどなぁ…」
と感じることがよくあります。
この記事では、
①考えすぎの方が、よくする質問とは?
②考えすぎの方に、伝えたいこととは?
③考えすぎから、脱出するには?
の3つについて、詳しくお話していきます。
潜在意識について考えすぎた方が、よく抱く疑問
ではまず、
「①考えすぎの方が、よくする質問とは?」
についてですが、これは、
「潜在意識について、Aさんの言っていることとBさんの言っていることの、この部分が食い違っています。
どちらが正しいのでしょうか?」
というものです。
世の中には潜在意識についての本やサイトがたくさんありますので、そういうものをたくさん読んで考えているうちに、
「…あれ?この人とこの人の言ってること、ここが矛盾してない?」
となってしまうことがあります。
そして、その疑問を解消すべくまた別の潜在意識サイトを巡ったりするのですが、そうするとますます、
「あぁっ、BさんとCさんの言ってることも、ここが違ってる!」
「う…っ、CさんとDさんの言ってることも…!」
…みたいになっていってしまい、疑問が解消されるどころかますます増えていきます。
そうして「一体どういうことやねん…」と考えて考えて、どんどん深みにはまっていく…というのが、よくある考えすぎのパターンです。
潜在意識についての矛盾は、考えすぎても答えは出ない
次に、
「②考えすぎの方に、伝えたいこととは?」
についてですが、これは、
「潜在意識について話している方たちの言うことが、どこかで矛盾しているのは当然」
ということです。
うーん、たとえばですが…。
AさんとBさんが、同じ花を育てようと思ったとします。
Aさんは、めっちゃ乾燥している場所に花の種を植えました。
すぐにお水をあげないと、花は水不足で枯れてしまいます。
対してBさんは、ものすごく湿気の多い場所で育てようとしました。
すぐにお水をあげてたら、花は腐って枯れてしまいます。
もし2人に「花をうまく育てるコツは?」と聞けば、Aさんは、
「たっぷりお水をあげること!」
と言うでしょうし、Bさんは、
「あまりお水をあげないこと!」
と言うと思いますが、このときに、
「AさんとBさんの言ってることが矛盾してる!どっちが正しいの?」
と考えても…これは矛盾していて当然ですよね。
別々の場所で育てているのに、育て方が細部までぴったり同じで矛盾してないほうが、なにかがおかしいです。
あなたが同じ花を育てようとしたときに、AさんとBさん、どっちのやり方をそっくり真似してもうまくはいかないと思います。
あなたがいる場所はAさんともBさんとも違うのですから、適当な水の量はまた違ってきますよね。
あなたにとっての適切な水の量、というのは、実際にあなたが花を育てないとわかりません。
なので、
「AさんとBさんの言っていることを参考にしつつ、どちらがいいのかは実際に自分で確かめてみよう」
というのが正解だと思いますが、そうではなく、
「育てる前にもっとも適切な水の量がどれくらいか見極め、それに従おう」
と思うので、2人の言ってることが矛盾してるように感じられて、どちらが正しいのか?というふうに考えすぎてしまいます。
潜在意識について考えすぎるのは、事前準備をしたいから
いくら「花は同じ」と言っても、まったく同じように育っていくということはありません。
潜在意識のお話も同じです。
いくら「引き寄せをやっているのは同じ」と言っても、まったく同じように引き寄せに成功していく、ということはありません。
引き寄せをやっている方たちが、どのような場所でどうやって、何を考え生きているのか、ということは全然違います。
そのため「あ、これがうまくいくコツなんだ!」と思うことも、それぞれ違います。
伝えたいことが同じだったとしても、伝える際の言い回しなども、それぞれ違います。
それに対して、
「言っていることが違う、どちらが正しいのか?」
と考えても、矛盾しているのがごく自然なことなんですね。
別々の人間が実践して説明をしているのですから、実践や説明の仕方が細部までぴったり同じで、矛盾していないほうが不自然です。
花にやる水の量は、実際に花に水をやってみないとわからないのと同じく、
あなたにとっての適切な引き寄せ方というのは、実際にあなたが引き寄せをやってみないとわかりません。
なので、
「それぞれの言っていることを参考にしつつ、自分にとってどれが合っているのかは実際に自分で確かめてみよう」
というのが正解かと思いますが、そうではなく、
「引き寄せを実践する前にもっとも適切なやり方が何かを見極め、それに従おう」
と思うので、言っていることに矛盾があることに戸惑ってしまい、何に従うべきか?と考えすぎてしまいます。
考えすぎるのは、潜在意識下の恐れが原因
考えすぎの原因は、
「潜在意識について、事前に答えを知っておこう」
という気持ちが強すぎることですが、では、なぜそのように事前に答えを知っておきたいという気持ちが強くなるのか?というと、
「根本に『恐れ』があるから」
ではないかな?と思います。
潜在意識下に強く、
「失敗するのは怖い」
という気持ちがあれば、
「では、失敗しないように事前に準備を」
となります。
万全の準備をしておきたい、と思うほどに、細かいところまで気になって調べます。
しかし、細かいところにこそそれぞれの個性が出て、矛盾が多いものです。
調べれば調べるほどに矛盾や疑問点が増えるばかりで、準備が整うどころか考えすぎて深みにはまっていき、いつまでも準備が整わなくなります。
そして…そうして準備が整わないうちは、実践せずにすみます。
実践しなければ、失敗もせずにすみます。
ある意味、「失敗したくない」という願望は、既に叶っていると言えます。
潜在意識下の恐れと向き合えば、考えすぎなくなる
では最後に、
「③考えすぎから、脱出するには?」
についてです。
考えすぎの原因が、潜在意識下にある「失敗への恐れ」であるならば、
私はその恐れに気づき向き合うことが、考えすぎからの脱出につながると思います。
考えすぎている方って、
「もっともっと詳しく調べてよく考えて、答えを見つけよう!」
というふうに考えてますます考えすぎていくのですが、そうではなく、
「そもそも、万人共通の整合性の取れた答えなどないのだ。
私があるはずのない答えを求めてしまうのは、怖いからだ」
という事実と向き合ってみてください。
これはもちろん、
「どうせ私は怖がりですよ!」
とやさぐれろということではなく、
「私って、そんな怖がりだったんだ…やっぱダメだな…」
と自分を責めろということでもありません。
「そうかー、考えすぎの原因は、潜在意識の中の恐れ。そうだったんだな~」
と、ただまっすぐに事実を見てほしいということです。
別に恐れがあるのは悪いことではないのですから、恐れがあることに対して嫌だー、ダメだー、と思ったりせずに、
「へぇ、恐れかぁ~」
と、ただそういうふうに認めてください。
恐れに限った話ではないのですが、自分で気づいていなかったものって、
気づいて「そうなんだな」と認めると、消えていきます。
私は怖いのだな、と認めていくほどに怖くなくなっていき、
「考えてもしょうがないよね、それは、実践してみればわかることだ」
という気持ちに変化してゆくと思いますよ(*^^)v
考えすぎの原因は、潜在意識下の恐れ。
その恐れに気づき向き合うと、消えていきます。
恐れが消えれば、自然と考えすぎることもなくなります。
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なぜ「判断しない」ことが、潜在意識をうまく使うコツなのか?
今回は、「判断しない」についてです。
潜在意識のお話では、
「良いとか悪いとか、判断しないことが大事」
と言われることもあります。
確かに「判断しない」ということは、潜在意識を上手に使う上でとっても大切なことだと思いますので、今回はここについて詳しくお話していきます。
潜在意識は、あなたの判断を現実化する
なぜ潜在意識のお話で「良い・悪いと判断しないように」と言われるのか?というと、
「その判断が現実化するから」
です。
たとえばあなたがテストで20点を取って、
「ぐおー!20点だと!?
こんなんじゃ、来月のテストも良い点を取るのは無理だー!」
と思ったとします。
これは、「テストの点数が20点」という事実に対し、
「これでは来月の点数も悪い」
という判断を下した、ということですね。
すると潜在意識は、
「ほう、来月の点数も悪いのか?
まかせろ、そう思っているならそのとおり、来月の点数も悪くしてあげちゃうぞ!」
ということで、来月の点数も悪くなります。
「今月の点数が20点だから」来月の点数も悪いのではなく、今月の点数が20点という事実に対し、
「よって来月の点数も悪いのだ、という判断を下すから」
来月の点数も悪くなります。
判断しないなら、潜在意識は動かない
テストに限らず人は何かが起きたとき、大概は瞬時に、
「これは良い、あれは悪い」
「これはこうなる、あっちはああなる」
といった判断を下します。
しかし、考える間もなく「こうだ!」と判断を下してしまうと、潜在意識はそこから即座に、
「では、その判断どおりに!」
と働きはじめてしまいます。
こうして潜在意識がバーッと動き始めてしまうのを防ぐために、「判断しない」ことが大切になってきます。
急に「次もダメだー!」と判断しないで、まず、
「ほう、20点…。今回のテストの点数は20点なのか、そうか」
というふうに、20点という事実だけを「そうだね」と受け止めます。
この時点では、事実に対して良いとか悪いとか、今後がこうなるああなる、といった判断は何もなされていませんよね。
なので潜在意識は、
「まだ何も指令(判断)が下らないな…。じゃ、まだ動かずにいよう」
というふうに、待機していて動きません。
そうして潜在意識を一旦待たせておいて、そのあとに、
「さて私はここから、どのような判断をすることにしようか?」
と考えてみます。
上で書いたように「次の点数も悪い現実」を潜在意識に作られちゃうと困りますので、ここは、
「今回が20点だったのは残念だけど、でもそれと来月がどうかは関係ないよね。
よし、次は良い点を取るぞ!私になら取れる!」
というような、ポジティブな判断をしたほうがいいですよね。
そうすると潜在意識はそこから、
「ほう、指令(判断)は『来月は良い点を取ること』か、まかせとき!」
と働きだしますので、来月の点数が良くなります。
ずっと判断しないままだと、潜在意識は待機したまま
中には、
「善悪などを判断しないこと」
と言われて、
「とにかく、物事を判断しないようにしよう…!」
と思っていた方もいるかもしれませんが、そういう意味ではありません。
本当に物事の判断をしないということは、点数20点に対して、
「ほー、20点か…」
と思った以上のことは思考しない、ということですが、これだと潜在意識は、
「おーい、指令は?このあとどうすりゃええのん?」
となってしまいますよね。
物事を判断しない状態がずっと続けば、潜在意識はずっと待機状態のままです。
確かにそれならば悪い現実が作られることはありませんが、代わりに、良い現実が作られることもなくなってしまいます。
なので「判断しない」と言っても、
「ずーっと判断しないでおく」
「一切合切の判断をやめる」
といった意味ではなくて、
「即座に『ああだ!こうだ!』と判断してしまう癖をやめましょうね」
というような意味です。
一旦は事実だけを受け入れるようにしますが(一旦は判断しないようにしますが)
そのあとは意識的になにかしらの判断を下して、潜在意識を良い方向へと向かわせてくださいね(*´ω`*)
「判断しない」ことで、潜在意識は待機状態に入り、望まない方向に走り出してしまうことはなくなります。
その後、意識的にどのような判断を下すか(潜在意識をどこに向かわせるか)選択してください。
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☆潜在意識は「そんなの関係ねぇ!」と思えばそうしてくれる☆
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自分に許可を与えるって、つまり…なに?
今回は「自分に許可を与える」ことについてです。
引き寄せではよく、
「自分が自分に許しているものしか、引き寄せることはできない」
「望むものを受け取っていいのだよ、と自分に許可を与えるようにしましょう」
と言われますよね。
しかし、
「自分に許可を与えるって…なんかピンとこない。
具体的には何をどうすればいいんだ…?」
と戸惑う方も多いかと思いますので、ここについて詳しくお話していきます。
自分に許可を与える方法、3つ
自分に許可を与える方法というと、私がパッと思いつくのは、
の3つです。
自分に許可を与える方法①自愛
まずはひとつめの「自愛」ですが、これは引き寄せでは有名なので知っている方も多いかもしれませんね。
具体的にどのような方法かというと、
「とにかくただひたすら、自分を許していく」
というものです。
たとえば、
「私なんてダメな人間だー」
という考えが頭をよぎったのならば、
「でも、そう考えている自分のことを許すよ」
と自分に許可を与える。
「いやいや、私は自分のことを許すなんてできないもん!」
という考えが新たに出てきたならば、
「そうか、でもそう思ってる自分も許すよ」
とまた新たに自分に許可を与える。
このような感じで、自分の頭からどのような考えがどれほど湧いて出てこようとも、
ただただひたすらに「それでも許すよ」と許可を与えていくという方法です。
自分に許可を与える方法②パーミッション
ふたつめは「パーミッション」です。
これは言葉で、
「私は、〇〇をしてもいい」
「私は、私が□□することを自分に許可します」
などなど、自分に許可を与える言葉をえんえんと繰り返していく方法です。
細かい言い回しなどは決まっていませんので、許可を与える内容であればどんな表現を使っても構いません。
自分に許可を与えるのは、最初はピンとこないもの
中には、
「どっちも知ってるし、やったことある。
でも、やっても全然ピンとこなかったっていうか…『自分を許せた!』って感じがしないんだよなぁ…」
と感じた方もいるかもしれません。
でも、それが普通です。
やってすぐに「私は私を許せた!」とスカッとすることのほうが稀なので、「ピンとこない」というのがごくごく正常な反応です。
これは以前に別の記事でも書いたことなのですが、基本的に、潜在意識を変えるためには反復作業が必要です。
そうだな、こういうイメージをしてみてください↓

あなたの心のまわりは、「〇〇してはいけない」という固定観念で覆われています。
岩に覆われているような状態なのですが、この状態で、
「〇〇してもいいよ」
「それでも許すよ」
と自分に許可を与える言葉をかけても、最初は岩(固定観念)の表面をコツコツ…とちょっと叩いた程度の影響しか及ぼすことができません。
岩に阻まれて、心にまでその言葉が響いてこないので、
「なんか、全然ピンとこないんですが…」
となります。
けれど、「許すよ、許すよ」と延々延々、コツコツコツコツ叩き続けていくとどうなるでしょうか?
さすがの岩も段々とひび割れてきて、もろくなってはがれていきますよね。
そうしていくうちに、
「そうだ、私は本当にこれでいいんだ…!」
というふうに実感が伴ってくる…となります。
自愛もパーミッションも、最初のうちは、
「こんなことして、なんか意味あるのか…?」
と思いたくなるかもしれませんが、そういう気持ちになるのがごくごく普通のことですので、ほんの少しやっただけで「効果がない」と早急に判断せず、継続してみてくださいね。
自分に許可を与える方法③実際に行動する
中には、
「そうか、一気に岩をパッカーンと割る方法はないのか…」
と残念に思った方もいるかもしれませんが、そういう方法がないわけではありません。
早く岩を割りたい(「してはならない」という固定観念を崩したい)のであれば、「やってはいけない」と思っていることを、
「③実際に行動に移す」
といいです。
これは当然勇気がいりますが、やってみると、
「なんだ、やってはいけないいけないと思ってきたけど、やってもどうってことないじゃん!」
という大きな気づきを得ることができて、一気に「私は、これでいいんだー!」と、自分に許可を与えることができるようになると思います。
やはり言葉よりも行動のほうが強力ですので、手っ取り早いほうがいいという場合には、行動することをおすすめします。
「いや、そうして行動に移せないから悩んでるんじゃん…」
と思った場合には、コツコツと言葉で固定観念を崩していくしかないと思います。
固定観念が崩れてくるとだんだんと、
「ちょっと勇気を出して、行動にも移してみようかな?」
という気持ちに変わってきます。
そういう気持ちになってから行動しても遅くはありませんので、
まずは言葉で自分に許可を与えるようにしてみてくださいね(*´ω`*)
自分に許可を与える方法
①自愛
②パーミッション
③実際に行動する
関連記事です、パーミッションについて書いてあります↓
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エゴと向き合うことができず、拒否してしまう…
今回は「エゴと向き合う」ことについてです。
引き寄せの話だとよく、
「エゴに支配されると願いは叶わない」
「エゴに取り込まれないようにするためには、そのエゴと向き合うこと」
というふうに言われますよね。
けれど、
「エゴと向き合うって難しい、どうしても『こんなエゴがあるのは嫌だ!』と否定してしまう。どうすればいいの?」
とか、
「私はちゃんと、エゴに向き合うようにしているはずなのに…。
それなのになにも変わらないよ?なんでなの?」
と思っている方もいるかと思います。
そこでこの記事では、
①エゴと向き合うことができず、否定してしまうのはなぜ?
②エゴと向き合うようにしているはずなのに、何も変わらないのはなぜ?
の2つについて詳しくお話していきます。
エゴと向き合うことができないときに、強いエゴとは?
まず、
「①エゴと向き合うことができず、否定してしまうのはなぜ?」
についてですが、これは、
「エゴを持っていない人間でありたいというエゴが強いから」
ではないかな?と思います。
心の中に、
「エゴは、持っているよりも持っていない人間のほうが成熟している・優れている」
というような前提はないでしょうか?
その前提があるとそこから、
「私、劣っているより優れているほうがいいよー。
自分のことを、エゴがある未成熟な人間だなんて認めたくないよーというエゴ」
が生まれがちです。
すると、なにかしらのエゴが湧いてきたときに、
「湧いてきたエゴVSエゴなんて湧かない人間でありたいよーというエゴ」
の対立が起き、後者のエゴが勝った場合に、前者のエゴと向き合うことができなくなります。
この場合、後者のエゴと向き合うことができるといいですね。
「私は、エゴを持っている人間でありたくないというエゴが強いんじゃないかな?
そのエゴと向き合うことができず、取り込まれちゃってるんじゃないかな?」
と、一度考えてみてください。
エゴと向き合うようにしているときに、強いエゴとは?
次に、
「②エゴと向き合うようにしているはずなのに、何も変わらないのはなぜ?」
についてですが、こちらは、
「エゴと向き合うことができる人間でありたいというエゴが強いから」
かもしれません。
エゴを否定してしまうという方もいますが、中には逆に、積極的にエゴを受け入れようとする方もいます。
なにかのエゴが湧いてきたときに、
「こういうエゴが湧いてきたんだね、それでもいいよ。そんな私も私だって認めよう!」
というふうに、どんどん肯定して認めようとします。
一見、
「積極的にエゴと向き合う作業をしようとしているのだし、それの何がいけないの?」
と感じるかもしれませんね。
けれど私は、積極的にエゴを受け入れようとしている方を見ていて、ある種の不自然さを感じることもあります。
なんというか…、本当にエゴと向き合っているというよりは、
「エゴを拒否する人間より、向き合える人間のほうが成熟している・寛容である」
という前提があり、そこから、
「私、狭量より寛容なほうがいいよー。
自分のことを、エゴを受け入れられない未成熟な人間だなんて認めたくないよー、というエゴ」
が生まれてきていて、そのため何かのエゴが湧いてきたときに、
「湧いてきたエゴVSこのエゴを受け入れられる人間でありたいというエゴ」
の対立が起き、後者のエゴのほうが強いので、
「エゴを拒否するような人間でありたくないというエゴに呑み込まれ、拒否せず受け入れたふりをしているだけ」
になっているようだぞ?と感じる方も、いらっしゃいます。
何も変わらないという場合には、一度、
「私は、エゴと向き合うことができる人間でありたいというエゴが強いのかもな?
そのエゴと向き合うことができず、取り込まれちゃっているのかも??」
と考えてみるといいかなと思います。
自分をすごいと思いたいというエゴと向き合う
私は、エゴと向き合うことができない理由って大概は、
「自分を実際よりもたいした人間だと思いたいというエゴ」
が強いからじゃないか、と思うんです。
なので、そちらのほうのエゴに気づいて向き合うようにすると、
その他のエゴと向き合うことは容易になると思います。
もちろんこれは、
「どうせ私なんて、実際にはたいしたことない人間なんだー!」
と卑屈になれ、という意味ではありません。
そうではなくただただまっすぐに、
「そうか、私は思っているほどではないんだな、そうなんだな」
と、事実をまっすぐに見て受け入れてほしいという意味です。
その事実と向き合う前って怖いものですが、向き合ってしまうと、
とても楽になれることに気づくと思いますよ(*´ω`*)
エゴと向き合うことができない理由は、だいたいの場合、
「自分を実際よりもすごいと思いたいエゴ」
が強いから。
エゴと向き合うためには、個人的には自己観察がおすすめです。
自己観察については以下の記事をどうぞ↓
☆自己観察について☆
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観念を変えると、うまくいくと言われても…
今回は「観念を変える」についてです。
引き寄せだと「観念を変えるとうまくいく」と言われますよね。
私自身もよく、
「こういう観念があるとうまくいかないから、その観念から距離を取ってね」
というふうに言うことがあります。
しかし、
「か、か、観念を変えるだとか距離を取るだとか…そんなの具体的にどうやればいいんだ?」
と思っている方もいるかもしれませんね。
そこでこの記事では、観念を変えるにはどうすればいいのか?について詳しくお話していきます。
「お、なんかすごいことが聞けそう!」
と思った方もいるかもしれませんが、いや、スミマセン別にすごいことは言いません(;^ω^)
どっちかっていうと、基礎中の基礎みたいなお話です。
が、基礎ってつい忘れておろそかになるので、基礎をおさらいするつもりで読んでみてくださいね(*´ω`*)
反復して思考の修正をし、徐々に観念を変える
観念を変える方法は、主に3種類あります。
①反復して思考の修正をし、徐々に観念を変える方法
②古い観念から距離を取り、徐々に観念を変える方法
③反復作業を飛ばし、今この瞬間に観念を変える方法
です。
ではまず、
「①反復して思考の修正をし、徐々に観念を変える方法」
についてです。
この方法で代表的なのはアファメーションですね。
人間は、
①潜在意識下の観念をもとにして
②顕在意識上で思考する
という順番です。たとえば、
①潜在意識下に「私は貧乏だ」という観念があり、それをもとにして
②顕在意識上で「お金持ちになりたいな~」と思考する
という感じです。
①「私は貧乏だ」という観念を変えるとうまくいくのですが、
そうは言っても、今日いきなり「私は金持ち!」という観念に変わる…ということはなかなかありませんよね。
なので、顕在意識上で何度も「私は金持ち、金持ち…」と思考するようにする、これを反復して行います。
そうすると、
①顕在意識上の「私は金持ち」という反復作業の影響を受け、
②潜在意識下の「私は貧乏」という観念も徐々に「私は金持ち」へと変化していく
となり、観念を変えることができます。
自愛も、観念を変えるアファメーションの一種
よく引き寄せの話に「自愛」が出てきますよね。
ひたすらに自分を許す作業をするというものですが、これはアファメーションの一種のように思います。
①顕在意識上で「許す、許す」という反復作業を続けることで、その影響を受け、
②潜在意識下の「私はダメだ」という観念が徐々に「私はこれでいいんだ」へと変化していく
という流れなので、アファメーションと同じく「反復作業を行うことで観念を変える」という方法です。
でも通常のアファメーションに比べると、自愛は淡々としていて静かな印象ですね、個人的に。
古い観念から距離を取り、徐々に観念を変える
次に、
「②古い観念から距離を取り、徐々に観念を変える方法」
についてです。
瞑想や自己観察がこれに当たるかなーと思います。
アファメーションで「金持ちだー」と思おうとしても、
「ぐわー、そんなわけない無理無理」
という思考が湧いてくることがありますよね。
こういう思考は、湧いてきても気にせずガン無視でOKなのですが、無視しきれずに、
「そうだ、私になんて無理なんだ…!」
と深く落ち込んでしまう方もいます。
そういう方は、瞑想や自己観察を一度試してみても良いと思います。
続けていくと、
「そうだ、無理なんだうわーん」
という状態から、
「ふーん、無理という思考が湧いてきてるんだ…」
という感じに変わり、その思考に取り合わずにいられるようになります。
こうなると、
「無理って思考に構ってるより、楽しいことを考えよう」
というふうに、自身の思考をコントロールできるようになります。
前向きな思考の反復が容易になりますので、徐々に観念が変わっていきます。
古い観念を捨てれば、自然と新しい観念に変わる
アファメーションは、
「さあ、今から観念を変えるんだ!」
みたいなわりと積極的な感じがしますが、瞑想や自己観察は、
「新しい観念に変えるぞ!というよりも、まず古い観念(から湧き上がってくる思考)と距離を取れるようになりましょう。
それができればあとは自然と、新しい観念に変わるんで」
という感じですね。
反復作業を飛ばし、今この瞬間に観念を変える
最後に、
「②反復作業を飛ばし、今この瞬間に観念を変える方法」
についてです。
これは「なる式」や「完璧認定」がそうですね。
完璧認定は完璧に「なる」やり方なので、なる式の一種かな。
「私は金持ち、金持ち…」
というふうに思考を反復させることで徐々に観念を変えるのではなく、
「はい、金持ちになった!!!!」
と、今この瞬間に決めてしまう、この場でガツンと一気に観念を変える方法です。
もう観念は変えおわったのですから、今後は観念を変えるための反復作業は必要ありません。
これはちょっと「??」となる方が多いようです。
確かに、
「観念を変える方法は?」
と聞いて、
「今この瞬間、観念を変えるんです!」
とか返事がきても、
「えっ、いやだから…その観念を変える方法はなんだって聞いてんだよ!(゚Д゚;)」
みたいになりますよね(;^ω^)
うーん、私もなる式に関してはどう説明すればうまく伝わるのかちょっと迷うのですが…。
えーと、まず、観念を変えるには「基本的には」反復する必要があります。
ただ、
「いついかなるときにも、反復しないと観念を変えることができないのか?」
というと、そういうわけでもありません、ガッと一気に変わることもあります。
たとえば、「この人すごく優しくて、好き」と思っている相手がいたとします。
でもある日、その相手が子猫をいじめて楽しんでいるところを見たとすると、見た瞬間、
「こんな人だと思わなかった!ひどい!!」
というふうに、一気に見る目が変わったりするのではないかと思います。
これは「相手は素敵」という観念が、一瞬で「相手はひどい」へと変わった、ということです。
このように、反復せずとも一気に観念が変わる場合もあります。
自発的に自分の意志で、一気に観念を変える
こうして一気に観念が変わる現象は通常、
「なにか衝撃的な出来事を体験したとき」
にしか起きません。
「そうだよな、なにか大きな出来事でもあれば別だけど、自発的にやろうと思ってもなかなか難しそうだよなぁ…」
と思った方もいるかもしれませんね。
が、しかし、
「いや、やろうと思えばやれるだろ?
なにか衝撃的な出来事が起きるのを待つんじゃなくて、今この瞬間、自発的にやると決めてやるんだよ!」
というのがなる式だ…と考えると、わかりやすいかな?と思います。
観念を変える方法は、使い分けていい
中には、
「ぐぐぐ…私にはそんな一気に、観念を変えるなんてできない…」
と思った方もいるかと思いますが、Aという観念を変える際になる式ができなくても、Bという観念を変える際にはなる式のほうがうまくいく、というふうに、時と場合によって違ってくることもあります。
ひとつの観念を変えようとしてなる式でうまくいかなかったからといって、
「私にはなる式はできないんだ…」
とは思わず、別の機会に試してみるのも良いと思います。
観念を変える方法はひとつしか使っちゃいけない、なんてことはないですから、
Aの観念を変えるときにはアファメーション、
Bの観念を変えるときには自己観察、
Cの観念を変えるときにはなる式…というふうに使い分けてもOKですし、何かと何かを組み合わせてもいいですよ(*^^)v
①反復して思考の修正をし、徐々に観念を変える方法(アファメーション、自愛)
②古い観念から距離を取り、徐々に観念を変える方法(瞑想、自己観察)
②反復作業を飛ばし、今この瞬間に観念を変える方法(なる式、完璧認定)
それぞれについてより詳しく説明した記事もありますので、興味があればご覧になってみてください↓
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