断言法で、潜在意識を目覚めさせる

ノート

 

潜在意識が願いを叶えてくれる「断言法」とは?

 

今回は「断言法」についてです。

断言法とは、潜在意識の力を活性化させて自分の願いを叶えることができると言われている方法です。

具体的にはどのようなやり方なのか?とか、本当に効果はあるのか?などについてお話していきます。

 

 

断言法の具体的なやり方とポイントについて

 

まず断言法の具体的なやり方と、やる際のポイントについてです。

 

★断言法のやり方★

①最初に、視覚化ができる目標を決める。

②目標を決めたら1日に1回、その目標を15回紙に書く。

書く際のポイントは以下のとおり。

 

書く目標は1つではなく、複数であっても良い。

 

書く際には「私は○○をする・なる・果たす」という書き方をすること。

たとえばあなたに画家になりたいという目標がある場合、

「私は画家になりたい」と書くのではなく「私は画家になる」と書く。

 

毎日続けねばならないということはなく、数日間の休みを挟んでも効果はある。

 

書いたものを保存しておくか捨てるかは自由。

 

手書きではなく、スマホやパソコンに打ち込むのでもOK。

 

書く際には、半信半疑の状態で行っても構わない。

 

書く数は15回としているがこれは一応の数でしかないので、実際には15回より多くても少なくても良い。

 

目標達成に行きつくまでにはさまざまな道筋があるので、少し幅を持たせて書いた方が良い。

「今月末までに〇〇する」というふうに期日を断言したり、

「お金を『宝くじを当てることによって』手に入れる」というふうに手段を断言しないこと。

 

すぐに効果が出なかったからといって「意味がない」と決めつけず、6か月以上は続けるつもりで行う

 

この断言法を行うことによって、まるで魔法のごとく不思議な偶然が重なり始め、

「到底無理だ」と思うような目標でも達成されてしまう…ということなのですが、

はてさて、この断言法に本当に効果はあるのか?というと、効果はちゃんとあると思います。

これってアファメーションの「書くバージョン」ですね。

では、ひとつずつ説明していきます。

 

 

断言法のステップ1「視覚化できる目標にする」

 

断言法のステップ1は、

「まず、視覚化ができる目標を決める」

ということです。

ここはとっても大切な部分だと思います。

 

 

視覚化ができる目標とはどういうことかというと、具体的な目標のことだと思ってください。

「私は幸せになる」

「私は愛される」

といったものですと漠然としていますよね、「幸せ・愛」というものを視覚で見ることができるわけではありません。

そういった漠然としたものではなくて、

「私は画家になる」

「私はハワイに住む」

などの具体的な目標にしたほうが良いということです。

 

 

潜在意識は漠然とした目標は叶えられない

 

なぜこうして具体的なほうが良いかというと、潜在意識はそんなに頭は良くないため、あまり漠然とした目標では叶えられないためです。

たとえばですが、あなたがレストランの店員さんだったとします。

お店にやってきたお客さんに、

「食べ物をください」

と言われても、

「食べ物って具体的になに?

ちゃんと料理名を言ってくれないと、望むものを出しようがないじゃない…」

と思いますよね。

潜在意識もそれと同じで、単に「幸せ」といった単語だけですと、

「幸せって具体的になに??」

となってしまいます。

なので、幸せの内容をもうちょっと具体的に「画家になること」だとか「ハワイに住むこと」だというふうに明確にします。

 

 

潜在意識の力で願いを叶えたいと思う方は多いものの、願いの内容が漠然としすぎていて、潜在意識がその願いを理解できず叶わない…となっている方も多いのですが、

この断言法ではそのようなことがないように、まず最初にきっちりと「視覚化ができる目標を決める」という作業が入っていますね。

これはとても重要な部分ですので、断言法をするのであればぜひここは省かずにやってほしいなと思います。

 

 

断言法のステップ2「毎日目標を紙に書く」

 

では、視覚化ができる目標をちゃんと決めたらステップ2に移ります。

ステップ2は、

「1日に1回、その目標を15回紙に書く」

というものです。

 

 

「書く」行為は、潜在意識が強く活性化する行為

 

なぜわざわざ紙に書くのかというと、頭の中で漠然と目標について考えているよりも、より強く目標に意識を向けることができるためです。

人間の潜在意識には、

「意識しているものに関する情報を積極的に集める」

という特性があります。

目標を紙に書けば、書く際には自然と目標を意識することになりますので、

そうして意識をすることによって、目標達成の手段を集める方向へと潜在意識を向かわせることができます。

 

 

人が何かを書く際に行う指の動きは、およそ1万種類あると言われています。

脳はその1万種類の動きに対応しようとたくさんの神経を働かせますので、書かないよりも神経が活性化・脳が活性化します。

脳が活性化すると主に、集中力が出るとか、アイディアが出やすくなる、あとは、恐怖心が抑えられて不安を感じにくくなるなんて効果も出てきます。

単に頭の中で目標を意識するだけでも潜在意識は働きはするのですが、

書くことによってさらに、実現に向けての集中力が高くなるとか、実現に向けてのアイディアが出やすくなる、

実現するうえで「どうせ無理なんじゃないの」という恐怖を感じにくくなるという効果まで加わってくるわけですから、断言法っていろいろな効果が得られるお得な方法だと思います(*^^)v

 

 

断言法の効果は自覚できないため、まるで魔法のように感じる

 

ただ、こうして潜在意識が目標に向かう力が強まるといっても、自分ではそれを自覚することはできません。

書いているときに、

「お、私の神経が働いているぅ!」

「わー、集中力がさきほどより8%ほどアップしてるわ!」

とか自分で感じるわけじゃないですよね(;^ω^)

実際にはそういう変化が起こっているわけですけれども、しかし自分ではその変化を自覚することができないままに目標へと近づいていくわけですから、そうなると、

「自分では何もしていないのに書くだけで叶った!断言法ってまるで魔法みたい!」

という感覚になりますよね。

なので、

「断言法を行うと、あたかも魔法のように目標が叶う」

と言われているのだと思いますが、本当に断言法に魔法のパワーが宿っている!とかそういうわけではないですよ~。

 

 

ちなみに過去に行われた調査の結果では、

「目標を紙に書く人は、書かない人よりもおよそ33%ほど目標達成率が高くなる」

ということがわかっています。

 

 

断言法で紙に書く際のポイント9つについて

 

では次に、断言法を行う際のポイントについてです。

9つありますので、ひとつひとつ解説していきます。

 

断言法のポイント①書く目標は複数であってもよい

 

これはそうですね、複数あってもよいです。

よく、

「目標はひとつに絞ったほうが、潜在意識は実現してくれやすくなりますか?」

というご質問を受けるのですが、潜在意識は1つしか叶えられないほどヤワじゃないですよ~。

1つしか叶わないのであれば、それは潜在意識に1つしか叶える能力がないからではなくて、

「1つしか叶わないはずである・多くのものを手にしてはいけない」

という固定観念を潜在意識が叶えるためです。

「複数でも叶う・多くを手に入れてよい」

という観念を持っていれば、潜在意識はその観念も叶えるのでちゃんと複数叶いますよ。

 

 

断言法のポイント②書く際には「私は○○をする」という書き方をする

 

こちらも潜在意識の話になるとよく言われることですね。

「○○になりたい」というとき、多くの方は「なる能力がない」という前提で願います。

なりたい、なりたいというのは、

「なる能力がない、なる能力がない」

と書きつづっているのと同じことになりかねません。

これですと潜在意識が、

「なる能力がないままでいたいってことか~」

と解釈してしまい、ずっと目標が達成できないままになってしまう危険もあります。

そのため、「なる能力はあるのだ!」という前提に立つ意味で「なる・する」とはっきり断言するほうがよいです。

あるいは「なっている・やっている」でもよいですね。

 

 

断言法のポイント③数日間の休みを挟んでもよい

 

少しくらいなら休みを挟んでもよいかと私も思いますが、

「毎日やるのと休み休みやるのと、どっちが効果が高いの?」

と言われれば毎日やったほうが効果は高いですので、毎日できる方はやったほうがよいと思います。

 

 

ただ、中には断言法を毎日やるうちに、

「これをやめたら目標が叶わなくなってしまうのでは…」

という強迫観念にかられ、断言法によって潜在意識が目標に向かう力が強くなるどころか、「叶わなくなる」という恐怖を強くしてしまう方もいます。

こうなると潜在意識はその「叶わなくなる」のほうを叶えようとしてしまい叶わなくなりますので、

毎日やることで強迫観念にかられるくらいなら、休み休み楽しみながらやればよいですね。

 

 

とはいってもさすがに、

「1日書く・5日休む・1日書く・5日休む」

みたいに、断言法を行っていない割合のほうが高くなるとどうかな…?(;´・ω・)

これは潜在意識が目標に向かおうとしない日数のほうが多くなってしまっていますから、割合で言えば、書いている日数のほうを多くしたほうが望ましいです。

 

 

断言法のポイント④書いた紙を保存しても捨ててもよい

 

断言法の目的は、「書く」という作業を通じて潜在意識を活性化させることですので、

書く作業が終わったあとの紙をどうするかというのはその方の自由です。

個人的には、

 

●書いた紙を見直して、

「これだけしっかり断言法に取り組んでいるのだから、私にはできる!」

といった自信や自負を感じられるのであれば保存しておく

 

●書いた紙を見直して、

「実現できなかったらどうしよう、どうしよう…」

というふうに恐怖心が強まるようなら捨ててしまう

 

のがよいと思います。

 

 

断言法のポイント⑤スマホやパソコンに打ち込んでもよい

 

これは、

「書かないのとスマホに打ち込むのならどっちが効果ありますか?」

というのでしたら、スマホに打ち込むほうが効果はあります。

しかし、

「書くのとスマホに打ち込むのならどっちが効果ありますか?」

ならば、書くほうが効果は高いです。

さきほど、

 

何かを書く際に行う指の動きは、およそ1万種類あると言われています。

脳はその1万種類の動きに対応しようとたくさんの神経を働かせますので、書くことで神経が活性化・脳が活性化します。

 

とお話したのですが、手書きのときが1万種類なのに対し、スマホ操作などのときにはたった8種類くらいと言われています。

脳はその8種類の動きに対応すればよいだけなので、そんなに活性化しないんですね。

スマホに打ち込むのでもやらないよりはマシですが、できれば紙に書くことをおすすめします。

 

 

断言法のポイント⑥書く際には半信半疑の状態でもよい

 

最初は、書いた内容を本当に自分に達成できるのか半信半疑でもいいので取り組んでみてください。

断言法を続けることによって潜在意識が活性化していき、それに伴って「自分にならできる、叶う」という確信が深まっていきます。

 

 

けれどこれはあくまでも、

「最初のうちは半信半疑の状態から始めてもいいよ」

という意味であって、

「いつまでもずーっと『どうせできない』と思い続けていても叶うよ」

という意味ではないです。

「いまはまだ本当にできるかどうか不安だけれど(半信半疑だけれど)これから断言法を通じてできるという確信を得たいし、得てやるんだ」

という前向きな気持ちを持って取り組んでほしいと思います。

 

 

断言法のポイント⑦書く回数は15回より多くても少なくてもよい

 

回数は自由です。

一応の回数が15回とされている理由がよくわからないのですが…おそらくは、

 

●あまりにも少ない回数だと、目標を意識する間もなく(潜在意識が活性化する間もなく)終了してしまう

●かといってあまりにも多い回数を書こうとすると大変で、断言法を続けるのが苦痛になってしまう

 

というのが理由なのかなと思います。

重要なのは回数が何回であるか?ということではなく、

「書くときに集中できているのか?(潜在意識に刺激を与えられているのか?)」

ということですから、回数を気にするよりは、自分がちゃんと集中して断言法を行えているのかどうかを気にしたほうがよいです。

集中できているうちは書き、集中力が切れてきたら15回より多くても少なくても終了する、というやり方のほうが効果が見込めそうですね。

 

 

断言法のポイント⑧目標には少し幅を持たせたほうがよい

 

「今月末までに〇〇する」

というふうに期日を断言したり、

「お金を『宝くじを当てることによって』手に入れる」

というふうに手段を断言しないこと…とのことなのですが、

うーん、期日に関しては…私は「絶対にやっちゃいけない」というよりは、ケースバイケースのような気がします。

「いつかきっと、そのうち…」だといつまでもなぁなぁになって叶わないこともありますし、「よし、〇日までにこれをするぞ!」と期限を明確にすることで、潜在意識がその目標にフォーカスしてくれる場合も多々ありますから、

「今度の期末試験で〇円以上取る!」

といった期日つきの目標を書いても悪くはないように思います。

 

 

ただ中には、

「いくら潜在意識がすごいとは言えそりゃ無茶だろ」

みたいな期日を設定する方もいたりとか、期日を過ぎたとたんに、

「もうダメだ、これでお先真っ暗だ」

と一切の気力を失ってしまう方もいますので、そうなりそうなら期日は設定しないほうがいいのかもしれませんね。

やる気を高めるために期日を断言してもいいんだけど、その期日にがんじがらめになるようならばやめておいたほうがいいという感じです。

 

 

個人的には期日を断言しないことよりも、手段を断言しないことのほうが重要に思えます。

たいがい、

「目標を達成するためにはこの手段が有効だ」

と顕在意識上で思っていることってたいして有効じゃなかったりしますので、どの手段が良いかは潜在意識にお任せしてしまったほうが叶いやすいです。

 

 

断言法のポイント⑨6か月以上は続けるつもりで行う

 

これは決して「6か月以上続けないと効果はないぞ」という意味ではありません。

目標の内容によっては数日で達成できることだってありえます。

ただ、最初のほうで例に出した「ハワイに住む」とかだとさすがに数日じゃ難しいでしょうから、こういう場合に、

「数日続けても変わらなかった!断言法なんて意味ないんだ!」

なんて早急な判断を下さず、もう少し長い目で見てやってくださいねって意味で「6か月以上」と言われているのかな?と思います。

 

 

以上で断言法のポイント9つの説明はおしまいです。

「目標を継続的に紙に書く」というのは、潜在意識を活性化させるための非常に良い方法です。

ぜひ試してみてくださいね(*´ω`*)

 

 

継続的に書くことは、潜在意識に良い効果をもたらす。

 

 

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潜在意識の本音を知る方法について

花

 

潜在意識下の本音って、どうやればわかるの?

 

今回は、自分の潜在意識下の本音を知るにはどうすればいいのか?についてです。

以前、潜在意識からの警告という記事でもお話したのですが、

人は顕在意識と潜在意識の間にギャップがあったときにモヤモヤやイライラを感じることがあります。

たとえば、

 

○顕在意識⇒Aさんと仲良くすべきだから仲良くしよう

○潜在意識⇒Aさんなんか嫌いだ、仲良くしたくない

 

というふうに、顕在意識と潜在意識で考えていることが違っているとします。

こういう場合に顕在意識の考えを優先してAさんと仲良くしていると、表面的には、

「仲良くできて嬉しいな、うまくいっているな」

と思うのですが、しかし潜在意識下では(本音では)

「ほんとは仲良くしたくないのに…」

と思っていて納得がいっていないため、その納得のできなさがモヤモヤとして表れてきて、

「なぜだかよくわからないが、モヤモヤする」

というふうになります。

 

 

潜在意識下の本音に気づくと、望む方向へ向かえる

 

このようなときには、無理やり潜在意識下の本音を抑えこんでAさんと仲良くやっていこう…というよりは、

「私は本当は、この人のことが嫌いなのだな。

『人とは仲良くすべきだ、それが良きことなのだからそうせねばならない』

という固定観念に従おうとしていたけれど、本当の本当はそんなことはもうやめたいのだ」

という自分の本音に気づき、

「いかにAさんとうまく距離を取るか?」

ということに注目したほうが、自分の望む方向に向かうことができて人生がうまくいきます。

 

 

モヤモヤを感じたときには、

「おや、顕在意識と潜在意識がズレてるのかな?私は、本当はどうしたいのかな?」

と自分に問いかけてみると、自分の本音に気づけることもありますので、やってみてくださいね。

 

 

…というところまでは以前にお話したことなのですが、ただ、

「私は本当はどうしたいのだろう?と問いかけてみても、自分の潜在意識下の本音に気づくことができません」

という方もいます。

なので今回の記事では、「どうしたいのだろう?」という問いかけではうまくいかないよ…という方に試してみてほしい方法についてお話していきます。

 

 

どうしたい?と問いかけても本音がわからないときには?

 

ではではその方法とは何か?というと、

 

 

 

とにかく片っ端から「私は○○」と言っていく

 

 

 

という方法です。

たとえばあなたが誰かに対して、

「な~んかあの人にモヤモヤするんだよな…なんなんだろうな…。

『私はどうしたい?』と問いかけても本音なんて出てこないぞ…」

と感じていたとします。

そういうときにはとにかくどんどん思いつくままに、

「私は悲しい」

「私は怒っている」

「私は悔しい」

「私は羨ましい」

「私は怖い」

「私は焦っている」

「私は…」

「私は…」

というふうに言っていきます。

 

 

これをすると、自分の潜在意識下の本音に近い言葉を言っているときに、

自分が抱いているモヤモヤが強くなったり、逆に弱くなったりなどの変化が起きると思います。

逆に、本音からかけ離れた言葉を言っているときには特に変化を感じないです。

誰でも、

「図星を突かれると動揺するが、自分とは関係のないことを言われてもなんともない」

ものなので、片っ端からどんどん私は○○だ…と挙げつらねていって、

それが偶然図星(本音)を突いていれば潜在意識が反応してモヤモヤの強さが変化するし、

自分の本音とは関係のないことなら潜在意識は反応しないため変化はない、というやり方です。

 

 

潜在意識が、本音を突かれたときに反応する

 

仮に、

 

「私は悲しい」⇒モヤモヤに変化なし

「私は怒っている」⇒変化なし

「私は悔しい」⇒モヤモヤが強くなる

「私は羨ましい」⇒強くなる

「私は怖い」⇒変化なし

 

だったとすると、

「あぁ、私はどうも本音では『悔しい・羨ましい』と思っているらしい」

ということがわかります。

そこから、

「私は、何が悔しくて羨ましいのだろうか?」

と考えてみると、

「実はあの人の○○なところが羨ましくて悔しくてしょうがないけど、その気持ちを押し殺していたからモヤモヤしていたのだなぁ」

「本音では私も、○○になりたいのだ」

と気づいたりします。

そうして潜在意識下の本音がわかると、

「なんだかモヤモヤする、ううう何だこれは…よくわからないが辛い」

いう状態から抜けて、

「私は○○になるために、何をすればいいのだろうか?」

というところに意識が向かい始め、自分の望んでいるものに近づいていけるということです。

 

 

例として「あの人にモヤモヤする」というのをあげましたが、

人に対してモヤモヤしたときにしか使えない方法というわけではありませんので、

なにかにモヤモヤする、納得がいかない…という感じがしたときにはいつでも使ってみてください。

 

 

あくまでも「自分の」潜在意識下の本音に気づくためにやる

 

この本音に気づく方法のポイントは、必ず「私は○○」というふうに「私」を主語にすることです。

「あの人は○○だ」

「現実は○○だ」

というふうにしないこと。

なぜかというと、知りたいのはあくまでも「自分の」潜在意識下の本音だからです。

「あの人は○○だ・現実は○○だ」

ですと、自分ではなくあの人の話・現実の話になってしまっていますが、知りたいのは、

「あの人に対して『私は』なにを潜在意識下で感じているのだろうか?」

「この現実に対して『私は』なにを潜在意識下で感じているのだろうか?」

ということなわけですから、自分を主語にしてくださいね。

 

 

単に、

「私は、本当はどうしたいのだろう?」

だと問いかけが漠然としすぎていて本音がわからないよ…という方でも、

「私は悔しくて羨ましい。では、なにが悔しくて羨ましいのだろうか?」

「私は怒っている。では、具体的に何に怒っているのか?」

ならば問いかけの内容がより具体的ですし、答えが出やすいと思います(*^^*)

 

 

やるほどに潜在意識下の本音に気づくのがうまくなる

 

これを繰り返していくと、どんどん自分の潜在意識下の本音に気づきやすくなっていきます。

「そうか、このモヤモヤの正体は悔しさだったのかぁ」

とか、

「ほう、今回のモヤモヤの正体は『怖い』だったか」

というふうにモヤモヤの正体(本音)を見抜く作業を積み重ねていくと、モヤモヤを感じたときに、

「あっ、このモヤモヤって、前に悔しかったときに感じたモヤモヤと一緒だ!私、本音ではいま悔しいんだな」

「む、このモヤモヤは悲しい時のモヤモヤの感覚。私、本当は悲しいんだな」

というふうに、モヤモヤした時点で自分の本音がなにかがすぐわかるようになります。

 

 

「ええ…そんなこと本当にできるのか?」

と思うかもしれませんが、案外簡単ですよ(*^^)v

初めてやるときには慣れていないので戸惑うかもしれませんが、一度、

「あぁ、私の潜在意識の中にあった本音って、これだったんだ!!」

というふうにスカッとするとそこで、

「なぁんだ、本音に気づくって怖いことだと思ってたけど、なんともスカッとして清々しいものなんだなー。

モヤモヤしてるよりもずっとずっと楽じゃないか」

と気づくんですね。

そうして、

「潜在意識下の本音を認めたほうがずっと楽で楽しく、自分らしくいられる」

と一度気づいてしまえば、そこから自然と、積極的に自分の本音を認めようという意欲が出てきます。

本音を知るといかに楽になるのかを知ってしまった以上、知っているのにわざわざ、

「本音に気づかずにモヤモヤして苦しむほうを選びます」

という方はそうそういませんから、ササッと本音に気づいてモヤモヤ解消しちゃえ!という方向に向かいます。

そういう「よっしゃ、解消しちゃえ~!」という意欲を持って本音に気づこうとすると、「気づくのが怖い」と思っているときよりも格段に早く気づきますよ。

ぜひやってみてくださいね(*´ω`*)

 

 

潜在意識下の本音に気づきたいときには、

片っ端から「私は○○」と言ってみる。

言った言葉が本音に近いときには、潜在意識が反応します。

 

 

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潜在意識は、エゴを選択しないかぎり意図を叶える

花

 

潜在意識とエゴの関係とは?

 

今回は「エゴ」についてです。

 

意図…「こうしたい」と望む純粋な気持ちのこと。

願望…「こうしたい」という意図に、「でもそんなの無理じゃん」といった気持ちもくっついている状態のこと。

 

↑意図と願望の違いは、こんな感じです。

図にすると、

↑こうですね。

潜在意識は意図を現実化しようとしますので、意図だけ持っていればいいのですが、

願望のほうには意図に加えて「でも無理」という余計なものがくっついてきているため、潜在意識はその余計なもののほうに惑わされて叶わなくなる…といった感じです。

 

 

エゴさえ選ばなければ、潜在意識は意図を叶える

 

こうなると当然、

「じゃあ潜在意識がちゃんと夢を叶えてくれるように、しっかり意図だけを持っている状態になりたい。どうすればその状態になれるのか?」

という疑問が出ますよね。

どうすればその状態になれるのかというとすごく簡単で、ただエゴを選択しなければいいだけです。

「エゴ…エゴってなんだ?」

という方もいらっしゃるかと思いますので、エゴとは何か?について説明すると…。

↑これが願望ですよね。

そして潜在意識の話の中ではよく、

↑こんなふうに、

「でも無理じゃん、どうせダメじゃん、苦労するじゃん、なんだかんだ」

という、意図を邪魔するような否定的な気持ちのことを「エゴ」と呼ぶことがあります。

 

 

ただ、正確には「エゴ」というのは「自我」という意味ですし、世間一般で、

「でも無理じゃんという気持ちのことをエゴを呼ぶ」

といった解釈はされていませんので、この解釈は潜在意識の話、引き寄せの法則の話の中でだけされる独自の解釈です。

 

 

「意図」と「エゴ」の2つが存在していて、意図ではなくエゴのほうに反応して選んでしまっているときに人は、

「わぁあああ、私なんてどうせ無理だ…」

となってしまいます。

そうすると潜在意識が、

「ほいさっさ、『私なんてどうせ無理な現実』を作ればいいんですな、まかしとき!」

となってしまうわけですから、ではそんなエゴなんて選択しなければいいだけの話ですよね。

 

 

ということで、

「潜在意識がちゃんと夢を叶えてくれるように、しっかり意図だけを持っている状態になりたい。どうすればその状態になれるのか?」

という問いの答えは、

「意図にくっついてくるエゴを選択しなければいいだけ。

エゴのほうを選ばないなら、消去法で意図のほうを選ぶしかなくなるので、潜在意識は意図を実現しようする」

です。

 

 

エゴを選択しない…そんなの難しいんじゃないの?

 

で、おそらくこれを読んでいるみなさんはきっと、

「ええ~…選択しなければいいだけって言われても…。

別に私、

『意図とエゴの2つがあるな、さーてどっちにしよう?よしエゴを選ぶか!』

とか思ってエゴを選んでるわけじゃないし…。

選びたくないのに選んじゃうものはどうしようもなくない…?」

と思ったと思います。

 

 

いやいや、でも、

「意図とエゴの2つがあるな、さーてどっちにしよう?」

と思ってから、自分の意志で好きなほうを選ぶっていうのは、ちょっと練習すれば誰にでもできますよ~。

なぜか「自分の意志で選ぶことなどできるはずがない」と思い込んでいる方の多さがすさまじいのですが、できます。

今までそんなことをしたことがなかったため、

「だからこれからもできるはずがない」

「そんなことをするのはすごく難しいはずだ」

と感じるのかもしれませんが、そんな、やる前からできるはずないとか難しいとか決めつけないで~(´;ω;`)

いざやってみれば、

「なんだ、エゴを選ばないって思ったより全然簡単じゃねーか」

となると思いますので、ぜひやってみてほしいと思います。

 

 

エゴを選択しないとは、ただエゴに気づくということ

 

では、具体的に「エゴを選ばない」というのはどうすればいいのか?についてなのですが、本当に簡単で、

「自分の中からエゴが出てきたら、そのエゴに気づく」

だけです。

 

 

どうして人がついついエゴを選んでしまうのかというと、何かを思考したときに、

「お、これはエゴだな」

という自覚がないからなんですね。

「そんなの無理だ」というエゴがぽんと出てきたとき、

「あ、私の中からいま、そんなのは無理だという考えが出てきたなあ」

とか自覚する方はそんなにいなくて、エゴが出た瞬間それをエゴと自覚する間もなく反射的に、

「そうだ、無理に決まってる!わぁあ…」

となってしまうことが多いのですが、ここで、

「お、エゴが出てきた」

と気づけばいいだけ。

自覚さえあればエゴを選ばずにいられますので、エゴに気づく以外は特になにもしなくていいです。

 

 

「無理に決まってる…というエゴが私の中から出てきたなぁ」

というのは、エゴをただただ観察しているだけのような状態です。

「そういうものがあるんだなぁ」

と客観視しているだけで、「うわああああ」とはなっていません。

うわあああ~無理に決まってる~となってしまうと潜在意識は、

「よっしゃあああ!『無理に決まってる現実』を作るぜ!」

と動き出してしまいますが、観察だけしているぶんには、潜在意識がそういうふうに動き出したりしませんので大丈夫です。

 

 

エゴを観察していれば、潜在意識は自然と意図の実現に向かう

 

「どうせ無理…あ、これってエゴだ」

「でも私なんかが…あ、これもエゴだ」

「ほう、エゴっていっぱいあるんだなあ」

というふうにエゴの観察を続けていくうちに、

「なんだ、今まではついエゴを選んでしまって、エゴを自分自身だと思ってたけど、エゴって私とは別個のものじゃないか。

自分の意志で選ぶことも選ばないこともできるものなんだ~」

ということが感覚でわかると思います。

こうしてわかってしまえばわざわざ、

「よし、意図じゃなくてエゴのほうを選んで苦しむぞ!」

なんて方はそうそういませんから、潜在意識は意図のほうを現実化します。

 

 

ううーん、これは文字で理解しようとするよりもやってみたほうが早いと思いますので、自分が「どうせ…」というふうに思考するたび、

「お、これはエゴだ」

ということを繰り返してみてください。

やっているうちにエゴを選ばないようになれると思いますよ(*^^)v

 

 

エゴが出てきたとき、それを無自覚に選択してしまわないこと。

「あ、これはエゴだ」

と気づくだけで、エゴを選ばずにすむようになります。

あなたがエゴを選ばないなら残るのは意図なので、潜在意識は意図の現実化をします。

 

 

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恨みを持ったままでも、潜在意識は幸せを引き寄せる

コスモス

 

恨みの感情があると、潜在意識にとって良くないの?

 

今回は、恨みの気持ちを持ったままでもいい、というお話です。

引き寄せや潜在意識についてのお話の中では、

「恨みの気持ちを手放しましょう」

「人に恨みを持ったままでは、潜在意識は良いものを引き寄せてくれません」

というふうによく言われますよね。

ただ、実際には人に恨みを持っているからといって、潜在意識が良い引き寄せをしなくなるということはないということについて詳しくお話していきます。

 

 

潜在意識は、恨みの感情そのものには反応しない

 

「恨みを持ったままでは、潜在意識は良い引き寄せをしてくれない」

こう言われると、

「恨みって良くないものなんだな…。

そんな良くないものを持っているから、潜在意識に悪影響が及んで良い引き寄せができなくなるんだな」

と考えがちですが、恨みそのものは持っていてもいなくても、潜在意識に影響はありません。

前に別の記事でも書いたのですが、潜在意識の仕事は「思考」を現実にすることであって、「感情」を現実にすることではないためです。

恨みというのは感情ですので、あなたが恨みを持っていたとしても潜在意識のほうは、

「俺の仕事は思考に従うことやでー、感情に従うことじゃないでー」

という感じで、働くことはありません。

 

 

だったら、恨みを手放せと言われるのはなぜ?

 

ではなぜ、恨みを持つと潜在意識は良い引き寄せをしないと言われるのか?というと、

多くの方は恨みを持ったそのあとに、恨んでいる相手を変えようと思考しだすからです。

「ちくしょう、あいつのせいでこうなった。だからあいつが反省しない限り、私は幸せになれない」

「だからあいつが不幸になってくれない限り、私は幸せになれない」

というふうに、恨んでいる相手が変わることを求めはじめます。

 

 

「相手が変わらない限り、私は幸せになれない」

というのは少し言い方を変えると、

「私が幸せになるためには、『相手が変わる』という条件をクリアする必要がある」

ということですが、ではそう思考したのだから、潜在意識はその思考どおりに相手を変えてくれるのか?というと…。

残念ながら潜在意識は、他人のコントロールまではできないんです。

なので潜在意識のほうは、

「思考を現実化するのが仕事やけど、すまんがさすがに他人を変えることまでは俺できひん。

その条件クリア無理やで、クリアしたあとに幸せにしてくれっていうんなら、残念やけど幸せにしてあげられへん…(´・ω・`)」

となってしまい、良い引き寄せが起きません。

 

 

潜在意識が現実化しようとするのは、恨みのあとの条件付け

 

こうして潜在意識が無理やで~となるので、

「恨みを持っていると潜在意識は良い引き寄せをしない」

と言われるのですが、ただこれは厳密に言えば、

「恨みを持っていると潜在意識は良い引き寄せをしない」

わけではなくて、

「恨みを持ったのち、『私が幸せになるためには、相手が変わるという条件をクリアする必要がある』という条件を設けていると、潜在意識は良い引き寄せをしない」

ですよね。

幸せになれないのは、恨みがあるからではなく条件付けがあるからです。

 

 

なのでその条件さえはずしてしまえばいいんですね、

「あいつが変わろうが変わるまいが、これから私は幸せになれる」

「あいつが変わる前でも、私は幸せになっていい」

「私の幸せは、あいつがどうであるかに左右されない」

というふうに、条件をはずす。

条件がはずれれば潜在意識は、

「お、他人を変えなくていいなら俺に任せろ~(*´▽`*)」

となりますので、ちゃんと働いて良いものを引き寄せます。

 

 

「恨みがあると潜在意識が良い引き寄せをしない」も条件付け

 

「恨みという感情そのものが問題なんだ。恨みがある限り、潜在意識は良い引き寄せをしないんだ」

と思って、恨みそのものを手放そうと四苦八苦する方は多くいらっしゃいますが、

「恨みがある限り、潜在意識は良い引き寄せをしない」

というのもまた、恨みから生まれた条件付けの思考です。

潜在意識はその条件付けに反応し、

「おっ、恨みを持っている間は俺が良い引き寄せをしないと思ってるのか。

ではその思考どおり、あなたが恨みを持っている間は良い引き寄せをしないでいてあげるね!(`・ω・´)」

というふうに仕事をしはじめるので、良い引き寄せが起きなくなります。

 

 

ただこれも厳密に言えば、

「恨みがある限り潜在意識が良い引き寄せをしない」

わけではなく、

「恨みを持ったあと『恨みがある限り潜在意識が良い引き寄せをしないんだ』と思考するから、恨みがあるうちは潜在意識が良い引き寄せをしない」

です。

なので、こちらも条件付けの思考をはずすといいですね。

「恨みを持っていようがいまいが、それとは関係なく潜在意識は良いものを引き寄せる」

「人を恨んだままでも幸せになっていい」

「私の幸せは、恨みの感情があるかどうかに左右されない」

というふうに条件付けをはずせば、恨みがあるままでも潜在意識は良い方向へ働きます。

 

 

まだ恨みたい、という気持ちがあるなら条件だけ手放す

 

「恨みから生まれた条件付けを手放しましょう」

と言われるよりは、単に、

「恨みを手放しましょう」

と言われることが多いため、恨みそのものを手放さなねばならぬのだ…と思う方は本当に多いです。

確かに、恨みそのものを手放せば、ひいてはその恨みから生まれた条件付けも一緒に手放したことになるので、恨みそのものを手放すのでももちろんOKです。

「恨みを手放しましょう」というのも、決して間違ったことを言っているわけではありません。

でも「まだ恨んでいたい」という気持ちがあるときには、無理をして恨みそのものを手放そうとしなくても、恨みから生まれた条件付けのほうだけ手放せばOKです。

それでじゅうぶん潜在意識は働いてくれますよ(*^^)v

 

 

潜在意識は、恨みの影響を受けず人を幸せにできる

 

私自身、

「人に恨みを持ってるから幸せになれないのではなく、『人を恨んでいる限りは幸せになれない』という自分の条件付けのせいで幸せになれないのだ」

ということになかなか気づきませんでした。

内心でこれでもかというほど恨みまくっている人のことを、なんとかかんとか許そうと必死になって試行錯誤を繰り返していたのですが、

心底には「許すものか、まだ許したくない」という気持ちがあるので、どうあがいても恨みは消えませんでした。

 

 

ある日ほとほと疲れ果てた私は、

「もう無理。どうやったって恨みを手放すなんてできない…。

…もう私、恨んでてもいいんじゃないかな…恨んだままじゃいけないのかな…」

と、ふと思ったんですね。

そしてその瞬間、

「え、そうだ…そういえばなんで恨んだままじゃいけないんだっけ…?

恨みを持っていてはいけないって誰が決めたんだ?

……わ、わ、私だ!私がそう決めてた!

私が幸せになれないのはあの人を許せないからじゃない、

『あの人を許してからじゃないと幸せになってはいけない』

という自分で作ったルールがあるからだ!私が原因だ!!」

と気づきました。

このときにやっと、

「幸せになれない原因は他人ではなく、自分にある」

という言葉の意味がわかって、

「あの人をどれだけ恨もうと、私は幸せになる」

というルールに変えました。

そこからは非常に生きるのが楽になりましたし、逆説的ですが、恨んでいいというルールに変えるとかえって恨みは手放しやすくなります。

自分の中にある条件に気づき手放せば、潜在意識は恨みがあろうとなんだろうと幸せを現実化しますよ。

 

 

あなたは何か、恨みたくないのに恨まずにはいられないような辛いを思いをしてきたんですよね。

月並みなこと言うな~と思われそうなのですが、私はあなたがこれまですごく辛い思いをしたのなら、そのぶんこれからは人一倍幸せになったっていいはずだと思います。

「恨みがある。だからこれからも幸せになれない」

ではなくて、

「恨みがある。だからこそこれからは幸せになっていい」

そういう条件だってアリですよ(*´ω`*)

 

 

「恨みを手放さない限り幸せになれない」

という条件付けをはずせば、潜在意識は恨みがあっても幸せを現実化します。

 

 

恨みに関連した記事はこちらです↓

★親を許さないと、事態は好転しないのか?★

 

感情に関連した記事はこちらです↓

★感情が潜在意識の力で現実化することはない★

 

 

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不足は嘘。潜在意識は、嘘に気づけば目覚めだす

花

 

不足は嘘…?いや、現に不足していますけど…?

 

今回は「不足は嘘」ということについてです。

潜在意識の話の中では、

「不足は嘘。充足が本当」

「不足は存在しない、幻にすぎない」

というふうに言われることがあります。

これを聞くと、

「ふ、ふ、不足は嘘?存在しない??

いやいや嘘じゃないよ、現に不足してるし…。

たとえばさ、私はいま100万円ほしいと思ってるけど財布には1万しかないし、これって『99万円不足している』ってことじゃないの?

現実に不足があるじゃんよ…どういうことよ…」

というふうに不思議に思う方も多いのではないかな?と思います。

ではでは、不足は嘘とはどういうことなのか?について詳しく説明していきます。

 

 

99万円の不足は嘘。そのような不足は存在していない

 

あなたは100万円がほしいのに、目の前には1万円しかないとすると…、

「ばっちり99万円の不足が存在してやがるじゃねーか!

不足は嘘なんてのが嘘じゃないのかーー!」

というような気になりますよね。

う~ん、でもでも、私にはその「99万円の不足」というものが見えません。

1万円なら見えるし、形とか色とかもわかるんですけど…、

その99万円の不足ってどんな形なんですか?色は?匂いはします?

不足はあるというあなたには、不足が見えているんですよね?

ちょっとどんなものなのか教えてくださいな。

 

 

…と言われると、

「い、いやいや不足は目に見えてるわけじゃないよ。

そんな、別に現実に『99万円の不足』って名前のついた物体があるわけじゃないんだから…。

『不足という物質がこの世に存在しているの?』という意味なら、現実に不足はないよ」

と思いますよね。

 

 

そう、あなたはさっき、

「現実にばっちり不足があるじゃんよ」

と思ったかもしれませんが、現実には「不足」なるものはない。

確かに、あなたの頭の中に「不足感」ならばあります。

でもあくまでもあなたの頭の中に「不足している感じ」があるだけで、現実に不足というものがあるわけではない。

 

 

目の前にあるのは「99万円の不足」ではなく「1万円」です。

1万円を見て「1万円がある」と思うのではなく「99万円の不足がある」と思ったなら、

現実にちゃんと存在している「ある」ものを見ず、ないはずの「不足」を見た、ということ。

そのあなたが見たと思っている不足は本当は現実にはないよ、あなたの頭の中にしかない幻だよ~、ということで「不足は嘘」です。

 

 

 

不足していると錯覚していると、潜在意識はその錯覚を深める

 

人はつい、

「現実に不足があるから、私は不足感を感じている」

と思うのですが、実際には逆です。

「私が不足感を感じているから、現実に不足があるような錯覚に陥っている」

なんですね。

本当に現実に「不足」というものが存在していると思い込み、

「この不足した現実をどうすればいいのかしら?」

と考えていても、そこで止まってしまいます。

実際には現実に不足というものは存在していないので、さすがの潜在意識も存在しないものをどうこうはできないためです。

 

 

むしろ、

「この人は『現実に不足がある』と錯覚しているんだし、では、

『現実に不足があると錯覚したままでいられる現実』を作ろうっと」

というふうに働きはじめてしまうので、自分の錯覚が深まってしまいます。

そして自分の錯覚が深まればますます、

「この、この不足した現実をどうしようううう!!」

となるのですが、こうなると潜在意識のほうもますます、

「この、この『不足した現実がある』という錯覚をもっと強めるぜぇえええ!!」

と張り切ってしまいますので、ずっと不足が現実に存在していると思い込んだまま…となってしまいかねません。

 

 

不足は嘘だと意識していくと、前提が変わる

 

なのでどこかで、

「おや、よく考えると現実に『不足』なんてなくない?不足は嘘だった」

と気づけるとよいですね。

今日からぜひ、現実を見て不足している!と感じるたびに、

「いや、でも不足は嘘なんだよね。

現実に不足があるわけじゃなくて、私の中に不足感があるだけだ」

というふうに意識なさってみてください。

いまは急に「不足は嘘です!」と言われたばかりなのでピンとこないかもしれませんが、日常で不足は嘘なのだ、と意識しながら生活していると、

「お、おぉ…本当に現実に不足なんてないじゃん。私があると思い込んでただけじゃん。

不足は、私の頭の中にしか存在していない幻想なんだ!」

というふうに腑に落ちてくると思います。

そうして不足は嘘であることが腑に落ちてくると、頭の中の不足感も消えていき、徐々に前提が、

「現実に不足はある、この世にはないものばかりだ」

から、

「現実に不足などない、この世にはすべてある」

へと変わっていきます。

 

 

前提が変われば、潜在意識は働きだす

 

このあたりから、潜在意識が現実化するものも変わってきます。

「100万円がほしい、でも現実に99万円の不足がある。

潜在意識よー、この不足を埋めておくれ~!」

だと潜在意識はその不足をどうすることもできません。

さきほども言ったように、本当は現実に不足というものが存在していないので、潜在意識も存在しないものを埋めることはできないからです。

ないはずの穴を埋めろ、と言われても潜在意識は、

「そもそも穴どこやねん(´・ω・`)」

となっちゃいます。

 

 

けれど、

「100万円がほしい。そしてこの現実に不足はない。すべてある」

という前提ですと、これは現実にないはずの不足をどうこうしよう…ではなくて、

ちゃんと現実にあるものをどうこうしようとしている、ということです。

潜在意識は、現実にあるもののことでしたら大概はどうにでもできますので、

「ほんじゃ現実にあるアレとコレとソレをこれこれこうして、100万作ったるべ~(*´▽`*)」

ということができます。

 

 

「すべてがあり、不足は嘘である」

あなたがそういう前提を持っている以上、潜在意識は、

「ほーらね、やっぱりすべてがあって不足は嘘なんじゃん!」

と言えるような現実を作ってくれますよ(*^^)v

 

 

頭の中に「不足感」があっても、現実に「不足」はない。

あなたが現実の中に不足を見ているのなら、その不足は嘘だと見破ってください。

現実にはすべてがあると気づけば、潜在意識は現実にあるものを利用して、あなたの望むものを作り出します。

 

 

「すべてある」に関して詳しく書いた記事もありますので、よければ以下の記事も参考になさってみてください↓

★すべてあることにしておけば、潜在意識はすべてを生み出す★

 

 

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自分に優しくすると、潜在意識は変わりだす

花

 

自分に優しくすると、潜在意識はどう変わる?

 

今回は「自分に優しくする」ということについてです。

潜在意識のお話の中では、

「自分で自分に優しくしましょう」

「まずは自分自身を満たすことが大切です」

というふうによく言われますよね。

けれど中には、

「自分に優しくすることで、潜在意識の何がどうなるわけ??」

とか、

「自分に優しくしろと言われても、具体的に何をどうすればいいのやら…」

と思っている方もいると思いますので、詳しくお話してゆきます。

 

 

満たされた心を、潜在意識は現実化する

 

引き寄せの法則って、潜在意識の力によって自分の思考が現実になるという法則ですよね。

もしあなたの心の中に、

「ふん、どうせ私なんて…」

というギスギスした思考があるのなら、潜在意識は、

「おっしゃー!その思考通り、ギッスギスの現実作ったるで~!(゚∀゚)」

…となってしまいます。

でもあなたの心が満たされていて、前向きな思考ができているならば潜在意識は、

「その思考通り、満たされた現実作っちゃうぞ!」

となりますよね。

 

 

人はついつい、

「現実が満たされれば、私の心は満ちる」

と考えがちですが、現実は心が作っているのですから実際には、

「私の心が満たされれば、現実は満ちる」

の順です。

先に自分の心を満たす必要がありますので、潜在意識の話の中ではしょっちゅう、

「まずは自分を満たすことが大切」

と言われます。

 

 

自分に優しくすることで、満たされた心を作る

 

では、自分を満たすためにはどうすればいいのか?というと、自分に優しくするのが良いですね。

ごく普通に、他人に優しくされるところと冷たくされるところを想像してみてほしいのですが、これは言うまでもなく、優しくされたほうが嬉しくなりますよね。

尊重され、肯定されれば、自然と元気や余裕が出て思考が前向きになりますので、自分で自分にそうします。

 

 

ここでも人はついつい、自分で自分に優しくするよりも、他人が自分に優しくしてくれることを考えてしまうものです。

確かに他人が自分に優しくしてくれたらとっても嬉しいものなのですが…しかし残念ながら、

「他人が私に優しくしてくれたら私の心は満ちるのだから、他人に優しくされるのを待とう」

と思っていても、なかなか他人は優しくはしてくれないものなんです。

だってあなたがそう考えているということは、あなたの周りのみんなもそう考えているということだから。

みんながみんなして、

「他人が私に優しくしてくれたら私の心は満ちるのだから、他人に優しくされるのを待とう」

と思って、相手のほうから自分に優しくしてくれるのを待っていても…これではお互いに待ちの姿勢のまま膠着状態になってしまいますよね。

 

 

あなたはある日突然、

「ハッ!今日からあの人に優しくすることにしよう!!

別に優しくしてもらったわけでもなんでもないけど、そうしよう!」

とかって心変わりすること、あんまりないと思います。

あなたが急にそう思うことがないのと同じように、他人も急にそう思うことってないですから、他人が急に心変わりをして自分に優しくしてくれるのを待ち続けていても、心が満たされる日は来るか来ないかもわからなくなってしまいます。

 

 

なので、他人に優しくしてもらえる日がくるのを待つのではなくて、自分で自分に優しくして、自分で自分の心を満たす。

他人に肯定してもらえるのを待つのではなく、自分で自分を肯定する。

優しくする側と優しくされる側、両方とも自分でやってしまいます。一人二役ですね。

そうして自分に優しくすることで自分の心が満たされれば、潜在意識は、

「よーし、満たされた現実を作るぞ~」

となるので、現実が満ち足りたほうへと変わっていきます。

 

 

自分に優しくするって、具体的にどういうこと?

 

ではでは、自分に優しくするというのは、具体的に自分に何をするということなのでしょうか?

よく、

「自分に優しくするとは、自分のやりたいことをやること」

と言います。

確かにそれもとっても大切なことなのですが、かといって、なんでもかんでもやりたい放題やって肯定しまくればいいってもんでもないかな~、と私は思います。

たとえばですけど、

「今日は会社で嫌なことがあった!ストレス発散にお菓子をドカ食いしたい!酒を飲みまくりたい!」

というのがやりたいことだったとき、暴飲暴食してがばがばお酒を飲んで、

「やりたいことやりました、これで自分に優しくしたことになります」

…ということになるのか?というと、う、うう~ん…?(;^ω^)

確かにやりたいことをやってはいる…のですが、自分に優しくするというよりは、むしろ自分を痛めつけてしまっていますよね。

暴飲暴食はあくまでもただの例なので、誰もが暴飲暴食するというわけではないのですが、

単に「やりたいことをやる」というだけだと、なんだかうっかり自分を傷つける方向に行ってしまうこともあります。

 

 

なので、ただ「自分のやりたいことをやろう」と考えるよりは、普段の生活で折に触れて、

「私がこの子(自分)の親だったなら、こういうとき、この子にどうしてあげたいだろうか?」

と考えてみてください。

まず、自分を小さな子供だと思ってみる。

そしてその小さな子供が、

「お母さん、今日は幼稚園で嫌なことがあった!ストレス発散にいっぱいお菓子を食べまくってジュースを飲みまくりたいから、お菓子とジュースちょうだい!!」

と言ったときに、

「それがいいわね、そうしましょう」

と言うのか、言わないのか?というふうに考えてみます。

いくら我が子が可愛くても、どんどん食べさせて「私、子供に優しくしてます」という方はあまりいないはず。

こういうときは、

「ご飯を食べたあとにしようね。そのあとのデザートに、一番好きなお菓子とジュースにしようか」

とかになると思いますので、自分自身にそうしてあげてください。

 

 

潜在意識下に、罪悪感を募らせないで

 

確かに、ぶわーっと食べたりお酒を飲んだり…というふうにやりたいことをやると、その時だけは気持ちが紛れます。

けれど、やったことがある方はわかると思うのですが、そのあとの罪悪感がひどくないでしょうか?

自分で自分をないがしろにしてしまったことで、

「どうせ私なんて…」

という思いは、かえって強まってしまうんですね。

その「どうせ私なんて」は潜在意識下にどんどん募っていく。

そして潜在意識は、

「では、『どうせ私なんてと思っていられる現実』を作らないと」

となるので、どんどんどうせ私なんて…と思うような事態ばかり起きていきます。

そうならないために、

「親だったら、この子にどうしてあげたいだろうか?」

と考えてみてください。

その子がしようとしていることがその子のためになることだったり、応援してあげたいと思うことなら、いいねと言ってあげる。

一時のストレス発散とか、とりあえずその場をしのぐことが目的で、それをしてもあとからその子自身が苦しむはめになるようなことをしようとしているなら、もっといい案を出してあげる。

または、

「私が小さな子供だったら、お母さんにどうしてほしいだろうか?」

「お父さんがなんと言ってくれたら、私の心は満たされるだろうか?」

というふうに、逆に小さな子供の立場に立って考えてみるのもよいと思います。

 

 

人間の「どうせ私なんて」という気持ちは、子供時代の満たされなかった思いから生まれていることが多くあります。

お母さんにこうしてほしかった、お父さんにこうしてほしかった、でもそうではなかった…という悲しみや怒りが、まだ潜在意識の奥のほうでくすぶっている状態の方、多くいらっしゃいます。

なので、その潜在意識下の満たされないものを満たすため、親と子供の二役を自分でやってみてください。

私が母親(父親)だったらこういうとき、我が子にこうしてあげたい。

私が子供だったらこういうとき、お母さん(お父さん)にこうしてほしい。

そう思うことを、実際に自分自身にしてあげてくださいね。

 

 

そうして自分に優しく、自分で自分を満たしていくうちに、潜在意識が現実化するものは「満たされた現実」へと変わっていきます。

そして、現実が満たされたものに変わり始めるとそれを受けて、「嬉しいな」とまた心が満たされます。

また心が満たされれば、潜在意識は「さらに満たされた現実」を作るので、その現実を受けてさらに心が満たされ…という良い循環が生まれます。

 

 

現実を変える方法より、自分に優しくすることを考えて

 

さきほども言ったのですが、人ってついつい、

「現実を先に変えよう、現実が変われば私の心は満たされる」

というふうに考えてしまいがちです。

けれど実際には、

「心を先に変えよう、心が変われば私の現実は満たされる」

です。

より良い現実を作るための原動力は満たされた心、自己肯定感、自分を尊重する気持ちです。

その原動力を生み出すため、自分に優しくしてあげてください。

自分に優しくしていればそれを受けて現実は勝手に変わっていきますので、考えるべきは、

「どのように現実を変えようかな?」

ということではなく、

「どのように自分に優しくしてあげようかな?」

ということです。

遠慮なくどしどし自分のことを考えて、尊重してあげてくださいね。

 

 

「現実が満たされれば、私の心は満ちる」

ではなく、

「私の心が満たされれば、現実は満ちる」

です。

自分の心を満たすため、自分に優しくしてあげてください。

自分に優しくすることができれば、あとは潜在意識が勝手に満たされた現実を作りはじめます。

 

 

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潜在意識の力を使うため、悟りを目指す必要は一切ない

バラ

 

潜在意識を使いこなすには、悟りに近づかねばならない?

 

今回は「悟り」についてのお話です。

といっても、

「悟りを開き、潜在意識の力を使いこなせるようになるためにはどうすればいいのか?」

というようなお話なわけではなくて、

「悟りを開こうとしなくとも、潜在意識の力は使えるし願いは叶うよ~」

というお話です。

 

 

潜在意識の力を使うため、悟りの世界を目指す方もいるが…

 

このサイトを読んでくださっている方から潜在意識に関する質問をいただくことがあるのですが、

「執着を捨てないと、潜在意識の力は使えるようにならないですよね?」

「私はこれこれこうで、煩悩が強くて…これでは潜在意識は味方してくれないですよね?」

といった質問が多く、

「うむむ、どうも、

『潜在意識の力で願いを叶えるためには、今より悟りの境地に近づかねばならない』

という固定観念を持っている方が多いのかな?」

と感じることがあります。

なんというか、

 

①今の私はレベルが低い状態だ。

②けれどなんとかして自分のレベルを上げて、もっと悟りの世界に近づくことができれば、

③潜在意識が願いを叶えてくれる。

 

という順序で考えて、自分のレベル上げを頑張ろうとしている方が多いようだぞ?と。

 

 

潜在意識の話を読んでいるうち、なんだか悟りを意識してしまう

 

なぜこう考える方が多いのかというと、潜在意識の話の中でよく、

「執着を捨てるとうまくいく」

と言われることが原因のひとつかなと思います。

そう言われるとついつい、

「そうか、私はまだ執着がひどいから…もっと煩悩から離れた悟りに近い状態にならないとダメなのか…」

という気持ちになってしまうのではないのかな?と。

 

 

あと、ネットには願いを叶えたという方の体験談もたくさん載っているのですが、

そういった方のお話って、まだ叶えていない方が読むとなんだか妙に謎めいて聞こえてしまうんですよね。

読んでいるとなんとなく、

「自分とは違う世界を知った人が、自分には理解できないすごいことを話してる。

この人たちの言うことが理解できるレベルにならないと、潜在意識は使いこなせないのか…」

というような気になってしまい、

「なんとか頑張ってこの人たちのレベルまで到達できれば…!

もっと執着を捨てて…もっと高いレベルの世界に行ければ…!

そうすれば潜在意識の力をうまく使えるようになる!」

と感じてしまうのも無理はないかもしれません。

 

 

そうして、

「より清らかに、より賢く、より高いレベルの境地に…」

と、なんとなく「悟り」のようなものを目指しはじめる方が多いように思います。

さすがに、

「私は、完全なる悟りを開く!お釈迦さまと同じになるんだ!!」

とまで思っている方は少なそうですが、でも漠然と、

「潜在意識の力で願いを叶えるためには、今より悟りの境地に近づかねば…なんだかうまくいかない気がする…」

という固定観念を抱えている方が多い印象です。

ただ、この固定観念はむしろ捨てたほうが、潜在意識は願いを叶えてくれやすくなります。

 

 

悟りに近づくと、むしろ潜在意識は仕事をしなくなる

 

「潜在意識の力で願いを叶えるためには、今より悟りの境地に近づかねばならない」

少し言い方を変えると、

「今より悟りの境地に近づけば、潜在意識が願いを叶える」

ということですが、この言葉はよくよく考えるとちょっとおかしな言葉です。

 

 

「私は、この願いを叶えたい!」

というふうに、ああしたい、こうしたいと思考するのは執着です。

そして、悟りというのはそうした執着を捨てた状態のことですので、悟りに近づけば近づくほど「叶えたい」と思考することがなくなっていく…ということですよね。

つまり、

「今より悟りの境地に近づけば、潜在意識が願いを叶える」

というのは、

「今より願いを叶えたいと思考しなくなれば、潜在意識が願いを叶える」

と言ってることになります。

 

 

ここで、

「いやいや、願いを叶えたいと思わなくなったら叶わないじゃん。

叶えるためには最低限『願いを叶えたい』という思考は持ってないといけないんじゃないの?」

と思いませんか?

そう、叶えるためには最低限「願いを叶えたい」という思考は持っていないといけないです。

潜在意識は思考を現実化するのがお仕事なのですから、叶えたいと思考しなくなってしまったら、

「俺なにを現実化すればええのん、仕事ないで(´・ω・`)」

となっちゃいます。

引き寄せにおいて「叶えたい」という思考は、執着は、なくてはならない必須のものなんですね。

その執着を捨てて悟りを開いてしまっては、潜在意識が願いを現実化しようがなくなりますので、悟りを目指す必要はありません。

 

 

ではなぜ、執着を捨てろと悟りをすすめられるの?

 

「でも…だったらどうしてしょっちゅう『執着を捨てろ』って言われるの?

執着するなって、叶えたいと思考するな、そういう執着を捨てて悟りを目指せってことじゃないの?」

と疑問に思いますよね。

ただ、潜在意識のお話でよく言われる「執着するな」というのは、

「叶えたいと思うな、そういう気持ちを捨てて悟りに近づけ」

という意味ではなくて、

「『どうせ無理だ…あぁ、叶えたい、叶えたいよう…』と思考するな。

そういう思考は捨てて新たに『当然できるに決まっているから叶えたい』と思考しろ」

という意味です。

 

 

多くの方が「叶えたい」と言うとき、

「どうせ私には無理だけど叶えたい」

という意味で言っているんですね。

そうなると潜在意識は、

「おっしゃ、『どうせ私には無理』って思ってるんだから、無理にしてあげないと!」

となり、叶わなくなってしまいます。

なので、

「当然私には叶えられるので叶えたい」

と思う必要があります。

それならば潜在意識は、

「おう、叶うのが当然だと思ってるならその思考どおりに叶えないとね」

となり、叶います。

 

 

悟りをすすめる意味で執着を捨てろと言われているわけではない

 

「どうせ叶えられない」という思考が執着なのと同様、

「叶うのが当然だ」という思考も、もちろん執着です。

ただ、引き寄せではこの「叶うのが当然」という執着はどんどん持て、と推奨しています。

「必ず叶うと確信しなさい」

というふうによく言われますよね。

必ず叶うと確信しなさいというのは、必ず叶うと確固たるレベルで思考しなさい、必ず叶うということに確固たる強さで執着しなさい、ということです。

そういう執着が強ければ強いほどに潜在意識は強く働くのだから、ばんばん「確信しろ、確信しろ」と言って「必ず叶う」に執着するようにすすめています。

 

 

「執着を捨てろ」というのは、

「悟りを開いて叶えたいと思うことそのものをやめてしまったら叶わなくなるから、叶えたいという執着は持っていい。

ただし、『叶うに決まっているから叶えたい』という執着でなければ叶わないのだから、

今持っている『どうせ叶わないけど叶えたい』という執着のほうは捨てろ」

という意味であって、特に悟りをすすめているわけではありません。

 

 

潜在意識の力を使うには、悟り方より執着の仕方が大事

 

潜在意識の力で願いを叶えた方の体験談などを読むと、確かに謎めいて聞こえて、

「なんかの悟りの境地に行くとこうなるのか?」

と思うのも無理はないかと思いますが、彼らは執着を捨てて悟りを開いたからそうなったわけではなく、むしろ強い執着を持てた方たちなのではないかと思います。

「強く強く、叶えたいことは叶えられるという執着を持った」

とか、

「自分の望むものは既にあるという考え方に、ひどく執着した」

というふうに、ね。

「悟りに近づいたから、私などには理解できないすごいことを言っている」

というわけではなく、単に、

「私と執着のしどころが違うから話がかみ合わないんだな~」

程度に考えたほうが良いんじゃないかなと思います。

日常で、自分とこだわりどころが違う人と話してても話がかみ合わないことってありますよね、それと同じだと思います。

 

 

一度、

「潜在意識の力で願いを叶えるためには、今より悟りの境地に近づかねばならない」

という固定観念を捨てて、

「いやむしろ、私の願いが叶わないのは、悟りの境地に近づこうとするからじゃないのか?

いかに悟るかと悟り方を考えるより、いかに執着するかと執着の仕方を考えたほうがうまくいくかも…!」

と考えてみてください(*´ω`*)

 

 

潜在意識の力で願いを叶えるため、悟りの境地に近づこうとする必要はない。

 

 

執着について書いた記事は他にもあります。

ちょっと今回の記事とかぶってる部分もありますが、参考になさっていただければ嬉しいです↓

★執着してもいいのか悪いのか、一体どっちなの?★

 

 

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潜在意識は、待つだけで本当に願いを叶えてくれるの?

時計

 

潜在意識さん、待つだけでいいって本当ですか?

 

今回は「待つだけ」についてです。

引き寄せではよく、

「願いは潜在意識が叶えてくれるから、あなたは待つだけでいい」

「通販でほしいものを注文して、あとは待つだけ!という感覚」

というふうに言われますよね。

これを聞いて、

「そうなのか~。

…い、いやいや、でも本当の本当に待つだけでいいの?そんな都合のいい話があるのかなぁ…?」

とか、

「待つだけって言うから待ってるのに、全然叶わない…」

という方もいると思いますので、この「待つだけ」について詳しくお話していきます。

 

 

潜在意識の力で願いが叶う流れとは?

 

昨日の記事にも書いたのでちょっと内容がかぶっちゃうのですが、

まず、潜在意識の力で願いが叶うまでの過程をざっと説明すると、

 

①願いは叶うという確信を持つ

②潜在意識が「叶うのね~、わかったよ~」と動き出す

③叶えるための行動を、潜在意識によって無自覚に取らされてしまうため、叶う

 

です。

ポイントは、叶えるための行動を潜在意識によって「無自覚に取らされてしまう」という点。

願いを叶えるための行動を自分でしてはいるのですが、しかしその行動は、潜在意識に突き動かされて自分でも知らぬ間に取ってしまった「無自覚の行動」です。

なので顕在意識上で、

「私がいましているこの行動は!願いを叶えるための行動であーる!」

というような自覚を持つことができません。

 

 

結果「待つだけしかしていない」という感覚になる

 

そのように、叶えるための行動をしたという自覚がなければ、叶った後にどう思うでしょう?

「なんか、自分では何もしてないのに叶った。

…うーん、思い返してみても普通に過ごしてただけだったのに不思議だ…」

という感覚になりますよね。

他の人に「叶えるために何をすればいいの?」と聞かれても、自分が具体的に何をしたかは記憶にないのですから、

「いや、何も…。

なんか勝手に叶うから、叶うまで待ってればいいんじゃないかな、待つだけだよ」

としか言いようがなくなります。

 

 

「待つだけ」は「家に閉じこもっていればいい」という意味ではない

 

私自身も、急にうまくいくためのチャンスがヒントなんかが目の前にくると、

「うっひょー、このチャンスを実は自分の(潜在意識の)力で見つけてるとか信じられないわ~。

そんな自覚ないから、まるで急にプレゼントが届いたかのようだわ~」

と思うことがあります。

そのようなときは確かに、

「通販でほしいものを注文して、待つだけ」

というような感覚に近いです。

 

 

ただあくまでも、

「潜在意識のすることは自覚ができないために、まるで待つだけであるかのような錯覚に陥る」

というだけですので、「待つだけ」というのは本当に文字通りそのまんま、

「家の中に閉じこもってじーーーーーーーーーーーーーっと待つだけでいい」

という意味で使われているわけではありません。

 

 

待つだけでいいはずなのに、潜在意識が叶えてくれない?

 

「通販で注文したときのように、待つだけでいい」

という言葉を聞いて、

「私はそのとおり待っているのに、潜在意識は何も叶えてくれない…」

という方もいると思うのですが、叶わない原因として最もよくあるのが、

 

 

 

 

そもそも注文していない

 

 

 

 

というものです。

さきほど書いた、潜在意識の力で願いが叶う過程をもう一度書くと…、

 

①願いは叶うという確信を持つ

②潜在意識が「叶うのね~、わかったよ~」と動き出す

③叶えるための行動を、潜在意識によって無自覚に取らされてしまうため、叶う

 

でしたよね。

①の「願いは叶うという確信を持つ」というのが、「通販で注文する」という行為に当たります。

つまり、

「叶えたいけど、でも私には叶えられないんじゃないのか、どうせ無理だよね…」

と思っている状態のまま潜在意識が叶えてくれることを待っていても、それは、

「これ買いたいけど、でもやめとこうかな、やめとこう…」

と、注文をしていない状態のまま、宅配業者さんが商品を届けてくれるのを待っているような状態です。

そ、それはさすがにいくら待っても来ないですよ~、まず注文しないと…(;´・ω・)

 

 

本物の通販の話になると、

「そりゃ注文もせずにただ待つだけで来るわけあるかい」

と思うと思うんですが、これが潜在意識の話になると、なぜか注文していないのに待つ方がどっと増える印象です。

「待つだけでいい」というのはあくまでも、

「叶うという確信を持っているならば、そのあとは待つだけでいい」

ということです。

 

 

商品がほしいなら、やるべきことはただひとつ「商品を注文すること」だけ。

それと同じように、叶えたいのであればやるべきことはただひとつ、「願いは叶うと確信すること」だけですよ。

それさえすれば、

「え、なんか知らないけど叶った…。

うーん、思い返してみても何かした覚えもないし…ただ待つだけだったなぁ、不思議!」

ってなっちゃいますからね(*^^)v

 

 

叶うという確信さえあれば、あとは待つだけです。

待っているのに潜在意識の力で願いが叶わないという場合は、

「そもそも私は、叶うと確信していないのではないか?」

という点について考えてみてください。

 

 

通販といえば、宇宙に願いをオーダーするための「宇宙通販サイト」という面白いサイトもあります(*´ω`*)

この宇宙通販サイトついて(宇宙にオーダーすることについて)書いた記事もありますので、よければこちらも参考にしていただければ嬉しいです↓

★宇宙にオーダーして、効果がある人とない人の違いとは?★

 

 

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「潜在意識が辻褄合わせをする」って、どういうこと?

マリーゴールド

 

現実で辻褄合わせが起きる、と言うけれど…?

 

今回は「辻褄合わせ」についてです。

潜在意識のお話の中では、

「願いは叶うと確信していれば、現実で辻褄合わせが勝手に起こって叶う」

「自分から辻褄合わせをしようとしなくていい」

というふうに言われることがあります。

この辻褄合わせとはどういう意味なのか?

どうして自分からは辻褄を合わせようとしなくていいのか?

ということについて、詳しくお話していきます。

 

 

潜在意識の辻褄合わせは、誰もが経験していること

 

辻褄合わせとは、実はとっても簡単なことを言っています。

たとえばあなたに、ものすご~~く嫌いな人がいたとします。

するとその人に接するときに、ついつい顔がひきつってしまったり、口調が厳しくなったりしてしまうと思います。

好きな人にするのと同じようにニッコリ笑顔で、優しく…とは、なかなかいかないものですよね。

このように「笑顔で優しく」ができなくなるのは、潜在意識が辻褄合わせをしているからです。

 

 

潜在意識は、観念と行動の辻褄合わせをしたがる

 

あなたの潜在意識下には「相手が嫌い」という観念があります。

それなのに、その人に向かって好きな人にするように優しく…では、

持っている観念は「嫌い」なのに、現実で取っている行動は「好き」で、辻褄が合わなくなってしまいますよね。

潜在意識はそういう辻褄の合わないことが嫌いなので、

「嫌いという観念があるなら、その観念通りの行動を現実で取らせてあげないとね。

厳しい表情をしたり冷たい態度に出る、というのが、観念と辻褄が合っている行動なのだから、ちゃんとそう行動しなさいね」

というふうに辻褄合わせをしようとします。

 

 

顕在意識と潜在意識だと、潜在意識の力のほうが強いので、いくら顕在意識上で、

「この人にも好きな人にするように笑顔で!みんなに平等に優しく接しよう!」

と考えていても、

「いや、それじゃあ考えていることとやっていることが矛盾してるでしょ。

ちゃんと辻褄合わせができている行動を取りなさい」

という潜在意識のほうが勝つため、

「自分ではそんなつもりはないのに(潜在意識の力には逆らえないので)勝手に顔がひきつってしまう、勝手に口調が厳しくなってしまう」

といったことが起きます。

 

 

潜在意識の辻褄合わせは、いつでもどこでも起きている

 

「好きな人を目にすると、思わず笑顔になってしまう」

というのも同じ理由です。

潜在意識が「好き」という観念と辻褄の合う行動「笑顔になる」をあなたに取らせるので、あなたは自分でそんなつもりはなくても「思わず」そうなります。

 

 

「急がなきゃと思っていると、つい足取りが早くなる」

というのもそうです。

急ぐという観念があるのに、現実でゆっくりと歩いていては、観念と現実の辻褄が合っていませんよね。

なので潜在意識は、

「急ぐなら、ちゃんと急いでいるときのような行動を現実で取らないとね」

と辻褄合わせをしようとし、その結果あなたの足取りは「ついつい」早くなる、というわけです。

 

 

「潜在意識の力で、辻褄合わせが起きる!」

なんて言われると、まるで日常とはかけ離れたものすごいことが起きるかのように思えるかもしれませんが、実は潜在意識の辻褄合わせとは、誰しもの身にごくごく普通に毎日起きていることです。

 

 

潜在意識による「どうせ無理だ」の辻褄合わせ

 

このような感じで潜在意識は、いつでもあなたの観念と現実の辻褄合わせをしようとしています。

なのでもしあなたに、

「私には願いを叶えられない、どうせ無理だ」

という観念があるならば、潜在意識は、

「ではちゃんと、どうせ無理だという観念と辻褄合わせができている行動を取らないとね」

と働いている状態です。

日常生活の中で人はいろいろな行動を取ったりいろいろな選択をしますが、そのありとあらゆる行動・選択のたびに潜在意識はいちいち、

「どうせ無理だという人が取るにふさわしい行動はこれだよ」

「どうせ無理だという人が選ぶのにふさわしい選択肢はこっちだよ」

とあなたを導いている…ということ。

 

 

辻褄合わせは自覚できないので、防ぐこともできない

 

もちろん、自分ではそういう行動を取っている自覚はありません。

辻褄合わせは潜在意識に突き動かされて「つい」してしまうことですので、顕在意識上で、

「あ、私はいま、辻褄合わせのために行動しているんだな~」

とか、

「えーと、AとBなら…Aのほうが辻褄合わせができるな!よしAにしよう!」

なんて思うことはまずありません。

自分の行っている辻褄合わせに自分で気づくことができなければ、防ぎようがありませんよね。

防ぐことができないので、いつの間にやら勝手に「どうせ無理な現実」へとつながってしまい、

「ほらね、やっぱり私の思っているとおり無理なんだ…」

となってしまいます。

 

 

同様に「私にはできる」の辻褄合わせも起きる

 

こうなってしまわないように、引き寄せの法則ではさかんに、

「自分にはできると確信しなさい」

と言われています。

できると確信するというのは、できるという強い観念を持つ、ということです。

そうして「できる」という観念さえ持ってしまえば、上に書いたのとまったく同じ要領で、

「できる人が取るにふさわしい行動はこれだよ」

「できる人が選ぶのにふさわしい選択肢はこっちだよ」

というふうに、潜在意識はあなたを導きます。

 

 

この間も、顕在意識上での自覚はありません。

あれよあれよという間に潜在意識にできるほうを選ばされて、辻褄合わせをさせられていくうちに、

「なんか(顕在意識上では自覚できないから)わからないけど、できると信じたら(潜在意識が観念と行動の辻褄合わせをしたので)本当にできるようになった」

となります。

「私は、できるようになるためにこういう行動をしたのだ!」

という自覚がないため、自分ではなにかを頑張ったという感覚もない。

そのため引き寄せでは、

「成功するのに、努力はいらない」

ともよく言われますね。

これが、

「願いは叶うと確信していれば、現実で辻褄合わせが勝手に起こって叶う」

ということです。

 

 

自分で辻褄合わせをしようとしても、潜在意識に勝てない

 

「自分から辻褄合わせをしようとしなくていい」

と言われるのは、そのとおりだと思います。

多くの方が、「できない」という観念を持ったままに「できる現実」へとつなげようとします。

「無理だけど、できるようになりたい。

じゃあできるようになるためには…現実でこのような行動を取るべきだろうか?」

というふうに。

これは、顕在意識の力を使った辻褄合わせですね。

 

 

ただ最初のほうで言ったとおり、顕在意識と潜在意識では潜在意識の力のほうが強いです。

仮に顕在意識の力が3、潜在意識の力を97とすると、あなたが日常で取るいろいろな行動100個のうち、

3個は自分の意志で「できる行動」を取れるが、残りの97個では「できない行動」を無自覚に取ってしまうということ。

潜在意識が行う「できない辻褄合わせ」の数のほうが圧倒的に多いため、できないまま…となってしまいます。

 

 

なので、顕在意識上で「できるためにはどうすればいいんだろう?」と考える時間と労力を、

「できると信じること」

に使ったほうがよいですね。

できるようになるためにはどうすれば…?と頭をよぎるたびに、

「いやいや、『どうすればいいか?』じゃなくて『できる!』と考えるぞ!」

と意識して、できるということに意識を向ける。

そうしていけば徐々に「できる」という観念が強くなっていきます。

そして「できる」という観念さえ持ってしまえば、あとは潜在意識がその観念と行動との辻褄合わせを勝手にやってくれるので、

「なんかよくわからないけど、できると信じたらできた」

になりますよ(*^^)v

 

 

潜在意識の辻褄合わせは、誰もが日常的に行っていること。

「私にはできる」という観念さえ持てば、潜在意識が勝手に辻褄を合わせてできるようにしてくれる。

 

 

「潜在意識が現実の辻褄合わせをする」

というのの他に、

「潜在意識が現実の再配達をする」

と言われることもあります。

この再配達とはなんなのか?ということについて書いた記事もありますので、よければ参考になさってみてください↓

★潜在意識が現実の再配達をするって、本当?★

 

 

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アファメーションの回数って、具体的に何回くらいがいいの?

ラベンダー

 

アファメーションって、効果的な回数とかあるの?

 

今回は、アファメーションの回数についてです。

引き寄せの本やサイトで必ずと言っていいほど出てくるのが、アファメーションですよね。

私のこのサイトでも何度もアファメーションという言葉が出てきていますので、見てくださっている方からよく、

「アファメーションって、具体的にどのくらいの回数をするのがいいんですか?」

というご質問をいただきます。

疑問に思っている方が多い部分だと思いますので、回数についてお話してゆきますね。

 

 

アファメーションとは、自分の潜在意識を変える作業

 

まず、アファメーションが何かを知らない方のために簡単に説明すると、アファメーションとは、

「潜在意識の中にある観念を、新しいものに変えるための作業」

です。

 

 

たとえばあなたが「どうせお金持ちになれない」と思っているとします。

別にそんなことは思いたくもないのにそう思ってしまう…というのは、

その「どうせなれない」という観念が、潜在意識の中にまで刷り込まれてしまっている状態だからです。

潜在意識のお仕事は、観念を現実化することです。

なので「どうせなれない」という観念があると、

「よっしゃ、『どうせお金持ちになれない現実』を作るぞう!」

というふうに潜在意識が働き、お金持ちになれなくなってしまいます。

ならば、この観念を「お金持ちになれる」に変えるといいですよね。

そう変えることができれば潜在意識は、

「よっしゃ、『お金持ちになれる現実』を作るぞー!」

となりますので、お金持ちになれる、というわけです。

 

 

アファメーションによって、新しい観念を持つことができる

 

では、潜在意識に入り込んでしまった「どうせお金持ちになれない」という観念を、

「お金持ちになれる」という新しい観念に変えるためにはどうすればいいのか?

というと、何度も「私はお金持ちだ」と言うのが効果的です。

 

 

潜在意識って、偉大だ!万能だ!みたいに言われるのですが、実は万能というわけでもなく、頭がそんなに良くないという弱点も持っています。

決して賢くはないので、

「私はお金持ち、お金持ち、お金持ち、お金持ち…」

というふうに何度も何度も繰り返されると、

「へぇええ~~、そんなに何度もそう言うんならそうなんだろうな~(*´▽`*)」

…みたいに鵜呑みにし、古い観念のほうは捨てて新しい観念に従って動き始めます。

そうして潜在意識に新しい観念を持たせるため、「私は○○だ」と言うことをアファメーションと呼びます。

 

 

アファメーションの具体的な回数とは…

 

このような説明は別のサイトでもされていると思うのですが、これを読むとやはり、

「何度もアファメーションするのがいいのはわかったけど…。

『何度も』というのは、具体的な回数で言うとどのくらいのことを指してるの?」

という疑問がわきますよね。

ではでは、具体的にどのくらいの回数のことを指しているのかといいますと…、

 

 

 

 

 

 

 

そんな具体的な回数まで決まってないがな(´・ω・`)

 

 

 

 

 

 

「ぐっ…!!こ、こ、こいつ回数を教えてくれるのかと思いきや…!

わざわざフォントサイズを18ptにしてまで決まってないがなってなんやねん!!」

と思われてそうなのですが、で、でもでも、決まってないがな~(´;ω;`)

 

 

「漢字を覚えられるようになる具体的な回数は?」

 

ちょっと想像してみてほしいのですが、あなたが学校の先生で、生徒に漢字を教えているとします。

何度も繰り返し書くうちに人はその漢字を覚えていきます。

すっかり潜在意識下までその漢字が入り込むと、人はわざわざ「どう書くんだったっけ?」と考えなくても自然と書けるようになります。

なのであなたが、

「覚えるために何回も書いてみましょうね」

と言ったところ、生徒からこんな質問が来ました。

「先生、何回もというのは、具体的な回数で言うとどのくらいのことですか?

何回書いたあたりで私はこの漢字を覚えはじめることができるのか、回数を教えてください」

と。

これ、

「い、いや…そんな具体的な回数まで決まってないけど…」

とちょっと困ってしまいませんか?

 

 

私が、

「アファメーションを何度もするとは、具体的な回数で言うと何回くらいのことですか?

何回アファメーションをしたあたりで、潜在意識は変わり始めるのですか?」

という質問をいただいたときも、そのように「う、うう~む…」という気持ちになります。

さすがにこういったことは個人差のあることですし、具体的な回数というのははっきりと言いようがないですよね。

 

 

もしあなたが生徒さんに回答するならば、

「○回で覚えられます!というふうに決まってるわけじゃないから、覚えるまで回数を重ねてみてね」

と言うのではないかな?と思いますが、私も同様に、アファメーションの回数について質問をいただいたときには、

「○回で変わります!というふうには決まってないので、潜在意識が変わるまでやってみてください」

とお伝えしています。

 

 

アファメーションの回数を重ねること自体を目的にしない

 

…ということで、具体的に「アファメーションはこのくらいの回数が良いです!」ということは言えず、

「潜在意識が変わるまで回数を重ねてください」

としか言えないのですが、アファメーションをしているうちに、

回数を重ねることそのものが目的になってしまわないように気をつけてほしいと思います。

 

 

1度や2度のアファメーションだと潜在意識は変わらないので、回数を重ねることは大切です。

けれど、

「アファメーションの回数を重ねることが大切」

と聞くと、

「だったら、とにかく回数をこなさなきゃいけない!」

となってしまう方もいらっしゃいます。

ぶわわわわーーーーーーっと念仏のようにアファメーションを何百回も言って、

「よし、こんなに回数をこなしたんだからこれでアファメーションの効果があるかな…?」

とか、

「1分間に○回もアファメーションが言えたぞ!これで潜在意識が変わったはず!」

という感じになる方もいるのですが、これは潜在意識が変わりにくいです。

本当にただ単に、回数をこなしているだけだからです。

 

 

漢字を覚えるために、書き取りの回数を重ねること自体は大切なことではあると思います。

しかしかといって、

「回数を重ねるのが大切なのだから、1分間にできるだけたくさん書こう!」

とバババババーっと殴り書きをして、

「よし、こんなに回数を重ねたから、私はこの漢字を覚えたはずだー!」

…というのは、なんだかちょっと違いますよね。

 

 

アファメーションの回数を重ねる目的は「自分を変えるため」

 

アファメーションの回数を重ねるのが大事なのは、あくまでも「潜在意識を変える」という目的のためです。

なので、

「私は、自分のこれまでの観念を変えてやるんだ!」

という目的意識が希薄ですと、本当にただ回数をこなしただけで終わってしまい観念は変わらない…となりがちです。

 

 

「私はこの漢字をしっかりと覚えたい、覚えるんだ!」

という熱意を持って真剣に書くほど、少ない回数で覚えられると思います。

同様に、

「私は、自分のこれまでの考え方を変えたい、変えてやるんだ!」

という熱意を持って真剣にアファメーションを唱えるほど、少ない回数で変わります。

 

 

アファメーションをする際には、

「自分の潜在意識を変えるため(漢字を覚えるため)」

にするのであって、

「アファメーションの回数を重ねること(ただ書き取り回数を重ねること)」

が目的なわけではない、ということを意識しておくと、より少ない回数で変わると思います(*^^)v

 

 

「私は変わる」という目的意識をしっかりと持ってみてください。

アファメーションの回数をこなすことそのものが目的化してしまうと、潜在意識が変わりづらくなってしまいます。

 

 

回数…といえば、

「ありがとうを1000回言うと奇跡が起きる」

というふうに言われることもありますよね。

けれど、

「それを聞いてやってみたけど効果がなかった…。

私は特に、ただ回数を重ねればいいんだ!なんて思ってやってたつもりもないんだけど…何が原因なのかな?」

という方もいらっしゃるかもしれませんので、以下の記事も参考にしていただければと思います↓

★ありがとうのアファメーション、1000回やっても効果がないのはなぜ?★

 

 

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