時間を損したくない人のほうが、迷って時間がかかってしまう
今回は、
「損をしたくないと思っていると損をする」
というお話です。
「私はいつも損をしている。あの人はいっつも得してるのに…」
とか、
「ええ…?引き寄せって思考が現実になるんだから、
『損をしたくない』って思考すればそれが現実になるんじゃないの?」
と思ってる方もいるかもしれません。
そういう方はぜひ読んでみてください(*´ω`*)
私は独立する前はフリーターで、ファーストフード店でバイトをしてました。
すでに作り置きしてある商品はパッと出ますけど、
作り置きがなくて、注文を受けてから作る場合は3~5分くらいかかります。
ときどき、
「あの、ポテトがほしいんですけど今すごく急いでて…、どのくらい時間かかります?」
というふうにお客さんに聞かれることもありました。
作り置きがない場合、ここから作りはじめると3分はかかります。
なので「3分」とお答えすると、
「えっ、3分もかかるの!?
えーと、じゃあどうしよう…(と悩んでいるのですぐに出せるものをすすめると)
えっ、これならすぐ出るの?
うーん、でもそれは好きじゃないんだよねぇ…。
あ、これもすぐ出るの?
えー…でもこれもあんまり…好きじゃないなぁ…。
あ、だったらこっちの商品は?こっちは何分でできる?
えー、これは時間かかるの…、
うーんうーん…どうしよう、それじゃあ…、えーと…」
…と、すっごく悩む時間が長い方が多い。
こういう方は最終的に、
「どうせ時間がかかるなら、自分の食べたいものを…」
という結論に至って最初に自分が食べたかったもの(この場合はポテト)を注文するのですが、
私はこういうときは内心でひっそりと、
「悩んでる間にポテトが揚がったよ…もう3分は経ってる…。
最初から素直にポテト頼んでおけばよかったのに…」
と思わずにはいられないのでありました…。
「損したくない、不満は嫌」と思うあまり損をして、不満を得る
もし、
「私はポテトがほしい!買おう!」
だったとしたら話はシンプルです。
①私はポテトがほしい!
↓
②3分待っている間「もうすぐポテトだ♪」と思いながら待つ
↓
③ポテトが出てきて「わーい」となる
↑こうですね。
しかし、損したくないと思う人はこうなる↓
①時間は損したくない、しかしポテトを手に入れられないのも嫌(ポテトを損したくない)で悩む
↓
②悩んでいる間、あれはダメで不満、これもダメで不満、あっちもダメで不満
↓
③やっとこさ欲しいものが出てくるが②でさんざん不満になっているので、手に入れても喜びはなく不満を感じる
「ポテトを得ること」に的を絞れば時間は3分ですみました。
逆に「時間を得る」ことに的を絞ってもよかったです、そうすれば3分もかからず15秒で出せる商品もありました。
しかし、ポテトを見て「時間を損したくない」
時間を見て「ポテトを損したくない」
損したくない…という思いが強かったため、あぁ、結局、時間を失い、ポテトを手に入れたときの喜びも失った。
両方で損をした、となりました。
(でも今思うと、これ時間がかかってるのは私にも一因あったんじゃ…と思いますが(;´・ω・)
こっちのほうからもっとうまく、最初にポテト頼むようにすすめられなかったかな?と今となっては思うのですが、
当時の私はそこまで考えが至らず「損してるでーお客はん」とだけ思ってました)
つまり、
「私はこれがほしい、これを手に入れる!」
と、最初にそう思って、それを手に入れるために行動すれば3分(あるいは3分以下)でほしいものが手に入った、手に入れた喜びもある。
しかし「損したくない」が目的だと、そこから「いかに損をせずにすませるか」という行動(悩む)に無意識に出てしまう。
この行動が効率を下げ、不満を生み、結果的に6分かかって不満を手に入れただけ、ということですね。
「損をしたくない」ではなく「私はこれが好き」と思う人が得をする
このことを思い返すたびに、
「人生でも同じことが言えるんじゃないか」
と思うんです。
日々の生活で、
「私はこれが好き、これがしたい」
そう思っている人の行動はシンプルになります。
①私は○○がほしい!○○を実現したい!
↓
②実現するまでの間「もうすぐ叶う♪」と思いながら待つ
↓
③実現して「わーい」となる
対して、損をしたくない、ということが目的だと、
①損したくない、あっちでも損したくないしこっちでも損したくないので悩む
↓
②悩んでいる間、あれはダメで不満、これもダメで不満、あっちもダメで不満
↓
③やっとこさほしいものを手にしても②でさんざん不満になっているので、手に入れても喜びではなく不満を感じる
お店で商品を注文するのとは違いますから、やっとこさほしいものにたどり着く前に②で諦めることもあるかもしれない。
となると、ますます不満だしイライラする。
こういうことなんじゃないかなーと思います。
損をしたくない人は、悪い意味で視野が広い
私は目的が明確な人って「すごく良い意味で」視野が狭いように思います。
(あ、普通はこれを「ほしいものにフォーカスできてる」と言うよね)
たとえば子供だと、お店でキッズセットとか頼むともうそれが来るまでうっきうきのわっくわくだと思います。
実は店内にはもっとおいしいものがあるかもしれません。
でもそこについては考えない、ほしいものに夢中。
なので来るまでの間はわくわく、来たらハッピー!と単純明快。
対して、
「私は損をしたくない」
と思考していれば、自然とその次は、
「私が頼んだのよりもっとおいしいものがあったのでは?」
という思考に移る。
店内をきょろきょろ、別のお客さんの頼んだ商品を見て、
「あ、あっちのほうがおいしそう…私は損をした…」
と不満になる。
頼んだものが来てもあんまり嬉しくない…みたいな。
なんというか、無駄に視野が広いというか、見る必要のないものにフォーカスしてしまっている。
これ人生でも同じで、ほしいものが明確な人はほしいもののことしか考えないので、
わりと単純明快にワクワクしているうちにほしいものが手に入った、となるんです。
しかし損をしたくないと思っている人はどうしても、
「私はいま損をしていないか?」
「もっと得をしている人はいないか?」
という不安が生まれますので、不必要に自分と周りを比べて、得してそうな人をわざわざ自分から探して見つけて不満になってしまう。
もちろん、
「私は得してそうな人を自分から探しています」
なんて自覚はないです。
潜在意識下で自分でも気づかないうちに、無意識にやってしまうことです。
なので顕在意識上で意識できるのは、
「あ、私損した!あの人は得してるのに!」
ということだけです。
そうして人はつい意識の上で、
「あの人のほうが得をしている」
「こんなに損をしたくないと思っている私のほうが損をした」
「あの人、いっつも苦労もせずに得ばっかりして…!」
と感じます。
でも、なぜ自分が損をしているのか?
その人のせいで損をしたのか?
というと、違いますね。
損をしたのは、自分の「損をしたくない」という思考が原因です。
その思考が迷いや悩みを生み、必要のない場所にフォーカスしてしまい(見る必要もないのに「あの人」を見てしまったり)
思考はあっちにうろうろ、視点はこっちにうろうろ…、行動はふらふら…。
こうして自らの思考に翻弄されて、時間を使って不満になっていくばかり。
最後には損をしたという不満だけが残り、するとますます強く「損をしたくない」と思考するようになる。
この悪循環なのでは?と思います。
引き寄せでは、
「私は○○する、○○ができる、と言え」
「○○したくない、と言うな」
と言います。
その理由は、上で説明したような違いが生まれるからですね。
「○○する」という人は短い時間で満足を得る。
「○○したくない」という人は長い時間をかけて不満を得るからです。
なので、私は損をしたくないと思うのであれば、
「損したくない」
とか、
「いかに損せずにすませようか?」
ということを考えるのではなく、
「私は何をしたいのか?」
についてはっきりとさせ、したいことについて思考することが大事です。
そのように望むものを明確にすれば、損は勝手にしなくなるようにできています。
損せずにすむような行動を、あなたは無意識に取り始めますよ(*^^)v
損をしたくないという思考が損を生み出す。望むものにフォーカスすれば、損は自然としなくなる。
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妬みの原因は潜在意識下の劣等感
今回は妬みについてです。
「私はどうしても人を妬んでしまう、やめたいのにやめられない」
という方はぜひ読んでみてください。
まず「妬み」は顕在意識上で感じることです。
じゃあ潜在意識下で感じていることはなあに?というと、
「私は自信がない、人と比べて劣っている」
という劣等感です。
①私は人に比べて劣ってる、私はできない人間だという自信のなさ(劣等感)がある
↓
②「きっとこの劣等感は、人よりも優れれば消えるはずだ…人より優れたい…」と思う
↓
③そこで、誰か自分より優れていそうな人を見る
↓
④「え、あの人、私より優れてる!いやだ、私のほうが価値がないだなんて認めたくない!」と拒否したくなる
↓
⑤「あの人が妬ましい…なによ、あんなやつ…」といった妬みを感じる
こんな感じですね。
顕在意識上で一番意識しやすいのが⑤の妬みです。
水が溢れるのを止めたいなら蛇口をひねること
「引き寄せって、思考が現実になるんじゃないの?
『妬まなくなりたい』と思考していれば、それが現実になって妬まないようになれるんじゃないの?」
みたいに思ったりすることもあるかもしれませんが、
妬みをなんとかしよう、というのは、最後の最後の結果の⑤の部分だけをなんとかしようとしているということ。
でも⑤を生み出すもととなった思考は、①私は価値がないという劣等感です。
①がもととなり⑤までの流れが生み出されているので、①をなんとかしない限りは⑤までの流れは続く。
「⑤妬みをなんとかしたい」
ではなくて、
「⑤妬みを生み出している源泉の思考、①劣等感をなんとかしよう」
と思わないと、⑤は生み出され続けます。
「浴槽から水があふれてくるのをなんとかしよう」
というとき、普通は蛇口をひねって水を止めますよね。
蛇口から水が出ている、というのが根本の問題だとわかっているので、根本の問題を断つ。
蛇口はそのままに、浴槽からあふれてくる水を一生懸命手で押さえて、
「私はこんなに水があふれてくるのを止めようとしてるのに、なんで止まらないの!」
という人はいないと思うんです。
あふれてくる妬みのみを見てなんとかしようというのは、あふれる水を手で押さえるようもの。
そうではなくて根本の原因をなんとかする。
根本の劣等感自体に向き合うことが大切です。
引き寄せだと、原因の劣等感をなんとかすればいいじゃない、ということで、
「私は自信がある、と思考しなさい」
「すでに自信があるかのように振る舞いなさい」
というふうに言われます。
確かに、①の劣等感が消えればその後の②~⑤までの流れも消えます。
問題の根本を断つのですから、妬みに苦しむことはなくなります。
妬みの原因がわかっていても克服できないのはなぜ?
これを聞いて、
「あー!妬みって結果だったのか!原因の劣等感をなんとかしないといけないのね!」
と思った方にはぜひそうしてほしいのですが、中には、
「いやいやいや、そんなことわかってます…。
自分でも、妬んでしまうのは劣等感があるからだってことくらいとっくにわかってます…。
でも、それがわかってるけどどうしても妬んじゃうんです…」
と思った方もいると思います。
「事実」と「事実に対する解釈」
ではこの、
「劣等感が原因だとわかっているけど克服できない」
という方は、なぜなんでしょうか?
それについても考えてみましょう。
私はこれって、
「劣等感が原因だという事実がわかっている」
わけじゃなくて、
「劣等感が原因だという事実に対する解釈にとらわれて劣等感を抱いている」
んだと思います。
「はい?どゆこと?」
と思ったかもしれませんが、えーと…。
「自信がない、劣等感がある」
これは「事実」ですね。
でも多くの人は、この事実に対する「解釈」のほうにフォーカスします。
「だから自信のない私はだめである」
「だから劣等感がある私はこれからもダメだろう」
↑こういう解釈のほうに強くフォーカスしてしまう。
本来ならば、
①私は人に比べて劣ってる、私はできない人間だという自信のなさ(劣等感)がある
↓
②「ああ、その事実が原因で私は人を妬むのだな。じゃあ、原因となっている劣等感をなんとかすればいいのだな」と思う
↓
③「私は自信を持とう」と思考を変える
↑これです。
けど事実ではなく、事実に対する解釈にとらわれてしまうと、
①私は人に比べて劣ってる、私はできない人間だという自信のなさ(劣等感)がある
↓
②「あぁ、そんな事実があるなんて、ダメだ、よくない、いけない、私はだめだ」と思う
↓
③私は人に比べて劣ってる、私はできない人間だという自信のなさ(劣等感)があるのはいけないことだ、という新たな劣等感を持つ
って、劣等感の内容がちょっと変わっただけで、劣等感自体は持ったままです。
結局、劣等感はあるままだからそこから妬みは生まれ続ける、となります。
「劣等感が妬みの原因だってわかっているのに、改善できなくて妬んじゃうんです」
というのは、厳密には、
「劣等感が妬みの原因だってわかっているのに、
そのあとに、そんなことはよくないことなのだ~という解釈をして新しい劣等感を持つので、
改善できなくて妬んじゃうんです」
です。
ただ事実だけを見る、事実の解釈にとらわれない
事実は事実で、そこに良いも悪いもありません。
ただそうだから、そうなんだな、と思えばいいだけ。
解釈を加えず、
「私には劣等感があり、そこから妬みが生まれている」
という事実だけを見てください。
その事実のみをまっすぐ見て受け入れたときにはじめて、
「ならば、変わろう」
という決意が生まれます。
「蛇口が開いて水が出ているのが原因です」
という事実だけをまっすぐに見てください。
そうすれば、
「じゃ、それ閉めればいいじゃん。閉めよう」
ってなりますよね。
でも、
「蛇口が開いて水が出ている…というのはいけないことだ!!」
という解釈をくっつけて、
「いけない、いけない」
と落ち込んだり悩んだりはするけれど、肝心の蛇口は閉めない…みたいになってませんか?
これ、水は出たままになりますよ。
解釈ではなく、事実に目を向けてみてくださいね。
「劣等感から妬みが生まれる」という事実「のみ」を受け入れて。
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「愛されないせいで○○できない」という思いがないか?
今回は、
「愛されたいと思っているはずなのに愛されない」
というとき、その理由はあなたに、
「愛されては困るという信念があるから」
かもしれないよ、ということについてです。
あなたにはこういった経験がないでしょうか?
何かに挑戦できなかったとき、
「私はもともと愛されていなかったから、そのせいで自信がない。
だから、みんなみたいに挑戦できない…」
と思ったり、何かに失敗したときに、
「私はみんなと違って愛された経験がなくて、だからこんなこともちゃんとできない人間なんだ…」
と思ったり…。
これは、
「私が何かに挑戦できなかったり失敗するのは、『愛されていないこと』に原因があります」
という思考している、ということです。
言い方を変えると、挑戦できなかったり失敗してしまったとき、
「愛されていないという問題があるんだから、そのせいなんだから、
その問題がある以上、挑戦できなくても失敗しても仕方がないわ」
と言える、わけです。
ここで、愛される人間になったとしたら、どうなるでしょうか?
もうこれからは何かに挑戦できなかったとき、
「愛されないせいで自信がないんだからしょうがない」
とは言えなくなるわけです。
愛されている以上、愛されないからできない、とは言えない。
愛されているけど、私に勇気がないのでできない、と言うことになる。
失敗したときにも、
「愛されないせいで自信がないんだからしょうがない」
とは言えない…。
愛されているけど、私に実力がないので失敗しました、と言うことになります。
あなたは、それが怖いのではないでしょうか?
愛されてしまうと、自分の勇気のなさや実力のなさが明るみに出てしまう。
明るみに出てしまっては困る。
だから、愛されては困る…。
愛されないことで、自身の責任から逃れたいという思い
これは、実は過去の私のことです。
私はずっと、
「私がこんなにも弱く自信がないのは、周りが誰も私を愛してくれないせいだ」
と思っていました。
でも周りが愛してくれたら…くれちゃったら…。
私、もう言い訳ができなくなる。
愛されていないかぎりは、嫌なことは「愛されないせいで自信がないから」という理由で避けて通ることができるのに、
愛されてしまったら私は、避ける理由を失って嫌なことに自力で立ち向かわねばならなくなる。
立ち向かえなかったときには、周りのせいではなく私が弱い人間なせいです、と認めることになる。
そんなの嫌だ、怖すぎる…と。
「愛される=責任を自分で負うはめになる」
なので、
「愛されたいなら責任を負うor責任を負いたくないなら愛されない」
の2択になる。
この2つを天秤にかけると後者に傾く。
「自分のせいってことになるくらいなら…愛されないほうがまだマシだ…」
と。
そして、
「愛されないことによって、挑戦や失敗、責任から逃れよう」
という思考をもとに、実際に現実に、愛されないことを理由に、挑戦からも失敗からも責任からも逃げてきました。
自分の思考を、ちゃんと自分の力で現実化していたということに気づくまで、時間がかかったのを覚えています。
こうして潜在意識下で、自ら「愛されないこと」のほうを選択しているにもかかわらず、
顕在意識上ではその潜在意識下の選択に気づかず、
「私はどうして誰にも愛されないのだろう」
と思うことがあります。
これが「愛されては困るという信念をいだいているパターン」ですが、あなたはどうでしょうか?
本当は、愛されて困ることなどない
私は潜在意識下で自分がこういう選択をしていて、
「あぁ、自分が愛されないことを望んでいるから愛されないのか」
と気づいたとき、もうそれは、やめようと思いました。
怖かったけど、自分の責任は認めようと。
なので、こう言うようにしました。
なにかに挑戦したいけど、怖くて自信がなくてできないとき、
「私、それをやってみたいけど、怖いです」
とそのまま思っていることを言ってみることにしました。
前までは、
「自信がなくてできないです…昔から…たぶん親から愛されなかったせいで自信がないんでしょうけど…」
「私自身は失敗してでも挑戦したいとは思ってるんです…でも、ああだし、こうだし…」
みたいに、なにか言外に、
「私が弱いせいでできないわけじゃないんですよ?」
と伝える言葉や態度を取っていたのですが、それをやめてみたんです。
そうしたら、
「自信がないのかー、じゃあ、こっちは手伝うからあっちの部分だけやってみたら?」
とか、
「怖いのは普通だよ、それはダメってことじゃないよ!一緒にやってみよう!」
という励ましをもらえるようになったり、明らかに手を差し伸べられることが増えてきました。
「あ、責任逃れをやめたら愛されはじめた」
とはっきり感じることが多々出始めました。
考えてみれば、そりゃそうだよな~って思います。
責任逃ればかりしている人より、自分で責任を負おうとしている人のほうがそりゃ助けようという気にもなりますよね。
今になってみれば「そんなの自然なことだな」って思うのに、当時はそこがわからなかったです。
とにかく、
「責任を負う=挑戦できなかったり、失敗してしまう自分を正当化できなくなる。非常に困ったことになる」
という方程式が私の頭の中にあって「責任」というものが怖かったのですが、実際には、
「責任を負う=助けてくれる人が集まるので、非常に挑戦しやすく失敗しづらくなる。非常に楽なことになる」
でした。
「愛されたいなら責任を負うor責任を負いたくないなら愛されない」
↑この2択のうち、前者を選んでも困りはしないんだ、ということに気づいていなかったです。
あなたの頭の中で、いま、
「愛される=自分で自分の責任を負うことになる=困る」
と3つがイコールで結ばれていないでしょうか?
それは違くって、
「愛される=自分で自分の責任を負うことになる≠困る」
です。
「愛されては困る」という信念、手放していってくださいね。
愛されることと困ることは、本当はつながってはいないです。
責任を負うということは、困るということではない。
愛されること、認められること、助けられることです。
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お金を引き寄せたいなら、お金の悪口は言わない
今回は、お金に関してのお話。
潜在意識の力でお金を引き寄せたい!と思う方は多いと思いますが、
それならばぜひ、今日からやめたほうがいいことについてです。
それは、
「お金・お金持ちの悪口を言う」
ということ。
お金持ちなんてどうせあくどいことしてるんでしょ~とか、
金は人の人生狂わせるぞ~とか、そういうことを言ってると、
お金を引き寄せるのが難しくなっちゃうよってお話です。
悪口を言うと、言われることへの怯えが潜在意識につのる
悪口は言わないほうがいい…というのはすごくよく言われることですよね。
言わないほうがいい理由はいろいろありますが、その中のひとつに、
「言ったぶんだけ言われるのが怖くなるから」
というものがあります。
潜在意識に怯えがあるためチャンスを逃した例
「言ったぶんだけ言われるのが怖くなる」
という例として、昔していたバイト先での出来事をあげてみます。
店長がバイトのシフトを組んでいたのですが、それに対して悪く言うバイトのメンバーも数人いました。
「なんでこんなシフトの組み方するの?店長ってば…もう!」
「もっとこうしてくれたほうが私の都合がいいのに!むかつく!」
って。
そんなある日、店長が、
「シフトを組む仕事をこれからはバイトの誰かに任せたい」
と引き受けてくれる人を探していたのですが、ものの見事に、
多く悪口を言っていた順に引き受けるのを嫌がりました。
言ってない人は、「私にできるかな?」とちょっと不安そうな程度なのですが、
悪口を言っていた人はものすごく嫌そうな顔をして、
「絶対に嫌です、無理です、できません!」
と思いっきり拒否。
きっと、
「引き受けたら、今度は自分が文句を言われる側にまわることになる」
と思うと、怖くて引き受けることができなかったんですね。
もし引き受ければこれからは、
「もっとこういうシフトならいいのに」
ということを自分で実現できるのですが、いままで自分が言っていた悪口が自分に返ってくることが怖いために、
自分の望みどおりにできるチャンスがきたのにそのチャンスをつかめない、となっていました。
潜在意識下に「お金を引き寄せる=人に嫌われる」の方程式がある
これと同じように、お金の悪口、お金持ちの悪口を言っている人ほど、
「いざ自分がお金を手にしたとき、今まで自分が言っていたのと同じ悪口を、今度は自分が引き受けることになるのだ」
という恐怖が邪魔をして、お金を手にすることができなくなります。
この対立が潜在意識下で起き、そして大概の人は、
「人から嫌われるくらいならば、お金がないほうがまだマシ」
という選択をします。
「人からどんなに悪口を言われても構うものか!俺は金がほしいんだ!」
と言う人ってなかなかいないんですね。
人からつまはじきにされたくないというのは人の本能だし、やはり本能のほうが勝つわけです。
そして、せっかくお金持ちになれるチャンスがあっても怖くて逃してしまう…と…。
実際のところ、お金持ちで人から好かれることもあれば貧乏で嫌われている人もいるわけで、
「お金持ちになる=人から嫌われる」
とは限らないのですが、しかし悪口を言うほど、お金持ちを自分が嫌うほど、
この方程式がその人の潜在意識下で確固たるものになっていく。
確固たるものになればなるほど、
「人から嫌われたくない以上、お金を手に入れるわけにはいかない」
となっていく。
その潜在意識下の「お金を手に入れるわけにはいかない」という思考が現実になるので、お金を引き寄せることができなくなる。
これは潜在意識下で起きることなので、自分でも自分が、
「言った悪口が返ってくるのが怖いから、それを避けるためにお金を手にしようとしていないのだ」
ということにはなかなか気づきません。
気づかないので顕在意識上では(意識の上では)
「私は本当にお金がほしいと思っているのに、なんでなれないのだろう?」
「望めば潜在意識の力でお金が引き寄せられてくるんじゃなかったの?」
と感じてしまいます。
お金を引き寄せるために、その方程式を崩す
お金の悪口を言うほどに、
「お金持ち=人から嫌われる」
この潜在意識下の方程式が強固になっていき、お金を引き寄せることが難しくなりますので、まずはこの方程式を崩すことが大切。
つまり、お金の悪口を言わないことが大切となります。
悪く言うのをやめれば、そのぶん悪く言われるのが怖いという気持ちも減っていきます。
自分がお金・お金持ちを嫌うのをやめるほどに、方程式は崩れていく。
「嫌われる人は金持ちでも貧乏でも嫌われるし、好かれる人は金持ちでも貧乏でも嫌われるよね?」
「なんだ、金持ちと嫌われるってことに関係はなかったわ。じゃ、嫌われることを恐れてお金を避ける必要ないじゃない」
ということに気づいていきます。
気づく、というのは、
「頭でそう理解している(顕在意識上ではわかっているというレベル)」
ではなく、
「潜在意識がそう思うようになる(潜在意識下までそれを落とし込めているレベル)」
ということです。
頭で理解しています、という程度のレベルだと潜在意識のほうが勝ちますので、
あくまでも潜在意識にまで落とし込むことが大事。
それができれば自然とお金を恐れる気持ちがなくなり、お金の引き寄せがうまくなっていきます。
こういう長々とした理屈は避けて、
「悪口を言うとお金に嫌われる。お金が聞いているから控えましょう」
と表現する人もいます。
物質に意志が宿っていると思う方はこういう表現のほうが好きで納得がいくかもしれません。
「お金は紙やん、ただのモノが言葉を聞いたり人を嫌ったりするかいな」
と、そういった表現ではどうにもしっくりこない…という方は上で説明したように、
「あぁ、悪口を言うと言った分だけ言われるのが怖くなる心理が働くから、やめとけよってことね」
と解釈していただくとわかりやすいと思います。
お金を嫌ったぶんだけ、潜在意識に嫌われることへの怯えが募る。
お金を引き寄せたいならお金の悪口を言わないようにしてみて。
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引き寄せの法則だと、断捨離をすると良いというのは本当か?
今回は、断捨離についてのお話です。
断捨離すると望むものを上手に引き寄せられるようになるよ!
と言われることもありますが、私もぜひぜひ、
引き寄せの法則を実践しているのならば断捨離をやったほうがいいと思います。
その理由についてご説明していきます。
貧乏な人ほど断捨離できない(物が多い)のはなぜ?
以前、テレビで舞台美術の担当の方が、
「貧乏人の家を作るときは、あちこちにごちゃごちゃ物をたくさん置く。
お金持ちの家を作るときは、余計なものは置かない。
ピンポイントで高級そうなインテリアをひとつ置くとかします。
実際、お金持ちの家ってものが少ないです」
とお話していたことがありました。
それを聞いたとき、
「たたたたたた、確かに!!(゚Д゚;)」
と思ったのを覚えています。
一見、貧乏なら物を買うお金がなくて物はあまり持っていなさそうなものなのに、
なぜか貧乏な人のほうが持っている…。
これってなぜでしょう?
損したくないという思考が貧乏にさせる
なぜかというとこれ、
「私は貧乏だからお金を損したくない」
という思考が原因だと思います。
損したくないと思っていれば、当然出費は減らしたいと考えますよね。
無意識に安いものを求める…、つまり、潜在意識が「安さ」にフォーカスしはじめます。
そうなると、「激安!」といった言葉にすごく敏感に反応するようになります。
見つけると、潜在意識が「求めているものを見つけた!」となるのでつい、
「わぁ、安い!」
と飛びついてしまったりする。
これって、よくよく考えると実はすっごく損をしていると思います。
たとえば1万円の服が2000円で売ってた!というとき。
つい人ってそれを買って、
「わー、8000円も得をした!」
と考えがちなのですが、その服が本当に心から欲しいものではないのならば、
特に必要もないものに2000円使ったので、実質2000円の損ですよね。
でもそれに気づかないと繰り返してしまい、お金がどんどん減っていく。
自己保有効果が働き断捨離できない
で、
「本当は欲しくなかったと気づいたなら、捨てるなり売るなりすればいいじゃない。
そこで断捨離だ!」
となるかというと、これも難しい。
損をしたくないという思考が強い人は、自己保有効果が強く働きます。
自己保有効果とはなにかというと、
「一度手にしたものを手放したくない。
手放すことで、自分のものがなくなった、損をした」
という気持ちになることを言います。
それでつい、
「そのうち使うかもしれないし…」
ととっておくのですが、実際にはまず使わない。
そしてすでに家にあることを忘れてまた同じものを買っちゃったりとか…。
そしてまた買ったものも「失いたくない!損したくない!」という保有効果で捨てられない。
こうして、
「私は貧乏だから損をしたくない」
という思考がどんどん物を引き寄せ、しかも引き寄せたものは手放せず…と物が多くなっていく。
これが「貧乏人の家には物が多い」ってことの理由かなと思います。
断捨離をして、すでに金持ちであるかのようにふるまう
よく引き寄せの法則では、
「お金持ちになりたいなら、もうお金持ちになったつもりで振る舞え」
と言いますよね。
そして、お金持ちの家には物が少ないんでしたよね。
ならば断捨離をして、まずお金持ちの家に近づけてみてはいかがでしょうか?
つい、
「安いものを買ってきりつめよう、損をしないようにしよう」
「そうしたらお金が浮いてお金が増える」
と考えるのですが、実際には上に書いたようにむしろ損をしていくので、
最初に「損したくない」という思考を手放してしまうこと、
そういう思考で抱え込んでしまったものを、手放してしまうことが大切だと思います。
お金持ちが住むかのような物の少ない家で、お金持ちになったつもりでいると、
徐々にものの考え方や視点が今までとは違って、
「お金持ちが見る目線」
へと変わります。
潜在意識は「激安!」って言葉には反応しなくなっていきます。
だって、お金持ちなら激安じゃなくても変えるのだからそういった情報は不要ですからね。
なので目に入ってこなくなり、余計な出費をしなくなる。
もし買っちゃっても、
「あらいけない。これを置いておいても得にはならないので売ってしまいましょう」
という判断ができるので、売らずに抱え込んで1円にもならない…というよりも得をするようになる。
これの繰り返しで無駄な出費が減り、本当にお金が増えていきます。
ということで、ぜひいらないものを手放してみてはいかがでしょうか?
家の中の使っていないものを見て、
「私、お金持ちだったとしたらこれを手放すものか!ってこだわるかなぁ?」
と考えてみてください。
そうしていらないものは思い切って処分!
もったいなくはないですよ、そのまま持っているほうが損をしますので、
お金を引き寄せるために、断捨離してみてくださいね(*´ω`*)
断捨離で、お金持ちの部屋に近づける。
「私は貧乏」という思考で引き寄せたものを、思い切って手放してみて。
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周りがバカばっかりに見える心理とは?
今回は人間関係について。
特に、
「周りの人たちがバカばっかりで疲れる…」
と思っている方にむけてのお話です。
まず確認してほしいことは、
「自分の劣等感は強くないかな?」
ということです。
自分に自信がなくて、誰かがうまくいっていたり、自分より上手にできることがあると、
「それに比べてどうせ私なんて…」
とつい思ってしまう。
そんなことはないでしょうか?
あるとしたら、こんなこともあるはずです。
誰かが失敗しているのを見るとホッとしたり、自分のほうが優れていると思える部分があると、
なんだか安心できたり、いい気分になれたり…。
そう、優越感に浸ることがある。
劣等感が強い、自信がない…。
そういう方はその劣等感を紛らわすための優越感も強いです。
つまり、
「人をバカにしたい」
「人に自分よりも劣っていてほしい」
という願望(思考)が強い、ということ。
バカばっかりで疲れるうちは優越感を抱ける
これは潜在意識下で、
「人の嫌な部分・未熟な部分を見たい。
そうすれば『こいつバカだな~』って、相手をバカにして優越感を感じられる」
と思考している状態です。
(潜在意識下で自分がそのように思考していることに気づかない人も多いです)
なのであなたの目には、相手の劣っている部分が目に留まる。
誰かがAはできてBはできない、というとき、あなたは「Bができない」というところに無意識に注目し、そこしか見ることができなくなったりする。
そうして「バカだなー」と思う。
バカだなー、と思うことができたので、ひっそりと優越感を感じることができる。
相手がバカであることに腹を立てながらも、
「こうして腹を立てられるということは、私が相手よりもバカじゃないってことだよね」
という安心感、優越感、心の底にありませんか?
こうなると、腹を立てるのをやめられなくなります。
まわりに腹を立てるのをやめる
↓
まわりをバカにするのをやめるということ
↓
バカにするのをやめたら、自分のほうがマシだという優越感を感じられなくなる
↓
優越感を感じることでごまかしていた劣等感と直接向き合うはめになる
↑こういう感じ。
劣等感と向き合いたくない以上は、周りに腹を立て続けるしかなくなってしまうんです。
潜在意識下でこういうことが起きているのだな、ということに自分で気づいていないと、
「なぜ私のまわりにはバカが多いのかしら?」
「私はぜんぜんそんなこと望んでないのに…」
と思えてしまいます。
まるで現実に、周りの人間に、問題があるかのように思えてしまう。
けれど実は自分の、
「まわりにバカであってほしい(そして私を安心させて)という思考」
が、
「まわりがバカにしか見えないという現実」
を作り上げている。
自分の思考が引き寄せたこと、なんです。
まわりがバカであってくれないと、自分に価値を感じられない…。
バカなまわりを、結局は自分が必要としている…ということ。
「バカを変えるには?」ではなく「劣等感をどうするか?」
こういった状況を変えたいのであれば、
「現実を変えよう、周りからバカを減らすにはどうすればいい?」
と考えるよりも、
「自分の劣等感をなんとかしよう」
と自分の内側に目を向けることのほうが大切になってくると思います。
引き寄せでは思考が現実になりますから、
「私はしっかりと、自分の自信のなさを克服したいのだ!」
「優越感を感じることで劣等感をごまかす、この生き方を変えるのだ!」
と思えばそれは現実になります。
大事なのは、いかに周りを変えるか?ではなく、この決断ができるかどうか?ではないでしょうか。
できるなら必ず、まわりからバカが減っていくはずですよ。
そして、もしあなたが誰かにバカにされることに苦しんでいるのなら。
真に受けて、
「私はだめなんだろうか…」
なんて思う必要はない、ということも覚えておいてほしいです。
誰かにバカにされたときには、
「この人は、劣等感が強いからそうしているのだな~」
と思ってみてください。
相手の劣等感が強いことは、相手の問題だし、責任です。
あなたには問題も責任もないのですから、自分を責める必要はないです。
周りがバカばっかりで疲れるのは、
バカばっかりに囲まれて疲れているうちは安心できるから。
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幸せになれないことを求めてはいないか?
今回は、
「引き寄せで幸せになりたいと思って実践しはじめたのに何も変わらない…。
どうして私は幸せになれないの?」
と思っている方へのお話です。
「幸せになるわけにはいかない」という思考
どうしてか、幸せになりたいのになれない。
これがなぜかというと、
「本当はそんなに、幸せになりたいと思っていないから」
です。
思考が現実になる法則なので、本当に幸せになるんだ!と思考しているのであれば、なれるはず。
そうはならない…というのは、やっぱりこれは「そうは思考していない」ことが原因。
「…そうかな…?私、本当に本当に幸せになりたいと思ってるはずだけど…」
と思う方もいるかもしれません。
でも、もしかしてあなたの心の中には、こんな気持ちがありませんか?
「幸せになったら、他者から憐れんでもらえない」
「不幸でいることをやめたら、あの人を許したことになる」
という気持ち。
これは私にも経験があります。
私は長年、
「母から虐待を受けたせいで私は不幸になった。悪いのは母だ」
と思っていました。
そして、その考えを誰かに肯定してもらいたかったです。
自分が不幸でいる間は、周りは、
「悪いのはあなたの母よ、かわいそうに」
ときっと言ってくれる。
でも不幸でいることをやめたら、私は周りから憐れんでもらえなくなる。
幸せになってしまったら、母のせいでこうなったと母を責められなくなる。
私は母がどれだけ悪い人間かを主張したい、証明したい。
そのためには、不幸でいなければならない…。
これってつまり根底では、
「(あの人を責めるためには)幸せになるわけにはいかない」
と思考しているということ。
なので幸せになれない。
どうでしょう?
じーっと自分の心の内側を見つめたとき、
「あぁ…。…確かに、私は人からかわいそうにって言ってもらいたいっていう気持ちがあるなぁ」
というふうに、思い当たることがあるのではないでしょうか。
だとしたら、幸せになれない原因はそこにあると思います。
幸せになれるために、まずその気持ちを認めて
もしあるのならば、
「ああ、私は憐れまれたいと望んでいるのだなあ」
と認めてほしいなと思います。
ここでつい、
「ふん、私、そんなこと思うような未熟な人間じゃないですけど?」
とつい意地を張っちゃう人もいるかもしれないけれど、
私は特に、憐れまれたいと思うのは未熟なことでもなんでもないと思うんです。
だって、楽しいことでも嫌なことでも、
自分が何かを感じたときって人に共感してほしいものじゃないでしょうか。
こんな楽しいことがあったよ!と言って、
それは良かったねー!と返ってくれば嬉しいから返ってきてほしい。
こんな辛いことがあった…と話して、それは辛かったね…と返ってくれば、
癒されるような気持ちがしますよね、だからそう返ってきてほしい。
そうして、
「自分の感じたことに共感してほしい」
と感じるのは、すっごく人として自然なことで、未熟だなんてことは全然ないと思います。
なので、心の中に「憐れまれたい」って気持ちがあるなら、
「そうそう、だって、共感ってしてほしいものじゃない。
自然な心理として私だってそう思うよ?」
と胸を張って認めてほしいです。
人が納得するさまを見て自分が納得したい
ただ、
「共感してほしいな、してもらえたら嬉しいな」
というだけならとても自然なんだけど、
「共感してもらわねば気が済まない」
くらい強い思いになっているとしたら…そこまでいくとさっき話した、
「幸せになってしまったら共感してもらえなくなる(憐れんでもらえなくなる)」
になっちゃって、自分が幸せになれないです。
でも、どうしてそもそも「共感してもらえたら嬉しいな」が、
「共感してもらえないと納得できない」みたいに強くなっちゃうんでしょう?
私、そこまで強く思うのは、
「本当はそこまで自分のことをかわいそうだと思っていないから」
だと思うんです。
え、どういうこと…?と思ったかもしれないけど、うーん、例えば…。
やたら自分の意見を押し付けてくる人っていますよね?
「そう思っているのはわかったけど、誰もがあなたと同じ考えじゃないから…」
とこっちとしては言いたいけど、向こうはこっちが「そうだね」と自分の意見に納得するまで譲る気はない!みたいな人。
これ、なんでここまで必死に自分の意見を押し通そうとするかというと、
「本当は自分の言っていることが正しいという自信がないから」
なんですね。
本当に心の底から自分の意見に自信を持っているというとき、
人は誰かから「それは違うよ」と言われても、そんなに動じないものなんです。
「いろんな意見の人がいるから、中には違うと思う人もいるだろうけど、私にとってはそうなんだよ」
と自信を持っているので揺るがない。
(これは「ふん、絶対に私の方が正しいもんね!」と意固地になってるのとは違います。
相手にも相手の意見があるのだなと相手を尊重したうえで、「私はそうは思わないな」と自信を持って思える、という意味です)
けれど自信がないと「私はそうは思わない」と言われたときにひどく動揺してしまう。
ついつい「なんで、どうして?だってこうだし、ああだし…」と相手を説得にかかる。
そうして相手が「そうだね」と言うと、そこでやっと安心する。
自分ひとりでは自分の考え方に自信が持てない、納得ができないので、
他者が納得するさまを通じて、自分を納得させたいという心理が働くため、ついムキになってしまいます。
自分が安心するために他者の同意が必要なので、
「共感してもらわないと気が済まない」
となっちゃうんですね。
同じように、
「幸せになってしまったら、憐れんでもらえなくなる」
…つまり、憐れんでもらえないと気が済まない、というほどに、
他者から「かわいそうね」という同意を求めているというとき、
そのように他者を通じてしか自分がかわいそうだと納得できない、というとき、
それはあなたが心の底からは「私はかわいそう」という自分の意見に自信を持てていないからじゃないかと思います。
私はかわいそうだ、という自分の意見に自信を持って
私はあの人のせいでこうなった、と思うとき、どこか心の別の部分で、
「でもそうやって人のせいにするの良くないよね」
「でももっと辛い思いしてる人って世の中にいっぱいいるし…」
「人が幸せになるためには誰かを恨んではいけないんだ、私のしていることは悪いことだ」
とか自分の恨みにブレーキをかけたり、
「こうして人のせいにしていることを、他者から非難されたらどうしよう」
「誰もが同情してくれるわけじゃないかもしんない…」
とか心配したり、していないでしょうか。
これは、確固とした「私はかわいそう」という信念がない状態。
いま、
「え。でも…自分はかわいそうだなんてことに確信を持っていいの?」
と思った方は、自分をかわいそうだと思い切れていない人。
「そう思うのは悪いことだ」
という観念が、私はかわいそうという本心を邪魔している。
なので心の底から自分の感じたいこと「私はかわいそう」を感じ切れない。
自分では感じ切れないから、他者の手を借り感じさせてもらおうとするところから抜け出せない。
「憐れんでもらいたい」
この思いを手放し、幸せになるためには私は、
「誰に何と言われようが、私はかわいそうなのだ」
と認めることが大事なんじゃないかなと思うんです。
たとえば映画を見てあなたがそれを面白いと感じたなら、
それは誰が「あの映画クソだ」とこき下ろそうが、
「でも、私は面白いと思ったよ」
と思うのはなにも悪いことじゃないのと同じ。
誰があなたをかわいそうじゃないと言っても、
「でも、私はかわいそうだと思うよ」
と、徹底的に自分の意見を尊重してあげてほしいんです。
おかしな言い方だと思うかもしれないけれど、
あなたにはもっともっと、自分はかわいそうという意見に自信を持ってほしい。
徹底的に、自分で自分に共感してほしい。
心の底から自分を憐れんでほしい。
納得がいくまで私はかわいそうという思いを感じてほしい。
絶対にそうなのだ、と強く確信を持ってほしい。
するとそこから「幸せになろう」という思考が生まれる
昨日の記事で、
「しっかりと『私は自分が嫌いだ』と認めると、
嫌いだという事実を見て見ぬふりしていたときよりも、結果的に自分を好きになる」
というお話をしたのですが、今回も同じ。
しっかりと『私はかわいそうだ』と認めるとそこから、
「もう『私はかわいそう』ということに満足がいった」
と思うときがきます。
「そう?本当に満足が行く日なんて来るの?」
って思うかもしれないけれど、来ますよ。
大丈夫です、来ます。
これなんでかっていうと…、やっぱり人っていつまでも自分のことをかわいそうとは思っていられないものなんですね。
どうしたって「幸せになりたい」という本能のほうが勝つので、
「もうそろそろ『かわいそう』はいいわ」
となる。
かわいそう、ということに「飽きてくる」っていうかんじでしょうか。
飽きと感じるのは私の個人的な感覚でそういうふうには感じない人もいるかもしれないけど、
私としては「飽きる」って表現が近いかなと思います。
好きなものが食べられないとずっとそれを食べたい食べたいと思い続けちゃうけど、
毎日それを食べていると、
「もう飽きたわ」
「体のために他のものも食べたいわい」
みたいに絶対なりますよね。
それと似てるというか、もうほとほと「かわいそう」には飽きたので、そろそろ幸せになろうか、となるんです。
つまり、もう自分がかわいそうということを「他者に肯定してもらいたい」という思いが消える。
「不幸でいることで相手に悪いと認めさせたい」
という思いが消える。
自分ひとりで、
「自分は不幸だ、相手が間違っているのだ」
と感じることができるようになったのだから、もう他者の助けはいらなくなる。
そこから、
「もう満足した。そろそろ幸せになろう」
というところに思考が移る。
それが本当の「幸せになりたい」という思考。
憐れんでほしい、不幸でいたい、そういう思考が混ざっていない純粋な、幸せを望む思考。
この思考は現実になります。
それが引き寄せですから、必ず幸せになれます。
幸せになるためにまず、「私はかわいそうなのだ」と自分で認めてあげて。
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引き寄せとか潜在意識とか嘘くさい・胡散臭い?
今日は、
「なんか引き寄せとかって嘘くさいってゆーか、なんの根拠があって言ってんの…」
という気持ちがあるという方へ向けてのお話です。
正直なところ、引き寄せを信じている方の中にも、
「潜在意識の力で願いが叶うならそうであってほしいけど…。
うぅ…信じたいとは思うけど、心の底ではなんか嘘くさいって思う気持ちもあって信じ切れない!」
っていう方もいるんじゃないかと思います。
ではではそんな方へ向けて、マザー・テレサの言葉をご紹介。
(マザー・テレサが言ったんじゃないというお話もありますが)
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
これはつまりめっちゃ短くまとめると、
「思考に気をつけなさい、それは運命になるから」
ってことになりますね。
逆に考えると、
「私は物事がうまくいかない運命なんだろうか…」
と思っている方の、そのうまくいかない運命の発端は自分の思考だ、ということです。
引き寄せで思考が現実化されていくのは、実はごく当然なこと
「思考が現実になります」
「あなたの言葉が、あなたの運命を形作っていくのです」
これだけ聞くと、
「いや思考が現実になるわけないやん」
「なんで言葉が運命作るねん」
みたいに思うかもしれませんが、
引き寄せで思考が現実化していくというのは、実は自然なことで不思議でもなんでもないんですね。
まず、人はなにかを思考すると、無意識にそれに関することを口にします。
金ないなーと思ってれば「あ~、金ないなー」とかつい口に出ちゃいますよね。
そして、こういう言葉を繰り返していると今度はそれが行動に出てくる。
お金がないなら節約しよう、節約しよう、と財布の紐を引き締める行動に出たりしますよね。
そうしてその行動を何度も繰り返していると、習慣化して根付いていく。
いつでもどこでも、なるべく出費をしないようになってくる。
それが板について「けち」という性格となっていく。
性格として確立してしまうと、もうなかなか簡単には変えられなくなります。
24時間365日、元の思考「お金がない」に基づく言葉、行動を取るので、さらに習慣づいて性格は固定されていきます。
もはや「お金がなくてケチる自分」というものは、自分の力でもどうしようもなくなる。
まるでもう抗えない運命とも思えるような強力なものになります。
↑これが引き寄せで思考したことが現実化する順番です。
多くの方は、最後のほうの「性格」や「運命」を嘆いてしまうんですね、
「私はなぜこんな性格なのだろう」
「もともと恵まれない運命なのだろうか」
と。
でも、なぜこんな性格なのか?
ひとつ戻ると、
「なぜなら、あなたがそういう性格になるような習慣を身につけているから」
です。
では、なぜその習慣を身に着けているのか?
なぜなら、あなたが習慣づくほどその行動を繰り返し取ったから。
なぜその行動を取ったのか?
なぜなら、あなたがその行動を取ってしまうほどそれに関する言葉を口にしたから。
なぜそれに関する言葉を口にしたのか?
なぜなら、あなたがその言葉を口にしてしまうような思考をしていたから。
どうでしょう、こう考えると、
「はー。現実の発端は思考や…。確かに思考が現実になってるな」
と思えるかな?と思います。
引き寄せは物事を根本から改善するための方法である
引き寄せでよくアファメーションと言いますが、これは言葉を変えなさいってことですよね。
このうちの②を変えようというもの。
「①思考→②言葉」
これは間違っていないし、思考したことは自然と言葉に出てしまうというのは本当なのですが、
ただ人間の脳って、言葉にしたことが思考に影響を与える、というふうに、
「②言葉→①思考」
とも働いています。
たとえば、自分は最初はそうは思ってなくても、何度も同じことを聞かされているうちにだんだんと、
「そうかも…」
と思えてきて自分の思考がそう変わることがあります。
CMとかもそうかな、何度も同じCMソング(言葉)とか聞いてると、
なんか気づくとそれ覚えちゃって頭から離れない(思考してしまう)とかもありますよね。
「①思考→②言葉」と同時に「②言葉→①思考」でもあるし、
②言葉を変えると①も変わりますよ、ということでアファメーションがあります。
思考🔄言葉と互いに作用しあっている。
で、同じように、「②言葉→③行動」でもあるけれど逆に「③行動→②言葉」でもあり、
ここも「言葉🔄行動」と、繰り返して強化しあっている。
別の部分も同じです。
なので正確には、
思考🔄言葉🔄行動🔄習慣🔄性格🔄運命🔄思考🔄言葉🔄行動🔄習慣🔄性格🔄運命………
みたいな感じかな、ずっと作用しあって強めあって続いていっています。
この連鎖を変えましょうというのが引き寄せです。
「⑤性格を変えたい」
「⑥運命を変えたい」
と、わりと最後のほうをいきなり変えようとする方がどうしても多いのですが、
「それよりさ、その⑤や⑥を生んでる①をどうにかするほうが結果的に早くて確実じゃね?」
というのが引き寄せ。
お店にクレーム入ったときとか、そのクレームにだけ注目してなんとかしなきゃと対処するより、
なぜそのクレームが来たのか?と原因をつきとめ改善したほうが今後同じクレームは来ないのと同じかな、
表面化してきた問題に注目するよりは、底に潜んでいる問題の原因を見つけて変えたほうが根本的解決になりますよね。
なので、
「①思考を変えましょう、思考を変えれば現実が変わってきます」
と言われています。
いかがでしょうか?
ただ「思考は現実化する!」と言われたときよりもなるほどと思っていただけてれば嬉しいです(*´ω`*)
「思考の現実化」をより詳しく表すと、思考🔄言葉🔄行動🔄習慣🔄性格🔄運命、です。
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効果がない方は「できますように」と言っていないか?
今回はアファメーションの効果がないと思っている方へ向けてのお話です。
アファメーションで唱える言葉は基本的に自由ではあるのですが、
「○○できますように」
「○○してくれますように」
という言葉は、入れないほうがよいと思います。
(よく言われることだから、聞いたことのある方も多いかも?)
なぜかというとこういう言葉って、
「自分にはできないと思っているときに出る言葉」
だからです。
たとえばあなたは、
「明日の朝起きたら、顔を洗えますように…」
「そのあと、ちゃんと着替えができますように…」
とか考えたことはないと思いますが、これがなぜかというと、
「そんなことは自分の力でできて当然」
と思ってるからですよね。
対して、自分の力ではできないと思っていること…受験の合格とか、そういうことになると自信がなくなるので、
「合格できますように…」
という言い方になります。
あまりはっきり普段は意識しないかもしれませんが、「できますように」というのは心理下で、
「私にはそれをする自信がない」と認めているときに出る言葉です。
できますように、できますように…と何度も唱えるのは、
「それをする自信がありません、それをする自信がありません」
と唱えているような感じなんですね。
自信のなさが強化されるので効果が出ない
前に「行動が動機を強化する」というお話をしたことがあります。
習い事をさぼると次にますます行きたくなくなってしまうのは、
「習い事をさぼる」という行動を取ることにより、そのさぼるという行動を取る動機となった思考…、
つまり「私は習い事に行きたくない」という思考が強くなってしまうからです。
①行きたくないという思考が生まれて、
②さぼるという行動を取ると、
③その行動によって「行きたくない」という思考(動機)が強化され、ますます行きたくないという思考が強まり、
④もっとさぼりたくなってしまう
ですね。
これと同じことが「できますように」と唱えたときにも起こります。
①できる自信がないという思考があるので、
②「できますように」と口にするという行動を取ると、
③その行動によって自信のなさが強化され、ますますできる自信がなくなり、
④またできますようにと言ってしまう
という感じです。
このような感じで、
「できますように、できますように」
と唱えるほどに、その動機となっている思考、
「私は自信がない、私は自信がない」
のほうが強くなってしまいそれが現実化され、
「アファメーションを唱えたら、唱える前よりもやる気がなくなった、物事がうまくいかなくなった」
という方もいます。
で、ここで、
「アファメーションをちゃんとやったけど効果なかった!」
と思ってしまう方もいるのですが、いやいや、効果はありますよー。
だって、唱えることでうまくいかなくなったり、やる気がなくなったりしたんですよね?
それって「うまくやる自信がない」と唱えることで、ちゃんともっとうまくやる自信がなくなって、
ちゃんともっとうまくやれない現実につながったのですから、しっかり効果があった、ということです。
ただし、本人の望まない方向に効果が出てしまってはいますが…。
ただこれは、
「あら、うっかり望まないことが強化されるような唱え方しちゃったな」
「えっ、できる自信がない、って唱えてたようなもんだったんだ!しまったなー。
でもこれで効果あるってことはわかったんだし、今度はちゃんと、
『やる!できる!』って唱えればそれも効くってことがわかったぞ!」
と気づいて言い方を変えればいいだけです。
アファメーションは最初は「そうは思えない」もの
アファメーションというのは、誰かなんとしてくださいとか、どうか○○できますようにといった、
「自分以外のものへのお願い作業」
なわけではありません。
そうではなくて、
「自分の思考の強化作業」
です。
なので「自信がない」というような、強化したくないことをうっかり唱えるとそれも強化されてしまいます。
あくまでもアファメーションでは、「これから強くしていきたい思考」を唱えてください。
「私は合格できる。その自信がある!」
などです。
ここで、
「でも、そうは思えません…」
と言いたくなった方もいると思うのですが、はい、最初はそう思えなくていいんですよ。
そうは思えないってことは「自信がある」というのが弱い思考だからですよね。
弱い思考だからこそ、強化作業で強くするんですから、最初はその思考は弱いのが当たり前。
最初から強いならわざわざアファメーションで強化する必要はないので、最初は「そうは思えない」というのが正解です。
えーと、体力がないならウォーキングして体力つけましょう、みたいな感じです。
もともと体力あるなら別にウォーキング必要ないので、最初は体力がないからこそそれをしますよね。
「体力づくりのためにウォーキングしましょう」
という提案に、
「でも、体力ないので…」
とウォーキングをしないでいるとずっと体力がないままなのと同じで、
「でも、そうは思えないので…」
と思考の強化作業を行わないと、ずっと自信があるという思考は強くならずじまい…となってしまいます。
「これは、思考を強くするための脳内ウォーキングなんだ!」
というふうに考えてみてください。
体力と同じで、思考も繰り返していくことで必ず強くなりますよ。
アファメーションは自分の思考の強化作業。
強化したくないことを唱えてしまうと、それも強化されてしまうので気をつけて。
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潜在意識は「周りの5人の平均値」を取る
今回は、引き寄せの法則と人間関係にはどのような関係があるのかについてです。
あなたが長い時間付き合っているのは誰?
まず、あなたがよく一緒にいる人5人の名前を挙げてみてください。
「仲良く付き合っている人」
ではなくて、
「長い時間付き合っている人」
の名前です。
たとえば会社でずーっと上司と一緒にいる、まぁ大嫌いなんだけどね…というとき、
仲は悪くても付き合っている時間は長いですよね。
仲は良いけれど滅多に会わないというような人ではなく、
あくまでも付き合いの時間が長い人、の名前をあげてみてください。
…5人書きましたか?
その5人の収入や業績、交友関係などなど…そういったものの平均値を取った存在、それがあなたです。
否応なしに平均値が引き寄せられてしまう
これは、本人の意志とは関係なく自然とそうなっていきます。
人の潜在意識には、
「その場に適応しないと生きていけない、周りに馴染もう」
とする働きがありますので、自分でも気づかないうち、無意識のうちに、
よく付き合っている人間と似た自分へと変化してしまうんです。
よく、
「成功したいなら付き合う人間を変えなさい」
とか言いますがこれは本当にその通り。
自分より優れている、成功している、という人たちと付き合っていると、
あなたの潜在意識はその人たちにあなたを合わせようとします。
そのため、自分でも気づかないうちに押し上げられてその人たちに近づいていきます。
「良い人間関係を引き寄せるぞー!」
なんて意気込まなくても、潜在意識が勝手にいまより高い平均値を引き寄せてくれます。
しかし逆に、もしあなたがいまどんな成功をおさめていたとしても、
付き合う人間を自分よりランクの低い人たちに変えると、
自然と自分もそれに合わせてどんどん物事がうまくいかなくなります。
そうして人間は周りとのバランスを、無意識に取ってしまいます。
潜在意識の平均値を上げるためにやってほしいこと
こういうことが起こりますから、とにかくまずは、
足を引っ張ったりなどの悪影響を及ぼしてくるような人との関係をなんとかすることが大切。
そういう人との付き合いが多いと、どうしても自分の平均値が低くなります。
なので、以下のことをやってみてください。
人付き合い改善ステップ1
まずはあなたがいま生活しているなかで、よく一緒に時間を過ごす人の名前を書き出してみてください。
さきほども言ったのですが、その相手のことが好きか嫌いかは関係ありません。
付き合いの時間が長いか短いかのほうが重要です。
長いというと、家族や職場の人、親しい友人でしょうか。
そういう人たちの名前をずらっと紙に書いてください。
人付き合い改善ステップ2
次にその人たちの名前を、
①自分に良い影響を与えてくれそうな人
②自分に悪い影響を及ぼしそうな人
のふたつに分類してみてください。
自分を励ましたり叱咤してくれるとか、あなたから見て「向上心があっていいなあ!」と思えるような人は①
逆にいつも悪口を言っているとか、怠け者だな~と感じる人は②に分類します。
人付き合い改善ステップ3
では、ステップ2で②に分類された人…その人たちとの関わりを減らすにはどうすればいいか?
について、具体的に書き出してみてください。
いつも長電話に付き合わされて愚痴を聞かされる…という相手には、
「その人からの電話は取らないようにする、留守電にしてしまう」
などなど…。
家族などの場合には難しいところもあるかもしれませんが、それでも極力一緒にいる時間を減らす工夫をしてみてください。
「付き合いだから」と我慢してその人と付き合っているとどんどん、
自分では無自覚のうちにその人に似てきてしまいます。
「②自分に悪い影響を及ぼしそうな人」
に分類されたのが家族でもなんでも、関係はありません。
勇気を出して関わりを減らす決断をしてください。
そして、その人たちとの関りを減らしたぶん、①自分に良い影響を与えてくれそうな人との関りを持つようにする。
これであなたの潜在意識はあらたな5人に適応しようとしますので、あとは自然にあなたは押し上げられていきます。
努力して上に上がろう!と思って必死に這い上がる必要はなく、
潜在意識があなたを勝手に、自然に、気づかないうちに上に押し上げてくれますよ。
人は、近しい人間5人の平均的存在となるようにできている。
自分を成長させたいときは付き合う5人を変えてみて。
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