潜在意識とエゴの関係とは?
今回は「エゴ」についてです。
意図…「こうしたい」と望む純粋な気持ちのこと。
願望…「こうしたい」という意図に、「でもそんなの無理じゃん」といった気持ちもくっついている状態のこと。
↑意図と願望の違いは、こんな感じです。
図にすると、
↑こうですね。
潜在意識は意図を現実化しようとしますので、意図だけ持っていればいいのですが、
願望のほうには意図に加えて「でも無理」という余計なものがくっついてきているため、潜在意識はその余計なもののほうに惑わされて叶わなくなる…といった感じです。
エゴさえ選ばなければ、潜在意識は意図を叶える
こうなると当然、
「じゃあ潜在意識がちゃんと夢を叶えてくれるように、しっかり意図だけを持っている状態になりたい。どうすればその状態になれるのか?」
という疑問が出ますよね。
どうすればその状態になれるのかというとすごく簡単で、ただエゴを選択しなければいいだけです。
「エゴ…エゴってなんだ?」
という方もいらっしゃるかと思いますので、エゴとは何か?について説明すると…。
↑これが願望ですよね。
そして潜在意識の話の中ではよく、
↑こんなふうに、
「でも無理じゃん、どうせダメじゃん、苦労するじゃん、なんだかんだ」
という、意図を邪魔するような否定的な気持ちのことを「エゴ」と呼ぶことがあります。
ただ、正確には「エゴ」というのは「自我」という意味ですし、世間一般で、
「でも無理じゃんという気持ちのことをエゴを呼ぶ」
といった解釈はされていませんので、この解釈は潜在意識の話、引き寄せの法則の話の中でだけされる独自の解釈です。
「意図」と「エゴ」の2つが存在していて、意図ではなくエゴのほうに反応して選んでしまっているときに人は、
「わぁあああ、私なんてどうせ無理だ…」
となってしまいます。
そうすると潜在意識が、
「ほいさっさ、『私なんてどうせ無理な現実』を作ればいいんですな、まかしとき!」
となってしまうわけですから、ではそんなエゴなんて選択しなければいいだけの話ですよね。
ということで、
「潜在意識がちゃんと夢を叶えてくれるように、しっかり意図だけを持っている状態になりたい。どうすればその状態になれるのか?」
という問いの答えは、
「意図にくっついてくるエゴを選択しなければいいだけ。
エゴのほうを選ばないなら、消去法で意図のほうを選ぶしかなくなるので、潜在意識は意図を実現しようする」
です。
エゴを選択しない…そんなの難しいんじゃないの?
で、おそらくこれを読んでいるみなさんはきっと、
「ええ~…選択しなければいいだけって言われても…。
別に私、
『意図とエゴの2つがあるな、さーてどっちにしよう?よしエゴを選ぶか!』
とか思ってエゴを選んでるわけじゃないし…。
選びたくないのに選んじゃうものはどうしようもなくない…?」
と思ったと思います。
いやいや、でも、
「意図とエゴの2つがあるな、さーてどっちにしよう?」
と思ってから、自分の意志で好きなほうを選ぶっていうのは、ちょっと練習すれば誰にでもできますよ~。
なぜか「自分の意志で選ぶことなどできるはずがない」と思い込んでいる方の多さがすさまじいのですが、できます。
今までそんなことをしたことがなかったため、
「だからこれからもできるはずがない」
「そんなことをするのはすごく難しいはずだ」
と感じるのかもしれませんが、そんな、やる前からできるはずないとか難しいとか決めつけないで~(´;ω;`)
いざやってみれば、
「なんだ、エゴを選ばないって思ったより全然簡単じゃねーか」
となると思いますので、ぜひやってみてほしいと思います。
エゴを選択しないとは、ただエゴに気づくということ
では、具体的に「エゴを選ばない」というのはどうすればいいのか?についてなのですが、本当に簡単で、
「自分の中からエゴが出てきたら、そのエゴに気づく」
だけです。
どうして人がついついエゴを選んでしまうのかというと、何かを思考したときに、
「お、これはエゴだな」
という自覚がないからなんですね。
「そんなの無理だ」というエゴがぽんと出てきたとき、
「あ、私の中からいま、そんなのは無理だという考えが出てきたなあ」
とか自覚する方はそんなにいなくて、エゴが出た瞬間それをエゴと自覚する間もなく反射的に、
「そうだ、無理に決まってる!わぁあ…」
となってしまうことが多いのですが、ここで、
「お、エゴが出てきた」
と気づけばいいだけ。
自覚さえあればエゴを選ばずにいられますので、エゴに気づく以外は特になにもしなくていいです。
「無理に決まってる…というエゴが私の中から出てきたなぁ」
というのは、エゴをただただ観察しているだけのような状態です。
「そういうものがあるんだなぁ」
と客観視しているだけで、「うわああああ」とはなっていません。
うわあああ~無理に決まってる~となってしまうと潜在意識は、
「よっしゃあああ!『無理に決まってる現実』を作るぜ!」
と動き出してしまいますが、観察だけしているぶんには、潜在意識がそういうふうに動き出したりしませんので大丈夫です。
エゴを観察していれば、潜在意識は自然と意図の実現に向かう
「どうせ無理…あ、これってエゴだ」
「でも私なんかが…あ、これもエゴだ」
「ほう、エゴっていっぱいあるんだなあ」
というふうにエゴの観察を続けていくうちに、
「なんだ、今まではついエゴを選んでしまって、エゴを自分自身だと思ってたけど、エゴって私とは別個のものじゃないか。
自分の意志で選ぶことも選ばないこともできるものなんだ~」
ということが感覚でわかると思います。
こうしてわかってしまえばわざわざ、
「よし、意図じゃなくてエゴのほうを選んで苦しむぞ!」
なんて方はそうそういませんから、潜在意識は意図のほうを現実化します。
ううーん、これは文字で理解しようとするよりもやってみたほうが早いと思いますので、自分が「どうせ…」というふうに思考するたび、
「お、これはエゴだ」
ということを繰り返してみてください。
やっているうちにエゴを選ばないようになれると思いますよ(*^^)v
エゴが出てきたとき、それを無自覚に選択してしまわないこと。
「あ、これはエゴだ」
と気づくだけで、エゴを選ばずにすむようになります。
あなたがエゴを選ばないなら残るのは意図なので、潜在意識は意図の現実化をします。
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恨みの感情があると、潜在意識にとって良くないの?
今回は、恨みの気持ちを持ったままでもいい、というお話です。
引き寄せや潜在意識についてのお話の中では、
「恨みの気持ちを手放しましょう」
「人に恨みを持ったままでは、潜在意識は良いものを引き寄せてくれません」
というふうによく言われますよね。
ただ、実際には人に恨みを持っているからといって、潜在意識が良い引き寄せをしなくなるということはないということについて詳しくお話していきます。
潜在意識は、恨みの感情そのものには反応しない
「恨みを持ったままでは、潜在意識は良い引き寄せをしてくれない」
こう言われると、
「恨みって良くないものなんだな…。
そんな良くないものを持っているから、潜在意識に悪影響が及んで良い引き寄せができなくなるんだな」
と考えがちですが、恨みそのものは持っていてもいなくても、潜在意識に影響はありません。
前に別の記事でも書いたのですが、潜在意識の仕事は「思考」を現実にすることであって、「感情」を現実にすることではないためです。
恨みというのは感情ですので、あなたが恨みを持っていたとしても潜在意識のほうは、
「俺の仕事は思考に従うことやでー、感情に従うことじゃないでー」
という感じで、働くことはありません。
だったら、恨みを手放せと言われるのはなぜ?
ではなぜ、恨みを持つと潜在意識は良い引き寄せをしないと言われるのか?というと、
多くの方は恨みを持ったそのあとに、恨んでいる相手を変えようと思考しだすからです。
「ちくしょう、あいつのせいでこうなった。だからあいつが反省しない限り、私は幸せになれない」
「だからあいつが不幸になってくれない限り、私は幸せになれない」
というふうに、恨んでいる相手が変わることを求めはじめます。
「相手が変わらない限り、私は幸せになれない」
というのは少し言い方を変えると、
「私が幸せになるためには、『相手が変わる』という条件をクリアする必要がある」
ということですが、ではそう思考したのだから、潜在意識はその思考どおりに相手を変えてくれるのか?というと…。
残念ながら潜在意識は、他人のコントロールまではできないんです。
なので潜在意識のほうは、
「思考を現実化するのが仕事やけど、すまんがさすがに他人を変えることまでは俺できひん。
その条件クリア無理やで、クリアしたあとに幸せにしてくれっていうんなら、残念やけど幸せにしてあげられへん…(´・ω・`)」
となってしまい、良い引き寄せが起きません。
潜在意識が現実化しようとするのは、恨みのあとの条件付け
こうして潜在意識が無理やで~となるので、
「恨みを持っていると潜在意識は良い引き寄せをしない」
と言われるのですが、ただこれは厳密に言えば、
「恨みを持っていると潜在意識は良い引き寄せをしない」
わけではなくて、
「恨みを持ったのち、『私が幸せになるためには、相手が変わるという条件をクリアする必要がある』という条件を設けていると、潜在意識は良い引き寄せをしない」
ですよね。
幸せになれないのは、恨みがあるからではなく条件付けがあるからです。
なのでその条件さえはずしてしまえばいいんですね、
「あいつが変わろうが変わるまいが、これから私は幸せになれる」
「あいつが変わる前でも、私は幸せになっていい」
「私の幸せは、あいつがどうであるかに左右されない」
というふうに、条件をはずす。
条件がはずれれば潜在意識は、
「お、他人を変えなくていいなら俺に任せろ~(*´▽`*)」
となりますので、ちゃんと働いて良いものを引き寄せます。
「恨みがあると潜在意識が良い引き寄せをしない」も条件付け
「恨みという感情そのものが問題なんだ。恨みがある限り、潜在意識は良い引き寄せをしないんだ」
と思って、恨みそのものを手放そうと四苦八苦する方は多くいらっしゃいますが、
「恨みがある限り、潜在意識は良い引き寄せをしない」
というのもまた、恨みから生まれた条件付けの思考です。
潜在意識はその条件付けに反応し、
「おっ、恨みを持っている間は俺が良い引き寄せをしないと思ってるのか。
ではその思考どおり、あなたが恨みを持っている間は良い引き寄せをしないでいてあげるね!(`・ω・´)」
というふうに仕事をしはじめるので、良い引き寄せが起きなくなります。
ただこれも厳密に言えば、
「恨みがある限り潜在意識が良い引き寄せをしない」
わけではなく、
「恨みを持ったあと『恨みがある限り潜在意識が良い引き寄せをしないんだ』と思考するから、恨みがあるうちは潜在意識が良い引き寄せをしない」
です。
なので、こちらも条件付けの思考をはずすといいですね。
「恨みを持っていようがいまいが、それとは関係なく潜在意識は良いものを引き寄せる」
「人を恨んだままでも幸せになっていい」
「私の幸せは、恨みの感情があるかどうかに左右されない」
というふうに条件付けをはずせば、恨みがあるままでも潜在意識は良い方向へ働きます。
まだ恨みたい、という気持ちがあるなら条件だけ手放す
「恨みから生まれた条件付けを手放しましょう」
と言われるよりは、単に、
「恨みを手放しましょう」
と言われることが多いため、恨みそのものを手放さなねばならぬのだ…と思う方は本当に多いです。
確かに、恨みそのものを手放せば、ひいてはその恨みから生まれた条件付けも一緒に手放したことになるので、恨みそのものを手放すのでももちろんOKです。
「恨みを手放しましょう」というのも、決して間違ったことを言っているわけではありません。
でも「まだ恨んでいたい」という気持ちがあるときには、無理をして恨みそのものを手放そうとしなくても、恨みから生まれた条件付けのほうだけ手放せばOKです。
それでじゅうぶん潜在意識は働いてくれますよ(*^^)v
潜在意識は、恨みの影響を受けず人を幸せにできる
私自身、
「人に恨みを持ってるから幸せになれないのではなく、『人を恨んでいる限りは幸せになれない』という自分の条件付けのせいで幸せになれないのだ」
ということになかなか気づきませんでした。
内心でこれでもかというほど恨みまくっている人のことを、なんとかかんとか許そうと必死になって試行錯誤を繰り返していたのですが、
心底には「許すものか、まだ許したくない」という気持ちがあるので、どうあがいても恨みは消えませんでした。
ある日ほとほと疲れ果てた私は、
「もう無理。どうやったって恨みを手放すなんてできない…。
…もう私、恨んでてもいいんじゃないかな…恨んだままじゃいけないのかな…」
と、ふと思ったんですね。
そしてその瞬間、
「え、そうだ…そういえばなんで恨んだままじゃいけないんだっけ…?
恨みを持っていてはいけないって誰が決めたんだ?
……わ、わ、私だ!私がそう決めてた!
私が幸せになれないのはあの人を許せないからじゃない、
『あの人を許してからじゃないと幸せになってはいけない』
という自分で作ったルールがあるからだ!私が原因だ!!」
と気づきました。
このときにやっと、
「幸せになれない原因は他人ではなく、自分にある」
という言葉の意味がわかって、
「あの人をどれだけ恨もうと、私は幸せになる」
というルールに変えました。
そこからは非常に生きるのが楽になりましたし、逆説的ですが、恨んでいいというルールに変えるとかえって恨みは手放しやすくなります。
自分の中にある条件に気づき手放せば、潜在意識は恨みがあろうとなんだろうと幸せを現実化しますよ。
あなたは何か、恨みたくないのに恨まずにはいられないような辛いを思いをしてきたんですよね。
月並みなこと言うな~と思われそうなのですが、私はあなたがこれまですごく辛い思いをしたのなら、そのぶんこれからは人一倍幸せになったっていいはずだと思います。
「恨みがある。だからこれからも幸せになれない」
ではなくて、
「恨みがある。だからこそこれからは幸せになっていい」
そういう条件だってアリですよ(*´ω`*)
「恨みを手放さない限り幸せになれない」
という条件付けをはずせば、潜在意識は恨みがあっても幸せを現実化します。
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不足は嘘…?いや、現に不足していますけど…?
今回は「不足は嘘」ということについてです。
潜在意識の話の中では、
「不足は嘘。充足が本当」
「不足は存在しない、幻にすぎない」
というふうに言われることがあります。
これを聞くと、
「ふ、ふ、不足は嘘?存在しない??
いやいや嘘じゃないよ、現に不足してるし…。
たとえばさ、私はいま100万円ほしいと思ってるけど財布には1万しかないし、これって『99万円不足している』ってことじゃないの?
現実に不足があるじゃんよ…どういうことよ…」
というふうに不思議に思う方も多いのではないかな?と思います。
ではでは、不足は嘘とはどういうことなのか?について詳しく説明していきます。
99万円の不足は嘘。そのような不足は存在していない
あなたは100万円がほしいのに、目の前には1万円しかないとすると…、
「ばっちり99万円の不足が存在してやがるじゃねーか!
不足は嘘なんてのが嘘じゃないのかーー!」
というような気になりますよね。
う~ん、でもでも、私にはその「99万円の不足」というものが見えません。
1万円なら見えるし、形とか色とかもわかるんですけど…、
その99万円の不足ってどんな形なんですか?色は?匂いはします?
不足はあるというあなたには、不足が見えているんですよね?
ちょっとどんなものなのか教えてくださいな。
…と言われると、
「い、いやいや不足は目に見えてるわけじゃないよ。
そんな、別に現実に『99万円の不足』って名前のついた物体があるわけじゃないんだから…。
『不足という物質がこの世に存在しているの?』という意味なら、現実に不足はないよ」
と思いますよね。
そう、あなたはさっき、
「現実にばっちり不足があるじゃんよ」
と思ったかもしれませんが、現実には「不足」なるものはない。
確かに、あなたの頭の中に「不足感」ならばあります。
でもあくまでもあなたの頭の中に「不足している感じ」があるだけで、現実に不足というものがあるわけではない。
目の前にあるのは「99万円の不足」ではなく「1万円」です。
1万円を見て「1万円がある」と思うのではなく「99万円の不足がある」と思ったなら、
現実にちゃんと存在している「ある」ものを見ず、ないはずの「不足」を見た、ということ。
そのあなたが見たと思っている不足は本当は現実にはないよ、あなたの頭の中にしかない幻だよ~、ということで「不足は嘘」です。
不足していると錯覚していると、潜在意識はその錯覚を深める
人はつい、
「現実に不足があるから、私は不足感を感じている」
と思うのですが、実際には逆です。
「私が不足感を感じているから、現実に不足があるような錯覚に陥っている」
なんですね。
本当に現実に「不足」というものが存在していると思い込み、
「この不足した現実をどうすればいいのかしら?」
と考えていても、そこで止まってしまいます。
実際には現実に不足というものは存在していないので、さすがの潜在意識も存在しないものをどうこうはできないためです。
むしろ、
「この人は『現実に不足がある』と錯覚しているんだし、では、
『現実に不足があると錯覚したままでいられる現実』を作ろうっと」
というふうに働きはじめてしまうので、自分の錯覚が深まってしまいます。
そして自分の錯覚が深まればますます、
「この、この不足した現実をどうしようううう!!」
となるのですが、こうなると潜在意識のほうもますます、
「この、この『不足した現実がある』という錯覚をもっと強めるぜぇえええ!!」
と張り切ってしまいますので、ずっと不足が現実に存在していると思い込んだまま…となってしまいかねません。
不足は嘘だと意識していくと、前提が変わる
なのでどこかで、
「おや、よく考えると現実に『不足』なんてなくない?不足は嘘だった」
と気づけるとよいですね。
今日からぜひ、現実を見て不足している!と感じるたびに、
「いや、でも不足は嘘なんだよね。
現実に不足があるわけじゃなくて、私の中に不足感があるだけだ」
というふうに意識なさってみてください。
いまは急に「不足は嘘です!」と言われたばかりなのでピンとこないかもしれませんが、日常で不足は嘘なのだ、と意識しながら生活していると、
「お、おぉ…本当に現実に不足なんてないじゃん。私があると思い込んでただけじゃん。
不足は、私の頭の中にしか存在していない幻想なんだ!」
というふうに腑に落ちてくると思います。
そうして不足は嘘であることが腑に落ちてくると、頭の中の不足感も消えていき、徐々に前提が、
「現実に不足はある、この世にはないものばかりだ」
から、
「現実に不足などない、この世にはすべてある」
へと変わっていきます。
前提が変われば、潜在意識は働きだす
このあたりから、潜在意識が現実化するものも変わってきます。
「100万円がほしい、でも現実に99万円の不足がある。
潜在意識よー、この不足を埋めておくれ~!」
だと潜在意識はその不足をどうすることもできません。
さきほども言ったように、本当は現実に不足というものが存在していないので、潜在意識も存在しないものを埋めることはできないからです。
ないはずの穴を埋めろ、と言われても潜在意識は、
「そもそも穴どこやねん(´・ω・`)」
となっちゃいます。
けれど、
「100万円がほしい。そしてこの現実に不足はない。すべてある」
という前提ですと、これは現実にないはずの不足をどうこうしよう…ではなくて、
ちゃんと現実にあるものをどうこうしようとしている、ということです。
潜在意識は、現実にあるもののことでしたら大概はどうにでもできますので、
「ほんじゃ現実にあるアレとコレとソレをこれこれこうして、100万作ったるべ~(*´▽`*)」
ということができます。
「すべてがあり、不足は嘘である」
あなたがそういう前提を持っている以上、潜在意識は、
「ほーらね、やっぱりすべてがあって不足は嘘なんじゃん!」
と言えるような現実を作ってくれますよ(*^^)v
頭の中に「不足感」があっても、現実に「不足」はない。
あなたが現実の中に不足を見ているのなら、その不足は嘘だと見破ってください。
現実にはすべてがあると気づけば、潜在意識は現実にあるものを利用して、あなたの望むものを作り出します。
「すべてある」に関して詳しく書いた記事もありますので、よければ以下の記事も参考になさってみてください↓
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自分に優しくすると、潜在意識はどう変わる?
今回は「自分に優しくする」ということについてです。
潜在意識のお話の中では、
「自分で自分に優しくしましょう」
「まずは自分自身を満たすことが大切です」
というふうによく言われますよね。
けれど中には、
「自分に優しくすることで、潜在意識の何がどうなるわけ??」
とか、
「自分に優しくしろと言われても、具体的に何をどうすればいいのやら…」
と思っている方もいると思いますので、詳しくお話してゆきます。
満たされた心を、潜在意識は現実化する
引き寄せの法則って、潜在意識の力によって自分の思考が現実になるという法則ですよね。
もしあなたの心の中に、
「ふん、どうせ私なんて…」
というギスギスした思考があるのなら、潜在意識は、
「おっしゃー!その思考通り、ギッスギスの現実作ったるで~!(゚∀゚)」
…となってしまいます。
でもあなたの心が満たされていて、前向きな思考ができているならば潜在意識は、
「その思考通り、満たされた現実作っちゃうぞ!」
となりますよね。
人はついつい、
「現実が満たされれば、私の心は満ちる」
と考えがちですが、現実は心が作っているのですから実際には、
「私の心が満たされれば、現実は満ちる」
の順です。
先に自分の心を満たす必要がありますので、潜在意識の話の中ではしょっちゅう、
「まずは自分を満たすことが大切」
と言われます。
自分に優しくすることで、満たされた心を作る
では、自分を満たすためにはどうすればいいのか?というと、自分に優しくするのが良いですね。
ごく普通に、他人に優しくされるところと冷たくされるところを想像してみてほしいのですが、これは言うまでもなく、優しくされたほうが嬉しくなりますよね。
尊重され、肯定されれば、自然と元気や余裕が出て思考が前向きになりますので、自分で自分にそうします。
ここでも人はついつい、自分で自分に優しくするよりも、他人が自分に優しくしてくれることを考えてしまうものです。
確かに他人が自分に優しくしてくれたらとっても嬉しいものなのですが…しかし残念ながら、
「他人が私に優しくしてくれたら私の心は満ちるのだから、他人に優しくされるのを待とう」
と思っていても、なかなか他人は優しくはしてくれないものなんです。
だってあなたがそう考えているということは、あなたの周りのみんなもそう考えているということだから。
みんながみんなして、
「他人が私に優しくしてくれたら私の心は満ちるのだから、他人に優しくされるのを待とう」
と思って、相手のほうから自分に優しくしてくれるのを待っていても…これではお互いに待ちの姿勢のまま膠着状態になってしまいますよね。
あなたはある日突然、
「ハッ!今日からあの人に優しくすることにしよう!!
別に優しくしてもらったわけでもなんでもないけど、そうしよう!」
とかって心変わりすること、あんまりないと思います。
あなたが急にそう思うことがないのと同じように、他人も急にそう思うことってないですから、他人が急に心変わりをして自分に優しくしてくれるのを待ち続けていても、心が満たされる日は来るか来ないかもわからなくなってしまいます。
なので、他人に優しくしてもらえる日がくるのを待つのではなくて、自分で自分に優しくして、自分で自分の心を満たす。
他人に肯定してもらえるのを待つのではなく、自分で自分を肯定する。
優しくする側と優しくされる側、両方とも自分でやってしまいます。一人二役ですね。
そうして自分に優しくすることで自分の心が満たされれば、潜在意識は、
「よーし、満たされた現実を作るぞ~」
となるので、現実が満ち足りたほうへと変わっていきます。
自分に優しくするって、具体的にどういうこと?
ではでは、自分に優しくするというのは、具体的に自分に何をするということなのでしょうか?
よく、
「自分に優しくするとは、自分のやりたいことをやること」
と言います。
確かにそれもとっても大切なことなのですが、かといって、なんでもかんでもやりたい放題やって肯定しまくればいいってもんでもないかな~、と私は思います。
たとえばですけど、
「今日は会社で嫌なことがあった!ストレス発散にお菓子をドカ食いしたい!酒を飲みまくりたい!」
というのがやりたいことだったとき、暴飲暴食してがばがばお酒を飲んで、
「やりたいことやりました、これで自分に優しくしたことになります」
…ということになるのか?というと、う、うう~ん…?(;^ω^)
確かにやりたいことをやってはいる…のですが、自分に優しくするというよりは、むしろ自分を痛めつけてしまっていますよね。
暴飲暴食はあくまでもただの例なので、誰もが暴飲暴食するというわけではないのですが、
単に「やりたいことをやる」というだけだと、なんだかうっかり自分を傷つける方向に行ってしまうこともあります。
なので、ただ「自分のやりたいことをやろう」と考えるよりは、普段の生活で折に触れて、
「私がこの子(自分)の親だったなら、こういうとき、この子にどうしてあげたいだろうか?」
と考えてみてください。
まず、自分を小さな子供だと思ってみる。
そしてその小さな子供が、
「お母さん、今日は幼稚園で嫌なことがあった!ストレス発散にいっぱいお菓子を食べまくってジュースを飲みまくりたいから、お菓子とジュースちょうだい!!」
と言ったときに、
「それがいいわね、そうしましょう」
と言うのか、言わないのか?というふうに考えてみます。
いくら我が子が可愛くても、どんどん食べさせて「私、子供に優しくしてます」という方はあまりいないはず。
こういうときは、
「ご飯を食べたあとにしようね。そのあとのデザートに、一番好きなお菓子とジュースにしようか」
とかになると思いますので、自分自身にそうしてあげてください。
潜在意識下に、罪悪感を募らせないで
確かに、ぶわーっと食べたりお酒を飲んだり…というふうにやりたいことをやると、その時だけは気持ちが紛れます。
けれど、やったことがある方はわかると思うのですが、そのあとの罪悪感がひどくないでしょうか?
自分で自分をないがしろにしてしまったことで、
「どうせ私なんて…」
という思いは、かえって強まってしまうんですね。
その「どうせ私なんて」は潜在意識下にどんどん募っていく。
そして潜在意識は、
「では、『どうせ私なんてと思っていられる現実』を作らないと」
となるので、どんどんどうせ私なんて…と思うような事態ばかり起きていきます。
そうならないために、
「親だったら、この子にどうしてあげたいだろうか?」
と考えてみてください。
その子がしようとしていることがその子のためになることだったり、応援してあげたいと思うことなら、いいねと言ってあげる。
一時のストレス発散とか、とりあえずその場をしのぐことが目的で、それをしてもあとからその子自身が苦しむはめになるようなことをしようとしているなら、もっといい案を出してあげる。
または、
「私が小さな子供だったら、お母さんにどうしてほしいだろうか?」
「お父さんがなんと言ってくれたら、私の心は満たされるだろうか?」
というふうに、逆に小さな子供の立場に立って考えてみるのもよいと思います。
人間の「どうせ私なんて」という気持ちは、子供時代の満たされなかった思いから生まれていることが多くあります。
お母さんにこうしてほしかった、お父さんにこうしてほしかった、でもそうではなかった…という悲しみや怒りが、まだ潜在意識の奥のほうでくすぶっている状態の方、多くいらっしゃいます。
なので、その潜在意識下の満たされないものを満たすため、親と子供の二役を自分でやってみてください。
私が母親(父親)だったらこういうとき、我が子にこうしてあげたい。
私が子供だったらこういうとき、お母さん(お父さん)にこうしてほしい。
そう思うことを、実際に自分自身にしてあげてくださいね。
そうして自分に優しく、自分で自分を満たしていくうちに、潜在意識が現実化するものは「満たされた現実」へと変わっていきます。
そして、現実が満たされたものに変わり始めるとそれを受けて、「嬉しいな」とまた心が満たされます。
また心が満たされれば、潜在意識は「さらに満たされた現実」を作るので、その現実を受けてさらに心が満たされ…という良い循環が生まれます。
現実を変える方法より、自分に優しくすることを考えて
さきほども言ったのですが、人ってついつい、
「現実を先に変えよう、現実が変われば私の心は満たされる」
というふうに考えてしまいがちです。
けれど実際には、
「心を先に変えよう、心が変われば私の現実は満たされる」
です。
より良い現実を作るための原動力は満たされた心、自己肯定感、自分を尊重する気持ちです。
その原動力を生み出すため、自分に優しくしてあげてください。
自分に優しくしていればそれを受けて現実は勝手に変わっていきますので、考えるべきは、
「どのように現実を変えようかな?」
ということではなく、
「どのように自分に優しくしてあげようかな?」
ということです。
遠慮なくどしどし自分のことを考えて、尊重してあげてくださいね。
「現実が満たされれば、私の心は満ちる」
ではなく、
「私の心が満たされれば、現実は満ちる」
です。
自分の心を満たすため、自分に優しくしてあげてください。
自分に優しくすることができれば、あとは潜在意識が勝手に満たされた現実を作りはじめます。
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潜在意識を使いこなすには、悟りに近づかねばならない?
今回は「悟り」についてのお話です。
といっても、
「悟りを開き、潜在意識の力を使いこなせるようになるためにはどうすればいいのか?」
というようなお話なわけではなくて、
「悟りを開こうとしなくとも、潜在意識の力は使えるし願いは叶うよ~」
というお話です。
潜在意識の力を使うため、悟りの世界を目指す方もいるが…
このサイトを読んでくださっている方から潜在意識に関する質問をいただくことがあるのですが、
「執着を捨てないと、潜在意識の力は使えるようにならないですよね?」
「私はこれこれこうで、煩悩が強くて…これでは潜在意識は味方してくれないですよね?」
といった質問が多く、
「うむむ、どうも、
『潜在意識の力で願いを叶えるためには、今より悟りの境地に近づかねばならない』
という固定観念を持っている方が多いのかな?」
と感じることがあります。
なんというか、
①今の私はレベルが低い状態だ。
↓
②けれどなんとかして自分のレベルを上げて、もっと悟りの世界に近づくことができれば、
↓
③潜在意識が願いを叶えてくれる。
という順序で考えて、自分のレベル上げを頑張ろうとしている方が多いようだぞ?と。
潜在意識の話を読んでいるうち、なんだか悟りを意識してしまう
なぜこう考える方が多いのかというと、潜在意識の話の中でよく、
「執着を捨てるとうまくいく」
と言われることが原因のひとつかなと思います。
そう言われるとついつい、
「そうか、私はまだ執着がひどいから…もっと煩悩から離れた悟りに近い状態にならないとダメなのか…」
という気持ちになってしまうのではないのかな?と。
あと、ネットには願いを叶えたという方の体験談もたくさん載っているのですが、
そういった方のお話って、まだ叶えていない方が読むとなんだか妙に謎めいて聞こえてしまうんですよね。
読んでいるとなんとなく、
「自分とは違う世界を知った人が、自分には理解できないすごいことを話してる。
この人たちの言うことが理解できるレベルにならないと、潜在意識は使いこなせないのか…」
というような気になってしまい、
「なんとか頑張ってこの人たちのレベルまで到達できれば…!
もっと執着を捨てて…もっと高いレベルの世界に行ければ…!
そうすれば潜在意識の力をうまく使えるようになる!」
と感じてしまうのも無理はないかもしれません。
そうして、
「より清らかに、より賢く、より高いレベルの境地に…」
と、なんとなく「悟り」のようなものを目指しはじめる方が多いように思います。
さすがに、
「私は、完全なる悟りを開く!お釈迦さまと同じになるんだ!!」
とまで思っている方は少なそうですが、でも漠然と、
「潜在意識の力で願いを叶えるためには、今より悟りの境地に近づかねば…なんだかうまくいかない気がする…」
という固定観念を抱えている方が多い印象です。
ただ、この固定観念はむしろ捨てたほうが、潜在意識は願いを叶えてくれやすくなります。
悟りに近づくと、むしろ潜在意識は仕事をしなくなる
「潜在意識の力で願いを叶えるためには、今より悟りの境地に近づかねばならない」
少し言い方を変えると、
「今より悟りの境地に近づけば、潜在意識が願いを叶える」
ということですが、この言葉はよくよく考えるとちょっとおかしな言葉です。
「私は、この願いを叶えたい!」
というふうに、ああしたい、こうしたいと思考するのは執着です。
そして、悟りというのはそうした執着を捨てた状態のことですので、悟りに近づけば近づくほど「叶えたい」と思考することがなくなっていく…ということですよね。
つまり、
「今より悟りの境地に近づけば、潜在意識が願いを叶える」
というのは、
「今より願いを叶えたいと思考しなくなれば、潜在意識が願いを叶える」
と言ってることになります。
ここで、
「いやいや、願いを叶えたいと思わなくなったら叶わないじゃん。
叶えるためには最低限『願いを叶えたい』という思考は持ってないといけないんじゃないの?」
と思いませんか?
そう、叶えるためには最低限「願いを叶えたい」という思考は持っていないといけないです。
潜在意識は思考を現実化するのがお仕事なのですから、叶えたいと思考しなくなってしまったら、
「俺なにを現実化すればええのん、仕事ないで(´・ω・`)」
となっちゃいます。
引き寄せにおいて「叶えたい」という思考は、執着は、なくてはならない必須のものなんですね。
その執着を捨てて悟りを開いてしまっては、潜在意識が願いを現実化しようがなくなりますので、悟りを目指す必要はありません。
ではなぜ、執着を捨てろと悟りをすすめられるの?
「でも…だったらどうしてしょっちゅう『執着を捨てろ』って言われるの?
執着するなって、叶えたいと思考するな、そういう執着を捨てて悟りを目指せってことじゃないの?」
と疑問に思いますよね。
ただ、潜在意識のお話でよく言われる「執着するな」というのは、
「叶えたいと思うな、そういう気持ちを捨てて悟りに近づけ」
という意味ではなくて、
「『どうせ無理だ…あぁ、叶えたい、叶えたいよう…』と思考するな。
そういう思考は捨てて新たに『当然できるに決まっているから叶えたい』と思考しろ」
という意味です。
多くの方が「叶えたい」と言うとき、
「どうせ私には無理だけど叶えたい」
という意味で言っているんですね。
そうなると潜在意識は、
「おっしゃ、『どうせ私には無理』って思ってるんだから、無理にしてあげないと!」
となり、叶わなくなってしまいます。
なので、
「当然私には叶えられるので叶えたい」
と思う必要があります。
それならば潜在意識は、
「おう、叶うのが当然だと思ってるならその思考どおりに叶えないとね」
となり、叶います。
悟りをすすめる意味で執着を捨てろと言われているわけではない
「どうせ叶えられない」という思考が執着なのと同様、
「叶うのが当然だ」という思考も、もちろん執着です。
ただ、引き寄せではこの「叶うのが当然」という執着はどんどん持て、と推奨しています。
「必ず叶うと確信しなさい」
というふうによく言われますよね。
必ず叶うと確信しなさいというのは、必ず叶うと確固たるレベルで思考しなさい、必ず叶うということに確固たる強さで執着しなさい、ということです。
そういう執着が強ければ強いほどに潜在意識は強く働くのだから、ばんばん「確信しろ、確信しろ」と言って「必ず叶う」に執着するようにすすめています。
「執着を捨てろ」というのは、
「悟りを開いて叶えたいと思うことそのものをやめてしまったら叶わなくなるから、叶えたいという執着は持っていい。
ただし、『叶うに決まっているから叶えたい』という執着でなければ叶わないのだから、
今持っている『どうせ叶わないけど叶えたい』という執着のほうは捨てろ」
という意味であって、特に悟りをすすめているわけではありません。
潜在意識の力を使うには、悟り方より執着の仕方が大事
潜在意識の力で願いを叶えた方の体験談などを読むと、確かに謎めいて聞こえて、
「なんかの悟りの境地に行くとこうなるのか?」
と思うのも無理はないかと思いますが、彼らは執着を捨てて悟りを開いたからそうなったわけではなく、むしろ強い執着を持てた方たちなのではないかと思います。
「強く強く、叶えたいことは叶えられるという執着を持った」
とか、
「自分の望むものは既にあるという考え方に、ひどく執着した」
というふうに、ね。
「悟りに近づいたから、私などには理解できないすごいことを言っている」
というわけではなく、単に、
「私と執着のしどころが違うから話がかみ合わないんだな~」
程度に考えたほうが良いんじゃないかなと思います。
日常で、自分とこだわりどころが違う人と話してても話がかみ合わないことってありますよね、それと同じだと思います。
一度、
「潜在意識の力で願いを叶えるためには、今より悟りの境地に近づかねばならない」
という固定観念を捨てて、
「いやむしろ、私の願いが叶わないのは、悟りの境地に近づこうとするからじゃないのか?
いかに悟るかと悟り方を考えるより、いかに執着するかと執着の仕方を考えたほうがうまくいくかも…!」
と考えてみてください(*´ω`*)
潜在意識の力で願いを叶えるため、悟りの境地に近づこうとする必要はない。
執着について書いた記事は他にもあります。
ちょっと今回の記事とかぶってる部分もありますが、参考になさっていただければ嬉しいです↓
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潜在意識さん、待つだけでいいって本当ですか?
今回は「待つだけ」についてです。
引き寄せではよく、
「願いは潜在意識が叶えてくれるから、あなたは待つだけでいい」
「通販でほしいものを注文して、あとは待つだけ!という感覚」
というふうに言われますよね。
これを聞いて、
「そうなのか~。
…い、いやいや、でも本当の本当に待つだけでいいの?そんな都合のいい話があるのかなぁ…?」
とか、
「待つだけって言うから待ってるのに、全然叶わない…」
という方もいると思いますので、この「待つだけ」について詳しくお話していきます。
潜在意識の力で願いが叶う流れとは?
昨日の記事にも書いたのでちょっと内容がかぶっちゃうのですが、
まず、潜在意識の力で願いが叶うまでの過程をざっと説明すると、
①願いは叶うという確信を持つ
↓
②潜在意識が「叶うのね~、わかったよ~」と動き出す
↓
③叶えるための行動を、潜在意識によって無自覚に取らされてしまうため、叶う
です。
ポイントは、叶えるための行動を潜在意識によって「無自覚に取らされてしまう」という点。
願いを叶えるための行動を自分でしてはいるのですが、しかしその行動は、潜在意識に突き動かされて自分でも知らぬ間に取ってしまった「無自覚の行動」です。
なので顕在意識上で、
「私がいましているこの行動は!願いを叶えるための行動であーる!」
というような自覚を持つことができません。
結果「待つだけしかしていない」という感覚になる
そのように、叶えるための行動をしたという自覚がなければ、叶った後にどう思うでしょう?
「なんか、自分では何もしてないのに叶った。
…うーん、思い返してみても普通に過ごしてただけだったのに不思議だ…」
という感覚になりますよね。
他の人に「叶えるために何をすればいいの?」と聞かれても、自分が具体的に何をしたかは記憶にないのですから、
「いや、何も…。
なんか勝手に叶うから、叶うまで待ってればいいんじゃないかな、待つだけだよ」
としか言いようがなくなります。
「待つだけ」は「家に閉じこもっていればいい」という意味ではない
私自身も、急にうまくいくためのチャンスがヒントなんかが目の前にくると、
「うっひょー、このチャンスを実は自分の(潜在意識の)力で見つけてるとか信じられないわ~。
そんな自覚ないから、まるで急にプレゼントが届いたかのようだわ~」
と思うことがあります。
そのようなときは確かに、
「通販でほしいものを注文して、待つだけ」
というような感覚に近いです。
ただあくまでも、
「潜在意識のすることは自覚ができないために、まるで待つだけであるかのような錯覚に陥る」
というだけですので、「待つだけ」というのは本当に文字通りそのまんま、
「家の中に閉じこもってじーーーーーーーーーーーーーっと待つだけでいい」
という意味で使われているわけではありません。
待つだけでいいはずなのに、潜在意識が叶えてくれない?
「通販で注文したときのように、待つだけでいい」
という言葉を聞いて、
「私はそのとおり待っているのに、潜在意識は何も叶えてくれない…」
という方もいると思うのですが、叶わない原因として最もよくあるのが、
そもそも注文していない
というものです。
さきほど書いた、潜在意識の力で願いが叶う過程をもう一度書くと…、
①願いは叶うという確信を持つ
↓
②潜在意識が「叶うのね~、わかったよ~」と動き出す
↓
③叶えるための行動を、潜在意識によって無自覚に取らされてしまうため、叶う
でしたよね。
①の「願いは叶うという確信を持つ」というのが、「通販で注文する」という行為に当たります。
つまり、
「叶えたいけど、でも私には叶えられないんじゃないのか、どうせ無理だよね…」
と思っている状態のまま潜在意識が叶えてくれることを待っていても、それは、
「これ買いたいけど、でもやめとこうかな、やめとこう…」
と、注文をしていない状態のまま、宅配業者さんが商品を届けてくれるのを待っているような状態です。
そ、それはさすがにいくら待っても来ないですよ~、まず注文しないと…(;´・ω・)
本物の通販の話になると、
「そりゃ注文もせずにただ待つだけで来るわけあるかい」
と思うと思うんですが、これが潜在意識の話になると、なぜか注文していないのに待つ方がどっと増える印象です。
「待つだけでいい」というのはあくまでも、
「叶うという確信を持っているならば、そのあとは待つだけでいい」
ということです。
商品がほしいなら、やるべきことはただひとつ「商品を注文すること」だけ。
それと同じように、叶えたいのであればやるべきことはただひとつ、「願いは叶うと確信すること」だけですよ。
それさえすれば、
「え、なんか知らないけど叶った…。
うーん、思い返してみても何かした覚えもないし…ただ待つだけだったなぁ、不思議!」
ってなっちゃいますからね(*^^)v
叶うという確信さえあれば、あとは待つだけです。
待っているのに潜在意識の力で願いが叶わないという場合は、
「そもそも私は、叶うと確信していないのではないか?」
という点について考えてみてください。
通販といえば、宇宙に願いをオーダーするための「宇宙通販サイト」という面白いサイトもあります(*´ω`*)
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現実で辻褄合わせが起きる、と言うけれど…?
今回は「辻褄合わせ」についてです。
潜在意識のお話の中では、
「願いは叶うと確信していれば、現実で辻褄合わせが勝手に起こって叶う」
「自分から辻褄合わせをしようとしなくていい」
というふうに言われることがあります。
この辻褄合わせとはどういう意味なのか?
どうして自分からは辻褄を合わせようとしなくていいのか?
ということについて、詳しくお話していきます。
潜在意識の辻褄合わせは、誰もが経験していること
辻褄合わせとは、実はとっても簡単なことを言っています。
たとえばあなたに、ものすご~~く嫌いな人がいたとします。
するとその人に接するときに、ついつい顔がひきつってしまったり、口調が厳しくなったりしてしまうと思います。
好きな人にするのと同じようにニッコリ笑顔で、優しく…とは、なかなかいかないものですよね。
このように「笑顔で優しく」ができなくなるのは、潜在意識が辻褄合わせをしているからです。
潜在意識は、観念と行動の辻褄合わせをしたがる
あなたの潜在意識下には「相手が嫌い」という観念があります。
それなのに、その人に向かって好きな人にするように優しく…では、
持っている観念は「嫌い」なのに、現実で取っている行動は「好き」で、辻褄が合わなくなってしまいますよね。
潜在意識はそういう辻褄の合わないことが嫌いなので、
「嫌いという観念があるなら、その観念通りの行動を現実で取らせてあげないとね。
厳しい表情をしたり冷たい態度に出る、というのが、観念と辻褄が合っている行動なのだから、ちゃんとそう行動しなさいね」
というふうに辻褄合わせをしようとします。
顕在意識と潜在意識だと、潜在意識の力のほうが強いので、いくら顕在意識上で、
「この人にも好きな人にするように笑顔で!みんなに平等に優しく接しよう!」
と考えていても、
「いや、それじゃあ考えていることとやっていることが矛盾してるでしょ。
ちゃんと辻褄合わせができている行動を取りなさい」
という潜在意識のほうが勝つため、
「自分ではそんなつもりはないのに(潜在意識の力には逆らえないので)勝手に顔がひきつってしまう、勝手に口調が厳しくなってしまう」
といったことが起きます。
潜在意識の辻褄合わせは、いつでもどこでも起きている
「好きな人を目にすると、思わず笑顔になってしまう」
というのも同じ理由です。
潜在意識が「好き」という観念と辻褄の合う行動「笑顔になる」をあなたに取らせるので、あなたは自分でそんなつもりはなくても「思わず」そうなります。
「急がなきゃと思っていると、つい足取りが早くなる」
というのもそうです。
急ぐという観念があるのに、現実でゆっくりと歩いていては、観念と現実の辻褄が合っていませんよね。
なので潜在意識は、
「急ぐなら、ちゃんと急いでいるときのような行動を現実で取らないとね」
と辻褄合わせをしようとし、その結果あなたの足取りは「ついつい」早くなる、というわけです。
「潜在意識の力で、辻褄合わせが起きる!」
なんて言われると、まるで日常とはかけ離れたものすごいことが起きるかのように思えるかもしれませんが、実は潜在意識の辻褄合わせとは、誰しもの身にごくごく普通に毎日起きていることです。
潜在意識による「どうせ無理だ」の辻褄合わせ
このような感じで潜在意識は、いつでもあなたの観念と現実の辻褄合わせをしようとしています。
なのでもしあなたに、
「私には願いを叶えられない、どうせ無理だ」
という観念があるならば、潜在意識は、
「ではちゃんと、どうせ無理だという観念と辻褄合わせができている行動を取らないとね」
と働いている状態です。
日常生活の中で人はいろいろな行動を取ったりいろいろな選択をしますが、そのありとあらゆる行動・選択のたびに潜在意識はいちいち、
「どうせ無理だという人が取るにふさわしい行動はこれだよ」
「どうせ無理だという人が選ぶのにふさわしい選択肢はこっちだよ」
とあなたを導いている…ということ。
辻褄合わせは自覚できないので、防ぐこともできない
もちろん、自分ではそういう行動を取っている自覚はありません。
辻褄合わせは潜在意識に突き動かされて「つい」してしまうことですので、顕在意識上で、
「あ、私はいま、辻褄合わせのために行動しているんだな~」
とか、
「えーと、AとBなら…Aのほうが辻褄合わせができるな!よしAにしよう!」
なんて思うことはまずありません。
自分の行っている辻褄合わせに自分で気づくことができなければ、防ぎようがありませんよね。
防ぐことができないので、いつの間にやら勝手に「どうせ無理な現実」へとつながってしまい、
「ほらね、やっぱり私の思っているとおり無理なんだ…」
となってしまいます。
同様に「私にはできる」の辻褄合わせも起きる
こうなってしまわないように、引き寄せの法則ではさかんに、
「自分にはできると確信しなさい」
と言われています。
できると確信するというのは、できるという強い観念を持つ、ということです。
そうして「できる」という観念さえ持ってしまえば、上に書いたのとまったく同じ要領で、
「できる人が取るにふさわしい行動はこれだよ」
「できる人が選ぶのにふさわしい選択肢はこっちだよ」
というふうに、潜在意識はあなたを導きます。
この間も、顕在意識上での自覚はありません。
あれよあれよという間に潜在意識にできるほうを選ばされて、辻褄合わせをさせられていくうちに、
「なんか(顕在意識上では自覚できないから)わからないけど、できると信じたら(潜在意識が観念と行動の辻褄合わせをしたので)本当にできるようになった」
となります。
「私は、できるようになるためにこういう行動をしたのだ!」
という自覚がないため、自分ではなにかを頑張ったという感覚もない。
そのため引き寄せでは、
「成功するのに、努力はいらない」
ともよく言われますね。
これが、
「願いは叶うと確信していれば、現実で辻褄合わせが勝手に起こって叶う」
ということです。
自分で辻褄合わせをしようとしても、潜在意識に勝てない
「自分から辻褄合わせをしようとしなくていい」
と言われるのは、そのとおりだと思います。
多くの方が、「できない」という観念を持ったままに「できる現実」へとつなげようとします。
「無理だけど、できるようになりたい。
じゃあできるようになるためには…現実でこのような行動を取るべきだろうか?」
というふうに。
これは、顕在意識の力を使った辻褄合わせですね。
ただ最初のほうで言ったとおり、顕在意識と潜在意識では潜在意識の力のほうが強いです。
仮に顕在意識の力が3、潜在意識の力を97とすると、あなたが日常で取るいろいろな行動100個のうち、
3個は自分の意志で「できる行動」を取れるが、残りの97個では「できない行動」を無自覚に取ってしまうということ。
潜在意識が行う「できない辻褄合わせ」の数のほうが圧倒的に多いため、できないまま…となってしまいます。
なので、顕在意識上で「できるためにはどうすればいいんだろう?」と考える時間と労力を、
「できると信じること」
に使ったほうがよいですね。
できるようになるためにはどうすれば…?と頭をよぎるたびに、
「いやいや、『どうすればいいか?』じゃなくて『できる!』と考えるぞ!」
と意識して、できるということに意識を向ける。
そうしていけば徐々に「できる」という観念が強くなっていきます。
そして「できる」という観念さえ持ってしまえば、あとは潜在意識がその観念と行動との辻褄合わせを勝手にやってくれるので、
「なんかよくわからないけど、できると信じたらできた」
になりますよ(*^^)v
潜在意識の辻褄合わせは、誰もが日常的に行っていること。
「私にはできる」という観念さえ持てば、潜在意識が勝手に辻褄を合わせてできるようにしてくれる。
「潜在意識が現実の辻褄合わせをする」
というのの他に、
「潜在意識が現実の再配達をする」
と言われることもあります。
この再配達とはなんなのか?ということについて書いた記事もありますので、よければ参考になさってみてください↓
★潜在意識が現実の再配達をするって、本当?★
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アファメーションって、効果的な回数とかあるの?
今回は、アファメーションの回数についてです。
引き寄せの本やサイトで必ずと言っていいほど出てくるのが、アファメーションですよね。
私のこのサイトでも何度もアファメーションという言葉が出てきていますので、見てくださっている方からよく、
「アファメーションって、具体的にどのくらいの回数をするのがいいんですか?」
というご質問をいただきます。
疑問に思っている方が多い部分だと思いますので、回数についてお話してゆきますね。
アファメーションとは、自分の潜在意識を変える作業
まず、アファメーションが何かを知らない方のために簡単に説明すると、アファメーションとは、
「潜在意識の中にある観念を、新しいものに変えるための作業」
です。
たとえばあなたが「どうせお金持ちになれない」と思っているとします。
別にそんなことは思いたくもないのにそう思ってしまう…というのは、
その「どうせなれない」という観念が、潜在意識の中にまで刷り込まれてしまっている状態だからです。
潜在意識のお仕事は、観念を現実化することです。
なので「どうせなれない」という観念があると、
「よっしゃ、『どうせお金持ちになれない現実』を作るぞう!」
というふうに潜在意識が働き、お金持ちになれなくなってしまいます。
ならば、この観念を「お金持ちになれる」に変えるといいですよね。
そう変えることができれば潜在意識は、
「よっしゃ、『お金持ちになれる現実』を作るぞー!」
となりますので、お金持ちになれる、というわけです。
アファメーションによって、新しい観念を持つことができる
では、潜在意識に入り込んでしまった「どうせお金持ちになれない」という観念を、
「お金持ちになれる」という新しい観念に変えるためにはどうすればいいのか?
というと、何度も「私はお金持ちだ」と言うのが効果的です。
潜在意識って、偉大だ!万能だ!みたいに言われるのですが、実は万能というわけでもなく、頭がそんなに良くないという弱点も持っています。
決して賢くはないので、
「私はお金持ち、お金持ち、お金持ち、お金持ち…」
というふうに何度も何度も繰り返されると、
「へぇええ~~、そんなに何度もそう言うんならそうなんだろうな~(*´▽`*)」
…みたいに鵜呑みにし、古い観念のほうは捨てて新しい観念に従って動き始めます。
そうして潜在意識に新しい観念を持たせるため、「私は○○だ」と言うことをアファメーションと呼びます。
アファメーションの具体的な回数とは…
このような説明は別のサイトでもされていると思うのですが、これを読むとやはり、
「何度もアファメーションするのがいいのはわかったけど…。
『何度も』というのは、具体的な回数で言うとどのくらいのことを指してるの?」
という疑問がわきますよね。
ではでは、具体的にどのくらいの回数のことを指しているのかといいますと…、
そんな具体的な回数まで決まってないがな(´・ω・`)
「ぐっ…!!こ、こ、こいつ回数を教えてくれるのかと思いきや…!
わざわざフォントサイズを18ptにしてまで決まってないがなってなんやねん!!」
と思われてそうなのですが、で、でもでも、決まってないがな~(´;ω;`)
「漢字を覚えられるようになる具体的な回数は?」
ちょっと想像してみてほしいのですが、あなたが学校の先生で、生徒に漢字を教えているとします。
何度も繰り返し書くうちに人はその漢字を覚えていきます。
すっかり潜在意識下までその漢字が入り込むと、人はわざわざ「どう書くんだったっけ?」と考えなくても自然と書けるようになります。
なのであなたが、
「覚えるために何回も書いてみましょうね」
と言ったところ、生徒からこんな質問が来ました。
「先生、何回もというのは、具体的な回数で言うとどのくらいのことですか?
何回書いたあたりで私はこの漢字を覚えはじめることができるのか、回数を教えてください」
と。
これ、
「い、いや…そんな具体的な回数まで決まってないけど…」
とちょっと困ってしまいませんか?
私が、
「アファメーションを何度もするとは、具体的な回数で言うと何回くらいのことですか?
何回アファメーションをしたあたりで、潜在意識は変わり始めるのですか?」
という質問をいただいたときも、そのように「う、うう~む…」という気持ちになります。
さすがにこういったことは個人差のあることですし、具体的な回数というのははっきりと言いようがないですよね。
もしあなたが生徒さんに回答するならば、
「○回で覚えられます!というふうに決まってるわけじゃないから、覚えるまで回数を重ねてみてね」
と言うのではないかな?と思いますが、私も同様に、アファメーションの回数について質問をいただいたときには、
「○回で変わります!というふうには決まってないので、潜在意識が変わるまでやってみてください」
とお伝えしています。
アファメーションの回数を重ねること自体を目的にしない
…ということで、具体的に「アファメーションはこのくらいの回数が良いです!」ということは言えず、
「潜在意識が変わるまで回数を重ねてください」
としか言えないのですが、アファメーションをしているうちに、
回数を重ねることそのものが目的になってしまわないように気をつけてほしいと思います。
1度や2度のアファメーションだと潜在意識は変わらないので、回数を重ねることは大切です。
けれど、
「アファメーションの回数を重ねることが大切」
と聞くと、
「だったら、とにかく回数をこなさなきゃいけない!」
となってしまう方もいらっしゃいます。
ぶわわわわーーーーーーっと念仏のようにアファメーションを何百回も言って、
「よし、こんなに回数をこなしたんだからこれでアファメーションの効果があるかな…?」
とか、
「1分間に○回もアファメーションが言えたぞ!これで潜在意識が変わったはず!」
という感じになる方もいるのですが、これは潜在意識が変わりにくいです。
本当にただ単に、回数をこなしているだけだからです。
漢字を覚えるために、書き取りの回数を重ねること自体は大切なことではあると思います。
しかしかといって、
「回数を重ねるのが大切なのだから、1分間にできるだけたくさん書こう!」
とバババババーっと殴り書きをして、
「よし、こんなに回数を重ねたから、私はこの漢字を覚えたはずだー!」
…というのは、なんだかちょっと違いますよね。
アファメーションの回数を重ねる目的は「自分を変えるため」
アファメーションの回数を重ねるのが大事なのは、あくまでも「潜在意識を変える」という目的のためです。
なので、
「私は、自分のこれまでの観念を変えてやるんだ!」
という目的意識が希薄ですと、本当にただ回数をこなしただけで終わってしまい観念は変わらない…となりがちです。
「私はこの漢字をしっかりと覚えたい、覚えるんだ!」
という熱意を持って真剣に書くほど、少ない回数で覚えられると思います。
同様に、
「私は、自分のこれまでの考え方を変えたい、変えてやるんだ!」
という熱意を持って真剣にアファメーションを唱えるほど、少ない回数で変わります。
アファメーションをする際には、
「自分の潜在意識を変えるため(漢字を覚えるため)」
にするのであって、
「アファメーションの回数を重ねること(ただ書き取り回数を重ねること)」
が目的なわけではない、ということを意識しておくと、より少ない回数で変わると思います(*^^)v
「私は変わる」という目的意識をしっかりと持ってみてください。
アファメーションの回数をこなすことそのものが目的化してしまうと、潜在意識が変わりづらくなってしまいます。
回数…といえば、
「ありがとうを1000回言うと奇跡が起きる」
というふうに言われることもありますよね。
けれど、
「それを聞いてやってみたけど効果がなかった…。
私は特に、ただ回数を重ねればいいんだ!なんて思ってやってたつもりもないんだけど…何が原因なのかな?」
という方もいらっしゃるかもしれませんので、以下の記事も参考にしていただければと思います↓
★ありがとうのアファメーション、1000回やっても効果がないのはなぜ?★
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すべてはうまくいっているって……どこが?
今回は、「すべてはうまくいっている」についてのお話です。
潜在意識の話の中ではよく、
「大丈夫、すべてはうまくいっているのです」
「すべてはうまくいっていると唱えましょう。そうすれば潜在意識がうまく導いてくれます」
というふうに言われます。
これを聞くと、
「そうそう、すべてはうまくいって…いって…ねーーーよ!!どういうことじゃー!!」
とか、
「いやいやいや、すべてはうまくいっていると唱えると、なんで潜在意識が導いてくれるようになるわけ?どういう理屈じゃー!」
と言いたくなる方もいらっしゃるのではと思いますので、どういうことか?についてのご説明です。
良い側面から見るならば、すべてはうまくいっている
「すべてはうまくいっている」
というこの言葉、これは、
「すべての物事は良い側面を持っている」
と言い換えるとわかりやすいかな?と思います。
どんなことでもそうですが、物事って良い面と悪い面がありますよね。
バラの花の良い面はとってもキレイなところ、でも悪い面は棘があって危ないところとか、
お魚のフグの良い面はすごくおいしいところ、でも悪い面は毒があって危ないところとかとか。
どこの誰がどのような角度から見てどんなふうに解釈しても良い面しかなくて完璧です!ということもないし、
同じように、完全に悪い面しかないのでこれは絶対なる悪です!ということもありません。
どんなことにでも必ず、良いところと悪いところがあります。
潜在意識が悪い面を見ていると「うまくいっていない」と感じる
ということは、
「すべてはうまくいっているだなんて思えない。何もかもすべてが悪いように思える」
という方は、目の前で起きているすべての物事を、全部悪い面のほうからしか見ていないから悪いように思えるだけです。
仮に目の前で起きている物事すべての良い面だけを見ることができたならば、すべてはうまくいっているようにしか思えない、となりますよね。
よくテレビドラマで、
「ももももはや何の希望もない、俺はもうダメだ~…」
と頭を抱えている人のところにさっそうと助っ人が現れ、その事態をすべて良い方向へと変えてしまう、という展開があります。
これって、頭を抱えている人も助っ人さんのほうも、目の前にある事態は同じ事態ですよね。
その事態を悪い面から見ている人にとっては、確かになんの希望もないような事態に思えます。
けれど良い面から見る人にとってはいくらでもやりようのある、すべてうまくいかせられるような事態でしかありません。
頭を抱えている人も、事態の見方を助っ人さんと同じように変えれば、
「目の前では、すべてうまくいくような事態しか起こっていない」
ということに気づけたはず。
つまり、実はすべてはうまくいっているのだ、ということに気づけたはずです。
「すべてはうまくいっている」
というのは、
「あなたが気づいていないだけで、あなたの見ている物事には必ず良い側面がある。
その良い側面から見たならば、すべてはうまくいっている」
ということです。
いまあなたは目の前の事態に頭を抱えているかもしれませんが、助っ人さんみたいな見方ができるようになれば、
その事態をさっそうと解決!できちゃうかもしれませんよ~(*´ω`*)
すべてはうまくいっていると意識すれば、潜在意識は変わりだす
では、そのように物事を良い側面から見られるようになるためにはどうすればいいのか?というと、ここで、
「すべてはうまくいっていると唱えましょう。そうすれば潜在意識がうまく導いてくれます」
が出てきます。
潜在意識には、意識したものを集めるという特性があります。
これは難しい話ではなく単に、
「白い服がほしいな、と白い服を意識すれば、街で白い服を着ている人に自然と目がいくようになる」
というような話です。
誰にでもこういう経験はありますよね。
まず「白い服」と意識をすることで、それに反応して潜在意識のほうが、
「お、白い服に関心があるのね。じゃあ白い服に関する情報を集めてあなたに見せてあげるよ~」
というふうに働きはじめるので自然と白い服が目につくようになります。
「白い服を意識しましょう、そうすれば潜在意識がうまく白い服のほうに導いてくれます」
と言えますね。
これと同じ要領で、あなたがすべてはうまくいっていると意識をすれば、潜在意識はそれに反応し、
「おお、すべてはうまくいっているということに関心があるのね。
ほんならすべてはうまくいっているということに関する情報…、つまり、すべての物事の良い側面のほうの情報を集めてあなたに見せてあげるよ~」
と働きはじめますので、白い服に気づくのと同じようにして物事の良い面に気づくようになります。
こうして良い面に気づくのを促す意味で、
「すべてはうまくいっていると唱えましょう。そうすれば潜在意識がうまく導いてくれます」
と言われています。
潜在意識により強く働いてもらうため、口に出して唱える
わざわざ口に出して唱えるのは、より強く「すべてはうまくいっている」ということを意識するためです。
どんなことでもそうですが、頭の中で漠然と意識しているよりも「こうだ!」と口に出してハッキリ言ったほうが意識は強まりますよね。
しっかりと口に出すことでより強く意識し、より強く意識することで潜在意識がより強く働きだし、
より早く物事の良い面に気づけるようになることを狙って「口に出して唱えましょう」と言われています。
すべてはうまくいっていると思考するのが先
よく、
「すべてがうまくいっている現実になればすべてはうまくいっていると思うけれど、まだうまくいっていないのにうまくいっているとは思えない」
と言う方もいらっしゃるのですが、これでは潜在意識はうまく働いてくれなくなってしまいます。
これは、
「うまくいった後になってからうまくいっていると思考するので、今はまだうまくいっていないと思考します」
ということですよね。
すると潜在意識は今現在している「うまくいっていない」という思考に反応し、
「ほいほい、うまくいっていないということに関する情報を集めればいいのね?
だったら、物事の悪い側面のほうを見せてあげなくちゃ!」
と働くため、うまくいっていない現実を見ることになります。
まず先に、うまくいっていると思考をする必要があります。
①なにかしらの思考をする
↓
②その思考の影響を受け、潜在意識がその思考にそった情報を集める
↓
③現実で見えるものが、思考する前と違って見えるようになる
この順で働いているのが人間の脳ですので、最初に思考をしてくださいね。
「すべてうまくいってからすべてはうまくいってると思おう」
ではなく、
「すべてはうまくいっていると思うからすべてうまくいく」
です。
潜在意識をより早く変えるため、ぜひ日常でも良いこと探しを
唱えはじめのころは、「すべてはうまくいっている!」と意識したあと、
「いやでも、うまくいってないんじゃないの?」
というふうに思い直してしまうことが多いかと思いますが、
「おっと、こうしてうまくいってないんじゃないの?と思考するから、潜在意識がうまくいってないことを探して、うまくいってない面しか見られなくなるんだったな」
と意識して、またすべてはうまくいっていると思い直してください。
日常生活の中で、物事の良い面をいろいろと考えてみるのも良いと思います。
簡単なことでいいですので、たとえば、
「私、りんごは嫌いなんだよね。でも、赤色は好き。りんごにも良い面があるな」
「駅まで歩くの面倒だな…。でも、歩くのってすごく健康にいいって言うし、それは歩くことの良い面だよね」
などです。
そうして意識的に良い面を見るようにすればするほど、潜在意識がそれに反応して強く働きはじめ、すべてがうまくいっている現実を見せてくれるようになりますよ(*^^)v
気づいていなくても、物事には必ず良い側面がある。
本当は既に、すべてはうまくいっている。
潜在意識の話では、「すべてはうまくいっている」のほかに、
「あなたの望むものは、すべてある」
というふうに言われることもありますよね。
この言葉も、
「そうそう、すべてある…って、いやないよ!どういうことだよ!」
と突っ込みたくなる方が多いのではと思いますので、よければ以下の記事も参考になさってみてください↓
★すべてあるって、どこにあるの?★
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本当に、やりたくないことはやらなくていいの?
今回は「やりたくないことはやらなくていいのか?」についてです。
潜在意識の話の中ではよく、
「やりたくないことはやらなくていい、やりたいことだけやればうまくいく」
と言われますよね。
でもこれを聞くと、
「いやいやいや、やりたくないことだからってやらずにいていいわけ?
そんなの、うまくいくどころかダメになっていきそうなんだけど…」
と、誰しもが思うのではないでしょうか。
なので、今回はここについて詳しくお話していきます。
やりたくないことは「快楽か歓喜か」を基準にしてみる
何かに対してやりたくないと感じたとき、やらないでいたほうがうまくいく場合と、やらないでいるとうまくいかなくなってしまう場合があります。
「じゃあ目の前のやりたくないことが、やらないでいるとうまくいくことなのか、
それともうまくいかなくなってしまうことなのかって、どうやって判断すればいいの?」
というと、
「これをやらないでいると、快楽を得られるだろうか?それとも歓喜が得られるだろうか?」
というふうに考えてみてください。
快楽を得られると思った場合は、やりたくないことをやらないでいるとうまくいかなくなってしまいます。
けれど歓喜を得られると思った場合は、やりたくないことはそのままやらないでください。やらないほうがうまくいきます。
ちょっとこれだけじゃわかりにくいので、もう少し詳しく説明してきますね。
人が潜在意識の底の底から望むのは、歓喜
私はダンスレッスンに通っているのですが、そのダンスの先生が以前に「快楽か歓喜か」というお話をみんなに向けてしたことがありました。
「ダンスに限らないけど、物事は快楽を求める人ではなくて歓喜を求める人のほうがうまくいくよね。
練習はやりたくないことだから、家でテレビを見ているほうが楽だからと目先の楽…快楽を求めてやらないのもアリ。
ただ、快楽を得た代わりに歓喜を失うことになる。
『できないことを練習してできるようになったぞ、嬉しい!自信がついた!』
という歓喜、向上心を持って取り組んでいる人たちと分かり合う歓喜などは手に入らない。
人はつい快楽に手を出してしまうけれど、本当は誰だって快楽ではなく歓喜を手にしたいはずだし、ちゃんと歓喜にフォーカスしている人はうまくいく」
という内容でした。
これを聞いたときに、ほんとにそうだな~と思った覚えがあります。
目の前のことを避けて楽をしたいというふうに快楽を求める気持ちは、誰しも大なり小なり持っているとは思います。
けれど、
「私の本当の本当にやりたいことは、目先の快楽を追い求め続けることです!
目先のことしか考えなかった結果自分が何を失うことになっても、目の前の快楽だけを追って生きていく!
心の底からそんな自分でありたいと望んでいるんです!」
…な~んて方はそうそういないと思うんですね。
それよりも、そうして楽を追い求める心を克服したい、もっと強くありたい、成長したい、誇れる自分でいたい…というふうに、歓喜にあふれた人生を望む方のほうがずっと多いと思います。
快楽を求めるよりももっと強く、歓喜を求めて生きているということですよね。
ならば、
「いま、私はこれをやりたくないと思っている。
ではこれをやらないことで、私が得るのは快楽だろうか?それとも歓喜のほうなのだろうか?」
と自分に問いかけてみると、そのやりたくないことをやったほうがいいのか、やらないほうがいいのかがわかりますよね。
快楽にフォーカスすると、潜在意識に罪悪感が募る
「やりたくないことだと感じる理由が、快楽を得たいからだ」
というのがどういうときかというと、なにかを「面倒くさいな」と思ったときなんかがそうですよね。
「洗濯するの面倒でやりたくないな~、やらなければダラダラできるしな~」
とか、そういうことです。
こういうのって、後回しにしてやらなかったその一瞬だけは確かに楽になりますよね。
ただしそれと引き換えに、罪悪感や後悔を手にすることになった…という方は多いのではないでしょうか。
本当の本当は、
「それをちゃんとできるような人間でありたい」
と望んでいるのに、その本当の望みに背いて一時の快楽を選んでしまったがために、
「私は目の前のことから逃げてしまった、本当に望んでいることができなかった」
という思いが生まれてしまう。
こういう罪悪感は、感じれば感じるほどに潜在意識下に募っていき、自信が失われていきます。
そうすると潜在意識は、
「この人は罪悪感が好きなのか。それなら、もっと罪悪感を感じていられるようにしてあげなきゃ。
ちゃんと自信がないままでいさせてあげよう!」
というふうに働きはじめるので、物事がうまくいかなくなります。
ちょっと面倒だし…という理由でやりたくないなというときには、
「だけど、私が本当にほしいものは歓喜のはずだ」
と意識して、思い切ってやってみてください。
やる前は面倒で嫌だな~と感じますが、けれどやった後には、
「私はちゃんとやろうと思ったことをやったぞ」
という歓喜を得られます。
この歓喜も、感じれば感じるほど潜在意識下に募っていきます。
すると潜在意識は、
「この人は歓喜が好きなのね。じゃあもっと歓喜を感じられるようにしてあげよう」
という方向に向かいますので、物事がうまくいくようになりますよ。
歓喜にフォーカスすると、潜在意識に自信が募る
「やりたくないことだと感じる理由が、歓喜を得たいからだ」
というのがどういうときかというと…。
たとえば、
「私は休日は一人で静かに好きなことをしたい」
と思っているとします。
これは自分の望むようにその日を生きたい、自分らしく過ごす歓喜を得たい、ということですね。
しかし小さなころから親に、
「友達が誘ってくれたんだから外に遊びに行きなさい!一人でいたいなんて、なんという暗い子なの!!」
というふうに言われて育ってきたために、
「人から誘われたら、嫌でも断らずに行くべきである」
という固定観念が潜在意識下にあるとします。
すると人から誘われたときに、
「行きたくないけど…行かなきゃ…行くべきだもの…。でもでも、本当の本当は行きたくないよ…」
と感じますよね。
このように、
「やるべきだとは思うが、でもそれをやると私は私らしくいられなくなってしまう。
自分自身として生きる歓喜を得られなくなるから、やりたくない」
という場合には、思い切ってやらないほうを選んだほうがうまくいきます。
最初は勇気がいるかもしれませんが、思い切ってやらないほうを選択すると、
「自分らしくいるとは、こんなに嬉しいものなのか!」
という歓喜を得られます。
そうしてやりたくないことはやらないようにしているうちに、
潜在意識下にあった「こうするべきである」という固定観念は消えていきます。
そして今度は新たに、
「私は固定観念どおりにしなくていい、自分らしく生きていいんだ」
という自信や歓喜のほうが潜在意識下に募っていきますから、
「では、より自信にあふれ、歓喜に満ちていられるようにしてあげよう」
というふうに潜在意識は働きはじめ、うまくいくようになりますよ。
「やりたくないこと=自分自身でいられないこと」と考えてみて
「やりたくないことはやらなくていい」
というのは決して、一時の快楽だけを追い求めていればそれでいいのですよという意味ではなく、
「人から『ああするべきである、こうするべきである』と言われたことを、無理してやることはないんですよ」
「自分が自分であるために必要のないことは、やらなくていいんですよ」
というような意味だととらえてみてください(*´ω`*)
あなたが今やりたくないことは何ですか?
それをやらないことで手に入るのは、一時の快楽ですか?
それとも、自分が望む自分でいられるという歓喜ですか?
潜在意識の話だと、
「やりたくないことはやらないほうがうまくいく」
というののほかに、
「何もしなくてもうまくいく」
というふうに言われることもありますよね。
これも、
「おいおい、何もしなくてうまくいくなんてことあるの…?」
と感じる方が多いかと思いますので、以下の記事も参考にしていただければ幸いです↓
★何もしない?潜在意識は本当にそれで叶えてくれるの?★
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引き寄せについて、さらに詳しく動画で学んでみませんか?
引き寄せで誤解しがちな点の解説や、願いが叶いやすい願望設定の仕方などについてお話しています。
動画の詳細については以下からどうぞ。
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山根洋士さんという方の動画で、とてもわかりやすく引き寄せについて解説をなさっています。
先日、動画がすべてリニューアルされてさらに理解しやすくなりました。
初めて見る方はもちろんのこと、以前に一度見たことがあるという方も、一新された内容がお役に立つのではないかと思います。
4話ともすべて無料です。